2000年12月22日更新(2001年1月8日ページ移動。2002年11月17日および2003年9月8日一部写真削除)
12月22日(金) 故障した G4 Cube が戻ってきました大学で使用している PowerMac G4 Cube が故障したこと(こちらとこちら)はお伝えしましたが、昨日(21日)やっと戻ってきました。
書類を読むと予想した本体交換ではなく、電源のスイッチ、グラフィックアクセラレータ基板、そしてなぜかDVD-ROMプレーヤが交換されていました。一体どうなっているのでしょう????
幸いハードディスクは無事だったので、これだけは唯一の慰めです。それにしてもとてもMac OS X(「テン」と読む)を使う気にはなれないし、このごろはMac OS の優位性−−漢字Talk7.1〜Mac OS 7.6.1までが全盛期−−もなくなっているし、アップルは赤字だし......本当にソニーのB5ノート型VAIOに乗り換えようかなと思っている西村センセイでした。
今日、帰宅したら小1の娘から小学校のPTAの会報誌にセンセイが出ていることを教えられました。下の写真が会報誌((c)新潟県柏崎市立比角小学校PTA)ですが、秋に行われた「親子でチャレンジ」(こちら)の報告が載っています。
右の写真がその拡大図ですが、いつものジーパンに白衣を着た西村センセイが、「いらいら棒」という簡単な電気の実験器具の作り方を説明している場面です......といっても、それまで作ったことはなかったのですが。親子の感想文も添えられていて、何とか皆様に楽しんでいただけた様子です。ありがたや、ありがたや。......後で聞くと、参加者の中には小・中学校の現役の先生(様)もいらしたのだそうです。
ふと気づいたのですが、自分が白衣を着ている写真って、初めて見ました。とても不思議な気分です。貴重なショットですね。
12月17日(日) 不連続的柏崎紹介講座:起業家プロジェクトを訪問しました新発田市内中心部と同様に、センセイが住む柏崎市内もすっかりさびれています。センセイが子供の頃は1日1万人もの人が柏崎市中心部を通っていたのですが、今ではその1/10(!!)位だそうです。
その現状を打破しようと、市と商工会議所が巨大な市街地再開発計画−−あまりうまくいきそうにありませんが−−を実行しています。
他方、若手商店主の中にもお金をかけない新しい動きが見られ、その一つが起業家プロジェクトとして動いています。
開始直前の様子はすでにお知らせしました(こちらとこちら)が、今日、初めてプロジェクトの会場、「えんまーケット」(写真)に入ってみました。お店は廃業した店舗を一坪くらいの大きさの六つのブースに区切って使用しています。しかし、お店は婦人服、輸入雑貨、電話取り次ぎ(他)、釣り具の店の四つしか入っておらず、残りのブースはこの取り組みを知らせる掲示物が貼ってあるだけでした。店員が全部で二人しかいない(残りは無人)し......そして何よりもお客さんはセンセイだけ。クリスマス前のボーナスサンデーだというのに店の前を通る人はおらず(実話)、やはり病状は深刻なようです。
それでも、このプロジェクトを実行し、そしてそれに参加して出店したお店の勇気は讃えるべきでしょう。家賃等は極めて低く抑えてあるので、万一失敗したとしても、失うものより得るものがはるかに大きいと思います。
がんばれチャレンジャーたち。
12月16日(土) 西村センセイの不連続お料理講座(2):焼きソバ篇すっかりお久しぶりの(前回はこちら)西村センセイのお料理講座、今日は焼きソバ篇です。
西村センセイが作る焼きソバは好評で、学生の時はセンセイのアパートに、わざわざ周囲の学生がセンセイの焼きソバを食べに来ていたほどです。今ではすっかり腕も落ちてしまいましたが......。
まず、材料を用意します。野菜や肉は適宜お好みに応じて。センセイはキクラゲを入れたい......けれど少量のものはなかなか売っていない。
肝心なのは麺。普通のもの(茹で麺)でかまわないのですが、冷蔵庫で保管していると固くくっついてしまっているので、袋詰めのままお湯の中で暖めておきます。料理前には袋から出し、ほぐしておくのもテです。調味料も揃えておきましょう。準備ができたら、ビールを一杯。精神を集中します。
それではいよいよコンロに火を入れ、フライパンを暖めます。
最初に肉と野菜を入れて、比較的弱火で炒めます。焦げ目を作らないように野菜をまんべんなく炒めるコツはうまく野菜を返すこと。知らない人はフライパンを振り回したりしますが、火から遠くなりますし、何よりも、うまくいかない。野菜をくるくるとひっくり返すコツは、フライパンを「平らに引く」ことなのです。ご存じでした?
ざっと野菜に火が通ったら−−固くても大丈夫−−ほぐしておいた麺を入れて炒めます。「もうちょっとかなぁー」というタイミングで麺を入れるのがコツです。火も少し強めましょう。
麺を入れた途端にフライパンにくっつきやすくなります。そのため、様子を見ながらくっつきそうな段階で日本酒を周囲から注ぎます(日本酒がなければただの水でも可)。多すぎないように。意外に思われるかもしれませんが、「焼きソバ」というのは実は「蒸しソバ」なのです(固焼きソバを除く)。家庭用のコンロは火力が弱いので、ここではまだ調味料は入れません。
少し間を置いて、お醤油(ないしはお醤油系の調味料)を少しだけ入れ、麺を試食して「固さがもうちょっと」と思ったら火力を弱めて、ウスターソースないしは袋入りの調味料を満遍なく入れます。どうしても調味料は場所が偏りがちなので一生懸命がんばります。試食するのなら、「もう少し調味料を入れたいな」という所でやめます。試食していると味覚が鈍って、塩辛さに慣れてしまうのです。
ここで火を止めます。これ以上火を入れておくと、調味料が食材の中まで入ってしまい、実際の量以上に塩辛く感じます。袋入りの調味料は辛いので、実はセンセイはほとんどソースだけで作ってしまいます。
火を止めてもまだ余熱があるので、もう一度食材を返して盛りつけます。で、できあがり(写真)。今日はキャベツと肉だけで作りましたが、けっこううまくいきました。
中華料理のコツはスピードとリズムです。人生と同じですね。わかるかな?
今日は平成12年12月12日。何だかとてもめでたい、めでたい。仙台の郵便局ではこれを記念して120円切手のシートを発売したそうです......去年も11年11月11日で盛り上がっていたような気がしますが......。
で、もうすぐ新年。皆さんもいろいろな準備に追われていることと思います。
その代表選手が年賀状。皆さんはどうしていらっしゃいますか?
センセイは字が下手なので、Macを買ってからずっと宛名と裏面の両面をレーザープリンタで印刷しています。
この時に問題となるのが年賀状の丸みなのです。レーザープリンタで葉書を印刷すると、写真の左のようにきれいに丸まってしまいます。特に先頭の部分(左側の葉書の右端)は急カーブになっています。
このままだと裏面を印刷する時にプリンタが受け付けてくれません。そこでセンセイは今まで、圧力をかけて何とか無理矢理丸みを取っていました。半年くらい前に「伊藤家の食卓」という番組を見ていたら、丸まったポスターをお風呂に吊るして湿気を与えてから乾燥するときれいに延びる、というのがありました。そこで、ふと気づいたのですが、葉書の丸みも湿気のせいではないかと考えたのです。
つまり、レーザープリンタの場合、ドラムで熱をかけてトナーを固定します。この時に熱で片面だけ湿気が少なくなるのでは、というわけです。先頭の部分が特に丸まるのは温度が特に高いからなのではないでしょうか。で、実験してみました。お風呂場、というわけにはいかなかったので、葉書を1枚ずつ手で挟んで湿り気を与えるときれいに丸みが取れました(写真右)。本当にコロンブスの卵という感じです。乾燥肌の人はちょっと別な方法を考えなければならないでしょうが、センセイのようにしっとり肌の人はぜひ試してみてはどうでしょうか。
それに何といっても、葉書を暖めていると、1枚1枚に愛情が......。
12月11日(月) 待つ側、忘れる側 −−完成したトンネルの見学会に行ってきました−−飛び地、ってご存じですか?
センセイの実家のある西山町は、柏崎市と刈羽村に接しているのですが、この刈羽村には大きな飛び地があるのです。
国道8号線を長岡から柏崎へ向かう時、曽地(そち)峠の手前であやしげなホテルが乱立する地域があります。この辺が刈羽村の飛び地で、実はセンセイの実家の奥にあたるのです(地図を描くとややこしくなるので省略)。で、この地域は交通の便が悪く、「陸の孤島」に近い状態でした。役場のある刈羽地区へ行こうとしたら、ひとまず長岡へ出て、それから曽地峠を越えて柏崎市へ入り、それから刈羽へ向かうという有り様だったのです。
この不便を一挙に解決するために、センセイの実家のある地区の奥に新しい「沖見峠トンネル」が掘られました(上の写真:西山町側から撮影)。これで本村と飛び地の交通の便は劇的に改善されます。センセイの実家のある地区は日本で初めて「燃ゆる水」、すなわち石油を献上したそされる場所で、その分、地質は軟弱です。何年もかかって、やっと完成しました。なお、沖見峠は長岡と柏崎を結ぶかつての街道の要衝−−というほどでもないか......−−で、参勤交代の殿様も、松尾芭蕉も通っています。
開通は12月27日なのですが、それに先だって、昨10日に見学会という歩き初めの会が開かれたので参加してきました。西山町側(上の写真)はただトンネルがあるだけだったのですが、刈羽村飛び地側(下の写真)は集落を挙げての大歓迎で、お酒、甘酒、おでんにたこ焼きなどを無料でごちそうになりました。盛り上がりの度合いが全然違います。
考えてみると刈羽村飛び地の人々は首を長くして開通を待っていたのに、西山町側の人は「トンネルができるんだってね」くらいの感覚なのですね。相手の立場に立つというのはなかなか難しいものだなぁーと思いました。
未使用の新しいトンネルというのはとても不思議なものでした。最新の防災装置もあったりして、ずいぶん時代が変わったんだなぁーと感じたのでした。
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