2001年5月5日更新(2001年5月14日ページ移動。2002年11月17日、2003年12月21日および、2004年4月16日および5月3日一部写真削除)

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−−2001年5月第1週−−

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5月5日(土) 一族総出での屋外山菜採りパーティー

 こどもの日をいかがお過ごしでしょうか。今日も実家での話題です。今日は実家に親戚がやって来て、皆で山菜採りに出かけました。

 30年前くらいから山菜採りがブームになっています。自然食志向も関係していると思います。センセイの実家の近くでもワラビにゼンマイ、ウド、蕗などが採れます。で、結構穴場だったりします......内緒ですけど。

 地域の人間にとって、外部の人間は山菜を根こそぎ持っていたり、畑に入り込んだりする煙たい存在です。そのため主要な進入路には立ち入りお断りの立て札が立っています。......でも土地やそこからの生産物が「誰かだけのもの」という発想の方は、あまり問われていません。

 大人の論理とは無関係に、子供たちは田舎の春を満喫しています。センセイも子守でつきあいましたが、咲き乱れる花々に惹かれてチョウチョ(アゲハのようなものもいた)、シオカラトンボ、ハチ類、正体不明の小型の虫が飛び交っていました。子供たちは相変わらず全身を汚しながら、田植えの終わった田圃でおたまじゃくし取りに夢中になっていました。時々、「ラッキー!! ヤゴ(トンボの幼虫)を捕まえた!!」などという声を聞くことができました。

 昼は全員揃っての昼食(下の写真)。

 

 木陰を捜して−−ただし、ひなたにはみ出ている人間多数あり−−大人や子供、総勢15人が入り乱れて一緒に食事を取りました。これくらいの人数になると準備も大変で、で、西村センセイも西村家の10代目として動員されたというわけです。写真中、4人がすでにアルコールでできあがっているところが西村家の特徴ですし、この状態でさらに山菜採りに出かけてたりします(何と危険な!!)。戻ってからさらにヘベレケになるまで飲んでいるあたり......もう、つ、つきあいきれない!!

 写真の背景は西村家の棚田です。

 高齢ではありますが、センセイの母親が働き者なので、西村家の田圃に関しては手入れが行き届いています。しかし今や、その周囲の他人の田圃だった所はすべて荒れ果てています。農業の後継者がいないので耕作放棄するしかないのですね。

 皆さんがご覧になったこの写真は、いわば20〜30年前の日本のごく普通の風景、しかし今ではほとんど見ることのできない風景です。それがセンセイの実家では奇跡的に残されているわけです。

 この間に社会構造が激変し、日本の農業は崩壊寸前に追いつめられています。

 センセイは「日本の農業は単なる被害者だ」というほど単純には考えていません。しかしこの写真の背後に私たちの食生活や、農業、家族、そして自分自身のアイデンティティーの問題があります。

 西村センセイ個人の問題だけではありません。激変する社会状況の中で、問題をどう捉え、どう解決していくか考える......実はごく身近で差し迫った問題なのですが、しかし多くの人にとっては、いわば他人事のようなのです。

 正面から問題を捉えられれば、その解決は案外簡単だったりするのですけどね......。



5月4日(金) 田植えから戻りました(続) −−子供たちの田植えデビュー−−

 昨日に引き続き、西村センセイの実家での田植え(他)の様子です。

 皆さんがご覧になる田圃は、稲作シーズン以外は乾いていて、畑のようになっていると思います。これが「乾田」で、給排水システムが整備された田圃です。
 しかし田圃はいつでも水が張られている「湿田」が本来の姿のです。

 センセイの家の田圃は湿田なのですが、この湿田や川辺にはいろんな生物が住んでいます。
 最初の写真は田植え後の田圃をおたまじゃくしが泳いでいる様子−−わかりますか?−−ですが、他にもタニシ、ヤゴ、ゲンゴロウなどが生息しています。

 田植えなどの作業はこの田圃の中で行うのですが、田圃、特に湿田はぬかるんでいて、慣れないと歩くことすら困難です。現在は農作業用の特別な長靴を履くのですが、センセイが子供の頃は素足で入っていました。

 今回の田植えでは2人の子供が田植えデビューを果たしました。
 農家にとって子供、特に小学校の中学年以上は貴重な労働力です。
 右の写真は小5と小2の兄弟、そして小2のセンセイの娘(左手後方)の様子ですが、この子たちは自分から希望して田植えに挑みました。

 特に小2の二人は初めてなのに、案外頑張って一生懸命植えていました。センセイの子供の頃よりも上手です。でも兄弟の方はすぐに兄弟ケンカをして、弟の方が田圃の中で転んでしまい、泥だらけになっていました。

 小さい子供たちは農作業の脇で皆で遊んでいます。格好の材料(?)はおたまじゃくし。
 3歳(!!)から9歳までの子供たちがおたまじゃくしを捕まえてはまた田圃に戻していました。
 乾田では蛙の卵が育ちにくいので、おたまじゃくしはめずらいいものになっているのだそうです。

 おたまじゃくしに飽きると水辺で遊んだり、泥団子を作ったりして遊んでいました。

 昨日は弟(×2)家族も集合したので、合計15人もの人間が実家に出入りしていました。
 小さい子供たちは一緒になって遊んでいますが、小学校の高学年以上はゲームボーイをしたり、テレビを見ていたりバラバラです。ふと気づくと昼間なのにビールを飲んで寝てる人間がいたりします(センセイではありませんョ)。

 家族総出で農作業をしたり、年齢差を越えて子供たちが遊んだり、田圃にたくさんの生物が住んでいたりするセンセイの実家のでの様子は、20〜30年くらい前まではごく普通に見られた光景なのです。しかし社会構造の変化で、今ではすっかり見られなくなってしまいました。




5月3日(木) 田植えから戻りました(速報版)

 連休後半をいかがお過ごしでしょうか。全国的には必ずしも天気がすぐれないようですが、当地では何とか雨粒がパラつく程度ですみました。

 西村センセイは休日を利用して西山の実家で田植えをしてきました。
 詳細は追ってお知らせしますが、作業が予定より早く進んだので早めに戻ってきました。今晩はその様子の一部をお知らせします。

 実家はいろんな花につつまれていました。ピンクの芝桜、だいだい色のつつじ、そして牡丹までもが美しさを競うように咲き誇っていました。

 手植えでの田植えは、まず「定規づけ」と呼ばれる、苗を植える目標となる位置を特製の機具を使って決めることから始まります。

 西村家の場合、何故かこれはおじいちゃんの仕事ということになっていま。で、おじいちゃんは何故か自分では田植えをしないのです。「だってそれは自分の仕事じゃないから......」だそうです。

 主役のおばあちゃんは「今年が最後かなぁー」などと言いながらも、写真のように気合いを入れて最後まで働いていました。

 田植えの様子の続きはまた、明日。......田植えのもう一つの主役、子供達の様子にもご期待ください。



5月2日(水) 新型iBookの衝撃!! −−西村センセイも購入か!?−−

 アップル社は5月2日、新型iBook(写真:Appleのサイトより)を発表しました。

 新型iBookの特徴はきわめて「まっとうな」正統派ノートパソコンであること、小型軽量、そして低価格です。サイズはA4、重量は2.2Kg、価格は\158,000(!!)からとなっています。

 

 これまでのカラフルなiBookからは予想できなかった路線変更。しかし製品としてはとても納得できる構成で、もちろん大歓迎です。
 で、新型iBookのおかげで、西村センセイのMac人生が変わりそうなのです。愛機PowerMac 8500やPowerBook 2400cが性能的に限界に近づいており、特に外出時や大学での使用方法に難がありました。そのため自宅のものに加えて大学用にもG4 Cube−−これ自体は良くできている−−や関連機器を買ったばかり(こちら)なのですが......またまたMac貧乏になりそうです。

 新型iBookの件に関しての続きはこちらから。


お知らせです。

 センセイは今日の夕方から実家へ移動し、田植えをしています。実家にモジュラーコンセントがないため、4日までE-Mailは受けられません。またこの間、ページの更新ができませんので悪しからずご了承ください。田植えの様子、楽しみにしていてください。

 それでは行ってきまーす。



5月1日(火) 廃業が急速に進む柏崎市東本町商店街

 今日は連休の中日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
 お勤めの人ももちろん多いようですが、お休みの人もかなりいるようで、家族を乗せて走る県外ナンバーが多く見られました。
 郊外のショッピングセンターにもたくさんの人が繰り出していました。

 夕方に自転車で東本町商店街へ出かけたのですが、こちらは人の姿がまばら。新しく再開発された地区にも帰宅途中の高校生の姿しか見えません。

 そんな東本町商店街、中でも本町三丁目の落ち込みが特に目立ちます。

 本町三丁目は有名なえんま堂(こちら)があり、毎年6月に開かれるえんま市(こちら)の中心となります。
 かつては市内の商店街連合会の会長も務めた(はず)の洋品店(上の写真)や有名なレコード店(下の写真)も閉店だそうです。
 レコード店には高校生の頃ずいぶんお世話になったのですが......。「後継者なきため」という説明が泣かせます。3月末で閉店していたことに気づかないくらいの静かな終わり方でした。



4月30日(月) 日本タンポポと西洋タンポポ −−みどりの日に−−

 事の起こりは昨日。

 所用があって実家に娘を連れていったのですが、娘が実家近くで見事なタンポポ畑(?)を見つけました(上の写真)。......といっても写真より実物の方がずっときれいですが。

 娘は喜んでタンポポを摘み始めました。これだけたくさんあるので、まぁ、いいかと思ってそれを許し、娘とともに実家へ戻ると、母親がこれらはみな日本タンポポであると教えてくれました。

 確かによく見ると(真ん中の写真)、萼(がく)、すなわち花びらの下(つまり外側)にあって花弁を囲む部分が上を向いています。
 ちょっと良くわからないかもしれませんが、柏崎の自宅近くの西洋タンポポ(下の写真)と比べると違いがわかるかもしれません。西洋タンポポは萼が下に垂れています。

 全国的には外来の西洋タンポポが勢力を拡大しているので、みんなそうなんだと思いこんでいましたが、在来の品種もちゃんと残っているのですね。

 雨との天気予報も外れて、連休前半、当地は良い天気に恵まれました。

 柏崎駅への通勤路のポプラもすっかり緑の葉が生い茂っていました。写真は少しくすんで見えますが、実物はとても鮮やかで若い(?)緑色で、生命力を感じます。

追伸:
 柏崎市出身の関係者へのご連絡です。
 右の写真は駅前公園と日石工場の間なのですが、日石は近いうちにここから撤退するそうです。日本石油(株)発祥の地を捨てるわけです。



4月29日(日) とっても楽なノンリニア・ビデオ編集 −−お手軽 iMovie 2 !!−−

 連休前半をいかがお過ごしでしょうか。新潟はここ数日とても良く晴れの日が続いていますが、明日は雨になるようです。

 センセイはずっと自宅で仕事です。でも合間を見つけて、というか気分転換に、家庭用DVカメラで撮ったテープをMac上で編集しています。

 使用するソフトはG4 CubeにバンドルされていたiMovie 2 というソフトです(上の写真)。
 使用方法はとても簡単。MacとDVカメラを接続して、必要な場面を取り込み(Mac側からビデオを操作できる)、写真右側のように「クリップ棚」に並べ、それを写真下部に並べるだけです。不要な部分のトリミングも簡単にできます。音声やタイトルもつけられます。

 以前は別なMacの上で別なソフトを使っていた(こちら)のですが、MacとiMovie 2 の組み合わせの方がはるかに直感的かつ便利で、「あの苦労は何だったんだ......」という感じです。ホームビデオの編集には最適ですね。
 今編集しているのは弟家族のスキーの様子(下の写真)などです。連休後半に田植えのためにファミリーが集合した時に見せるものです。

 しかしファミリービデオ以上のものを作ろうとすると残念ながらiMovie 2 では明らかに役不足です。テロップや音声の制約が大きく、画像を重ねることもできません。やはりAppleのFinal Cut Pro 2やAdobeのPremiere 6.0などが欲しくなります。

 特にFinal Cut Pro 2は6月からアカデミック版が、何と、29,800円(Apple Store価格)で販売されるそうです。Mac貧乏の西村センセイですから、きっと買うんだろうなぁー......アハハ。




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