2003年11月29日更新(2003年12月8日ページ移動。2004年2月2日一部写真削除)

最近のニュース(バックナンバー)

−−2003年11月第5週−−

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11月29日(土) タモリ倶楽部で紹介された...

 西村センセイは現在、愛知県大府(おおぶ)市に滞在して、当地の大学で開催されている学会に参加しています。

 昨日の研究会が終わってから、成り行きで夜の六本木に繰り出しました。オトナはお付き合いも大切な仕事なのです。

 おかげで、定宿(じょうやど)にしている田端のホテルにたどり着いたのは日付が変わってから。
 今朝は早い予定を組んであったのですが、ビールを飲み直したので、就寝は2時過ぎになってしまいました。

 目覚ましを5時半にセットしたので大丈夫、と思っていると......外が少し明るい!! 焦って時計を見ると6時を過ぎています。酔っ払っていたので、タイマーのセットを間違えてしまったようです。

 ゆっくりしていると、今日の予定がグチャグチャになるし、旅の朝に寝坊したことがないという記録−−たいした意味はないのですけど−−を破ってしまうことになるので、すぐさま準備をして予定の電車に乗ることにしました。

 ホテルの外から、尾久(おく)の操車場から、地上引込線を経て本線に入る上越新幹線が見えます。(写真左下。テールランプが赤い)
 たまたまその上を、お客を乗せた2階建て新幹線が北(写真中、左から右)に向かって高速で通り抜けて行きます。

 実はこのホテル、タモリ倶楽部で紹介された「ものすごく電車が見えるホテル」なのです。

 鉄道ファンと言っても、実はいろいろあって、センセイは知らない場所に行って人々の生活を少しばかり感じるのが好きなのですが、鉄道ファンの中で最も多いのは、自動車や飛行機と同じように鉄道車両を愛する人たちです。

 駅近くのホテルはいくつもありますが、新幹線の引込線をちゃんと見ることができるのは、ここだけでしょう。
 というわけで、鉄道車両を鉄道車両を愛する彼らにとって、このホテルからの眺めは、他とは比較にならないものなののようです......これが人生の意味ならば、ちょっとさびしい感じもしますけど。

 で、気を取り直して、この「ホテルメッツ」はJR東日本の関連会社で、JR駅の引込み線跡地などを利用して、ホテルを立てて運営しています。
 ですから駅のホントにすぐそば。とても便利なので、センセイは定宿にしており、先週日曜日も、娘とともにこのホテルに泊ったばかりなのです。

 本当はもっとゆっくりしていたかったのですが、準備もそこそこに出発しました。
 幸い、列車の接続はすべてうまく行き、学会ではお世話になった人たちや一緒にプロジェクトを進めている人たちとの再会を含めて、有意義な時間となりました。



11月28日(金) 新幹線の自動発券機を使ってみました −−西村センセイは3週連続(!!)旅の空−−

 西村センセイは現在東京都内をツアー中です。都内で開かれる研究会に参加して、さらに明日からは愛知県内での学会に参加するのです。

 公用、私用をあわせると、3週連続での週末のお出かけ(神戸〜九州、東京〜青森〜東京、東京〜愛知)となります。
 この間、新潟の自宅に滞在したのはわずか30分×2回という強行軍!!

 西村センセイは基本的に、飛行機は使わずJRで移動するので、購入する切符は大変な枚数になります。金額もかなりなものです。

 で、今回、初めてJR東日本の自動発券機を使ってみました。
 あらかじめインターネットで席を予約しておいて、都内を中心とした主要駅に配備されつつある端末で発券するというものです。

 JRにしてみれば、このシステムを使ってもらうことによって窓口の人員を削減することができます。
 その見返りとして、購入者に対しては料金を数百円(額は路線によって異なる)割り引きしています。センセイくらいの枚数になると、金額的にもかなりの差となります。

 で、西村センセイ、先週末にこの特急券を都内で購入していたのです。

 ところが金沢からの途中、ふと、新潟−群馬県境を在来線で越えてみようかと思いつきました。
 時刻表と照らし合わせると、各列車がとてもうまく接続します。もちろん本来の仕事にはまったく影響を与えません。

 というわけで、JR東日本の駅で、乗車する列車と区間とを変更してもらいたい、と申し出ると、「お客さん、ダメなんですよぉー」とのこと。

 切符の左上に「(企)282」とありますが、これは「企画切符」の意味で、特別な割引切符なのです。その代償として、中央部にあるように、乗車変更にはかなり制限があるのです(通常は1回に限り、無料で変更できる)。

 結論としては、予定がはっきり決まっている場合は自動発券機、不確定な場合は窓口で、ということになりそうですね。



11月27日(木) 小津安二郎のDVDが届きました

 購買から、注文していたDVDが入荷したとの電話がありました。

 小津安二郎(こちら)のDVDボックス(第2集)が入ったのです。
 ちょっと財布には申し訳ない気がしたのですが、さっそく受け取りに行きました。

 今回のものは「早春」など、昭和30年前後の長編が中心です。
 この中にはセンセイにとって思い出の作品も入っているので、帰宅してさっそく1枚だけ観てみました。

 良い。良いものは良い。

 現代の人、特に学生さんのような若い人にはなかなか理解してもらえないでしょうが、それぞれの場面が本当に丁寧に作ってあって、しかも全編を通したテーマもはっきりしています。

 もちろん、センセイがこんな作品を作ることはできないので、偉そうなことは言えないのですが、かつて、こんな良いものも存在していたんだということをつくづく思い知らされます。

 で、この作品集は第4集まで続くのですが、DVDを購入するのはこれでおしまいにしたいと思っています。やはりかなり高価なので。

 幸い、すでにお伝えしたように(こちらおよびこちら)、NHKがBSで12月と1月に放送するので、この2集以外はそちらで見ようと思っています。



11月26日(水) 一雨ごとに... −−冬学期が始まりました−−

 金沢は一雨ごとに寒くなっていきます。皆さんのところはいかがでしょうか。

 先日、夕暮れ時に、帰宅しようとして角を曲がった途端に、鮮やかな赤色が目に飛び込んできました。

 垣根が紅葉しているのです。

 今朝、改めて通ってみると、少し色がくすんでしまっていました。
 風が吹くとひらひらと散ってしまいます。

 スーパーでも鍋物のコーナーに気持ちが引き寄せられてしまいます。もうすぐ冬なんですね。

 季節は冬に向かっていても、金沢工大は先週末から新学期。
 少しだけ新鮮な気分です。

 センセイの講義も、昨日から始まっています。まあまあの滑り出しかな、と思っています。

 今学期も講義の様子をこちらからお伝えしますので、金沢工大生のナマの声をお楽しみください。

 今日は大学のサイトとこのページをリンクさせて、ファイルのダウンロードを可能にしました。これを手始めにいろいろ工夫したいと思っています。気合い入ってますよぉー。



11月24日(月) 「親バレ」 −−すぐにも手が届きそうなほどの星空−−

 すみません。二日間ほどページを更新できませんでした。一昨日から小4の娘とともに旅に出ていたのです。さすがに子連れだと自由にならないもので。

 今回の旅の目的は、ご高齢になった東大名誉教授の師匠ご夫妻を訪問するとともに、またまた夜行寝台特急に乗り、ふだんは一緒にいない娘とともに時間を過ごすためです。

 実は、先週末の九州行きの件は娘には話していませんでした。平日で娘の参加は不可能でしたし、とても狭いB寝台を使ってのローカル線探訪だったもので。
 娘がもう少し大きく−−例えば中学生−−なっていれば、事情を説明したのでしょうが、10歳という年齢は判断が難しく、今回はナイショにしておいたのです。

 ところが結果は裏目。旅行中にバレてしまいました。「親バレ」ならぬ子バレというわけです。

 そのため、今回ツアーではそのお詫び(?)を兼ねて、本来の予定にはなかった遊園地探訪も付け加わったりしたのでした。

 それでもひとたび夜行寝台特急に乗ってしまえばこちらのもの。
 今回は、上野から特急「あけぼの」に乗って、東北、上越、羽越、奥羽各本線経由で青森に向かいました。

 数ある特急寝台列車の中で、「あけぼの」のみ、A1個室に2段式の補助ベッドが用意されています。事実上、子供は特急料金(約\1,500)だけでそれを利用できます。

 娘の方はその補助ベッドに登るや否や、眠り始めてしまいました。昼間、慣れない東京をあちこち連れまわしたもので、疲れていたのでしょう。

 後はセンセイのお時間です。

 昨晩は今秋一番の晴天だったので、群馬県に入ってからは冬の星座を良く見ることができました。北極星、北斗七星、カシオペア、オリオン、......。
 オリオンの下半分の星雲群や北斗七星(子熊座)の柄の端から2番目の、見かけ上の連星までもが見えます。それも、手を伸ばせばすぐそこ、手が届きそうな程に!!

 考えてみれば30年ぶりくらいの経験でした。

 この間、個人的には視力が低下しましたし、社会的には夜間の照明が増えて、星空を見ることが難しくなったのです。
 幸い、今回はまだスキーのゲレンデも営業していないので、高速道路の照明などを除けば、「光害」の影響も少なかったのですね。

 で、予想通りに睡眠不足のまま、雪の舞う青森駅に着きました。
 青森はホントに寒かったです。峠などでは10cmくらいの積雪がありました。

 センセイも娘も何回目かの青森です。
 しかしこれまでは、通過するだけだったり、駅前でお弁当を買う程度だったので、今回は青森にちゃんと敬意を評すべく、青森港に係留されている旧青函連絡船八甲田丸などを訪れました。

 八甲田丸は現在、船体そのものが博物館となっています。
 列車そのものを運んだ様子などがリアルに−−実物だから当たり前か−−再現されています。
 センセイは青函連絡船を一度も体験することができませんでした(こちら)が、往時の様子が良くわかり、とても参考になります。

 しかし運営は第三セクター特有の甘さが目立ちました。今後が心配されます。

 特急と新幹線をいくつか乗り継いで、ひとまず新潟の自宅に立ち寄り、30分だけ滞在して、雨の金沢に戻ってきました。

 明日は1限から授業です。冬学期最初の時間、リフレッシュした(?)分、気合を入れて授業に臨みましょう。

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