2005年4月2日更新(2005年4月11日ページ移動。2011年5月4日写真削除)

──2005年3月第5週〜4月第1週──

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4月2日(土) 入学式で気づいたこと

 今日は午前10時から金沢工大の入学式が厳かに行われました。

 金沢工大の入学式では、新入生と保護者が着席する中、教員や来賓の方々が入場します。

 入場し始めて、ふと気づいたことがあります。

 式場の後方から列になって入場するのですが、新入生の後方に座っている保護者の方々──入場するこちらを見ている──が、もう、センセイとまったく同世代になっているのです!!

 男性が30歳、女性が25歳で第一子が生まれたとすると、その子が入学するのはそれぞれ48〜49歳と43〜44歳。センセイの前後です。

 そういえば昨年、ある保護者と話していて、同年代だということになったけ......。

 どの保護者も、センセイのようにフラフラした歩み(こちら)は送っていらっしゃらないようで、ずいぶんしっかりと、そしてずっと年上に見えます。

 何やってんだろうなぁー、センセイって......などと、ボォーッと考えていた今日の西村センセイなのでした。

 え"っ?! 昨日の意気込み(こちら)はどうしたって?

 気合い入ってますよぉー。新入生のオリエンテーションが月曜から始まるのですが、準備もバッチリです!!



4月1日(金) 今日から4月。新人がやって来ました!!

 今日から新年度。

 いつも通り、何もなく月が変わるのかなぁと思ったのですが、愛知万博のサツキとメイの家入場券はあっと言う間になくなるし、ガソリンは一挙に値段が上がる──値上げが今日からとは知らなかった──し......何だか予想外にいろんなものが変わっていきます。

 というわけで、昨日予告した謎解き(こちら)は、後日、また。

 さて、身の回りで一番変わったのは人間。

 昨日、何人かの人が挨拶に見えられ、そして今日は新人がたくさんやって来ました。やはり爽やかで意気込みがあって......ただの中年の西村センセイとはずいぶん違う。

 研究室から文房具を買いに降りて、ドキッとしました。

 新入生がすでにたくさん来ているのです。

 金沢工大の入学式は明日で、職員の方はその準備に追われているのですが、それより先に、教科書や身の回りの品々を買いそろえに来ているのです。

 表情は、まさに新入生...。

 学生本人だけでなく、保護者の方とお越しになって、ジャージを買い求めている姿も目につきました。

 3月から4月への、ただ一晩の変わり目なのだけど、センセイもボォーッとしているわけにはいかないようです。

 明日は気持ちを切り替えて入学式に臨むことにします。

 



3月31日(木) こんなに値段が違ったらねぇ...。 ──センセイが車で金沢へ来る理由(1)──

 センセイは基本的に、電車で新潟─金沢間を移動しています。でも、月に1回強程度の割合で車も利用します。

 何故車を使うのかというと、季節の変わり目などに衣類を総入れ替えしたり、本や資料、教材なんかを運んだりするのが一つの理由。でもそれだけなら、月イチまで必要ない......。

 ホントの理由はセンセイのエネルギー源の購入と運搬。重いので車じゃないと運べない、ほら、麦から作られた、あの、泡の出る「お茶」。

 センセイがお酒を飲むようになったのは20歳代の、それも割と遅くになってからなのですが、それからは毎晩晩酌をしながら仕事をして、寝る癖をつけてしまいました。
 大量に飲酒する──途端に調子悪くなる──わけではなく、毎晩決まった量を飲むと、月イチ(強)で1ケースの割合になるのです。

 ところで、今年に入ってからビールの値段が10%くらい値上がりしました。

 大手卸業者にメーカーから支払われていたバックマージンが公正取引委員会で問題となり、その分が消費者に転嫁されたのです。お店の人に聞いても「どこでも同じですよぉー」との返事。

 まぁ、仕方ないかなぁーと思っていたのですが、新潟の自宅で利用しているお店(富山県を本拠地とする「やまや」)はずっと同じ値段だとのこと。
 お店の力が強いので、メーカーからの仕入れ価格を上げないのだそうです。

 で、その「やまや」、実はセンセイのアパートの近くにもあるのです(西泉の長崎屋の敷地内)。

 今回初めて行ってみたのですが、やはり新潟と同じく、以前の低価格のまま。しかもこのお店、何と、配達してくれるというのです!! 価格で勝負するディスカウント・ストアとしてはとても珍しいことで、センセイのためのようなシステムです。
 幸か不幸か、これでセンセイが車で金沢へ来る理由が大きく減ることになります。

 でも、こういう弱肉強食の競争が続くと、弱小の個人商店(こちら)なんかには厳しいよなぁーと考えながら、重いケースをトランクに収めていたのでした。

 ところで今回、車で来たのはビールのせいじゃないのです。新潟から運んできたものがあるのです(何でしょう?)。続きはまた、明日。



3月30日(水) やっと人並みのMacユーザーになりました。 ──Mac OS 10.3.8のインストールに成功!!(たぶん)──

 西村センセイ、大学のにも、アパートのにも、そして新潟の自宅のMacにも新しいOS、 Mac OS Xをインストールしてあるのですが、白状するとあまり使っていません。使うのは古いOS 9(9.2.2)ばっかり。
 世の中はOS Xに移行済なのですが、センセイはMacユーザの中でも取り残されているのです、実は。

 OS Xを使わない最大の理由は、ユーザーにとってはWindowsと同じくらい非論理的な構造になっていて、使い勝手が悪いこと。こればかりはどうしようもありません。
 Windowsに似ていて、ちっても作業が捗らないのです。むしろ仕事を増やす感じ。

 見てくれはとても美しいのです。でも、自分が美人であることを意識しているような美人に似ていて、センセイにはちょっとご縁がない。

 Mac OS Xを使わないもう一つの理由は、センセイのMacになかなかインストールできないからなのです。たぶんセンセイがOS Xを好きにならないからなのでしょうけど。
 冗談抜きで、明らかに200回くらいインストールしているのですが、じきに壊れてしまいます。

 それでもパーティションを切ったり、外部ディスクを使ったりして、三カ所ともMac OS 10.2.8をインストールしています(ホントに苦労した)。
 新しいOSでないと動かないソフトがあるからです。

 ところが最新のソフトは、いよいよOS 10.3(通称「パンサー」)でないと走らないので、止むを得ず新学期が始まる前に順次インストールすることにしました。

 まずは大学のMac(PowerMac G4)から。

 これまで何回インストールしてもダメだった──そのためFireWire経由の外部ディスクを使用している──ので、内部に大容量HDを増設することにしました。
 で、開腹手術中の写真が右。とても簡単に開けられます。

 SCSIディスクは散々交換したのですが、ATAディスクを増設するのは初めて。

 マスターとスレーブがあるのは知っていましたが、増設してもディスクを認識しない!!

 PowerMac G4には増設できる場所が3カ所もあるのですが、場所を変え、モードを切り替えてやっとこさでディスクを認識させました。

 結局、「ワイヤーセレクト」というモードに設定するのだそうです。やはり作業がうまくいかなくなってから説明書を読むのはやめましょう(反省)。
 何度もいじくっているうちに指をちょっと切ってしまいました。

 で、OS 10.3をインストールしたのですが、OS 9からディスクを認識しない──ドライバを書かないと認識しない──やら、起動しなくなるやらで、ちっともうまく行きません。
 最終的にはディスクをさらに交換して、何とかインストールを終わらせました。

 で、OS 9から起動して、ファイル構造をチェックすると、もう滅茶苦茶(ホント)。診断ソフトに冷たく「重大な問題が」とか「解決できません」とか言われてしまいます。
 ノートンユーティリティー──Macユーザには有名なソフト──で無理矢理ファイルを修正すると、ついに起動しなくなってしまいました!!

 ......またまた初期化です。

 200何回目かのインストールをしてから、ノートン先生ではなく「ディスクウォーリア」というソフトでディレクトリを完全に置き換えて、やっとかなり正常になりました。(軽微な障害は残っている。)
 障害があまりに深刻だったので、フリーズしたと思ったくらい、回復にとんでもない時間がかかりました。

 というわけで、朝の7時から夜の8時まで、まるまる2日をかけてOS 10.3.8のインストールに成功しました。前回(こちら)の要領で、完全にバックアップを取っておこうと思います。

 それにしても、どうしてセンセイのMacにはOS Xが入らないのだろう? どうして他の人のMacはちゃんと動いているのだろう......。



3月29日(火) 自分の顔を、毎月撮影する女優の話

 新しい身分証明書をもらいました。教職員が全員一斉に更新するようです。

 最近の身分証明書ですから顔写真がついています。今まではずっと新潟の有名な専門店で撮影してもらっていたのですが、今回は安直に学内で撮ってもらいました。

 で、その新しい身分証明書の中の西村センセイ、何だか急に老けている(そういうわけで、お見せできません。悪しからず。)

 話が飛ぶようですが、センセイの友達に女優がいます。2回目の大学の同級生です。ご主人とともにデラルテ舎(こちら)という劇団(?)をやっています。

 彼女がまだ駆け出しのころ、彼女が不思議なことを言っていました。

 毎月1回、必ず自分の顔を撮影するというのです。それもちゃんとプロの写真家に撮ってもらうのだそうです。

 最初は理由が分からなかったのですが、自分の成長を顔の変化として確かめているんですね。

 さて、すっかり老けてしまった西村センセイ、実は中学から大学(2回)、大学院生や就職後のものまで、身分証明書(学生証)をほとんど手元に残しています。

 娘が生まれる前の証明書を見ながら、中年のオジサンになってしまっうのはしょうがないけど、大人になったら、自分の顔は自分でつくるんだな、と確認していたのでした。



3月28日(月) 糠喜び。 ──ETCの前払割引サービスは縮小、廃止の方向か?──

 当初の予定では電車で移動する予定だったのですが、ちょっとした荷物を運ぶ必要が出たので、今週は自動車で金沢へ来ています。

 新潟の自宅─大学間は230Kmくらいあります。

 高速道路を使えば2時間半くらいなのですが、全部使うとかなりの負担になります。センセイの書類上の住所は金沢市なので、新潟─金沢間の移動はすべて自己負担なのです。
 かといって、一般道だけだと5時間位かかるし、何よりも事故が怖い。

 というわけで、その日の状況にもよるのですが、高速道路と一般道を併用して移動します。

 ご存じのように、日本の高速料金はとても高い──ちなみに、センセイが行ったことのある外国は、高速道路は全て無料だった──のですが、あまりに批判が多いので、この頃はかなり割引制度があります。

 以前も、ハイウェイカードを買えば、一定の割引──50,000円のカードだと14%くらい──を受けられました。

 でもそのハイウェイカード、高額なものが偽造されたために廃止されたので、割引の主流はETCカードを利用したものに移っています。
 ハイウェイカードに似た「前払割引」システムを使えば、ハイウェイカードと同じ割引率で利用できます。

 加えて最近は、朝晩の通勤時間帯にETCで100Km以内の利用なら半額になるという「通勤割引」など、新しい割引もスタートしています。センセイの場合今回は、前払割引と通勤割引を利用しました。

 で、サービスエリアで休憩していると、右のチラシ「ETCマイレージサービス」が目に入りました。

 それによると、サービスに申し込んでETCを利用するとマイレージの形で割引になるというのです。
 しかもその割引額は前払割引と同じ!!

 ということは、まず前払割引を受けて、さらにこのマイレージサービスを利用すれば約25%もの大幅割引になります!!

 これはいいなぁ、というか、ちょっと出来すぎた話だなぁーと思ってチラシの裏をよぉーく読むと、あれ、まぁ、前払割引とマイレージ割引とは事実上併用できない(マイレージ割引が適用されない)とのこと。

 ややこしくなってきたので、結論だけご説明しますと、日本道路公団としてはETC前払割引を縮小して、マイレージサービスに集約したいらしいのです。
 日本道路公団のサイト(こちら)にも、「ETC前払割引は廃止されるのですか」という質問に対して、「ETC前払割引は、直ちに廃止するものではありませんが、前払いなしでも、同等の割引を受けられる点で、お客様の使い勝手がよいETCマイレージサービスを導入いたしますので、将来的にはETC前払割引をETCマイレージサービスに集約化してまいりたいと考えております」と回答されています。

 確かに、マイレージサービスの方が便利で、センセイの場合そちらに切り替えるしかないのだけれど、正直なところ、何だか朝令暮改(ちょうれいぼかい)という印象を受けてしまいます。



3月27日(日) ICカード公衆電話は全廃か?!

 センセイがモバイル環境でインターネットに接続する場合、グレーかICカードの公衆電話を利用します。プロバイダーの事情で、ホテルなどの固定電話は使えないのです。

 先週末に上京した際、ホテル内に電話がなかったので、フロントに所在を訊ねると「どこにあるかわからない」とのこと。携帯電話の普及で、公衆電話はどんどん減っていて、従業員の方も、もうわからなくなっているのです。

 実際には100mくらいの場所に写真のICカード電話があったのですが、ケーブルを接続しようとして、変なシールが貼ってあることに気づきました。

 それをちょっと読んでみてビックリ!!

 ご覧のように、ICカード公衆電話は順次廃止されるらしいのです。

 若い方はご存じないかもしれないので、ちょっとだけ説明すると、公衆電話全盛期に、コインを使わずに電話できるカード(テレホンカード)式のものが搭乗して、大人気となりました。
 オリジナルデザインのカードもたくさん発行され、高値で売買されていたくらいです。

 システムを開発したNTTは、カードの偽造は不可能と豪語していたのですが、あっさりと偽造され、ハイウェイカードと同様、高額カードは廃止されてしまいました。
 それに代わって搭乗したのが、偽造困難なこのICカード電話。

 確かに偽造はできませんでしたが、世の中はすでに携帯電話の時代......。のICカード電話、一度も主流になることなくこ消えていくのでしょうか。

 グレーの電話に変えるだけならまだ何とかなりますが、実は、グレーの電話の開発をはすで終了している(!!)ので、ひょっとすると電話ボックスそのものが撤去されてしまうかもしれないのです。

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