2005年7月23日更新(2005年8月1日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)
■7月23日(土) 雲上の満月を愛でながら、西村センセイ、ちと気になる ──オランダから無事に戻りました──
本日午後、オランダから無事に戻りました。
今回のオランダツアーに関してはいろいろお話ししたいことがあるのですが、時差ボケで頭がグチャグチャなので、明日以降、順次に。(でも、もしかすると、続かないかもしれない。)
今回のフライトは、行きは成田をお昼過ぎに発って、異常に長い1日の終わりに現地に着き、帰りはオランダの宵(よい)──といっても緯度が高いのと夏時間なので相当明るい──に出発して、夜と朝とを倍速ビデオのように早送りし、午後、成田に到着するというもの。
特に、帰路は所用でセンセイのみの単独行。スキポール空港を発ち、ドイツのスウェーデンの平原を見ながら夜になりました。
気がつくと、雲の上に満月が出ています。
地球の自転と飛行機の速度が加算されるので、無茶苦茶なスピードで昇っていきます。(写真は右窓側の席から撮影したもの。左下から右にかけて主翼。中央、雲上に月。その下に主翼による月の反射光。左の白いものはゴースト)
とてもきれいだったので、ずっと見ていたのですが、そのうちに、地震のことがちょっと気になりました。
先日、満月前後に地震が起きたからです。あまり気にしないようにして、無事に成田空港に到着。
まだ本格的なバカンスには早かったようで、入国手続きはすぐに終わり、税関もパス。申告するものなんかありませんから。
おかげで空港のJR窓口で、あらかじめ予約しておいた成田エクスプレスの、その二つ前のものに指定券を変更してもらって乗車したのですが......千葉県内を走っていて、妙に地震の胸騒ぎがする(実話)。
上越新幹線との接続に時間があったので、東京駅に隣接した大丸の地下食品売り場で弁当を買おうとして、いきなり足元がフラフラする。なぜか、いきなりの横揺れです。
自分だけが揺れている──時差ボケの時にはよくある──のかと思って、アルバイトの店員に尋ねると、やはりかなり揺れたとのこと。
列車が止まることを覚悟して新幹線のホームに向かうと、10分強で東北、上越新幹線は動き出したものの、在来線はほとんどストップ。
特に震源地は千葉県北西部なので、成田空港関係の路線は大きなダメージを受けています(物理的な被害を受けなくても、安全点検に時間がかかる)。結局、指定を取り直した新幹線は10分くらいの遅れで出発したのですが、車内はガラガラ......。だって、在来線がマヒしているので、乗れるはずの乗客が駅に到着していないのです。
個人的には今日の地震の影響をあまり受けずに帰宅したのですが、成田の入国手続きが遅れれば、あるいは指定券を乗車変更しなければ滅茶苦茶なことになっていましたし、そして実際、想像通りのことが起きていたのでしょう(あまりテレビでは報じられていません)。
何だかとても複雑な気分での帰国となりました。
P.S. 今回のオランダ滞在先ではメールがあまり自由に使えず、皆様へのお返事が滞っております。今日は時差ボケで無理ですので、申し訳ありませんが、明日以降、お返事を差し上げることとさせてください。
というわけで西村センセイ、現在は成田空港にいます。出国手続きを済ませたので、法律的にはもう外国?!
帰国するのは土曜日の午後。昔のように現地から国際電話でこのサイトを更新するなどということはしない――プロバイダーの都合で大変難しい――ので、土曜夜まで更新はお待ちください。
たぶんメールは使えると思いますので、お返事をお待ちの皆様、もう少々お待ちください。オランダからお返事をお届けします。
それでは、行ってきます!!
■7月18日(月) ボーズのヘッドホンを買いました ――西村センセイ、成田空港に向けて移動中!!――
西村センセイは現在、成田空港へ向けて移動中です。オランダでの学会に参加するため明日成田を発つのですが、新潟の自宅からだと成田へはとても不便なので、一日早く移動しているのです。
今日は海の日の休日で連休、しかも夏休み入りした学校が多いらしく、新幹線の禁煙席は小学校か保育所に来たような感じ。子供たちで混雑しています。
センセイは歳なので指定席を取るのですが、アナウンスによると自由席は目茶苦茶に混んでいるようです。
行楽地からの帰りなのでしょう、車窓から見える関越自動車道も上り方向は渋滞でノロノロ運転です。(そうそう、多くの地域で梅雨明けしたそうで、ホントに暑そうです。)さて西村センセイ、今回の旅行のために二つのものを買いました。
一つは昨日ご紹介した遠近両用メガネ、そしてもう一つが、ボーズのノイズキャンセリングヘッドホンです。
昨秋にボーズが売り出し、良さそうだなぁーと思ったのですが、通信販売のみで現物を見ることができなかったので、遊びにソニーの簡単なものを買ったのです。
まぁそれなりの性能だったのですが、耳からすぐに外れてしまうので、(ボーナスも出たし)この機会に買うことにしたのです。
オーダーして3、4日で届きました。見かけはごく普通のヘッドホン。言われなければ特別なものだとは思えないでしょう。
内部に雑音を打ち消す装置が入っています。このノイズキャンセリング機能がホントにすごい。
エアコンを動かしているだけのそれなりに静かな研究室でノイズキャンセリング機能を働かせると、エアコンや冷蔵庫の音、Macのファンの音などの生活雑音をかなり打ち消して「静寂」という感じです。
それでいて、会話などはちゃんと聴き取れます。ホテルで冷蔵庫のスイッチを入れたはずなのに、全然聞こえません!! テレビの天気予報はきちんと聞こえるのに。
うるさい電車の中で聴くと、こちらもかなり静かになります。特に鉄橋やトンネルなど、騒音の激しいところで効果的です。
それでいて「打ち消してる!!」といういやらしい感じは少ない。大手電気店で試したソニーの大型のものは、とても人工的で、長くは使用できない感じでした。
音響機器や車など、ホントに良いものはいつでも、いつまでも使っていられます。人の関心をわざと引くような安い造りのものは、ちょっと使う分にはいいのですが、すぐに使わなくなってしまいます。
「特にどうというわけじゃないんだけどー......何となく」という人間の感覚の方が優れているんですね。このヘッドホン、違和感を持たせず、いつまでも使えるように、とてもよく作り込まれています。ここが差なんだと思います。
さすがに音質的にはコンデンサー型などのより上級のものとは比べられませんが、まぁ、それなりの音で、とくにポピュラー音楽などには向くと思います(クラシックにはちょっときついかも)。
というわけで、このヘッドホンを携えて、行ってきまーす!!
■7月17日(日) おぉ、こんな所にも教え子が... ──西村センセイ、遠近両用メガネを作る──
センセイはもともと軽い近視です。右目には少し乱視も入っています。
今まではメガネがなくても困らなかったのですが、加齢とともに焦点を併せにくくなる老眼が進んで、数年前、近くのお店で初めてメガネを作ってもらいました。
薄暗い時の車の運転など、これまで困っていたことが一挙に解決しました。けれど老眼がさらに進んだようで、手元のピントが併せにくくなってきました。
友人の「老眼鏡を作ると明るく、はっきり見えるようになるよ」というアドヴァイスもあったので、同じお店で老眼鏡を作ってもらいました。センセイの場合、本当ならば近視矯正+手元を補正する遠近両用メガネが必要です。(若い人にはちょっとわかりにくいと思います。)
お店で試してみたのですが、視野の下半分の歪(ゆが)みが大きくあまり実用的ではないと判断したので、単純な老眼鏡を作ってもらいました。ところがこれが予想外に大失敗。
度数とかは全然問題ないのですが、実は本を読んだりする時、視線を相当下げて読んでいて、メガネのレンズの端と重なってしまうのです。
実際に使ってみて、初めてわかりました(皆さん、将来のご参考に)。困ったなぁーと思っていた先日、新聞のヒット商品を紹介する欄でニコンの「エシロール」という歪みのない遠近両用レンズを知りました。
かなり高価ですが、これなら良さそうだと思ったので、今までとは別なお店で遠近両用メガネを作ってもらうことにしました。全国チェーンのお店に入って、そのレンズを取り扱っていることを確認し、各種の検査をしていよいよ発注となった時、今まで対応していた人とは別な人がセンセイの前に立ちました。センセイを見て、ニコニコしています。
「どうも。お久しぶりです。」え"?!
そうなのです。前の大学の時の教え子(ゼミ生)なのです。
とても優秀な学生で、この眼鏡店に入っていたのは知っており、一度あったこともあるのですが、その後連絡が取れなくなっていたのです。実はこの間、別な店舗に異動になっていたとか。
改めて差し出された名刺には「店長」。おぉ。というわけで、さらに丁寧に説明と調整を受けただけでなく、金額的にもずいぶんサービスしてもらいました。
昨日、そのメガネを受け取ったのですが、基本的にはとても良くできています。高価ですが、確かに凄い性能です。ただし、眼球の上下で遠近を切り替えているので、調整はとても微妙です。
今まで暗いところでスライドを見ながらメモを取るような場合、近視用のメガネをかけたり外したりしていたのですが、その必要がなくなります。
来週、オランダへ出張するのですが、しっかり活用したいと思っています。