2005年9月22日更新(2005年10月3日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)
■9月24日(土) マツダ・デミオ、伊東美咲バージョンを購入!?
新潟に戻ったのですが、娘にせがまれてプラントへちょっと買い物に出かけました。
最初は何を欲しがっているのか良く分からなかったのですが、ようやくラジコンの自動車を欲しがっているのだということがわかりました。友達の家かどこかで見たのでしょう。
しかしプラントには大型のレーシングカーと、小さい子供が喜びそうなパトカーしかなかったので、別な店で探すことにしました。
それにしてもそのラジコン、とても安い。かなり大きな車なのに、4,000円もしません。昔なら考えられない!!
プラントは柏崎地域で一番大きなお店で、そこに適当なものがなかったのですから、白状するとお父さんとしてはあまり期待せずに自宅近くの長崎屋へ入ったのですが......あった。
ホンダのフィットと日産のマーチ、そしてマツダのピンクのデミオを売っていました。プラントのものとは違って組み立て式です。それにしてもホントに安い。
基本的な機能に限定したフィットとマーチは1,000円、高機能のデミオでも1,500円です。
センセイが子供の頃だったら一桁違う値段のはず(実際、欲しかったけどとても買えなかった)。娘は多分デザインでデミオを選び、費用はお父さんが立て替えて自宅に戻りました。
さっそく内容を確認したのですが、本体はもちろん、モーターなど確認できた部分はすべて中国製でした。
送受信機はすでに組み立てられていたので、生産国はわかりませんでした。部品の精度は基本的にかなり良いのですが、プラスチックを流し込む技術などは日本の1970年代前半くらいの品質(ただしメーカーにもよる)にとどまっている部分もあります。
しかしこんな玩具であっても、全体としては急速に品質が改善されています。走行に直接関係するギヤなどは、精度も高く、とてもよくできています。たいしたものです。塗装技術は値段相応かなという感じがします。
組み立てはかなり難しく、小学生には無理だと思います。たぶん日本国内で商品の企画、開発と設計しているので、製造国の問題ではありませんが。
完成させて走らせてみると、ほんとに良く走る。子供たちが欲しがるわけです。
組み立てる時にモーターを確認したのですが、センセイが子供の頃のものより小さく軽いのに、品質は格段に向上しています。さてこのデミオ、実は「マツダデミオスターダストピンク」という特別仕様車なのだそうです。
この車のCMには売れっ子の伊東美咲さんがキャラクターを務めているのですが、CF撮影の際に「ピンクのデミオがあったらいい」という彼女の意見を取り入れて、昨年販売したもののようです。
オモチャもここまで凝るんですねぇ。それにしても銀色のフィットにせよ、緑色のマーチにせよ、そしてこのデミオにせよ、お店で見ていると、何だかホントに実車が欲しくなってきます。318iに不満はないのに、人間はゴウツクバリなものだ。
スターダストピンクのデミオに、いろいろ考えさせられた今日の西村センセイなのでした。
■9月23日(金:祝日) 1ヶ月遅れでようやく先が見えたかな?!
このところ、ずっと書き物をしています。といっても、パソコンで打っているのですが。
右の写真は何度かご紹介した、金沢のセンセイのアパート。
モバイル時は右のWindowsノートで作業するのですが、横幅1,024ピクセルしかないので縮小しないと1ページ全体を出すことができません。
大学やアパート、そして自宅では、WindowsとMacを繋いで、Mac側でファイルを開きます。
写真は同じファイルを両方で開いているところです。Macは三カ所とも横幅1,280ピクセルなので、ご覧のように100%で2ページを出すことができます。
これで作業はかなり捗るはず......なのですが、原稿の締切は8月末。もちろん来年の8月ではありません。(関係者の皆様、特にK国際大学のH学長、ゴメンナサイ。)
道具がどんなに立派でも、中身がこれじゃぁねぇ...。
それでもこの連休中には何とかメドが立ちそうと思ったら、今週末締切(!!)の原稿が二つあるんだった......トホホ。
■9月22日(木) 何でぇ〜?! ──1年も経たずに壊れたワイパーは有償修理?!──
先日壊れたワイパー。ディーラーに部品の在庫がなく、応急修理――両面テープで止めた!!――してもらっただけだったので、さすがにもう部品は届いただろうと思って電話すると、「連休がはさまったので...」。
電話口の向こうで、冷や汗がポトリ。要するに取り寄せるのを忘れていたのですね。
どうもこの新潟の会社は仕事がイマイチだ。県内唯一の取扱店なので競争相手がなく、切磋琢磨する機会に恵まれないからなのでしょうか。
それでも入庫の日を確認してやれやれと思っていると、営業担当から電話。声の調子から、明らかに良くない知らせ。
さて何だろうと思って聞くと、壊れたワイパーは有償修理だとのこと。
何でぇ〜?!
営業担当曰く、センセイも申し込んだ数万円で2年間無償修理するプログラム「サービス・フリーウェイ」では、ワイパーを含めて消耗品は実費だそうな。
確かにワイパーのゴムの部分やバッテリー、オイル類はまったくの消耗品で、何年かすればダメになる部分だけど、でもセンセイの318i、去年の冬に新車で買ったばかりだぞぉー。
極端な話、納車の翌日にワイパーが壊れたら、実費で修理ということになりますよ。営業の説明では、上司がそう指示したからのようです。修理しないわけにはいかないので、ひとまず了解したのですが、やはりさすがに全面的には納得しかねます。
思いついて、メーカーのカスタマーセンターに電話して事情を説明したのですが、返ってきた説明が面白くて「ディーラーの判断が、そのままメーカーの判断です」とのこと。
一心同体と言えば聞こえはいいけれど、メーカーの指導力はないらしい。クレーマーだと思われたかな?良く考えると、問題は修理代金の多寡(たか:多い少ない)の問題ではなく、お宅は1年もしないうちに壊れる車を製造、販売するのですか? ということです。
もちろん自動車は数万点の部品からなる工業製品で、すべてが完璧に動くなんてありえません。
どこか故障するのはしかたない。けれど、普通は壊れない部分が破損した、つまり欠陥品を製造、販売したにもかかわらず、修理代金を請求されるのは、やはりおかしい(もちろん実際は程度問題で、グレーゾーンが残ります)。
サービス・フリーウェイ云々ではなく、もっと基本的な保証の問題だと思っているのですが......この続きは近日中に。
写真はワイパーの壊れた根元の部分です(破損部は右端)。樹脂製です。
壊れた理由の一つは、BMWは環境問題を重視していてプラスチック類の再利用(リサイクル)度が高いため、どうしても不純物が入って強度が落ちてしまうからのようです。
そしてもう一つ。
センセイが見る限り、ある程度の力がかかる部分であるにもかかわらず、部品に厚みがなく、手で強く押すと壊れてしまいそうな感じです。
実は設計ミス――ただしこれも程度問題――なのかもしれません。さて、モトーレン新潟。どうする?!
■9月21日(水) 鰯(いわし)の饅(ぬた)を食べてみました ──西村センセイ、食い気に走る──
このところ無茶苦茶忙しくて、毎日が大学とアパートの往復だけ。こうなるともう、楽しみは食べることくらいしかなくなってしまいます。
で、閉店間際のスーパーで総菜を買って帰るのですが、今まで行かなかったお店(長崎屋)が意外と近いことがわかって、今週は自転車で2回ほど行ってみました。
食品コーナーの隣に鮮魚店があって、夕方から安くなっているし、それに何より、ものがよさそうなので、お魚はそちらで買います。
今日、鰯(いわし)の「ぬた」(饅)を初めて見ました。
「熱物に懲りて[ぬた]なますを吹く」のぬたなますですが、センセイの食文化には登場したことのないものです。どんなかぁーと思って試しに買ってみました。
もっと臭いの強い発酵食品をイメージしていたのですが、要するに鰯と葱の酢味噌あえで、まったく問題なく食べることができました。
美味しかったです。お酒、特に日本酒のつまみに合うのではないかと思います。
以前から「あれっ?」と思っていたことなのですが、ちゃんと確認したかったので、この週末、318iのトランクを開けて、底の板を取り外しました。
それが右の写真。お分かりでしょうか。予備のタイヤがありません。
BMW社は現在、タイヤに関してランフラット・タイヤ化を進めています。
ランフラット・タイヤというのはパンクして空気が漏れても、しばらくの間は補強したタイヤの側面で車重を支えるものです。
運転中に急激に空気が抜けると、普通のタイヤなら急激に、しかも大きく変形してホイールから脱落するなどして、コントロールが困難になるのですが、ランフラット・タイヤはそれほどではありません。
上記リンク先に、普通のタイヤと比較したムービーがあるのでぜひご覧いただきたいと思います。説明によると、80km/hで100kmくらいは走行できるそうです。すごいですねぇ。
で、センセイの後継車種がランフラット・タイヤを装着しているのは知っていたのですが、ディーラーから説明はないものの、センセイの車もランフラット・タイヤになっていたようです。
予備のタイヤの70%は使用されずに廃棄されるそうです(センセイも今までパンクさせたことはない)。
ランフラット・タイヤだと予備タイヤを積まなくてすむので、トランクが広くなるし重量的にも有利です。(ただし、タイヤ4本の補強分の重さと予備タイヤがほぼ同じ重量だと主張する人もいます。また乗り心地が悪くなるという人もいます。)ぜひ上記のムービーを観ていただきたいのですが、センセイの場合、普通のタイヤでパンクして操縦を維持する自信はないので、結果的にランフラット・タイヤで良かったなと思っています。
なお写真中、右端の黒い部分にはバッテリーが収められています。BMWは前輪と後輪にかかる車重を50:50にしようとするので、重いバッテリーをここに置いているのです。
今日は敬老の日で祝日ですが、センセイは昨晩からすでに金沢に入っています。提出が遅れている原稿を書くためです。
気分転換にコーヒーを入れました。
センセイは大学にコーヒーメーカーを置いてあるのですが、どうもこの夏場は封を切ったコーヒーがすぐにダメになってしまいます。
もちろん暑さのせいでしょう。そこで最近は、写真のように1杯ずつパックになったものを使っているのですが、これがなかなか良いのです。
濃い目に出して、カップごと水で冷やしてから氷を入れれば、アイスコーヒーもできます。値段もそれほど高くなく、安売りの時に買っておけば1杯35円くらい。
しばらくはこれで乗り切って、涼しくなってから缶入りホンモノコーヒーにしようと思っています。
ただし、美味しいコーヒーが原稿を完成させたかというと......。
■9月18日(日) 足かけ49年 ──西村家最後の稲刈りが終わりました──
何回かお伝えしているように、センセイの実家は、今年で稲作をやめようと考えています。
両親ともに高齢になって、農作業という重労働に耐えられなくなっているからです。稲作の中心となる母親はここ数年、「今年で最後」と言いながら、耕作面積を減らしながらも稲作を続けてきました。
けれど70歳を目前に控え、さすがにこれ以上は無理なようです。センセイが新潟に住んでいれば事情も変わったのでしょうが、金沢に住んでいると、なかなか手伝えません。
というわけで、この週末、西村家最後の稲刈りをしました。刈ったのはコシヒカリです(確かに天日乾燥のコシヒカリは美味しい)。
一枚目の写真は最後の株を刈り取るところです。今回は主に、センセイが刈ったのですが、最後の部分だけは母親に任せました。
20歳で嫁いでから足かけ49年。最後の刈り取りです。娘が「せっかくだから50年目もやったら?」と振ったのですが、耕作をやめるという母親の意志は固いようです。
さて、刈った稲は8株くらいを単位にして、藁で縛ります。
この作業はかなり難しくて、センセイにはできません。母親も嫁いできてから習ったのだそうですが。
稲刈りはたいてい、分業作業で行います。田圃の中で稲を刈り、それを何らかの方法──投げたり、小舟で運んだり──で畦(あぜ)まで運びます。
それを今度は、背負ったり──昔はほとんどこれだった──、一輪車を使ったりして天日乾燥の場所まで運びます。天日乾燥の方法は地域によってかなり違うのですが、新潟県の場合、写真のように人工的に植えた木や柱を使って「ハザ」を作り、これを使って1週間ほど天日乾燥します。
センセイの家では、横の棒に、実家の裏山に自生する竹を使いますが、地域によってはロープなどを使うケースもあります。今度の週末あたりに脱穀(稲から籾だけを取り出す)し、その後、臼(うす:中身と籾殻を分ける)を引いて、一区切り。
食べる分だけ精米(米の外側の部分を削る)して、やっとお米の出来上がり。
というわけで関係者の皆様、天日乾燥のお米は今年が最後ですので、悪しからずご了承ください。