2005年4月23日更新(2005年5月2日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)
■4月23日(土) 柏崎では、まだまだ桜を楽しむことができます
週末なので西村センセイ、新潟の自宅に戻りました。
市内の桜はもうすっかり葉桜なのですが、ここ数日寒い日が続いたせいか、少し高度のあるところなど、場所によってはご覧のように見事な桜を楽しむことができます。
写真中央奥に、茅葺きの家──うどん屋さんです──がお分かりになりますでしょうか。
柏崎市には通称「水源池」と呼ばれているダム(こちら)があり、周囲は桜の名所になっています。そこはもっと高度があるので、桜が満開になるのは、たぶん次の週末じゃないかと思います。
■4月22日(金) お気に入りの醤油が、店頭から消えてしまった...
金沢は食べ物が美味しい。特に素材の力が素晴らしい(元コックの西村センセイ談)。
というわけで、金沢では、山の幸、里の味、海の恵みを、いかに生かすがが料理のポイントになります。
重要なポイントの一つが、醤油。安い醤油はいけません。しょっぱいだけで、素材の魅力を殺してしまいます。
金沢の味覚は基本的に西日本に属するのですが、東日本に接しているので、その影響を受けています。醤油も関西の薄味(出汁塩味)がベースなのに、東日本の濃口も取り入れた──特に、色は東日本系──微妙な匙加減です。
で、その微妙な味の中から、センセイがいつも行くスーパーで選んだ――かなり試しました。ハイ――のが、写真右の小瓶の醤油。
金沢市内の醤油メーカーの製品です。深みのある味なのに、後腐れなく、変な自己主張がない。とても控えめな名脇役、という感じです。金沢の歴史を感じさせます。
しかしこの脇役、主役以上にギャラを要求するのです。要するにとっても高い!! 刺身以外にはとっても使えません。というわけで、コスト・パフォーマンスを考えながら、かつ、いつも行くスーパーの中瓶の中で最後まで生き残ったのが左の瓶の醤油。
塩分が低いのも、中年のセンセイにとっては魅力。(写真はゴミとして出される前なので、ちょっと変な格好です。悪しからず。)高知のお醤油なのですが、ラベルにある通りに出汁成分が効いていて、刺身などの主役の美味しさをやたら盛り上げるのです。
何だか密かに主役の座をねらって、ヨイショしている感じ。崩れ脇役系でしょうか。
しばしば、ちょっと出しゃばり過ぎな感じになるのですが、でも、やっぱり安い醤油とは比較になりません。このような理由で、2年ほど同じものを買い続けてきたのですが、先日、買い直そうとして......ない。ない!!
並んでいるのは大手メーカーのものだけ。売れないので撤去されてしまったようです。確かに、普通の値段の倍以上だから。あまり回転していなかったよなぁー。
このところやたら忙しいので、他のスーパーを見ていないのですが、このサイトをご覧になっている(金沢の)皆さん、スーパーでこのお醤油を見かけたら、ぜひご連絡ください。
自転車で買いに行ける距離なら必ず馳せ参じます!!
電車での移動の途中、特急への乗り換えのために小さな駅で下車。
今までこの体躯を乗せてきた電車を見送っていると......う〜ん、列車でどこかへ行きたい!!
そういえば、しばらく首都圏(+アメリカ)以外に行ってないなぁー(最後はこちら。ただし目的地は東京)。
この想いは禁断症状なのか、忙しすぎる日々からの現実逃避なのか、あるいはその両方なのか。
聞こえているのは、すぐ近くの海岸で砕ける波の音だけ。都会では味わうことのできない静寂。
微かな海の匂いが、いくつもの旅の可能性を刺激します。
......どこかへ行こう。絶対。
■4月20日(水) 一足早く、BMW新3シリーズを見てきました!!
先日車を修理した際(こちら)、応急修理が完了するまでの小一時間、BMWの新3シリーズをじっくりと見せていただきました。(写真はBMWジャパンのサイトより)
本当のお披露目は今週の土日なのですが、ショールームにはすでに、320i(現行の318i相当)が鎮座し、何と外には330iが試乗可能な状態で展示されていました。
BMWの3シリーズは同社の主力商品で、売り上げの44%をも占めるそうです。
会社としては絶対に失敗できない製品です。このシリーズはちょうど新車種更新の時期に当たるのですが、ベンツやトヨタ(夏に最高級の「ネクサス」ブランドを投入)と激しい競争を繰り広げています。
だから、やっぱり失敗できない。
さて、その新3シリーズ。
新7シリーズから新5シリーズ、あるいは新規開発の1シリーズが蟹を思わせるようなアバンギャルドなデザインで、センセイには「う〜ん、ちょっと......(勘弁!!)」という感じなのですが、新3シリーズの実物は、写真から受ける印象よりもおとなしくて、「他になかったら、まぁ、許せるかな」という感じです。
車体は全体的に大きくなっています。
センセイの318iもそうなのですが、BMWは伝統の前後輪50%の重量バランスを保つために、客席内にエンジンのミッション部分を相当入り込ませています。
そのために前部座席が、足下を中心にかなり狭くなっています。センセイは別に問題ないのですが、主力市場のアメリカでは当然問題になる狭さです。そのために横幅を広げた──他社も車幅を広げる傾向にある──結果、車幅は1,800mmを超えており、マンションの駐車場には収まらないケースも出るそうです。
個人的にはここまで広くなくてもいいなぁーという感じ。ホイールベースも長くなっているので、後部座席は格段に広くなっています。後部専用のエアコン(温度、風量調節可能)もあり、後部座席の環境は格段に改良されています。
でも旧型もそれなり──前のゴルフなんかよりはずっと広い──なので、センセイの場合、こちらもあまり問題にはなりません。旧型の室内は良くも悪くも古典的(あるいは古くさい)で、安定したデザインなのですが、新型は直線を基調としていて、新しさを感じるのだけれど、何だかセンセイには疲れる感じ。
で、全体としては3シリーズというより、5シリーズをちょっと小さくしたような印象です。
どこか、ご縁を感じない......今までの3シリーズ(通称:E46)はセンセイのヤツで最後だったんだなぁー。やはり。
さて、トヨタとの競争を意識して、座席は電動(運転者にあわせたメモリー付)、パンクしても数100Km走行可能なタイヤ、単独で買うとセットで30万円くらいする(!!)アルミホイールがついていて、さらに細かいところではドアノブが、ドア同色になっている(こちら参照)にもかかわらず、旧型とほぼ同額!!
最低ランクの320iの場合、たぶん実質50万円くらいの値引きになると思います。競争社会の良い面だ。
だから、きっと、売れるんだろうなぁー。
個人的には、320iにマニュアル・トランスミッションが残ったことが高く評価されます。MTはたぶん残らないだろうと言われていたのです。
またそのMT車に6速が用意されました。これも評価できます。
実はセンセイの318iは、高速でのエンジンの回転が高めに設定されているので、高速で走ってみても、あんまり楽しくないのです(安定はしてます。念のため。またATはギヤ比が違い、回転は低くなります)。まぁ、センセイの場合、80〜制限速度くらいでゆっくり走るので、全然問題はないのですが。
というわけで、肝心要の試乗はしていないのですが、センセイの場合、他になかったら買うかなぁー、というのがさし当たりの結論。
......でも、旧シリーズの、知的な色気──どんな色気だろう──のようなものがちょっとなぁー......(ボソリ)。
■4月19日(火) どうなる
Go Live?! ──アドビがマクロメディアを買収!!──
各種報道ですでにご存じかと思いますが、本日、アドビ・システムズ社がマクロメディア社を買収すると発表しました。
アドビはもともと印刷関係のソフトから出発しており、誰でもその名前を知っている描画ソフト「フォトショップ」や「イラストレーター」、アルダス社から買収したDTPソフト「ページメーカー」、あるいは最新の「イン・デザイン」等を擁しています。
加えてOSを問わない閲覧ソフト「アクロバット・リーダー」とその作成ソフトも主力の一つで、前者は無料なのでほとんどのパソコンにインストールされていると思います。他方、マクロメディアはCD-ROMなど、それまでに存在していなかったメディア関係のソフトから出発した会社ですが、その後インターネットの急速な拡大を受けて、Webオーサリングソフト「ドリームウィーバ」その他、そして「フラッシュ」をヒットさせました。
もともとはかなり性格の異なる二つの会社ですが、紙とWebの垣根が低くなるにつれて両社のマーケットは競合するようになり、例えば、アドビの「Go Live」と「ドリームウィーバ」が、また「イラストレーター」とマクロメディアの「フリーハンド」(こちらももともとはアルダス社)がシェアを争っています(といっても、勝負ははっきりついている)。
大局的に見た場合、両社の製品は補完的な関係にあり、この吸収合併劇は良い結果に終わるでしょう。彼らにとって本当のライバルはマイクロソフトなのですから。
けれど競合関係にあり、そしてその中でも敗者と考えられるソフト、例えばGo Liveやフリーハンド(加えて、アドビのページメーカー)は、遅かれ早かれ消え去ることになるでしょう。
実際、DTP(デスクトップ・パブリッシング)という新しい概念を提起した画期的なソフト、ページメーカー──センセイは2.0から見ていて、4.5から7.0まで使っている──は、アドビ社内ではすでに過去の遺物扱いです。たとえメニュー類が統一化されているMacのソフトであっても、ソフト(およびバージョン)によって使い勝手や生産性はまったく異なります。Windowsなら推して知るべしという感じ。
使い慣れたソフトが使えなくなるその日が、遠からずやって来るのでしょう。センセイ自身を含めて、「老兵は消え去るのみ...」という感じでしょうか。
センセイの自宅近くをJR越後線が走っています。自宅から駅までの間、ご覧のように線路沿いの見事な桜を見ることができます。
どの路線もそうなのでしょうが、越後線にも桜の名所がたくさんあります。特に大河津分水や隣接する分水駅(こちら)、あるいは新潟市の内野小学校の桜は、それはもう見事なものです。
実はセンセイ、高校時代にこの写真の場所を電車に乗って通学していたのです。
本当は毎年見ていたのだけれど、その頃は他のことに興味があったのか(?)、桜を愛でるだけの余裕がなかったのか、桜の木の記憶はあまりありません。
見えているのに、見えていない。桜なら、たいしたことはないのですが......反省。
■4月17日(日) どこかMacと似ている... ──318iにトラブル発生!!──
今日は午前中、子守兼お仕事をしていたのですが、お昼を外で食べるために車で外出しました。
たまたまウィンドウォッシャー液の残量が気になって、エンジンルームを開けてみると、あれ?!
エンジン中央部に何か液漏れの跡のようなものがあります。全体は白色なのですが、所々、緑青(ろくしょう:銅の緑色の錆)のような色をしています。
飛び散った跡は、一部ボンネットの裏にまで及んでいます。先週は金沢までこの車で往復したのですが、エンジンは絶好調だったので、思い当たる節はありません。
センセイはこの車が3台目(こちら)ですが、これは初めて見ました。どの程度重大なのか、あるいは軽微なのかはわかりませんが、いずれにせよトラブルであることには違いなく、営業所のサービスの方に電話すると、冷却液が漏れているらしいとのこと。
どこかの配管が破れているらしいのです。他の用を済ませながら長岡の営業所で調べてもらうと、やはり予想通り。このままだとエンジンを傷めることになっていたそうです。
預かって修理するために代車の提供を申し出られたのですが、ご存じのように西村センセイ、オートマを運転する自信がない。
というわけで、今日は応急修理にとどめ、後日引き取ってもらってちゃんと修理することになりました。さて、初のトラブル発生!!と相成ったわけですが、これでこの車を嫌いになったかというと、そんなことは全然ない。
何だかMacのトラブルに似ていて、ちっともへこたれないし、それに何だか修理や対処を楽しんでいるようなところがあります。
今日だって、これを口実に長岡まで往復の運転を楽しめたし。重大なトラブルが続いたり、お店の対応が論外だったりしたらまた変わってくるのでしょうが、西村センセイ、いったん惚れ込むとなかなか浮気できないらしいのです。
本質的な良さを見抜いているのか、「あばたもえくぼ」で、単に盲目になっているだけなのか、どちらかはわかりませんけど。