2006年2月18日更新(2006年2月27日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2006年2月第3週のニュース──

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2月18日(土) 衝撃!! エンジンオイルの「常識」は非常識?!

 右の写真はセンセイの318i始動時のメータパネルです。

 エンジンをONにするとまずコンピュータが各所を点検します。この間、キーをさらに回しても、エンジンは始動しません。

 問題がなければエンジンがかかるのですが、その最初の一定時間だけ、“OILSERVICE”が表示されます。
 次のエンジンオイル交換までの距離です。センセイの場合、ご覧のように、あと7,500kmくらい走ったら交換するように表示しています。

 程なく表示は下の通常の表示に切り替わります。
 この日は寒かったので、表示が強制的に外気温に変わっています。3℃以下だと路面凍結の恐れがあるからです。

 で、これまでの走行距離が約19,900kmですから、コンピュータは結局、約27,400kmの走行でオイルを交換しなさいと指示しているわけです。

 車を運転する人の常識からすると、異常に長い!! 長すぎる!!

 前の日産プリメーラの場合、購入直後──走行距離1,000km位だったかな──に無料で交換してもらい、それ以降、きっちりと5,000km毎に交換していました。
 また、2回に1回の割合でエンジンオイルを正常するフィルターを交換してもらっていました。

 安いオイルでいいから、上記のような頻度でオイルとフィルターを交換するのは、いわば「常識」だったのです。

 318iを購入した時、ディーラーから「最初だけオイルが減るかもしれないのでその時は補給するが、それ以降は25,000kmごとの交換でよい」と告げられました。

 「常識」派のセンセイとしては全く信じられなかったのですが、半信半疑のまま現在に至っていました。この間、初期補給もその後の交換も一切していません。
 上の写真の交換時期は、購入直後は確かに25,000kmだったものの、どんどん延びて27,000kmを越えてしまっています。

 だいじょうぶかなぁーと思っていたある日、ホントにたまたま過去の「発言小町」の中に、エンジンオイル交換についての話題があることを知りました。(c)読売新聞社

 右の写真は現在の「発言小町」ですが、その記事はすでに削除されており、“web.archive.org”のサイト<http://web.archive.org/web/20040714124430/http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200402/2004020400196.htm>から読むことができます。
※技術的な理由でリンクを張ることができませんので、< >内をコピーして、ブラウザにペーストしてご覧ください。< >内すべてが必要です。

 その「発言小町」。
 車に詳しくない女性のエンジンオイルに関する質問に対して、「常識」派の常識的なコメントが延々と続きます。

 ところが後半に「油屋」なる人物が登場し、様相が一変してしまいます。
 実はこの「油屋」さん、何を隠そうエンジンオイルを開発している技術者なのです!!(たぶん)

 「油屋」さんによって、現在のエンジンやオイルの性能は格段に向上していて、オイル早期交換の「常識」はガソリンスタンドや販売店にとってメリットがある(稼ぎ頭なのだそうな)だけで、早期交換は全く無駄であること、フィルターはある程度汚れて目が詰まってから本領を発揮するので、数万kmは交換の必要がないこと等々、衝撃の新事実が明らかにされていきます。
 要するに、メーカーの指示(たいてい10,000km以上)に従えば良いとのこと。

 経験的に、エンジンオイルを交換するとエンジン音が静かになったのですが、これも交換前後でオイルの温度が違うため粘度が異なり、高い音が吸収されるからなのだそうな。

 そもそも私たちが「オイル」と言う場合、どうしても酸化とか劣化とかを食用の植物油のイメージを転用しがちなのですが、鉱物油は長い間地下に埋まっていたものなので、植物油とはまったく異なるのだそうです。
 確かに、そうだ。

 そのため、ヨーロッパでは現在、省資源の観点からも、BMWを含めたメーカーは25,000km位での交換を指示しているとのこと。
 ちなみに、長距離走行の多いヨーロッパに比べて、渋滞の多い日本の環境の方が厳しいというイメージは、オイルに関してはまったく誤りで、油温が上昇するアウトバーンでの走行が一番過酷なんだそうです。
 で、そのヨーロッパですら......というわけです。

 日本車も実はほぼ同性能だと推測されるものの、25,000kmまで保証しきれないので、10,000kmくらいで交換するように指示しているのですが、日本車はこの点に関してはヨーロッパで不評なのとか。

 センセイを含めた「常識」が本当かどうか、「油屋」さんがいかなる人物か、ぜひご自分で確かめてください。

 BMWの場合、コンピュータで汚れの様子を診ているので、その数字を信用すればよいとの結論なのでした。
 センセイの318i場合、交換距離が伸びているのは、エンジンが「アタリ」だったのか、センセイが無理な運転をせず油温が上がらないためかだと思われます。

 そうそう、その318i、ぶつけたバンパー修理代金は約5,000円でした。
 前の車なら交換せずに補修したとしてその数倍、バンパーを交換すればさらにかかったでしょうから、長い目で見たら結局、318iはお得な買い物だったようです。



2月17日(金) PowerPCベースのMac miniは生産完了か!? ──Mac噺、三題──

 何度かお伝えしているように、このところアナログ音源をデジタル化しています。作業がある程度進んでMac miniのHDの余裕が少なくなってきたので、簡易編集でCD化できる音源は、CDを焼く作業も始めています。

 CD化は金沢のアパートで行うのですが、編集済の音源をCDに焼くのはまったくの単純作業。そのため、Mac miniでCDを作りながらPowerBook G4とWindowsとで本来の仕事をします。

 ところが先日、CD化の途中で、Mac miniのSuperDriveが少し変な音を立てていることに気づきました。故障したというほどではないのですが、何度もCDにアクセスしています。

 気になって、焼きあがったCDをプレーヤーにかけて再生したのですが、別に何とも......あれ?! 最初のうちは何ともなかったのですが、SuperDriveが変な音を立てたあたりで小さな異音がします。

 気のせいかなと思ったのですが、再現性があるので確実です。元データには異常ありませんから、CDを作成する時のトラブルです。

 で、そのCDを取り出してひっくり返したのが右の写真。

 内側から順に焼いていくのですが、外周部で色がちょっと白っぽく変わっています。おわかりでしょうか? (最外周の緑色の部分は未使用です。)

 CD作成に使ったソフトは、焼きこみミスを減らすあるプログラムを採用しているのですが、どうもそれがあの異音の部分で働いたようです。
 データなら問題ないのでしょうが、音楽用CDだとうまくいかないようです。

 調べてみると、すでに作成したもう一枚のCDにも不具合がありました。

 CDを焼いたら元データは消去するつもりなので、早く気づいてよかった。

*  *  *  *  *

 金沢のアパートでは、3台のパソコンを100Mbpsのイーサーネットで繋いでいます。

 先日、CDを作成するために大きなデータを移動していて、あることに気づきました。

 PowerBook G4はMac OS 9で、Mac miniはOS Xで動いています。この2台をネットで繋ぐ時は、OS XからOS 9へアクセスする方が簡単です。(逆だと毎回アドレスを調べてマニュアルで入力する必要がある。)
 ところがどうもこれだと遅い......。

 思いついて逆にOS 9からOS Xに繋いでみたのですが、格段に速くなります。100Mbps本来のスピードです。

 何でなんだろう。

*  *  *  *  *

 2月15日付「Macお宝鑑定団」によると、PowerPCベースのMac miniの出荷が完了しそうな気配です。(C) Mac Treasure Tracing Club

 もともとインテル・マックの導入は、Mac miniやiBookなどの低価格機種から始まると予想されていました。

 ですから、特に驚くようなニュースではないのですが、何回かお伝えしているように、インテル・マックは“Classic環境”をサポートしないので、古い環境が必要な方は、お店に走りましょう!!



2月16日(木) 理解させないための仕組み? ──確定申告が始まりました──

 今日から確定申告が始まりました。

 きっと今日のお昼や夜のニュースでは、2番目か3番目くらいに、タレントが税務署で申告している様子を流しているのでしょう(見てないけど)。
 非常勤講師をしていて、20万円の限度額をほんの少しだけ越えるので、センセイも申告しなければなりません。

 以前お伝えしたように、新潟−金沢の交通費を控除できなくなったので、どうも積極的に申告しようという気になれません。

 うだうだしながら申告書を書き始めたのですが、どうにもこうにも、書き方が良くわからない。

 確かに、源泉徴収票を用意して言われた通りに記入すれば何となく数字は出てくるのですが、その過程はほぼ完全にブラックボックス。
 もちろん税務の専門家が見ればわかるのでしょうが。

 挙げ句の果てに、ようやく納税額の数字にたどり着くと、結果が出たことに何だか嬉しくなって、納税するのが楽しく感じられてしまう。
 どこか変だ。

 そのうち、ふと気づきました。

 わかってもらっては、困るのです。

 普通の人が数字の意味を理解できるような仕組みになっていれば、自ずと徴税の仕組みと、そして何よりも税金の使い道に関心が集まるはず。
 そうなってもらっては、困るのです。

 その、税に疎い西村センセイでも気づいたことがあります。去年および一昨年と比べて、控除の項目が毎年一つずつ減っています。

 要するに、増税が進行しているのです!!

 去年、増税する政党や候補者に嬉々として投票した人々は、自分がしたことの意味を理解していないんだろうなぁー。

 そうそう、特定支出控除の件に関して、見知らぬ読者の方から「所得税控除額からセンセイの年収がわかる」(ので注意してほしい)とのご指摘をいただきました。
 その時紹介した金額、実は税務署員とやりとりした時のうろ覚えの金額で、正確ではありませんでした。

 というわけで誤解を招かないように、その部分は今日、削除させていただきました。ご教示、ありがとうございました。(メール、到着してますよ。)



2月15日(水) 母校が、また一つ閉校に

 本日付の『新潟日報』(『河北新報』などと並ぶ共同通信系の有力地方紙)によると、新潟県内大手大学予備校の新潟予備校が休校するそうです。((c)新潟日報社)

 新潟県内には新潟予備校と、後発の代々木ゼミナール、そして三番手として地元資本の予備校(数年前に廃校)がありました。
 新潟予備校は歴史があり、仕事柄何度も足を運びましたし、理事長以下のスタッフもよく存じています。

 けれどいわゆる「18歳人口」の減少で浪人生を対象とした経営を続けられなくなったようです。
 代ゼミは、かなり以前から現役生中心に切り替えていますが、新潟予備校はうまく方針転換できなかったようです。

 実はこの新潟予備校、センセイの「母校」なのです。

 他の学校は卒業式があるのに、なぜか予備校はそれがなくって、西村センセイ、未だに浪人時代を引きずっているようなところがあります。
 なのでこのニュース、ちょっと寂しい。

 もう一つ。

 センセイが卒業した学校の中で、小学校は廃校(統合)、中学校は廃校(統合)、最初の大学は移転改組(現在は短期大学部が使っている)、大学院も廃止(センセイが最後の学生)。
 高校は残っているけど全面改築してあの頃の面影はないし......。

 そういえば、そもそも「季節保育所」(農村部だったので農繁期だけ開設する)がない!!

 西村センセイのトラウマは保育所から始まっている?!



2月14日(火) 満月の日の1日

 このごろは夜明けが早くなっているので、センセイは日の出と競争するような形で出勤します。

 で、右の写真。

 実はこれ、太陽ではなくて、朝、西の空に沈む満月なのです。
 絞りをオートで撮影したので、月のが白く(赤く?)飛んでいますが、実際には、餅をついている兎が見えるのではないかというほど、表面の様子がよぉーく分かります。

 それに、とてもとても大きくて、手を伸ばせば届きそうなほどなのですが、こうやって写真に撮ってみるとそうでもないんですよねぇー。
 不思議だ。

 不思議と言えば、週末の新潟は大荒れで、新潟の海岸部では考えられないほど冷え込み、雪も降りました。
 本当は久しぶりに車で金沢へ来ようと思ったのですが、凍結が恐くて電車にしました。富山で何十台も関係する大きなスリップ事故があったばかりなのです。

 列車もかなり乱れていて、本来ならば早朝に金沢を通過するはずの、函館発大阪行の夜行寝台特急「日本海4号」が大雪で遅れに遅れ、金沢に到着したのがお昼過ぎ。そこで運転を打ち切ってしまいました。
 当然、折り返しは金沢始発になるので、大阪からの乗客のために大阪から金沢まで臨時列車を走らせたほどです。(車両の整備はどうしたんだろう。)

 ところが、大雪の新潟から富山へ入ると雪が格段に少なくなって、金沢の道路には雪がありません!! いつもはこんなに違うことはないんだけど。

 さて、今日の報道((c)2006 ITmedia, Inc.)によると、中古電化製品の販売については、やはり以前お伝えした通り(こちらこちら)で、4月から一切販売できなくなります。
 中古専門店は本当に困っているようです。

 ハードオフなんかでも、商品が激減してしまうはずなので、報道が伝えている以上の影響があると思います。もちろん、センセイ個人としてもとても困ってしまいます。



2月13日(月) 楽しく、歌うように治療する歯医者さん

 去年の11月からずっと歯医者さんに通っています。

 正直なところ、歯科を含めたお医者さんには当たり外れがあるように思います。

 外れだった場合は最悪。センセイは歯が弱いので昔からお世話になっているのですが、良い医者を選ばなかった20歳頃までにかなり削られて悲惨なことになってしまいました。
 でも20歳を過ぎてからは良い医者を捜すようにしていて、それなりに良い結果が出るようになりました。

 お医者さんを選ぶコツの一つだと思っていて、かつ、皆さんからも賛同してもらえそうなのは、(申し訳ないのだけど)老人のお医者さんを避けること。
 特に歯科は顕著で、どんどん進歩する治療法についていけない。

 でも反対に、若すぎるお医者さんも要注意で、注射すら満足にできないコワーイ例も。

 で、結局、自分と同じくらいのお医者さんに落ち着くのでした。同世代だと情報交換もしやすいし。

 内科は高校の同級生、歯科と整形外科も高校の後輩。柏崎の耳鼻咽喉科はお婿に来たので同窓じゃないけど同年代、といった具合。

 で、一つ後輩になる歯医者さん、新しいもの(+BMW)が大好きで、患者がリラックスできるようにということなのでしょうが、クリニック全体にボサノバが流れていて、診療台のモニターにはいつも環境音楽の映像版──何というのだろう──が流れています。

 そのドクター、歌うように治療するのが癖。歯を切削する時も、神経を抜く時もリズムを取りながら──場合によっては鼻歌を歌いながら!!──楽しそうに治療。

 こっちは神経を抜かれた瞬間、(麻酔が効いていても)目の中を白い光が走ったような思いをしているのに、ドクターは相変わらず楽しそうにリズムを取っている。
 どうやらボサノバは、他の誰でもなくドクターがリラックスするためのもの?

 で、このことを同じくクランケの家人に話したらあえなく一蹴されてしまいました。「だって、しかめっ面されて治療されるよりいいでしょ?」

 そりゃ、そうだ。

 ちなみにボサノバのドクター、腕は確かです。



2月12日(日) 絵になるパソコン ──家具屋さんで考える──

 10年前に家を新築した時、娘の部屋も作ったのですが、今までは小学生だったので、娘はあまり使っていませんでした。けれど中高一貫校への進学が決まったので、これを機会にいろいろ整備して、娘を家庭内独り立ち(?)させることにしました。

 部屋には知り合いから貰った、某デザイナー特製の机──これ一つしかないらしい──が置いてあるのですが、大人が使うならともかく、デザイン優先で使い勝手が良くありません。
 そこで前の机は家の別な場所で使うことにして、ごく普通の勉強机を買うことにしました。

 で、家具屋さんに行ってみたのですが、いつもと雰囲気が違って、しかもかなり混雑しています。
 小学校入学の準備や、新生活(大学進学や社会人デビュー)のための買い物客が来ているのです。

 お目当ての学習机はというと、良くご存じのようなゴテゴテした(そして実際には使わない)飾りのついた机ばかりで、シンプルなものはほとんど見あたりません。
 それでも、新潟県一のお店の支店だったので、ちゃんとした机が一つと、そのカタログはおいてありました。

 我が家で使うにはサイズが合わなかったので、その場では購入せず、そのメーカー(ビクター)のサイズ違いのものを買うことにして、当日はカタログだけ貰って帰りました。

 で、そのカタログを開くと、あちこちにパソコンの写真が使われているのですが、そのほとんどはMacintosh。
 PowerBook G4(12"/15")、iBook、StudioDispleyといった具合。

 他メーカーのものも載ってはいますが、ごく僅かですし、(客観的に見て)そのパソコンの印象は薄い。

 安物の家具のカタログも見てみたのですが、こちらにもMacは良く載っているものの、占有率(?)は下がります。

 テレビドラマなどにMacが登場する率が高いことは良く知られています。
 また以前、車の購入を検討していた時、日産スカイラインのカタログの中で、仕事も私生活も、そしてドライブも楽しむような積極的な男性が使っていたのもMac(PowerBook G4 15")でした。

 特に、多少値が張っても品質を重視するような、そんな意識の高い層にアピールする時には、とても絵になる感じがします。

 でも、ビクターは松下の子会社。Macでいいのかなぁー。


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