2006年2月11日更新(2006年2月20日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2006年2月第2週のニュース──

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2月11日(土) 懐かしさと戸惑い、再発見 ──中学校の同級会に参加しました──

 西村センセイ、普段は金沢にいるので、週末に帰宅すると雑事に追われます、家族の仕事、次期西村家ご当主様としてのお仕事などなど。若い時には縁遠かった仕事ですが、誰かがやらなければなりません。
 今日も車を新潟市と長岡市まで走らせて、いろいろな用を済ませました。

 で、その中に紛れ込ませたのが、先週ぶつけてしまった318iの後部バンパーの修理

 昨日は夜が更けてから自宅に戻ったので様子がわからず、今朝、明るくなってからバンパーが元に戻っているかどうか確かめました。
 残念ながらバンパーは1週間たってもそのまま。ちっとも写真と変わっていません。

 「修理代にいくらかかるのかなぁー」とか思いながらディーラーで待つこと1時間、バンパーを脱着しただけで元通りに直ってしまいました!! 基本的な部品に損傷はないそうで、(自己弁護ではありませんが)ぶつけた部類には入らないようです。
 修理費用はまだ現在のところ未確定ですが、脱着費用だけとの説明を受けています。まぁ、一安心。

 夕方、自宅のある柏崎市に戻って、小学校・中学校の同級会に参加しました。なぜかいつもこの時期に開かれていて、去年はアメリカ出張で参加できなかった同級会です。

 2クラスしかない田舎の中学校で、3年間を一緒に過ごし、場合によってはそれ以前からの長いつきあいですから、掛け値なしに懐かしかったのですが、でもいつか、どこか違和感を感じていたのも事実です。

 深夜になって自宅に戻り、その原因を考えていたのですが、ふと思いつくことがありました。

 卒業生の約半数が参加した同級会。他県に嫁いだ女性や諸般の事情で参加をためらっている人のことを考えると、相当高い出席率だと思います。

 でも西村センセイ、「その後、そうなったんだぁー」などと、参加者の話に驚かされることはあっても、参加者のほとんどにそれ以上の「違い」のような印象を覚えることはありませんでした。

 でも一部の例外的な数人は、小学校〜中学校での印象と、現在での姿があまりに違いすぎます。何もかもが新しい。

 高校やその後の社会生活で、彼や彼女は、(センセイが知っている)それまでとは違った、新しい自分を開拓したのでしょう。

 そう考えると、今度は妙に親近感がわいてきます。センセイ自身がその一人なのかもしれません。

 いろんな境遇の同級生がいます。一人として同じ人はいません。この社会の縮図を「同級生」という観点から考えさせられた、そんな同級会でした。

 幹事の皆様、ご苦労様でした。(実は誰も、このページを観てないけど。)



2月10日(金) 「封筒」が語る、あの時代

 何回かお伝えしているように、このところ暇を見つけては手持ちの音源をデジタル化しています。

 現在は、とにかくデジタル化してハードディスクに記録する作業がメインなのですが、簡単なものはデータの編集とCD化を開始しています。

 編集は音を聴きながら、そして音の波を見ながら作業します。

 音は空気の粗密波です。その様子を示したのが右上の写真(以前お伝えしたものです)。

 写真は横軸が時間を、縦軸が密度の違いを表していて、この波形を増幅してスピーカーなどにつなぐと、空気の粗密が再現されて音が聞こえます。
 でも実は、センセイが行っている編集作業では、音をこのように直接扱うことはめったになく、ほとんどの場合、音波の「エンベロープ」を操作します。

 言葉だけではわからないので、下の写真を見てください。

 これは何度かご紹介した音声編集ソフトの画面で、上段に音の全体像――編集中のCD用データ全体――が描かれています。(横軸は時間)

 中段の大きな青と赤の図形は、上段の一部を拡大したものです。青色と赤色の音波の「かたまり」が見えます。

 もっと拡大すると上の写真のようになるのですが、普通の編集作業ではこれらを操作する必要はなく、むしろ、この音波の「かたまり」、特にそれを包んでいるエンベロープ“envelope”(封筒や包み、外皮)を編集します。

 たとえばここではある曲が終わるところなので、音のかたまり(=音量)を徐々に小さくしています(「フェード・アウト」)。

 で、漏斗(じょうご)のように萎んでいるこのエンベロープ、よぉーく見ると横方向にきれいに小さくなっているのではなく、何だか変に「くねって」いますよね。
 これは、もともとの録音が下の方にかなりずれていて(DCオフセット)、それをデジタル的にフェード・アウトさせたためです。

 ここから、もともとの録音には直流結合の増幅回路と逐次比較型ADCを用いたこと、主にADCから発生した直流成分(DCオフセット)を除去せずに、後にデータをデジタル編集したことがわかります。
 要するに、相当初期のデジタル録音なのです。

 さらに以前のデジタル録音になると、まだ満足な編集機がないので、データを雑につないでいることがわかったりします。

 技術が発達した現在のCDなどでは、このような変なエンベロープを見ることはまずありません。

 でも西村センセイ、シコシコと編集作業を続けながら、こういう波形に、新しい時代を切り開こうとした先人の意気込みを感じたりするのです。



2月9日(木) 梅の木がないので。 ──日本海側の春の印──

 西村センセイ、普段の研究室ではパソコンばっかり使って仕事をしているので、ブラインドを降ろしています(ちょっと性格が暗いかも...)。外からの光がCRTや液晶に映ると見にくくなるので、それを防ぐためです。

 でも本を読む時や採点をする時はブラインドを上げて、明るい部屋でお仕事。

 というわけで、外を見るとご覧のような激しい降雪。向かいの建物もよく見えません。(写真はかなり加工してあって、実際はほとんど何も見えない。)

 いつになく激しい振り方で、どんどん積もります。

 大きくて花びらのよう。ゆっくりと舞ながら落ちていきます。日本海側特有の、湿った、重い雪です。

 ひとしきり降って、駐車場の車の上にも10cmくらい積もったのですが.....日が差すと、どんどん融けてしまいます。

 このごろ、晴れている時間もかなりあるのです。

 日によっては夜間よく晴れて、朝晩路面がカチコチに凍ることもありますが、それでも日が昇れば融けてしまいます。

 晴れ間が続くということは、移動性の高気圧に覆われているということ。

 つまり、もう春の天気なのです。

 三寒四温と言いますが、雪が降ったり寒くなったりしても、季節は確実に春。毎日ほぼ同じ時刻に出勤するのですが、この頃は以前よりずっと明るくなっています。

 関東地方から来た1年生と面談していて、関東地方に春を告げる梅の木がなくて寂しいでしょ? と振ると、途端に悲しそうな顔をします。初めての日本海側の冬でメゲているのです。

 でもね。日本海側には、雪の下で見つける蕗の薹(ふきのとう)だとか、日本海側特有の春の楽しみがあるんだよ、って教えると、一瞬不思議そうな顔をして、でも少しだけ表情が明るくなります。
 彼もどこかで春を感じているのかもしれません。

 それにしても、何で日本海側は梅の木が少ないんだろう。



2月8日(水) VWニュー・ジェッタ誕生!! ──センセイとご縁はあったのか?!──

 フォルクスワーゲン グループ ジャパン(株)は、中型セダン「ボーラ」の後継車「ジェッタ」の販売を開始しました。(写真は同社のサイトから)

 要するに「ゴルフ」のセダンなのですが、もともとは「ジェッタ」という名前だったのが、何故か「ヴェント」、「ボーラ」──これらはいずれも風の名前(例えば「ボーラ」はアドリア海を吹く風)だそうな──と変わり、4代目で元に戻ってしまいました。
 この間、アメリカでは一貫して「ジェッタ」として販売されていました。

 さてこのジェッタ(ボーラ)。

 実は一昨年、車を買い換える時の第一候補。主に後部座席の狭さで候補から外れました。
 当時、アメリカではすでにこの後継「ジェッタ」が発売予定で、ホイール・ベースが拡大されていることが報道されていました。

 でもディーラーは当時、セダン「ボーラ」が売れないから日本では販売しないかもしれないと説明していました。
 当時はミニバン・ブーム全盛でセダンはまったく人気がなく、フォルクスワーゲンの場合、ゴルフは売れてもボーラは全然売れなかったのです。

 それに車検の関係でもう待てなかったので、結果的にはジェッタ/ボーラにはご縁がありませんでした。

 日本ではその後、セダンの見直しが起きているので、国内販売を決定したのかもしれません。

 新しいジェッタ。実車はまだ見ていませんが、雑誌にはずっと前から写真や記事が載っていますし、フォルクスワーゲンのサイトからもいろんな角度で見ることができます。

 それを見ていて、個人的にはやはりどうもしっくりこないのです。
 フォルクスワーゲンおよびアウディ・グループが最近採用している大きく口を開けたようなフロントグリルのデザインなのか、後部の微妙に飛んでいるような曲線なのか。

 何だかよく分からないけど、やっぱりご縁が......と思ってしまう西村センセイなのでした。

 ......そういえばこのジェッタ、アメリカでの販売はイマイチだそうな。



2月7日(火) これが最古のカセット・テープ ──音源のデジタル化、その後──

 これまでに何回か、自宅のテープ類をデジタル化していることをお伝えしています。

 現在、自宅ではオープン・リールおよびカセット・テープを、金沢のアパートではDATおよびPCMデジタル・テープを、それぞれハードディスクに取り込んでいます。

 最終的にはMac miniに素材を集めて編集し、CD化します。ところがその編集作業にはとても時間がかかるので、作業は停滞気味。

 一方、デジタル化そのものは準備さえ済ませてしまえば、トラブルがない限り、別な仕事をしながらモニタするだけなので、こちらはどんどん捗ります。

 というわけで、デジタル化の要となるMac miniのハードディスクが音源だけで満杯になりつつあります。CDの枚数に換算してざっと100枚くらい。これでもデジタル化すべき音源(テープ類のみ)の1/4くらいだろうと思います。
 そろそろ他のハードディスクとかDVD-RWとかに待避させる必要が出てきました。

 自宅ではずいぶん前のテープも発掘されています。

 センセイがちゃんと意識して録音した最古のカセット・テープ──子供の頃の遊びのテープは除く──が右の写真。

 テープの内容から1974年に録音されたことがわかります。今から32年前です。
 センセイは48歳ですから、現時点で人生の3/5ほどつきあってもらったわけです。

 当時高校生だったセンセイはAMラジオの深夜放送に凝っていました。
 そのころの流行だったし、レコードはとても高価で手が出なかったので、好きなアーティストの曲はラジオでしか聴けなかったのです。

 で、以前から気になっていたアーティストのライブを録音したものがこのテープ。

 今回、デジタル化のために再生しようとしたところ、巻き戻しただけでテープの先端が切れてしまいました。
 テープとプラスチックを結ぶ「スプライシング・テープ」が劣化していたのです。セロハン・テープみたいなものですから、仕方ないですね。
 テープをヘッドに圧着するパッドも取れてしまいました。

 仕方ないので分解して補修したのですが、ネジをまわすだけでプラスチックがボロボロとこぼれてきます。劣化しているのです。

 AMモノラル録音をステレオヘッドで再生しているのですが、テープが劣化してわずかにワカメ状に変形しており、音像(音のイメージ)が揺らいでいます。
 これはMacで完全モノラルに変換して、きれいに直しましょう。Macを使うとノイズも減らせるんですが、当時の雰囲気を損ないたくないので、こちらはそのままにします。

 こうやって復活させた貴重な録音。AMなので音は悪いのですが、やはりセンセイにとっては宝物です。このアーティストは現在も活動しているのですが、声が若い!!

 え"っ、誰だって? それは内緒。だって16歳の高校生ですよぉ。



2月6日(月) やはり、PSEラベルのない中古電化製品は販売禁止に!!

 昨日、所用のついでに柏崎市内の中古品販売店「ハード・オフ」へ寄りました。以前お伝えした、中古電化製品の販売禁止の件が気になったからです。

 一見すると、お店はいつもと変わらない様子だったので帰ろうとしたら、カウンターに掲出準備中の手作りポスターがあって、そこに例のPSEラベルが!!

 お店の人と少し話をして、事情がわかってきました。

 結論から申しますと、やはり4月以降PSEラベルのない電化製品は販売できません(大ショック!!)。販売のための展示もできません。

 ショックなのは顧客以上に在庫を抱えるお店の方で、どうするかというと、間もなく同ラベルのないものは買い取り中止。(そもそも、もう値段もつかないだろう。)
 さらに、現在の在庫は3月までに30%〜70%オフで一掃処分するとのこと。

 まぁ、販売禁止ならそうするしかないでしょうねぇ。

 2000年頃以前の電化製品(パソコンおよび関連機器、オーディオ・ビデオ機器など)が必要な方は、故障した時の予備をお考えの皆様、ハード・オフへ急ぎましょう!!

 ......でも、個人的な売買はどうなるんだろう。

2月5日(日) 西村センセイ、初めて318iを(ちょっとだけ)ぶつける

 「寒気は今日のお昼まで」という天気予報とは裏腹に、新潟は一日中冷え込み、断続的に吹雪となりました(突然晴れ間ものぞくのですが)。
 あまりの寒さに、石打駅で朝方、特急「はくたか」が「凍結して動かなくなった」(!!)そうです。列車が凍結するって、どうなるんだろう!?

 で、この猛吹雪の中、どうしても行かなければならない用があって、家族で出かけました。

 何もかもが冷え切っていて雪が融けないし、しかも横殴りの雪が吹き付けるので、とても視界が悪い。
 路面も凍結しているので、みんなノロノロ運転です。

 で、戸外の駐車場にバックで車をいれていて、小さく、しかし確実に、ガツン!!

 最初は除雪された雪の山にぶつかったかと思ったのですが、それよりちょっと硬い。

 車を降りてみると、雪でよく見えなかったのですが、鉄柱が垂直に立っていて、そこにぶつかったのです。
 すぐにバンパーを見たのですが、写真のように先代の318iはまわりにゴムが張ってあるので、傷は全くありません。

 でも帰宅してから気になって、改めて調べてみると、鉄柱にぶつけた右後方のバンパーが(変形することなしに)少し前に入り込んでいて、逆に左側は下がっています。
 よぉーく見ないとわかりませんけどね。

 説明書によると318iのバンパーは「衝撃吸収ダンパー付復元式バンパー」だそうで、時速4km/hは自動的に復元、15km/hまでなら内部のクランク・チューブ(交換可能)が衝撃を吸収するのだそうです。

 で、半日待ってみたのですけど、あまり元に戻らない......。

 4km/h以上だったのかどうか、今度の週末に確かめてみることにします。(したがって、この続きは週末に。)

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