2006年10月7日更新(2006年10月15日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2006年10月第1週のニュース──

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10月7日(土) 君は、この姿に萌えるか!? ──工大祭が始まりました!! ──

 週末ですが、西村センセイはまだ金沢に留まっています。今日から工大祭(学園祭)があるからです。

 午前中は普通に授業もあったのですが、午後になると学生さんの動きが慌ただしくなって、午後4時に開会が宣言されました。

 今日はいわば前夜祭なのと、颱風くずれの低気圧のせいで、時々風まじりの雨が降ったので、残念ながら人出と盛り上がりはイマイチ。
 明日から天気も回復するようなので、そちらに期待しましょう。

 でも、学生さんはとにかく元気。

 屋台の前を歩いていたら、「西村先生!!」という声がしたので振り返ると、おぉ、受け持ちの学生諸君!!

 動物の着ぐるみあり、(写真には写ってないけど)骸骨姿あり、そしてとどめはメイドさん!!
 今日はちょっと寒かったのか、ナマ足ではなかったようです。

 せっかくの年に一度のお祭りなので、遊びも、(明日ご紹介予定の)お勉強もしっかり楽しんでください!!



10月6日(金) 西村センセイ、鶏頭(けいとう)を見て、昔を思い出す。 ──指導教官がまた一人、亡くなられました──

 大学キャンパスの近く、高橋川を挟んだ向こう側を歩いていたら、突然、畑の中から鮮烈な赤色が目に飛び込んできました。鶏頭(けいとう)です。
 花の形が鶏
(にわとり)の鶏冠(とさか/とっさか/けいかん)に似ていることから、そう呼ばれるようになったそうな。

 センセイの松下のデジカメ+Mpegフォーマットではどうも、鶏頭の重く、中身の詰まった、そして生命の充実を感じさせる赤色をうまく表現できないようです。(右の写真はRGBバランスを中心に、かなり加工しています。)

 西村センセイ、鶏頭を見ると、93歳で天寿を全うした父方の祖母を思い出します。
 センセイが子供の頃、祖母が実家の庭で育てていたのです。

 祖母がまだ健在な時に、老人会の記念写真を見る機会がありました。
 彼女を含めて20人弱の男女が、屈託のない笑顔で見事に写真におさまっていました。
 カメラマンは相当技量のある方だったのでしょう。

 センセイが写真を見た時点で、もうすでに何人か亡くなられていましたし、それから30年以上経った今では、もちろん全員が鬼籍(きせき)に入っていらっしゃいます。

 でも西村センセイ、今でも時々あの写真を思い出すことがあるのです。自分が写真の順番に近づいたからなのでしょうか。

 今晩は新人の歓迎会があったので、新潟には戻らず、金沢市中心部で飲んでいると、不意に携帯電話が鳴りました。新潟の自宅からです。
 行政の仕事を離れた現在、非常連絡にしか使わない携帯電話の鳴動
(めいどう)は、その内容が相当重いことを告げています。

 覚悟して電話に出ると、学部時代の指導教官──「教官」なのは国立大学だったから──が亡くなられたとのこと。葬儀後に奥様が新潟の自宅へ葉書を送られたようです。

 このところ身内の不幸が続いているのですが、指導教官の逝去は、さすがに予想していませんでした。けれどもよく考えてみると、センセイの結婚式にお招きして以来、ちょうど20年お目にかかっていません。
 不肖の弟子ですね。

 機会を作って霊前にお参りしたいとは思っていますが、でもそれよりも何よりも、亡くなられた指導教官の遺志を忖度(そんたく)するなら、今、ここで自分にできることを為したい、あるいは為さなければならない、と改めて考えます。

 たぶん、時間はもう、そんなに残されていないだろうし......。



10月5日(木) 阪神球団のヘルメット ──もうすぐ工大祭です──

 昨晩のこと。

 研究室に鍵をかけてから帰宅しようとして、ロビーの雰囲気がいつもと違うことに気づきました。テーブルや椅子の位置が変わっていますし、そして何より、耳慣れない機械の音がします。

 覗いてみるとご覧の通り、今週末、土曜日から始まる工大祭の準備でした。

 写真を見ただけでは何が何だかわからない──要するに撮影テクニックがない──のですが、これは、送風機で膨らませる前のエアドームです。
 機械音は送風機から発生していたんですね。

 縞々模様はちょうど、阪神球団のヘルメットを大きくしたものをイメージしてもらえば良いと思います。
 この縞模様は以前にも見たことがあるので、どこかのサークルが毎年使っているものなのでしょう。

 休憩しているところを撮らせてもらったのですが、くつろいだ表情の中にも、「自分たちがやっているんだ」というような自信が感じられます。
 たいしたものです。

 今日はずっと雨だったのですが、その中、駐車場には特設ステージの巨大テントが建ちました。

 今週末は、いよいよ工大祭です。



10月4日(水) 「ビフカツ」って、何? ──あぁ、やっぱり大阪だなぁーと感じる時──

 もう一晩だけ大阪のお話を。それくらいインパクトが強かったので。

 地下鉄の駅に向かって天神橋を歩いていたら、人だかりのできている場所がありました。
 何だろうと思って近づくと、写真の揚げ物屋さん。

 ホントに美味しそうな匂いがします。奥でも調理していて、どうも家族経営のようですね。

 コロッケ60円、フランクフルト80円、トンカツ160円と、庶民的な揚げ物が並んでいます。
 「上トンカツ」──なんと懐かしい「上」
(じょう)という響き──は320円。
 そして何故か、餃子やシューマイ、春巻きも売っています。

 品書きをよく見ると、「ビフカツ」210円、「上ビフカツ」520円というのがあります。

 やはりビーフ“beef”のカツレツ“cutlet”という意味なんだろうなぁーと思うのですが、本当のところはどうなんでしょう?
 ビーフのカツなんて食べたことがないので......。

 それにしても、お客さん──デジカメを出すのに手間取ったのですが、最初は人だかりだったのです──も、お店の人も全然構えていなくて、そこにあるのはまったく普通の生活。

 でもここは、大阪駅から地下鉄でたった一駅の場所なんですよ。東京では考えられません。

 たった一本裏通りに入っただけなのに、「あぁ、やっぱり大阪だなぁー」と感じるのでした。



10月3日(火) 西村センセイ、(1日だけですが)大阪に出現!!

 1限の授業を終えると、大急ぎで研究室へ戻って荷物をまとめました。日帰りで大阪へ出張するのです。

 もうちょっと詳しく言うと、科学研究費補助金でこのサイトの改善に関する研究を行うのですが、その中の一部を外部に委託する必要があって、今日、大阪市内で打合せるのです。

 ちょっと焦って大学近くの北陸鉄道「工大前駅」にたどり着くと、程なく電車がやって来ました。

 新西金沢、JR西金沢、JR小松駅と、それぞれギリギリのタイミングで乗り換え、無事に大阪に到着したのはもう午後。
 やっぱり金沢からだと、東京も新潟も、そして大阪もけっこう遠い。

 仕事の打合せは問題なく進んだ──関係者の皆様、ありがとうございました──のですが、もう金沢に戻らなくてはなりません。
 明日は早くから講義があるのです。

 そういうわけで時間的な余裕はなかったのですが、たまたま訪問先が大阪天満宮の近くだったので、電車に乗る前にそこだけでもちょっと行ってみることにしました。

 結果的には裏口から入るような格好になったのですが、ずいぶん立派な建物です。

 周囲は門前町になっています。何故か寄席の小屋(?)もあります。

 平日の午後だったので人出はそれ程多くありませんでしたが、やはり東日本とは違うノリがあります。
 どこかしら人間味/人情味/人なつっこさがあるのです。

 歩いている人も、自転車に乗っている銀行マン(?)やオバさんも、構えた感じがありません。
 こういう場所だと関西弁(大阪弁)も違和感がありません。

 大通りから一本、通りを外れただけなのですが、あぁ、やっぱり大阪だなぁーと感じます。
 この感覚は、東京にはあまりないものです。(東東京には似た感覚があるかもしれないけど。)

 仕事での訪問でしたが、やっぱりエネルギーを分けてもらえる、そんな大阪でした。



10月2日(月) 近くにインド料理のお店があって...。

 金沢のアパートの近く、夕方に自転車で買い出しに行くスーパーの途中にインド料理のお店があります。

 窓がとても大きいので、店内の様子がよく見えるのですが、お客さんは皆、きちんとした身なり......。

 西村センセイ、歳をとってきて、香辛料の強いものは苦手になってきたし、もともと強い味の食べ物は得意ではありません。
 だから申し訳ないのですが、インド料理にはあまり興味がありません。

 お店としては、どんな雰囲気なんだろうと、興味がないわけではないのです。
 でもその一方、どこかで「このお店にはいることはないんだなぁー」と、識っているのでした。

 それに、外から丸見えだし。



10月1日(日) 旧Mac OSは永遠に不滅?! ──これはびっくり。Windows上で古いMac OSが動作しました!! ──

 毎月末に発売されるMacの雑誌を読んでいて、インテル・マック上で古いMac OS 9の起動を紹介している記事出くわしました。以前、名前だけ聞いたことがある“SheepShaver 2.3-Pre”というMacintoshのエミュレータを使う方法です。

 センセイはインテル・マックを持っていないので、他人事のように流し読みしていたのですが、ふと所有するPowerPCベースのMacが天寿を迎えた時のことが心配になって、紹介されているサイトへアクセスしてみました。

 すると何と、インテル・マック用だけでなく、Windows用やLinux用のSheepShaverがあるではありませんか。

 急に現実味が出てきたので、ものは試しと、必要なソフトを集めてWindows上での旧Mac OS起動に挑戦してみました。
 なお、ソフトは全部自分のもので、著作権上の問題は発生しませんので、念のため。

 最初は旧Mac OS最終バージョン──何だかややこしい──のMac OS 9をインストールしました。

 どうなるかと思ったのですが、写真のように無事、Mac OSのCD-ROMから起動しています!!
 古くからのMacユーザーにとっては涙なくして見られない光景です。

 ところがMac OS ROMとの相性が悪いらしく、このバージョンは途中からインストールできなくなってしまいました。
 う〜ん、残念。

 同様に、かなり古いMac OS 7.6──PowerBook 2400cとPowerMac 8500で現役活躍中!! ──をインストールしてみたのですが、こちらはどうも古すぎたらしい......。

 というわけで、手持ちのOSからMac OS 8.5をインストールしたところ、右の写真のように、無事にインストールおよび起動に成功しました!!
 旧Mac OSユーザーの皆さん、右の写真を信じられますか? 合成ではありませんよ。

 センセイは他にもいくつかのバージョンのMac OSを持っているのですが、今日は金沢への電車に乗らなければならなかったので時間切れ。
 後で試してみようと思っています。

 SheepShaverは、まだ開発途中のソフトで、突然ハングアップしたりします。

 でも、よく考えてみると西村センセイ、ふだん使っているのは古いMac OS(9.2.2)とWindows XPがほとんどで、Mac OS Xはブラウザやビデオ、DVDの編集に使う程度です。(もちろん“Classic環境”を使う物理的な基礎ともなります。)

 だとすると、何のことはなく、古いMacが壊れて使えなくなったら、Windows(+SheepShaver)さえあればいいや、ということになってしまうのでした。
 ノート型Windowsに組み込めば、どこででも旧Mac OSを使えることになるし......。

 危うし、アップル。(ただし、センセイの場合)

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