2006年7月1日更新(2006年7月9日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2006年6月第5週〜7月第1週のニュース──

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7月1日(土) 日本海産の地場物は、甘〜い!! ──初めてイカのお刺身を作りました──

 西村センセイ、週末に新潟の自宅に戻ると金沢の時とは全く違う生活が待っています。両親や親戚を含めた家族サービスをしたり、買い物をしたり。

 で、いつものスーパーで買い物をしていて改めて思ったのですが、日本海で獲れる魚介類は、ホントに美味しい。

 特に地場物は全然違います。

 今日は地元柏崎で水揚げされた鯵とイカをつまみにしているのですが、鯵は旬だし、イカはとろけるよう。
 絶対に水っぽい刺身でもなく、ゴムのようにいつまでもかみ切れないイカでもありません。

 先日、金沢のスーパーで、その日の朝に水揚げされたという生ヤリイカを見つけたので、刺身にしようと思って買い求めました。

 イカを刺身にするの初めてでしたが、内臓は簡単に取り出すことができました。
 イカ素麺とか考えたのですが、自分しか見ない──だから幸いなことに、証拠写真はない──し、食べないので、適当に切りました。

 で、(見かけはともかく)これがとても美味しい!!

 鯵も、イカも、地場物に共通しているのは、上品な甘さがあること。遠距離を運んできた物だとか、冷凍物にはない感覚です。

 日本海は、美味しい。



6月30日(金) 「許191」 ──西村センセイ、金沢のゴミ回収車を見て西欧近代思想を考える──

 朝早くコンビニに立ち寄ったら、ゴミ回収車がバックしてきました。建物の陰、目立たないように、専用のゴミ置き場があるんですね。

 以前から気になっていたのですが、金沢のゴミ回収車にはたいてい「許○○」と書いてあります。

 何のことだろうと思っていたのですが、ある日「許可」の意味であることに気づきました。(すぐ気づくべきだったんだけど。)
 記憶に間違いがなければ、市が直接回収する車には別な記号が書いてあったはず。

 要するに市が業者にゴミ回収を委託して、そのお許しを得た証拠に「許」の記号をつけている、ということなのですが......。

 う〜ん、何だか。

 何を言いたいかというと、金沢ではどうも、ゴミ出しの見張り当番などいろんな場面で「お上が許しを与える」という上下、あるいは支配/被支配意識を感じるのです。
 お上が、何も知らない、あるいは何をしでかすかわからない庶民を支配/管理するという発想です。

 近代的な市民概念──これは西洋的な発想だけど──に立てば、例えばゴミ処理といった、一人一人の個人では処理しきれない共通の課題を解決するために、市民が自治体(あるいは政府)を形成したと考えます。

 だから自治体はお上でも何でもなく、市民から付託された(ゴミ処理という)その業務を淡々と執行するだけのはずなのですが......う〜ん、金沢では通用しないらしい。

 でもよく考えてみると、この問題は金沢だけではないのかも。

 たとえばセンセイが住む柏崎市でもゴミ処理の有料化が議論されています。自治体によってはすでに実行に移されています。
 「ゴミを減らしたい」という意図はわからないではないのですが、そこにはいつの間にか近代的な市民概念を侵食する要素が紛れ込んでいます。

 日本には結局、近代西欧の諸概念は定着しなかったんだ、と、開き直られたらそれまでなのですが。



6月29日(木) ふと感じるDNAの繋がり...。 ──今日のお昼は9ヶ月ぶりのチャンカレ!! ──

 昨日に引き続き、何故か外へ出たくなりました。今日は梅雨の中休みで、良く晴れていたせいかもしれません。

 何も考えずに外へ出たのですが、何故か今日も高橋川方面へ。

 橋の上から鴨が数羽見えました。

 その中に親子連れがいて、雛の方は人間なら2〜3歳というところでしょうか、何にでも興味を示してチョコチョコと向かっていきます。
 少し後にいる母親は、一から十までつきあうのではなく、上手く水かきを使って要所で雛をフォローしています。

 その様子が人間そっくりで、西村先生ふと、DNAの繋がりを感じてしまいました。
 もっとも、人間の勝手な思いこみなのかもしれませんが。

 コンビニに向かいかけていた足が、これまた何故か、9ヶ月ぶりにその先のチャンカレに向かってしまいました。

 カウンターに座ると、隣から「先生!!」。続いて、「昨日、『とんとん』にいたでしょ?

 はい、その通り。

 う〜ん。人気者で行こう!!



6月28日(水) 移転したチャンカレ跡は、ラーメン屋に変身していました!!

 このところとにかく採点その他で忙しかったし、外へ出る気力もなかったので、お昼はほとんど学食かお弁当。

 でも今日は、採点に終わりが見えてきたせいか、何だか外食したくなりました。

 お店が決まらなかったらコンビニ弁当でいいや──それじゃ、いつもと同じだ──と、目的地を決めずに高橋川を渡ったのですが、ふと気づくと金沢名物新チャンカレの向こう、旧店舗に何やら旗が立っているのに気づきました。

 行ってみると、ご覧のように担々麺専門店に変身しています。

 それと、チャンカレの「カレー工場」は新店舗に移ったのではなく、そのままだった(写真右側)のですね。
 知らなかった。(要するに、半年ほど全く来ていない。)

 一度だけなら騙されたつもりで、と思って「とんとん」に入ったのですが、まず目に入ったのは食券販売機。
 チャンカレと同じ機械だ。

 メニューは基本的に担々麺しかなくて、その代わり、辛さを選べます。辛いのは苦手なので、「子供にもだいじょうぶ」というものを頼みました。
 担々麺は普通盛りで390円、大盛りでも490円ですからずいぶんお手頃。

 これで利益はあがるんだろうか......。

 券を渡してカウンターに座ると、何のことはない、什器(じゅうき)備品は基本的にはチャンカレのまま。調理場がちょっと変わっただけです。

 お店の人はまだ慣れていなくて、商品の提供は遅いし、それにそもそも、何だかお店が暗くて、雰囲気が悪い。お客も、初めての客か工大生ばかりで、あまり多くない。(ちなみにチャンカレは今日も大繁盛。)

 まぁ、お味の方は普通だと思うのですが......。

 たぶんこのお店は、チャンカレが出したのだと思うのですが、どうもいろいろな所の詰めが甘くて、いつまで持つかなぁーという感じでした。少なくともセンセイはもう来ないだろうな。



6月27日(火) 今夜は待望のビール付だ!! ──新潟県人会に初めて参加しました──

 一ヶ月ほど前に、いつもお世話になっている事務の方からメールが届きました。

 在学生から要望があって、特別に新潟県人会(=バーベキュー・パーティー)を開きたく、ついては県出身の教員はぜひ参加してほしいとのこと。
 金沢工大における新潟県人の比率は高く、県としては地元(富山・石川・福井)に次ぎます。新潟県は、実は大メジャーなのです。

 金沢工大では県人会がよく開かれており、センセイもぜひ参加させてもらおうと思っていたのですが、これまでは日程が合わず参加できなかったので、これを機会に、初めて県人会に参加させてもらうことにしました。

 で、開催日をよく読むと、6月27日(火)。要するに、今日。

 昨日のクラスの会に続き、連チャンというわけです。

 じゃぁ昨日と同じかというと、これが同じようでいて......微妙に違う。

 新入生を主体として、40名ほどが参加した今日の県人会のメニュー。

 細かいところでは、食材にソーセージや海老、イカなどが追加されていて、肉だけの昨日の会よりちょっとだけリッチ。

 そして何よりも、成人にはアルコールが提供されています。

 昨日の写真と今日の写真。

 撮影場所とアングルは同じようなものなのですが、テーブルの上の飲み物が違います。
 まぁ、アルコールの有無にかかわらず盛り上がっているという点では似たようなものなのですが。

 実は今年の担任のクラスには新潟県人が多くて、そのほとんどが昨日に引き続き参加してくれました。(ありがとう)

 彼らとは別テーブルだったのですが、何だか昨日以上にやたら盛り上がっていて......。

 う〜ん、何故だろう。 



6月26日(月) 春学期終了!! クラスのバーベキュー・パーティーが開かれました!!

 すでにお伝えしたように、金沢工大では今、春学期が終わるところです。

 学生はテストやレポートを返してもらい、総合的な評価(成績)を確かめているところ。これが終われば夏休みです。

 センセイが受け持つ1年生のクラスはこの機会に、バーベキュー・パーティーを開きました。クラスの親睦を深めるために、1年生は春学期に一度、バーベキュー・パーティーを開く機会が与えられているのです。
 もちろん会費は無料。

 今日は会の直前にいろいろあって、会場へは開始直前に着いたのですが、もうたくさんの学生が集まっています。それに何よりも、バーベキュー・パーティー委員長以下が取り仕切って、自分たちで準備を進めていました。
 いやー、今まで担当したクラスの中で一番オトナです。(ホント。あのEAクラスよりもすごい。)

 会が始まってしまえば、そこはもう食べ盛りの男子大学生。

 まるで欠食児童のように、肉塊と野菜、そして山盛りのご飯と格闘しています。
 テーブルからは「こんなに食えるんだったら、昼飯抜くべきだった」との声も。

 センセイには特別にお肉──3人分くらいじゃないかな──が用意されているし、センセイのテーブルは他より人数がちょっと少なかったので、余ったお肉を余所へまわしたほどです。

 考えてみると、入学式直後に対面した時、彼らはみんな緊張してい、まともに自己紹介もできず、「友達ができるかどうか心配です」とか言ってました。

 それが今や、(いろいろありながらも)ここまで成長したわけです。

 西村センセイ、この間、実はほとんど何もせず、風向きや潮の流れを見ながら、時々、ちょこっ、ちょこっと手助けをしただけです。
 まぁ、若くて適応力がある(/場合によってはありすぎる)分、行き過ぎないように注意していますが。

 今回は1年生、つまり未成年者の会なのでアルコールは一切ありません。アルコールなしでもこのハイテンション。若さ故ですねぇー。

 若くない西村センセイは、「これで、サッポロビールさえ、あればなぁー......」。(何故か、明日へ続く)



6月25日(日) 近づいたり、ちょっと遠くなったり......の、MacBook

 先週、「科学研究費補助金交付決定通知書」なるものが届きました。

 学生の皆さんにはあまりなじみはないでしょうが、通称「科研費」と呼ばれる、国の研究補助金です。

 受講生の皆さんとセンセイとの、このWeb上でのやり取りを、もうちょっと充実させると同時に、定量的に研究してみたい――考えようによっては、何と安直なテーマだ――と申請したところ、提案が認められたのです。

 よく考えてみると、そもそもSA(スチューデント・アシスタント)の私物パソコンを使用したデータ入力――歴代SAの皆様、ゴメンナサイ!!――から始まって、コメントの作成、そしてWebの更新まで、システムの運用はこれまで基本的にすべて私費で行われていました。(ただしSAの賃金は大学から支払われています。)

 で、これらをきちんと整理したい。(うん、わかる)

 ついてはまず、MacBookの購入から!! ――う〜ん、ちょっと論理の飛躍があるぞぉ――、と思ったのですが、やっぱり国税からの貴重な補助金ですから、よく考えて有効に使わないといけません。

 MacBookは欲しいけど、センセイの教育、研究、生活パターンを考えると、まず更新しないといけないのはWindowsノート機かもしれません。

 大学から貸与されている松下のWindowsノート機はこのところ不調が目立ちます。大きな故障もしてしまいました。

 Windowsマシンには、更新のための「ソニー・タイマー」──知らない人は調べてみてください──がついている、そんな感じで、きちんとメンテナンスすればいつまでも使えるMacとは全然違います。

 松下の後継機種を買ってもいいのですが、一つ大きな問題点があります。

 このごろのOSやソフトは、立体感を出すために以前のものより広い画面を必要とするようになっています。
 またフローティング・パレットなどの面積も増えており、もやは、現在使っている松下の機種の横幅1024ピクセルでは狭すぎる──WordでA4サイズ文書の一部しか提示できない──のです。

 でも縦方向には筐体の大きさなどの物理的な制約があるので、最近のノート型パソコンは横長ワイド画面が主流。Windowsはもちろん、MacBook(Pro)もそうです。

 ところが松下の機種は、大型の最上位機種を除くと相変わらず横幅1024ピクセルのまま。松下は“Let's note”シリーズの成功神話に囚われてしまって、時代の流れを読み誤ったようです。
 この点に関してはレノボも同じでしょう。

 そこでこの週末、家電量販店でいろいろ見比べてみました。

 コンセプトが現在のWindowsノート機に最も近く、DVDドライブ内臓で、かつワイド画面(横1366ピクセル!!)なのが、ソニーの“type T”。(写真はソニーのサイトより。一部改変。(c)ソニー)

 キータッチは“Let's note”に似ています。
 DVDドライブ内臓機種ではほぼ最軽量(約1.25kg)なので、持ち運びは便利そうです。

 これにしようかなぁーと思ったのですが、トラックパッド付近が使いにくいのと、11.1インチの小画面なのに、やたら多くの画素を詰め込んでいるので、文字の大きさは相当小さいのです。
 年々目が弱くなっていく西村センセイにはかなり辛い。

 そもそもこの問題、Windowsノートを更新するとなるとなると、大学、アパート、自宅(およびモバイル環境)と数箇所を行き来するというセンセイの行動パターンの中で、どうMacとWindowsを使い分けるのかという、何度か繰り返された問題に行き着きます。

 ホントに、きちんと考えないといけないようです。

 え"?

 MacBookを買って、BootCampでWindowsをインストールして両方使えるようにすれば、問題は解決するじゃないかって?

 何回かお伝えしたように、MacBookなどの「インテル・マック」では、CPUが変更されたため、これまで蓄積されてきた資産(センセイの場合、13年以上)が使えないのです。
 こういうことってWindowsではよくあります──今や誰もWindows 95を使っていないでしょ?──が、古いMacユーザーには初めての事態で、極めて受け入れがたいことなのです。

 センセイの場合、ひょっとするとWindowsノートは買ってもMacBookを買わないかもしれない、それほど重要なことなのです。

 う〜ん、それにしても何だかんだ言いながら結局、物欲のお話......。

 やっぱり本来の仕事が捗っていないってことなんだろうなぁー。


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