2006年9月30日更新(2006年10月9日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2006年9月第5週のニュース──

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9月30日(土) たぶんその時、その場でしか見えないもの。 ──ヒカリのチカラ──

 「ヒカリのチカラ」と言っても、光ファイバーを利用した高速通信のことではありません。毎日その御利益(ごりやく)に預かっているお日様のことです。

 毎日の自転車での通勤路に、ちょっとだけ他の家とは離れた瀟洒な一軒家があって、ちょっと気になっていました。

 朝方まで細い雨が続いて、やっと晴れ間がのぞいたのでまだほとんどの人が起きていない時間に出勤しようとして、ふと、そのお宅の前で自転車を止めました。
 軒先の植物の葉に、秋を感じたからです。

 雨で濡れた玄関前と、写真の左右に広がった植物が、秋を伝えている、そんな、ものすごいシズル感です。(いつもと違って、右の写真はほぼまったく加工せずに縮小と弱いシャープネスをかけただけです。)

 で、同じ日、所用で午後3時までに銀行へ行かなければならなくて、たまたまこの家の、この庭の前を通りました。

 曇りがちではあるものの晴れ間もあって、撮影には絶好の条件だったのですが......朝と、何かが違う。
 風情
(ふぜい)も何もなく、要するにただの一軒家の玄関前の風景なのです。

 どうも、完全徹夜後の街路灯の黄色だとか、あるいはお日様の色だとか、客観的には同じ風景であっても、その時、その場を一緒に体験した者にしか理解できないものがあるように思えるのですが.......。

 そうやって考えてみると、すべてをデジタルで記録するデジカメって、こういう体験の対極に位置するように思えるのですが、どうでしょう?



9月29日(金) いつの間にか、「ターバンカレー」がなくなっていた!!

 このところずっと、気乗りのしない書き物をしているのですが、その気にならないのだから当然、捗(はかど)らない。

 他の用もあったので、気分転換にお昼、ちょっとキャンパスの外、高橋川の西側のコンビニへ行ってみました。
 金沢工大の裏通りを歩くのは、ずいぶん久しぶりです。

 途中で気づいたのですが、いつの間にか「ターバンカレー」が焼き肉やさんに変わっていました。
 その名も「焼肉 工大門」......。さすがにちょっと安直なような......。

 金沢工大近辺のカレー屋さん、すなわちチャンカレ、ターバンカレー、ココイチジャンカレーアルジャンの栄枯盛衰(えいこせいすい)については過去のニュースをご覧いただきたいのですが、結論だけ言うとチャンカレの圧勝です。

 金沢工大生だけでなく、地域の人に愛されているんだなぁーと感じます。

 飲食店はよく、「固定客がつけば潰れない」と言われますが、それを実感させられる出来事でした。

 でも、その差は何なんだろう......。味の違いは確かにあるんだけど、それだけではなく、何か引きつける力の有無を確かに感じます。

 ホントに、何なんだろう。



9月28日(木) 図書館に金沢市中心部が出現!?

 図書館(ライブラリーセンター:LC)の隣を通っていたら、ホールに何かとても大きなものがあることに気づきました。

 入ってみると、ご覧のようにとても大きな模型。(う〜ん、下の台はキリンビールのケースだ。)

 最初は何が何だか良くわからなかったのですが、角度を変えて見てみると、金沢市中心部の模型であることに気づきました。

 右の写真は、金沢市中心部を、北東方向から見ている格好になります。
 右手前にJR金沢駅があり、手前と奥を左から右に、それぞれ浅野川と犀川が流れています。
 写真中央部が金沢城や香林坊、片町になります。

 これは建築学科の学生が製作した1/500の模型で、昨日ご紹介した金沢21世紀美術館で、つい先日まで展示されていたのだそうです。

 金沢市は山沿いにあるのですが、土地の高低も再現されていますし、主要な建物は立体化されています。
 航空写真を元にしているそうですが、建物によっては学生がカメラ片手に実物を取材、撮影して、できるだけ正確に再現しているのだそうです。

 奥の人物と比べていただくとその大きさがわかりますが、本当にたいしたものです。(香林坊の某Tホテルが傾きかけていたけど。)

 金沢工業大学のホームページでも紹介されているのですが、それによると、展示は何と明後日30日までとのこと!!

 学内関係者の皆様、ぜひ一度ご覧ください。



9月27日(水) 「artificial heart 川崎和男展 いのち・きもち・かたち」が金沢で開かれています。

 今月の16日から11月12日まで、金沢市内中心部にある金沢21世紀美術館で、「artificial heart 川崎和男展 いのち・きもち・かたち」が開かれています。

 川崎和男といってもご存じない方が多いと思いますが、福井県出身で金沢美術工芸大学卒のデザイナー──正確には「デザインディレクター」と言うらしい──で、金沢工大に関係する部分では、ナナオのモニターのデザインなどを手がけていらっしゃいます。
 現在は大阪大学大学院工学研究科教授ですが、医学博士でもいらっしゃいます。

 “artificial heart ”というのは人工心臓のことで、氏は特に人工心臓──右の入場券(一部)の中央にもある──のデザインで有名です。(もちろん芸術の“art”と引っかけているのは言うまでもありません。)

 西村センセイ、あまり美術や工芸には詳しくありません。

 じゃぁ、何で氏を知っているかというと、実は川崎氏、アップル製品のデザインを手がけていらっしゃったり、Macの雑誌で連載記事をずっと執筆されるなど、Macintoshユーザーにはとても有名な方なのです。

 たまたま氏の作品展が金沢21世紀美術館で開かれると聞いたので入場券を手に入れたのですが、よく考えたら金沢市中心部はいつも通り過ぎるだけ。
 意外に思われるかもしれませんが西村センセイ、まだ兼六園を見たことがないのです。

 でも10月最初の週末は金沢工大の工大祭(学園祭)が開かれ、金沢にとどまる必要があるので、その機会に氏の作品展を見てみようかと思っています。



9月26日(火) 軒下の南瓜(かぼちゃ)と玉葱

 センセイのアパートの近くにはコンビニが2件あって、朝はたいてい、そのどちらかに寄ります。

 その中の一つ、このごろちょっと足が遠のいているお店に行こうとして、一軒の民家の軒下にぶら下がっているものを見つけました。

 南瓜(かぼちゃ)と玉葱(たまねぎ)がストッキング状のビニールの網に入れられています。

 よく考えてみるとこのお宅、いつ通っても何かしら保存のきく野菜がこうやってぶら下げています。

 センセイの自宅や実家なら、広い納屋やプレハブ収納庫にしまっておくのですが......何故なんでしょう?

 昔の田舎だったら柿を干して干し柿を作り、大根をぶら下げて沢庵(たくあん)に使ったりしたのですが、そういう干し方ではないようだし......。

 単純に、一定の気温や湿度──軒下なので雨は当たらない──に保たせるということなのかなぁーと思っていますが、本当のところはどうなんでしょう。

 金沢の農家の習慣なのかなぁーとも思うのですが、他で見たことはないし。



9月25日(月) マンションは、やっぱり何の工事か分からない...。

 先々週にお伝えしたアパート近くのマンションの工事

 先週はアパート−大学間を車で通勤していたので、工事の様子はチラッとしか見ていなかったのですが、今週は自転車。そこで今朝、ちょっと近づいて工事の状況を確かめてみました。

 センセイはこの場所を早朝と夜にしか通らず、昼間の工事がどのように進められている(あるいは中断している)のか知らないのですが、結果だけ見ると工事はほとんど進んでいません。

 でも、よぉーく見ると、緑色のパワーショベルの奥が明るく輝いています。

 中央部分の二階の床を壊して、そこが吹き抜けのような状態になっていて、向こう側の窓から朝日が入ってきているからなのです。

 どうもそれ以外の場所は変わっていないようです。

 テレビで見るアメリカのビル解体では、ここにダイナマイトを仕掛けてビル全体を木っ端微塵に......なんてことになるのかもしれませんが、ここはニッポン。
 田圃もあるとはいえ、周囲は住宅地ですからそんなことはあり得ません。

 じゃぁ一体、何をどうしようというのでしょうか......。

 やっぱり、わからない。

 そうそう、前回の写真と今回のものを比べてみると、パワーショベルの色などがかなり違います。
 前回は午後の順光下で、今回は早朝の逆光下で撮影しているなど、条件──特に色温度──が違うのですが、サイトに載せるまでにソフトでかなり補正して、できるだけ条件を整えています。(ビルの外壁の色は似ているでしょ?)

 どこが大きく違うかというと、前回ずっと使っていたフジで撮影し、今回はパナソニックで撮影しているのです。

 やっぱり色のバランスがかなり違いますね。



9月24日(日) カメラメーカーと家電メーカー ──新しいデジカメが届きました!! ──

 注文しておいた松下のデジカメ“DMC-FX01”が届きました。

 まだ使い始めたばかりなのですが、それでもいろいろ感じることがあります。

 第一印象は、とにかく小さい。

 店頭では似たような機種をいろいろ触っていたのでそれほど強い印象はなかったのですが、自宅で改めてゆっくり触ると、ずいぶん小さい。
 操作系など無駄な部分はなくて、いろいろなものが凝縮されている感じです。

 その分、光学ファインダーが省略されていて、極端に明るい場所などの過酷な条件下では、液晶だけでうまく行くのかなーと心配になります。
 もちろんメーカーもそこはわかっていて、液晶画面を一時的に明るくしたりする機構がついているのですが。

 もう一つはすでに触れたカメラメーカーと家電メーカーの設計思想の違い。

 今まで使っていたフジは、「カメラで撮影する」というのが中心にあって、あまり使わない機能は省略したり、目に付かないように配慮されていました。
 今回の松下のカメラは「あれもこれもそれも可能!!」という感じで、ホントに何でもできるように設計されているのですが、その分、操作が簡単明瞭とは言えない部分があります。
 まぁセンセイの場合、こういうメカをいじくるのは得意だから、大した問題ではないのですが、ここまで欲張るのはどうだろう......と思ってしまいます。

 いずれにせよ28mmの広角レンズはとても有効なので、今のところ特に不満はないかな、という感じです。

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