2006年10月14日更新(2006年10月22日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2006年10月第2週のニュース──

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10月14日(土) ANAシカゴ線が、なぜ鹿なんだろう?

 最近、ネット上の新聞を読んでいると、ANAが流しているシカゴ線就航のCMをよく見ます。
 このところテレビをほぼまったく見なくなっているので、TV放送でどれくらい流されているのかわかりませんが、大都市圏ではそれなりに流しているのでしょう。
〔(C)ANA:写真はANAのサイトより。一部加工〕

 ご存じの方が多いと思いますが、このCM、なぜか鹿が登場するのです。

 個人的には、アメリカに出入りする際はほとんどシカゴ・オヘア空港を利用し、それもANAが多かったので、どうしても気になります。(そもそもすでに就航済のシカゴ線就航を、なぜANAが宣伝するのか、個人的には良くわからないのです。)

 そこで、ANAのサイトでそのCM「記者会見篇」「試合篇」を見てみました。おぉ、(たぶん)着ぐるみの鹿がホントにバスケットをしている!!

 でもやっぱり、なんで鹿なんだろう......。

 スポーツのことはよく知らないのですが、「シカゴ・ブルズ」のように、有名なスポーツ・チームがあって、そのシンボルが鹿なんでしょうか......。

 改めてCMを観てみると記者会見篇では長嶋一茂さんが「やるしか!」とか「がんばるしか」と言っています。
 う〜ん、ちょっと寒い。

 試合篇では長嶋ヘッドコーチ、今度は「1人ならただの鹿だ。5人ならそれは、チームだ!」

 へぇー、5匹じゃなくって 5人なんだ。5(ご)人の鹿(しか)、ねぇ......あ"。

 今ごろになってようやく「シカ・ゴ」に気づいたのは、どうもセンセイだけのようです。情けない。



10月13日(金) 急にカップ麺が食べたくなったので...

 金沢工大は、約8,000人という学生数の割に食堂が狭いので、お昼休みの食堂はとても混雑します。センセイは根性がないので、お昼前後に授業がない日は、昼食の時間をずらして、空いている時間にカフェテリア(「セレス」)へ行きます。

 そのカフェテリアも、若い人向けの油っぽいものが多いので、一番多いパターンは結局、食堂へ行って根性がなくなり、お弁当を買って研究室で食べるというパターン。

 ところがこのお弁当も、男子学生向けに、みな大盛り。少し前の「提供された食べ物は残さず食べる」という教育を受けたセンセイにはとても辛い量なのです。
 それに学園全体では毎日、とてもたくさんのお弁当を消費しており、パッケージや割り箸など、環境負荷がかなり大きい。(金沢工大、この点は詰めが甘いと思う。)

 仕方ないので近くのコンビニに出かけることもあるのですが、やはり若い人向けに大盛り弁当主体だし、パスタなどを含めて油っぽいものばかり。
 お寿司のようにさっぱりしたものはあまりないのです。(スーパーまで足を伸ばせば手に入るけど。)

 で、何かいいものがないかなぁーと思案していたら、考えることに疲れたのか、急にカップ麺が食べたくなりました。
 ここ数年、少なくとも2、3年は、娘の食べ残し以外のカップ麺を食べたことがありません。

 売店で買おうかとも思ったのですが、値段が高いし、やはり「1.5倍」など大きいパックばかりだったので、帰路にスーパーで買うことにしました。
 幸か不幸か、今週は何でも持ち運べる車での通勤だし。

 スーパー長崎屋の棚には、面白そうな麺がたくさんあって、気がつくとご覧のように10個位も買っていました。

 さっそく今日、「すうどん」にお湯を注いでみたのですが、「うどん」と言いつつ、説明書きにはしっかりと「揚げめん」。

 麺の味はまぁそれなりだったのですが、とても濃い味でしょっぱい。
 それに、意外とカロリーが高くって、う〜ん、これじゃダイエット──というほどのものじゃないんだけど──にならない!!

 おまけに、ここでやっと気づいたのですが、研究室には余ったスープを捨てる場所がないのです。(今までカップ麺を食べなかったから気づかなかった。)

 さらにさらに、遅ればせながら、もう一つ気づいたこと。

 カップ麺の容器類は基本的に使い捨て──多少は資源回収できるかもしれないけど──なので、お弁当と同じか、あるいはそれ以上に、環境負荷が大きいのです。

 ......これじゃぁ、まるで良いところがないじゃん!!



10月12日(木) アレルギーのせいで、くしゃみを2回したら......え"っ!?

 早朝、天気もいいのですっきりした気分で出勤して校舎に入って守衛さんに挨拶すると......クシャン!! 不意に、大きなくしゃみを2回してしまいました。

 センセイはアレルギー持ちですし、夜はたいていビールを飲むので、自律神経の関係──だそうです──で、朝方はくしゃみが出やすいのです。
 いつものようにすぐにおさまるだろうと思って仕事を始めたのですが......止まらない。

 そのうち、涙が出てきて目はウルウルするし、鼻水も止まらないという、近年稀にみる最悪状態に陥ってしまい、今日は結局、この状態が終日続いてしまいました。

 夕方のこと。所用で同僚が研究室にお越しになった途端、再び大きなくしゃみが2回。

 その瞬間、腰に変なショックを、軽く、しかし確実に感じました......ヤバイ!!

 ぎっくり腰(腰痛)が再発したのか、と恐怖に襲われました。とても似た感覚だったのです。

 何事もなかったようなので、椅子から立ち上がると......アレ?! 何か違う......。よく見ると、くしゃみのショックで、お腹に力が入り、革ベルトの長さを調節する部分が外れてしまっていました。

 授業中など、他の人がいる時間だったら、ちょっと悲惨だったと思います。
 何よりも、学生さんは相当見苦しいかっただろうし。(あ、ベルトが壊れただけで、ズボンが脱げたとか、そういう状況ではありませんでしたので、念のため。)

 このところ、夕食に金沢の美味しいお魚を食べる習慣が付いたせいか、体重は安定しているのに、お腹まわりだけが少しずつ、しかし確実に成長を続けています。
 そのため、ベルトにいつも以上に無理がかかってしまったようです。

 冗談抜きで、食習慣と運動──全然してない──をちょっと見直し、少しでもダイエットに励む必要を思い知らされた事件でした。

 え"? 写真は何だって?

 実は関係者の方にはここ数年、センセイが関係した「ニュートンのりんごの木」が写った年賀状をお送りしています。

 先日、来春用の写真を新潟県内某所にて撮影し、センセイもりんごの木の脇に立ったのですが、う〜ん、その姿がちょっと......。(そんなに太っているわけではないので、念のため。)

 来春はこの、センセイが写っていない写真で年賀状を作ろうかと思っています。

 ......暑苦しさを感じる人が減るかもしれないし。



10月11日(水) 松下のデジカメの手ブレ補正は、ホントに凄いと思う。(+オマケ)

 松下の新しいデジカメが届いてから約3週間が経過しました。第一印象はすでにお伝えしましたが、その後もいろいろ感じることがあります。

 右の写真はまだ使い慣れていない頃に、金沢へ移動する電車の中から撮った、親不知(おやしらず)付近での日没です。(この写真はトリミングも、画像処理もほとんどしていません)

 写真中央部、左右に立派な橋が見えますが、これは高速道路(北陸自動車道)です。
 よく見るとその下に国道8号線の橋も見えます。

 この付近では、急峻な北アルプスが日本海に沈み込んでいて海岸に平野部が存在しないため、二つの主要幹線は日本海の上に橋を張り出して走っているのです。

 この写真、特急電車の車窓から適当に撮影したのですが、電車は猛スピードで走っているにもかかわらず、橋の部分はほとんどブレていません。
 I.C.を告げる高速道路上の標識もはっきりとわかります。

 で、写真右上部をよく見ると、ぼんやりと縦に影のようなものが見えます。鉄道架線の支柱なのですが、シャッターが長い間開いているので、このように「流れて」いるんですね。
 それくらい長く撮影しても、ブレないほど、手ブレ補正が効いているということです。

 同僚の、松下製大型デジカメでも感じたのですが、同社の手ブレ補正技術はとても高度です。ちょっと他メーカーは追いつけないんじゃないかと思います。

 そうそう、実はこの写真、もともとは完全に上下(天地)逆に撮影しています。レンズの位置の関係です。

 でも、カメラを縦に構えても、今回のように逆さまにしても、松下のデジカメはそれを検出して、本来の位置に戻してくれます。逆さとか縦とか、そういうことを一切意識する必要はありません。
 すごいなぁー。

 こういうところにも、松下の底力が表れているように思います。



10月10日(火) 秋は実りの季節のはずなんだけど......。 ──妙高山や立山が冠雪しました──

 この週末は連休......といっても、センセイらには工大祭があったので、アッという間に連休が終わってしまいました。

 昨日、今日と、全国的に良い天気に恵まれたようで、日本海側も雲一つない好天。一昨日までの冷たく、荒れた天気が嘘のようです。

 季節の変わり目で、冬物の衣類を運ぶ必要があるので、今週は318iで金沢へ移動しました。
 お金もないので高速道路は使わず、金沢までの約240kmを一般道でのんびりと走りました。

 318iはこういう走り方も得意で、今日の燃費は17.1km/L。
 エアコンを入れっぱなし──BMWは湿度に弱いらしいので──で、ストップ・アンド・ゴーを繰り返しての数値ですから、たいしたものです。

 寒い日が続いたので、国道8号線から見える妙高山(新潟県上越地方)や立山(富山県;写真)が見事に冠雪していました。
 いつもの年よりずいぶん早いような気がします。

 先日までの暑さが嘘のよう。もうすぐ冬なんですね。

 秋は実りの季節。

 本来ならば、これまでの努力に報いるかのようにたくさんの収穫物があるはずなのですが、春に種を蒔かず、その上さらに、夏に手入れもしていないので、ど、どうしよう!?

 そう言えば、9月中にセンセイが関係する本が出版されるはずだったのだけど、気がつけばもう10月。

 ......どうなっているんだろう。



10月9日(月:祝日) 道路の二段重ね?! ──鉄道廃線跡の利用方法──

 昨日の北日本は颱風崩れの低気圧のおかげで、大荒れ。ご存じのように海や山で大きな被害が出ました。
 関係者の間では有名な「腐っても鯛
(たい)」、つまり、颱風が衰えて低気圧になっても、もともと大きな勢力を持っていたので警戒しなくてはいけない、という言葉の通りでした。

 昨日は工大祭を見学してから新潟に戻ったのですが、JR湖西線は強風のために特急が米原(北陸本線)経由に変更になり、また東京方面と金沢を結ぶ「はくたか」は新潟県内の大雨のために、行き先を信越本線経由の長岡に変更するなど、鉄道は大混乱でした。

 連休ということもあって、金沢駅にはたくさんの団体旅行客がいたのですが、ツアーコンダクターは予定がいろいろ変更になって大変だっただろうと思います。
 センセイは各駅停車でのんびりと帰ったので、時間が遅れてもあまり関係なかったのですが。

 さて、石川−富山県境付近で車窓から撮影したのが右の写真......ただの田舎の風景ですねぇー。

 写真中、道路が左右に何本か通っています。手前の2本は旧国道8号線で、現在は生活道路として使われています。

 奥に橋がかかっていて、これが現在の国道8号線──大型トラックが走っている──なのですが、よく見るとこの橋は、道路状の平坦な部分の上に建設されています。

 で、土台となっている部分、実は廃線となった旧北陸本線の路盤なのです。

 北陸本線は、かつての北前船に代わる物流の大動脈として、きわめて早い時期に建設されました。
 この付近は明治32年にはすでに開通しているはずで、「異常」と言っていいくらいの早さです。(わかるかな?)

 しかし石川−富山県境には難所、倶利伽藍(くりから)峠があり、当時は長いトンネルを掘る技術がなかったので、蒸気機関車が急な勾配を登って峠を越えていました。
 戦後、北陸本線の輸送力増強のために勾配の急な旧線を廃止して、まず昭和30年に新線が単線で開通し、37年に複線電化されました。

 石川県側の廃線は、ご覧のようにかなりの部分が国道8号線の土台として使われています。金沢からだと、北陸本線に乗って倶利伽藍駅を過ぎてから、車窓の左手に注意していると旧線跡がはっきり見えます。
 以前、二段重ねのカツ丼をご紹介したことがありますが、ここは旧鉄道跡と道路が二段重ね(?)になっているわけです。

 富山県側も旧線跡が活用されているのですが、路盤がそのまま新国道として使われているので、相当気をつけないと廃線跡だとはわかりません。
 知らない人も多いと思います。

 また富山県側の旧線と新線との合流部分は立体的で複雑怪奇な構造になっています。興味のある方はちょっと調べてみてください。(わかるかどうかは、わからない。それほど難しいのです。)

 この場所と同じように、北陸自動車道(上り線)、杉津(すいづ)パーキングエリア付近も、旧北陸本線の廃線跡を高速道路として使っています。
 杉津パーキングエリアの絶景は、その昔、北陸本線の車窓からの眺めそのものだったんですね。

 廃線跡はどこでも寂しいもの──それとわからない場所すらある──ですが、こうして使ってもらえるなら、それはそれで良いのかもしれません。



10月8日(日) う〜ん、工大生はやっぱり真面目だぁー ──工大祭の「研究室訪問」──

 今日の北日本は大荒れだったのですが、金沢はまぁ、天気が持って、晴れか曇りとなりました。二日目の工大祭は、いよいよ本番という感じ。

 センセイは1年生の担任なのですが、1年〜3年の学生諸君は今日、「研究室訪問」をします。将来、配属を希望する研究室の活動を、工大祭の機会に実際に見学するのです。

 せっかくの機会なので、センセイも受け持ちの学生と一緒に、担当クラスに関係する研究室をいくつか見学させていただきました。

 研究室の活動を解説するのは、ほとんどが4年生。(大学院生もちょっといたけど。)

 写真の研究室では、水素と酸素から直接電力を作る燃料電池を研究していて、ポスターでその説明をしてくださったのですが、門外漢のセンセイは「へぇー、こうなってるんだぁー」と驚くことばかり。

 4年生ともなるともう説明はとても上手。
 特に、研究の内容については、自分が毎日やっていることなので、よどみなく説明できます。

 もうちょっと聞き手の立場を考えてプレゼンできたらすごいんだけどなぁーとは思いましたが、それでもやはりたいしたものです。

 関係する研究室をまわってみて、予想以上にいろんな分野の研究をしているんだなぁーと驚きました。

 それももう一つ。工大生は、やっぱりとても真面目だ。

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