2007年1月13日更新(2007年1月21日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2007年1月第2週のニュース──

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1月13日(土) な、何なんだ。この雰囲気は?! ──西村センセイ、同族に取り囲まれる!! ──

 一昨日から続いてた国際会議関係の行事は、今日の午前中に終了。やはりかなり疲れてしまったので、新潟の自宅へまっすぐ戻ることにします。

 予約より一つ早い上越新幹線にも間に合ったのですが、新幹線と、自宅のある柏崎市を走る信越本線の接続がとても悪くて適当な電車がないので、ここは予定通りに行動することにします。

 ただし、そもそも「予定通り」がかなりのくせ者。本来の新幹線に乗って長岡で降りても、やはり接続がない(!!)ので、二つ手前の越後湯沢駅で新幹線を降りて、そこからは各駅停車で移動することにしています。
 どこで降りても、あるいは新幹線を1本遅らせて接続する特急に乗り継いでも、最終的な到着時刻はほとんど同じなので、できるだけ在来線各駅停車の旅を楽しもうと考えたのです。(西村センセイ、こういうことになると元気が出る。)

 長大な新清水トンネルを抜けると、湯沢は一面の雪。積雪は数十cmですが、やはり一面が真っ白だと改めて「冬だなぁー」と思います。

 在来線のホームに降りると、案外多くの乗客が待っています。地元民とスキー・スノボのお客です。

 10分遅れで長岡行きの電車が到着。そもそもガラガラだろうし、その僅かな乗客もみんな降りるだろうと考えていたのですが......意外に、誰も降りない。
 そして予想外に、車内は混んでいます。ナシテ?

 それでも席を見つけて座ったのですが、何だかとっても車内の雰囲気がおかしい。

 前の50歳くらいの客は一心不乱に窓の外を凝視しているし、同世代の隣の席は何かを大判の手帳に書き込んでいるし、後ろの老夫婦は停車駅で窓を開けてデジカメで撮影しているし、その隣──こちらも50代半ばか──はカップの日本酒......という具合。(若い人はとても少ない。)
 みんなバラバラなんだけど、どこか共通する「体臭」のようなものがある......。

 ふと、気づきました。彼ら彼女らに大判の時刻表を持たせれば完璧なのです!!

 え"? 何のことかわからないって?

 彼らは間違いなく(隠れ)鉄道ファンなのです。それも都会の。

 改めて車内を見渡すと、僅かの地元民(+スキー客)以外は明らかに鉄道ファン。スキー客は皆、「上越国際スキー場前」駅で降りてしまいました。

 ちょうど車内放送が流れて、電車が遅れたのはこれに接続した高崎−水上間の電車が遅れたからだとのこと。そう言えば東京駅を出る時に、高崎線がポイント故障で乱れているという表示が出てたっけ。
 こんな所で影響を受けるとは思わなかったけど。

 でも、最も重要な点がわからない。彼らはどこへ向かっているんだろう。「雪を見たい」という奇特な客がいたとしても、みんながみんなそうだとは思えない......。

 動きがあったのは「次は小出(こいで)駅」というアナウンスが流れた時です。

 雪見酒を楽しんでいた男性はむっくと起きて身支度を整え、若いアベックがドアの前に移動します。車内のあちこちで、地滑りのように人の動きが続きます。
 な、何なんだ......。

 西村センセイ、ここでようやく彼らの意図を理解しました。

 彼らは今朝、8時半過ぎに上野駅で快速電車に乗りこみ、各駅停車を二本乗り継いで、小出−会津若松間の只見線に乗ろうとしているのです。(只見線を全線走る昼間の列車は、1本しかなく、しかもこの電車との接続が良い。)
 なぜ今日なのかというと、1日あたり2,300円で各駅停車を自由の乗ることができる「青春18きっぷ」の有効期限が迫っている(20日)からなのです!!

 小出駅に到着し、(隠れ)鉄道ファンはのんびりとホームに降り立ち、みんなで只見線の乗り換えホーム──跨線橋を渡る必要がある──を探してゾロゾロと移動し始めたのですが......う〜ん、甘い。

 こういう接続が良すぎる乗り換えにはみんなが殺到します。
 しかし只見線は正真正銘のローカル線なので座席数が少なく、のんびり移動していると席がすべて埋まってしまい、会津若松までの4時間半(!!)を、ずっと立って過ごすことになるのです!!
 JRもこういう事態を予想していたようで、今日は只見線の車両が1両増結されていましたが......あの雪見酒の男性は座れなかっただろうなぁ。

 青春18切符を最大限活用すると、夕方に会津若松について、夜に郡山、黒磯で乗り換えて終電で大宮までたどり着くことができます。

 もちろんあの老夫婦がそんなことをするはずもなく、きっと会津の温泉に泊まるんだろうし、鉄道ファンたちもたぶん郡山からは新幹線を利用──夜10時前には東京駅に到着──するんだろうと思います。

 まぁ、他人(ひと)事だからいいんだけど、同じような年齢層の(隠れ)鉄道ファンに囲まれるという初めての経験だったので、ほとんど「蝦蟇(がま)の油」状態の西村センセイでした。

 やっと地元民ばかりになりました。平野部には雪はほぼまったくありません。今年は明らかに異常な無雪です。

 長岡駅の一つ前、宮内駅で柏崎行の各駅停車に乗り換えようとしたのですが、お、おっと、今度は......。

 続きはまた明晩。



1月12日(金) 西村センセイ、国際会議でちょっとだけ働く。

 センセイらが主催する国際会議がいよいよ始まりました。

 国際会議と言っても、関係者だけが集まっての会合なので、皆さんがイメージする「国際会議」とはずいぶん違うかもしれません。

 右の写真はその様子なのですが、この分野では知らない人はいないという、そんなアメリカの学者や、これからが嘱望される若手研究者が集まっての会議です。
 金沢工大からも若手の先生が参加して、とても立派に発表していらっしゃいました。

 朝の9時過ぎから始まった会議は午後5時まで続き、同じ建物の中で懇親会を開いたのですが、英語と日本語、それに韓国語(ハングル語)も混じって、とても有益な会となりました。
 たまたま懇親会の隣が新潟県中越地方の某国立工科系大学の懇親会だったのですが、明らかに勢いは金沢工大が圧倒していましたね。

 会議は明朝も続き、それを終えてから新潟の自宅へ戻ります。お手伝いとはいえ、ちょっと疲れてしまったので、今日はこれくらいで。

 それでは、また明晩。



1月11日(木) 「金沢フォーラス」に初めて入ってみました。 ──西村センセイ、久しぶりに上京中!! ──

 西村センセイは現在、東京都内に出張中です。都内で明日から、センセイらが国際シンポジウムを開催するのです。(といっても、センセイはただのお手伝いですが。)

 考えてみるとずいぶん久しぶりの都内。このところ金沢での用が忙しくて、都内に出張できなかったのです。

 2限の授業を終えるとすぐに、大学前から出発するバスに乗り込みました。
 道路は空いており、とても順調に金沢駅到着。特急電車の出発まで1時間近くの時間があります。

 もともと金沢駅近辺で昼食を取ろう──最悪の場合はお弁当を買って列車内で食べよう──と思っていたのですが、十分余裕があります。
 そこで最近オープンした「金沢フォーラス」(右の写真)に初めて入ってみることにしました。

 金沢フォーラスはイオングループが金沢駅前に建設した専門店街で、金沢市内はもちろんのこと、富山や福井をも商圏として想定しています。

 意識がかなり高い客層を狙っているので、競合するようなお店が少なく、この金沢フォーラスの成否がとても注目されています。

 平日のお昼前だったせいか、店内はずいぶん空いています。

 ファッション関係のお店がほとんどのようですが、やはりかなり洗練されている印象を受けます。
 予想通り、お客も着ているものはもちろん、小物まで気を使っているような女性客ばかり。
 まぁ、個人的にはあまりご縁がないだろうなぁー。

 飲食店街へいくつもりで間違って最上階まで登ったのですが、7階は映画館。入れ替えの時間じゃないのか、お客は全然いません。

 6階が飲食店街で、イタメシ屋、オムライス、カツのお店......といった具合。油っぽいものは弱くなっているので、写真の回転寿司のお店に入りました。

 金沢に来てとてもびっくりしたことの一つに、回転寿司店のレベルの高さがあります。とても回転寿司とは思えない品質なのです。
 今回は店員お勧めのランチを頼んだのですが、1,000円弱でおなか一杯になってしまいました。それに何より、美味しい!!

 隣に金沢の観光ガイドを持った中年のアベックが入ってきたのですが、同じものを注文して、その内容にびっくりしていました。

 でも、飲食店街で一番混んでいたのは写真のお店。他はガラガラなのに、お店の前に行列ができています。

 このお店、「自然食バイキング」なのだそうです。広い店内のテーブルは、ほぼ女性客だけで埋められています。

 東京都内──イメージとしては中央線沿線──なんかだったら、いかにもありそうな光景なのですが、電車で一駅乗ればすぐに田圃が見える金沢でとなると、にわかには信じられないものがあります。

 センセイだけが金沢についてそう思い込んでいるだけなのかもしれませんけど。



1月10日(水) 雨雲の間を縫って、センセイがやっと獲得したもの。 ──金沢工大、本日より営業再開!! ──

 金沢工大では今日から授業が再開されました。

 朝イチ(8:40)から授業があったのですが、ほとんど遅刻もなく、いやぁー、はやり金沢工大です。(若干意味不明?)

 毎度のことではあるのですが、金沢工大は休み明けにもかかわらず、いきなり「アクセル全開!!」という感じ。
 講義再開の今日は、負担の重い大学院の講義や会議、特別な事務作業なども重なったので、白状すると本当にヘトヘトになってしまいました。

 ところが、仕事に区切りをつけて帰宅しようにも外は激しい雨。
 このところ北陸地方は雪こそ降らないものの、冷たい雨が続いているのです。自転車で通勤するセンセイには辛い......。

 それでも雨雲の様子をレーダーで見ていたら、スーパーの閉店間際になって雨雲にわずかな切れ間が見えました!!
 これはもう、天啓
(てんけい)だっ。帰るしかない!! 

 で、急いで途中のスーパーによって半額のお刺身を買い、少々雨に濡れながらアパートに戻った途端、霙(みぞれ)が降ってきました。

 冷凍してあるご飯を解凍し、お刺身を並べて今晩も平和に夕食を終えたのですが......何だか、変。

 ずっと気づかなかった──それはそれで、悲しい──のですが、刺身のツマに用いられている大葉が、やけに色鮮やかなのです。

 あれっ?と思って確かめると、写真のように合成樹脂製......。

 別に大葉が惜しいわけではないのですが、何だかとっても侘びしい。



1月9日(火) 強風の忘れ形見 ──北陸地方の荒れた天気はやっと収まりました──

 ずっと続いていた強風は、今日の午前にはかなり収まりました。

 バスに乗って金沢市の繁華街、「香林坊」バス停で撮影したのが右の写真。
 バスの中から撮影している──よく見るとバスの前輪とドア、方向指示器がわかる──ので、バスに乗り込もうとする人からは見えない側になります。

 このバス停、乗降客が多いし、路線も多岐にわたっているので、頭上にある標準の掲示板だけでは不足するらしく、お客の目の高さにも掲示板(写真の黒い板)があります。

 で、ご覧のように、その掲示板の奥(写真では手前)に、枯れ葉が堆(うずたか)く積もっています。

 お客さんからは見えないし、たとえ見えてもそう簡単には掃除できないし......。

 強風の忘れ形見、という感じでした。



1月8日(月:祝日) 携帯電話と金沢のアパートの固定電話を、どうしよう...。

 何度かお伝えしましたが、センセイはホントの自宅が新潟にあるものの、平日は、昼間は大学、夜は金沢のアパートにいますし、その間を移動したり出張したりすることもあります。

 こういう生活は、少なくとも家計に関しては非常に効率が良くありません。家賃から始まって、光熱費や通信料金など、生活の基盤となる部分での出費が重なるのです。
 センセイは古い人間ですから、無駄な出費はしませんが、アパートでどんなに水道を節約しても(/浪費しても)基本料金の範囲内なので、節約の努力はまったく報われません。

 電話やインターネット接続などの通信料金についても事情はまったく同じ。

 新潟の自宅は光回線に替えたので全然問題ないのですが、金沢のアパートはアナログ・ダイヤルアップのままで、接続の度(たび)に料金がかかるし、通信回線を維持するだけのためにNTT西日本にも料金を支払わなければなりません。
 最近の大学生にはアパートに固定電話を持たず、携帯電話(+メール)とパソコンだけで暮らしている例が多いのですが、これはこれで懸命な選択だと思います。

 携帯電話(NTTドコモ)を高速のモデムとして使えるのならアパートの固定電話は不要になるのですが、現状では不可能で、携帯電話は現在、非常用の連絡手段として確保しています。

 勤め先を変わる度に、手取りの給料は実質的に目減りしているので、余分な出費を抑える必要があるのですが、いろいろ考えてもこれらの問題を一挙に解決するよいアイディアがなかなか浮かびません。

 転機となったのは、毎月購読している『Mac Fan』誌に、創刊時から連載されているマンガ「マックな人」の作者藤原鉄頭氏ブログ
 藤原氏──もちろんペンネーム──はセンセイと同世代だからか、感じ方も考え方も似ていることが多く、したがって西村センセイ、すぐに影響されてしまうのです。(今やマンガ「マックな人」があるから『Mac Fan』誌を購読しているようなものなのです。ハイ)

 藤原氏の昨年10月18日付のブログで、氏は家族3人の携帯電話の使い方と、モバイル時のネット環境を再考します。その結果はブログで紹介されるとともに、『Mac Fan』誌2007年1月号および2月号に作品として掲載されています。

 その要点は以下の通りですが、詳細については上記ブログおよび『Mac Fan』誌──最新号はまだ店頭にあるはず──でご確認ください。

 話の本筋に戻り、藤原氏は、氏が携帯電話を音声通信としてほとんど使用していないことを再確認した上で、インターネット端末としての活用策を探ります。

 その結果、氏が興味を持ったのが右の写真、Willcom社の“WS007SH”端末。(シャープ製。写真はシャープのサイトより引用。一部加工)

 写真下部のキーボードを畳んでスマートなPHSとしてだけではなく、PDAおよびインターネット端末として使えるもので、IEはもちろん、ワードやエクセル、WMPも搭載しています。
 ワンセグ・チューナーを接続すれば、テレビにもなります!! おぉ!! 

 藤原氏はWS007SHとiPodとを組みあわせ、しかも前者をMacと接続して活用していらっしゃるのですが、この辺の事情については『Mac Fan』最新号(2月号)をご覧ください。

 で、西村センセイ、藤原氏に倣(なら)っていろいろ検討してみました。
 携帯電話と金沢のアパートの固定電話を廃止(休止)して、このPHS+インターネットモデム(+パソコン)が有力な選択肢に思えたからです。

 料金については、最も基本的なウィルコムの音声用「定額プラン」+ネット用「マルチパック」の割引込で毎月5,000円弱。現在の携帯+金沢の固定電話とほぼ同じです。
 実は以前、ウィルコムのモバイルデータ通信を検討したことがあって、その時の試算結果は倍くらいだったので、「ずいぶん高額だなぁー」と思い、そのままに放っておいたのですが、その時の試算に間違いがあったのか、その後値下がりしたのかはわかりませんが、手の届く料金になっていたんですね。

 さて、携帯/PHSを電話としてほとんど使わないのはセンセイも藤原氏も同じです。
 PHSは音がいいし、データ通信との整合性もあるので魅力的ではあるので、この正月休みに、電気店の店頭でこのWS007SH──といってもモックアップ──に触ってみました。
 掛け値なしですごいなぁーと思うし、制約がなかったら即、買い!! というところなのですが、実物は結構大きくて重い......。しかも藤原氏によると、すぐにバッテリーが切れてしまうとのこと。

 そして最大の問題点。

 藤原氏にとっては表示が小さ過ぎ、老眼にキツイということなのですが、センセイの場合はちょっと違って、実家や移動中などに通信エリア外になってしまうこと。

 千葉県○○市在住の藤原氏と違って、センセイはあちこち出歩きます。
 特に問題になるのが実家で、両親も高齢なのでいつ何があるかわからない──この辺の感覚が長男坊──のですが、ウィルコムのサイトで調べてみると、実家付近には基地局がなく、PHSは通じないようです。
 また電車や車で金沢−新潟間を移動中の場合も、携帯のようには繋がらないようです。

 というわけで、田舎暮らしのセンセイがPHSだけを使うのは難しいようです。

 しかし、インターネットへの接続は違います。

 残念な結果を出したウィルコムのサイトで、再び基地局を調べてみると、大学の近くにも、アパートのすぐ近くにも基地局があります。
 地図を最大に拡大すると、個人情報保護のため基地局は見えなくなる(!!)のですが、どう考えても、あのビルの屋上だということはわかります。
 ホントに、すぐそばのビルなのです。

 これなら、私用電話は従来通りの携帯(NTTドコモ)のままで、固定電話を廃止(休止)し、私的なインターネット接続は固定電話の約45kbpsから、PHSの最大128kbps(基本の4倍速)に切り替えられそうです。

 音声通信としてのPHSは諦め、データ通信(“AIR EDGE”)として改めて調べてみると、センセイが利用しているプロバイダーと提携しているのでその分の料金は無料で、AIR EDGEの利用料だけが必要だということがわかりました。

 で、通信端末モデルを調べてみると数機種存在しますが、Macintoshへの対応と、インターフェイスを考えると右の写真の“DD”というモデル(メーカーサイト)が浮かび上がりました。(写真はメーカーである(株)ネットインデックスのサイトより引用。一部加工)
 他の機種はPCMCIAというやや時代遅れの規格だったりするので、機種を変えると対応が必要になるのですが、このモデルだけはUSB接続ですし、Windows/Mac(Mac OS 9!! & Mac OS X)対応なのです。

 これは天の声だな、と思って、今朝10時、開店と同時に地元のジョーシンへ行って調べてもらうと、「営業所の担当が不在らしく、今日はわからない」とのこと。

 それでも仮に、申込み手続きだけして帰宅し、よくよく調べてみると、このモデルにはモデム(/携帯電話/PHS)に相当するモジュールが必要だとのこと。

 で、ウィルコムのネット上で調べてみると、何と、在庫切れ!!

 ここまではうまく来たのに、いったいどうなるんだぁー!!

 ま、ウィルコムがダメなら、行く先々でモデムをグレーの公衆電話に繋げばいいだけなのですが......ご存じのように、グレーの公衆電話はどんどん減っているのです。

 さて、ご縁があるのかないのか、ウィルコム。......たぶん今週中には結論が出ると思うのですが。



1月7日(日) 揺れる、揺れる、我が家が強風で揺れる!!

 天気予報通り、太平洋岸を進んだ低気圧はいわゆる「爆弾低気圧」となって猛烈に発達し、西高東低の強い冬型気圧配置になりました。

 自宅のある柏崎市は日本海に面しているのですが、昨晩遅くから風が急に強くなり、大荒れの天気となっています。

 朝起きてみると、意外にも雪はまったくありません。
 その代わりとにかく風が強くて、寝室や書斎のある二階にいると、家が揺れているのがわかります。
 西側に家がなく比較的見晴らしがいいのですが、その分、逆に強い西風が当たるのです。

 決して安普請ではないので、壊れたりするわけではないのですが、気持ちのいいものでもありません。

 自宅のそばを信越本線が通っていて、客車(電車)が通ると音でわかるし、重い貨物列車が通ると独特の揺れでわかるのですが、今日は明らかにダイヤが乱れています。

 JRの列車運行情報のページ(左上はJR西日本、右下はJR東日本)で調べてみると、東日本、北日本、そして北陸地方を中心にダイヤが混乱しています。

 新潟では信越本線(直江津−柏崎間)、羽越本線および白新線(新潟以北)、越後線がグチャグチャで、運転を再開したかと思うとすぐに見合わせています。
 鉄道に関する限り、今日の柏崎市は文字通り、陸の孤島です。

 JR各社がホームページで提供する情報は基本的に、自分で更新しないと最新の情報を得ることができません。

 最近たまたま見つけたのですが、Mac OS X専用の「鉄道運行情報」というウィジェット(デスクトップ・アクセサリのような小さなプログラム)が公開されていて、これをインストールすると、デスクトップに右のような表示が現れます。
 ホームページと違ってこちらは、駅にある電光掲示板のように自動で更新されるのです!!

 ところが、肝心のその内容にやや難があって、東北/関東/中部などの地域区分が実態に即していない──たぶんあまり鉄道の知識がない──し、右の写真中、黄色の下線部のように、一部路線(長野−直江津−新潟間の信越本線)が重複掲載されていて、しかもその内容が一致していません。
 この時──そして現在(7日夜)も──実際には、直江津−柏崎間は運転を完全に見合わせたままなのです。

 実はウィジェットのみならず列車運行情報のホームページも、さらにはテレビ・ラジオのニュースさえも、それぞれ違う内容を伝えています。
 「間違ったことを伝えている」というより、取材源の違いや、更新までのタイムラグ──ホームページもかなり後になって更新される──があるために生じる違いで、結局、いざとなったら駅に確認するしかないのですね。(おぉ、何と原始的な!!)

 さて、ここまではネット上の情報ですが、現実の当地は強風に振り回されています。

 家の外に一歩出ると、木の枝やゴミや何やら、いろんなものが飛ばされていて、歩行者は皆無です。(Tさん、東京も相当な強風だったようですね。)

 今日は市長も臨席した市消防本部の出初め式があり、所用で外出した際、たまたまその場面に出くわした──一時的に通行止めになったため──のですが、強風でアッという間に解散してしまいました。
 強風で危険なのと、万一に備える必要があったからでしょう。

 商店もせっかくの三連休なので人出を期待していたはずですが、少なくともセンセイが見た限りでは、お客は最低限の食料などを買っただけで自宅に戻っていきました。

 センセイ自身、昨日のうちに、それも明るいうちに戻れたから良かったようなものの、少しでも遅くなったらどうなっていたかわかりません。連休を利用して移動を予定していた人は大変だったでしょう。

 明日は成人の日で、金沢工大の学生の中にも地元で式を迎えるという人がたくさんいます。けれど金沢も強風で交通が相当混乱しているようなので、今日実家に戻ろうと考えていた学生さんは......どうなったのでしょう。

 まぁ、人的な被害が出ていないだけでも良しと思いたいのですが。

 明日の新潟は、平野部も終日「雪」との予報です。




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