2007年3月10日更新(2007年2月18日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)
■2月10日(土) Apple
“iWork '06”を買ったらオマケに(?)、“Lorem ipsum dolor sit amet...”の謎が解けました!!
先日の八谷さんのプレゼンを見て、もう単純に「カッコいい!!」と感じた西村センセイ、そのカッコよっさを真似るべく、Apple “iWork '06”をアップル・ストアに注文しました。
プレゼンソフト“Keynote 3”を大事なプレゼンで使おうと思っているのです。(もっとも、Keynoteを使ったからといって良い発表になるとも限らないのだけれど。)仕事に使うので、本来ならば公費で購入すべきなのですが、悲しいかな今は年度末。もう予算が残っていないので私費で購入しました。
アカデミック版だったので、通常の製品(\8,800)よりちょっと安く、\6,800。割と大きな箱が届いたのですが、開けてみると写真のようにDVDディスクが1枚入っているだけ。
装丁は基本的に、アップル社製コンピュータに同梱されているものと同じです。ディスクには統合文書作成ソフト“Pages 2”と、先にご紹介したプレゼンソフト“Keynote 3”が収められています。
Pages 2は、それなりに使い勝手が良く、利用者も多かった“Apple Works”の後継ソフトです。
でも、後継Pagesの評判は惨憺たるものですし、センセイもインストールの必要性を感じていないので、今回はインストールを見送りました。
まるで「Keynote 3、命。」という感じ。(ミーハーだなぁ...。)インストール後、たまたま同僚の(ヘビー)マック・ユーザーのT先生が研究室にお越しになったので、仕事の打ち合わせの後、いつものように(?)マックな話がはずみました。
Macintoshに関してT先生は、ずっとずっと先輩なのです。で、二人で“Keynote 3”のデモ画面を見ていて、その中に登場する“Lorem ipsum ...”という文書の意味は何なのか、という話になりました。
今回はApple製ソフトですが、「マイクロソフト製のソフトにも出てくるんですよね」と、T先生のご指摘。
右の画面はプレゼンソフト“PowerPoint 2000”(Windows版)の新規ファイル作成ダイアログの画面ですが、確かに、右側のプレビュー画面にしっかりと“Lorem ipsum...”と書かれています。
そう言えば、旧アルダス社製のDTPソフト“PageMaker”のどこかにもこの文章が出てきていたような。この文章が英語でないことはすぐにご理解いただけると思います。
それならフランス語かドイツ語、あるいはスペイン語など......とお考えになるかもしれませんが、どう考えてもこれはロマンス語系統です。
つまりフランス語やスペイン語の系統で、英語、ドイツ語の可能性はまったくありません。でも、これらの言語を理解できる人から、すぐに反論がくるでしょう。「でも、フランス語/イタリア語/スペイン語/あるいはポルトガル語じゃないよ」って。
......まったくその通りなのです。残る可能性は、これらのもとになった古いラテン語かな、と思った──例えば“ipsum”=“itself”(それ自身)という具合に、部分的には適合する──のですが、ちゃんと読もうとしても読めません。
ラテン語の文法を逸脱しているし、そもそもそんな言葉がないのです!!(だからこれまで放っておいた。)今回、T先生に質問されて改めて調べた結果、意外なことがわかりました。結論から言うとこの文書は、まったく無意味な文書レイアウトのためだけのダミー文章なのです。
ラテン語でも何語でもないのですね。ただし、オリジナルが存在することがわかりました。
マイクロソフトのホームページ上にある解説によると、そもそもは紀元前2世紀の哲学者、政治家のキケロの著書『善と悪の究極について』第1巻10章の“Neque porro quisquam est qui dolorem ipsum quia dolor sit amet, consectetur, adipisci velit ...”によるそうです。
冒頭の“Lorem”は“dolorem”から採ったのですね。(ちなみに、ラテン語に決まった語順はなく、大事なものを冒頭に置き、次に重要なものを語尾に置く──日本語に似ていますね──ので、語の並びは問題になりません。)印刷技術が確立されて以降、ダミーの文章、つまり「いかにもダミー」で、かつ、「誰が作業しても絶対に本来の文章とは違うことがわかる」文章が必要になって、上記キケロの文章を改編した
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がずっと使われているのだそうです。(何と、こちらから自動生成することすらできます!!)
日本語で言うなら、センセイがよく使う「この文章はテストです。」とか、ちょっと違うかもしれないけど「いろはにほへとちりぬるを...」(色は匂えど、散りぬるを...)みたいなもののようです。というわけで、「まったく無意味」が正解だったのですね。T先生、得心いただけたでしょうか。
それなりの努力の結果が「無意味な文書」だったのですが、個人的には結構面白かったです。この感覚を学生の皆さんにちゃんと伝えることができるなら、授業の様子もずいぶん変わると思うのですが......。
■2月9日(金) キャンパスの親子連れで識る、春。 ──入試の合格発表が行われました──
お弁当を買いにキャンパス内の道を渡っていたら、いつもとどこか違うことに気づきました。あれ?
何でだろうとよく見ると、親子連れがいて、そこだけいつもと雰囲気が違うのです。
センセイが渡りつつあった道は天下の公道──野々市町道を挟んでキャンパスが広がっている──ですから、学外の人が歩いても何ら問題なのですが、その3人組、明らかに慣れていない雰囲気なのです。
一瞬間があって、やっと気づきました。(すぐに気づくべきだったんだけど。)
先日行われた本学一般入試の結果が発表になり、合格した親子が入学手続きを取ったり、アパートを探すために来学されたんですね。
食堂の中でもう一組、別な親子を見かけました。別な所用で建物を出たついでに、掲示板まで行ってみたのですが、ご覧のようにたくさんの合格者の番号が張り出されていました。
もう、卒業、入学の季節が始まっているんですね。このところ、センセイが朝、大学に到着する頃には以前と比べてずいぶん明るくなっているし、木々は生命力を感じさせる若い緑色に変わっているしで、自然も人の世界もすっかり春、という感じです。
それにしても、冬はどこへ行った?
■2月8日(木) たくさん働いた自分へのご褒美(?)に、今晩は牡蠣鍋!!
今週も、ホントによく働いた......。
今学期はもともと担当コマ数が多い──金沢工大に赴任してからの最多タイ記録──上に、月曜から水曜にかけてどんどん忙しくなり、しかもその水曜日には大学院の科目と会議がいくつか入って朝から晩まで働くので、その晩はもう完全にヘロヘロ状態です。
木曜日の今日も講義が二つあったのですが、それを終えると、一週間を終えたような気分にすらなります。オマケに今日は、新聞社の取材も入ったし......。
講義を終えて研究室に戻り、10名弱の学生面談を終えると、猛烈に疲れていることがわかったので、今日の仕事は諦めてアパートに戻ることにしました。
大学の関係者の皆様、明日締切の書類は、明日、大学で作成します。大学内外でメールの返信をお待ちの皆様、もう少々お待ちを!!外へ出ると雨が降っています。天気予報通りです。
いつもなら、帰りにスーパーへ立ち寄るか、いったんアパートに戻ってから長崎屋に買い出しに出かけるのですが、今日はまっすぐ帰宅。
午後から雨との天気予報だったので、昨晩のうちに食材を買っておいたのです。昨日、長崎屋内の魚屋さんでお刺身を買った──富山産の鯵がおいしかった。しかも閉店間際なので半額!! ──後、長崎屋の食品コーナーを歩いていて能登産の牡蠣を見つけました。
それが「ホント?」というくらい、無茶苦茶安いのです。ノロウィルスによる風評被害で売り上げが1/3くらいまで落ち込んでいるそうで、その影響なんですね。
このところ忙しくて、この冬、まだ鍋を作っていないことに気づいたのと、少しでも能登の漁民の方のためになればと思って、400グラムもの牡蠣(!!)を買いました。
暖冬で長ネギが100円、1/4カットの白菜が60円位──少し傷んでいたので、さらに20円引き!! ──でしたから、500円ちょっとで食べきれない量の食材が揃います。
これで農民、漁民は生活していけるんだろうか......。土鍋を棚から下ろして白菜の茎から煮始め、長ネギ、白菜の葉、そして最後に牡蠣を入れます。アクを取ることに夢中になると牡蠣を煮すぎて美味しくなくなるので、すぐに火を止めます。
それでも久しく鍋を作っていなかったので、野菜をちょっと煮すぎてしまいました。(土鍋は保温性が高いので、どうしてもこうなりやすい。)右上の写真を撮影してからさっそく頂戴したのですが、やっぱり能登の牡蠣は美味しい!! 煮加減もちょうど良く、とろけるような感じです。
長ネギの「甘さ」を引き出すにも、ちょうど良い味加減でした。う〜ん。さすがは元コックさん!!(中華料理の、だけど。)
しばらく手抜き料理しかしていなかったために調味料類がかなり余っており、その関係で今回は醤油ベースにしたのですが、次は味噌仕立てにしようと思っています。
味噌を使う時も、煮すぎないのがポイント。牡蠣も味噌も、すぐに風味が損なわれてしまいます。
人間の世界と同じですね。
■2月7日(水) パソコンのハブが壊れてしまった!! ──それでも繋がるMacのネットワーク──
というわけで昨晩、アパートの機器を配置換えして、さぁ、事の顛末(てんまつ)をご紹介しようと思ってパソコン類を立ち上げると......おかしい。
コンピュータ間のネットワークが繋がらない!!
何回もお伝えしているように、センセイは新潟の自宅、金沢の大学、そして金沢のアパートの三カ所を転々としています。(その他に、この間の移動時や出張時などのモバイル環境も考える必要がある。)
新潟の自宅を起点として、金沢や東京へ毎週出稼ぎに出ているようなものです。この本拠地と出稼ぎ先の三カ所には、いずれも必ずMac OS 9、Mac OS X、そしてWindowsマシンの、最低3台のコンピュータが同時に存在しています。
実際にはWindowsノート機をずっと持ち歩いているので、Windowsマシンは基本的に1台だけです。(大学を除く)三カ所の中で、金沢のアパートが最もいい加減な接続方法で、100Base-Tのハブを介しているだけです。
で、アパートでの昨晩のトラブル、最初は接続不良などを疑ったのですが、よくよく原因をたどってみると、このハブが動作していないのです!! ACアダプターが壊れたか、本体が壊れたのか、そのどちらか(/両方)でしょう。
アパートにある機器のACアダプターをいろいろ調べたのですが、一つも適合するものはありません。
一昔前の国産機器は電源の極性や形状が統一されていた──それ以前は各社独自の規格だった──のですが、規制緩和と国際化で、今はバラバラ。まるで「バベルの塔」ですね。
安易な国際化の弊害でしょうか。でも昨晩、センセイは右の写真のように、Macitosh“PowerBook G4”にWindowsその名もズバリ“VAIO”──あまりに安直だ──を接続しています。
“Pictures”もVAIOの一部分(別ボリューム)をマウントしたものです。ちなみに“VAIO”ボリュームには、MacBookのアイコンを貼り付けています。接続すると自動的にこのアイコンになりますから、識別がとてもしやすくて便利です。
ハブは壊れたままなのに、どうやって接続したのでしょう?
答は意外と簡単で、「二つのマシンを、イーサーネットケーブルで直接結ぶ」、です。
昔のイーサーネットはストレート/クロスの種類があったのですが、現在のマシンは種類を自動判別して接続してくれます。
何も考えずに、ただケーブルを繋ぐだけでネットワークを構築できるんですね。ちなみに、この状態をWindows側から見ると、右の写真のようになります。
あくまでも「限定下での」接続と認識していますが、それでも100Mbpsの速度が出ています。昨晩はこうやってPowerBookとVAIOを接続して、ページの編集は作業が楽なMac上で行い、アップロードは速度が大きいVAIOから行ったのです。(いつもこの組み合わせで、昨晩だけ特別なことをしたわけではありません。)
今日、二つの講義とその準備、そして打合せを二つこなして、いつもより早めに大学を出て、ジョーシンへ向かいました。
もちろんハブかルータを買うためです。結論からすると、壊れたものと同じハブを購入しました。安かった(\1,780)からです。
アパートに戻って電源を接続すると、右側の新品はきちんと動作して電源ランプが点灯しています。
製造時期が違うので、プラスチック筐体の色が微妙に違うのがとてもリアルです。ACアダプターを差し替えると古い方もちゃんと動作します。予想通り、スイッチング電源の不良ですね。
ご希望の方には古いハブをお譲りします。三端子レギュレータで電源を用意できればそのまま使えますよ。というわけで、いろいろありましたが、ネットワークが復旧しさえすれば、ま、いっかーという、相変わらず今晩もいい加減な西村センセイなのでした。
■2月6日(火) 「コンピュータはどこへ消えたのだろう」 ──アパートのMacintoshを配置換えしました──
さて、いきなりですが、ここで問題です。
右とその下の写真2枚を、よぉーく見比べてください。
これらの写真は金沢のセンセイのアパートで、パソコンを置いてある部分を撮影したものです。
右の写真、中央部上からエプソンのモノクロ・レーザープリンタ、黒いWindowsノート、その右に私物のMacintosh PowerBook G4(チタン1GHz)があります。
今日の主人公、PowerBook G4はセンセイの主力で、現在はMac OS Xを外して、純粋なMac OS 9で動作しています。(チタン1GHzはOS 9で起動する最後の最後のモデル、超貴重品なのです。)
PowerBook G4の画像は、左端のApple CinemaDisplayに出力され、左手前にあるキーボードとマウスで入力します。
いろいろ配置換えして、約1時間後に撮影したのが右の写真。違いが分かりますでしょうか......。
そう、PowerBook G4がなくなっているのです。(ホントは見えているんだけど。)
「コンピュータはどこへ消えたのだろう」というのはアップルiMac──ただし正確にはiMac G5──が登場した時のキャッチですが、それを思い出させるような2枚の写真です。
PowerBook G4は、どこにあるのでしょう?正解はこちらの写真。(一応、解答までクイズ仕立てにしてみました)
写真中央にあるのは、組み立て式の安いパソコンラック。金沢に引っ越した時に買ったものです。
ご覧のように仕切棚は位置や方向などをかなり自由に設定できます。今回はそのラックの、引き出し式キーボード置き場にPowerBook G4を置いたのです。
センセイのような使い方だと、PowerBook G4をずっと液晶を閉じたままでも、電源のON/OFFもCinemaDisplayでコントロールできるのです。ホントに便利な機能です。今までここにはUSBカードリーダなどの小物を置いていたのですが、みんな整理したので、こういう便利な使い方が可能になりました。
放熱面でも問題ありませんし、万一トラブルが発生した際は、写真のように本体を引き出してメンテナンスすることもできます。(その必要性はほぼまったくないけど。)......そうそう。
2枚目および3枚目の写真中、PowerBook G4の左に写っている白いものは、パソコン関係の電源すべてをON/OFFするスイッチです。出勤や自宅に戻る時、長期に不在となる時はこのスイッチで電源を落としておきます。
この他にもオーディオ系の電源スイッチもあります。さすがにビデオなどタイマーが入った機器の電源は切れませんが。AC100Vは強力な電力を扱っているので、万一に備えて、必要ない時はシステムの電力を完全に切断した方が良いと思いますよ。ホントに。
■2月5日(月) 毎日1,250人以上がアクセス?! ──このサイトへのアクセス数が異常に増加しています──
先週半ばから気づいていたのですが、このホームページへのアクセス数が異常に増加しています。
右の写真は今朝(5日)のトップページの写真(一部)ですが、アクセス数は約123,100、先週の同じ時間帯は約114,200でしたから、その差は約8,900人。
要するに1日当たり1,250人以上(!!)もの方がこのページにアクセスしたことになるのです。え"? そんな説明じゃぁ、わからないって?
すみません。確かにそうですね。
ふだんは毎週500〜700名程度の方がこのページを来訪されるのです。単純に割り算すると、今週はいつもの15倍(!!)位の方がご覧になっていることになります。
いったい、どうしたんでしょう。特別に変わってことをしているわけではないのですが......。
最初は、先週お伝えした自動検索の影響だと考えていたので、「おかしいな」とは思っても、それぞれのページにアクセスして詳細を確認することはしませんでした。
各ページを確認すると、自分自身でアクセスするので、データが変化してしまうのです。しかし今回は、どうやらそうではないらしい......。
今日は月曜なので、いつものように各ページへのアクセス数を計測したのですが、意外にも先週問題になった比較対照ページへのアクセスは激減していて、特定のページのみ異常な動きを示しています。
右のグラフはこのサイトのページの中から、(1)トップページ、および(2)異常な動きを示しているページ、(3)比較対照のために、アクセス数は多いんだけど通常の動きを示しているページに関して、ここ1年間(52+1週)の動きを示したものです。
赤色の折れ線は(1)トップページ(左目盛)、(2)黄色はあるページへのアクセス数(右目盛)ですが、先週から今週にかけて同じような動きを示しています。(左右の縦軸の目盛りは数値が大きく異なることに留意)
一方、(3)横軸に埋もれそうな折れ線は、そんな様子がありません。自動検索ではこのようなことは考えにくく、例えばセンセイが公開するには不穏当な情報を載せてしまって、それがどこかのサイトで評判──好評/悪評はともかく──になっているのかもしれません。
しかしいろいろなキーワードで検索してみたのですが、現在のところそのような気配はなく、原因はまったく不明です。このようなアクセス数を数えるだけの分析方法は、それ自体は意味があるものの、やはり今回のような場合に限界がはっきりします。
幸か不幸か、近日中にはもっと精密なアクセス分析に移行する予定ですので、もしかすると今回の謎も解けるかもしれません。そうでないと、いろんな人に迷惑が及ぶかもしれないので、このサイトを一時的に閉鎖するなんてこともあり得ますからね。
それにしても、何故なんだろう。
■2月4日(日) やっぱり、説明書はちゃんと読むべきだ。(反省)
ネット上でパソコン関係のニュースを読んでいたら、センセイが使っているPHS通信端末のドライバーが更新されたという記事に出くわしました。Mac版のみ更新とのこと。
Willcomのページを確認すると、これでさらに高速になるとのことなので、これはもう、更新するしかありません。アップデータをダウンロードし、手順を確認すると、説明書のあるページを差し替えて読むべし、とのこと。ハイハイ。
アップデートのためなら何でもします。で、改めて説明書を読んでみると、すでにインストール済のソフトに加えて、別なオマケのソフトが載っていることに気づきました。
接続することにとにかく夢中で、説明書をちゃんと読んでいなかったのです。そのユーティリティーソフトをインストールし、金沢への電車の中で起動したのが右の写真。
いくつかの機能があるのですが、何と言っても一番面白いのが電波強度の表示。
一番下の緑色のグラフがそれで、上下方向が電波強度(最良>良好>良>中>弱>微弱)を表し、このグラフ全体が約1秒ごとに左へ移動します。
ずっとグラフを見ていたのですが、たいていの場所では「最良」か「良好」で、それ以下はあまりありません。
まわりに人家がないような場所でも滅多に「微弱」──中央右側の部分──にはなりません。
電波が弱くなるとエラーやそれに伴う訂正が増えるでしょうが、案外、それなりに繋がるものなのですね。グラフを見ていて気づいたことがいくつかあって、一つはグラフの右側のように、いきなり「最良」になるケースが多いこと。
これは、電波が切れて、通信モジュールが待機状態に入ったため、基地局が近づいて電波が強くなっているのに、いわば寝ぼけてしまい、強い電波にいきなり反応するためだと思われます。もう一つ。
基地局の近く──場合によってはアンテナが見えている状態──でも、送受信機のちょっとした位置関係などで強度が変化する場合があります。
PHSがどの周波数帯を使っているのか知らないのですが、たぶん数百MHz帯でしょうから、電波の直進性も強く、また金属製の電車の中では電波がバンバン反射しているに違いありません。
それで電波強度が変化しているのだと思いますが、でもこれじゃぁ、PHSを電話機として使う場合、都市部などでは電波そのものが強くても、「ビルの角を曲がった途端...」とか「地下道の中でちょっと動いただけなのに...」、ズバッと通信が切れるんじゃないかと思います。まぁ、センセイのようにデータ通信に使う分には全然問題ないのですが。
それにしても、説明書はちゃんと読むべきだと思いました。毎度のことですが、反省。