2007年3月16日更新(2007年3月26日ページ移動。2011年5月3日および4日一部写真削除)

──2007年3月第3週のニュース──

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3月16日(金) “Adobe PageMill”が、あっけなく終わった日。 ──サーバーを移転しました──

 昨日はこのニュースのページをを更新できず、申し訳ありませんでした。ちょっと事情があって、夜まで――一部は今朝までかかって――このサイトのサーバーを移転していたのです。
 もっと簡単に終わるかと思ったのですが、予想外に手間取ってしまいました。(なおかつ正確には、現在進行中)

 データの移行そのものは、コピーするだけですので簡単に終わりました(そのはずです)。でも実は、このサイトには40箇所ほどアクセス件数を計測できるカウンターが用意されていて、 その移行が問題だったのです。

 カウンター部分はある種のプログラムで書かれています。トップページから始まるカウンターの字体が変わったので、すでに変更にお気づきの方もいらっしゃると思います。

 作業は移転先のサーバーの管理者の方にお願いしたので、ある程度の時間――それでもかなりかかった――で終了しました。(Sさん、ホントにありがとうございました。)
 でもよく考えてみると、サイト側での更新が終わっていても、ユーザー(=センセイが)そのデータを上書きしてしまっては、何の意味もありません。
  センセイの方も先方に合わせてプログラムを書き換える必要があります。

 昨日の夜は予想外に遅くなってしまい、また別ないくつかのアクシデントも発生したために全面的な更新は諦め、今朝早くから作業を再開しました。

 トラブルの原因の一つが、センセイがこれまでずっと使っていた“Adobe PageMill”という古いソフト――「ホームページ工場」とでも訳すべきなのでしょうか――がこのプログラムに対応していないこと。
 とても直感的に作業できるというか、何も考えずに作業できて、かつとても軽いソフト――かつてMacを買うと無料でついてきた――なので、西村センセイ、ずっと使っていたのです。

 右の写真、上がそカウンターのプログラム例です。

 これをそのまま転送できれば何の問題もないのですが、 PageMillでファイルを保存すると、下のように“.”が取れるなど、オリジナルとちょっと違ってしまいます。ソフトが対応していないのです。
 ほんの少しの差なのですが、これだけでもう、プログラムは動かなくなってしまいます。

 仕方ないので、7年間使ってきたPageMillを諦めて、特殊なソフトで各ファイルの「クリエータ」――Windowsの拡張子に相当――を書き換え、同じAdobe社の“GoLive”で作業し始めました。

 ......しかしこれが、とにかく非効率的。

 GoLiveそのものは、たとえばこのサイトのトップページを作るなど、単ページではずっと使ってきたのですが、このページのようなものだと、非常に使いづらい。

 仕方ないので、(Adobeに吸収合併された)旧Macromedia社の“Dreamweaver 8”――よく考えると、これも相当気恥ずかしくなる名前だ――で作業しました。
 GoLiveよりは使いやすいように思えますが、残念ながらDreamweaverを使うのは、ほぼ初めて......。(パスの使い方が全然違います。初めからDreamweaverにすれば良かった。)

 というわけで結局、今日のこのページは使いづらいWindows版ホームページビルダーで作成し、アップしているのです。
 センセイが使用しているVAIOは高性能であるにもかかわらず、反応は鈍いし、直感的な操作はできないし、問題山積なのですが、でも現時点では、このソフトが一番確実。

 ソースコードを読み直してみるとPageMillは無駄が多くて、「やはり古いなぁー」と思うのですが、直感的な操作性に関しては他ソフトの追随を許しません。(ホントに)
 「難しいことはともかく、このメッセージを...」という人がPageMill以外のソフトを使うと、イライラしてきて何が何だかわからなくなってしまうと思います。(こちらも、ホントに)

 しかし残念ながら、そんなPageMillも意外とあっさり、お払い箱になってしまいました。(個人的には、こうやってMac OS 9がある日突然、最後の日を迎えるような予感がする。)

 実は日曜日から私用〜公務出張で上京することになっています。
 サーバーの移行が問題なく終わっていれば、必要なデータを移してPowerBook G4だけを持参しようと考えていたのですが、総力戦を呈してきた現状を踏まえると、ちょっと無理な感じです。(PowerBookとVAIOの2台を運ぶと重いんですよね。)

 ......ソフトは、「ホントに」進化しているんでしょうか。



3月14日(水) 農家の老夫婦と点燈夫

 今日はちょっとだけ重役出勤。

 このところ忙しくて疲れが取れないので、朝、ゆわざとっくりしていたのです。といってもそんなに遅いわけではなく、普通の会社が動き出すころにはアパートを出たのですが。

 途中、まだ水を張っていない田圃の中で老夫婦が働いているところに出くわしました。
 手前のおじいちゃんは畦
(あぜ)の排水を整備し、奥のおばあちゃんはその前段階、鍬(くわ)で畦の脇を掘り返しています。

 北陸地方はここ2週間ほど冬に戻ったような寒さが続いているのですが、考えてみるともう3月も中旬。農作業を再開する時期なんですね。
 センセイの実家でも今ごろから田圃の整備を始めていました。

 会話を交わすわけでもなく、二人は黙々と働いています。

 ご覧のように周囲は新興住宅地なのですが、たぶん、おじいちゃんはこの地に生を授かり、おばあちゃんは農家に嫁いで50年以上経ったのでしょう。
 変わったのはこの場所の方で、二人はずっと同じように働き続けてきたのだと思います。

 先週末の講演のために『星の王子様』を読み直したのですが、王子が出会う何人かの人物の中で、「点燈夫」──電気がなかった時代にガス灯に火を点けていた人──だけ、王子の評価が違うことに気づきました。

 王子が点燈夫を評価するのは、彼がきちんと働いていることと、他人のことを考えて行動していること。もちろんこの二つを峻別(しゅんべつ)することはできないのですが。

 黙々と働くお二人を見ていて、本当に頭が下がる思いでした。



3月13日(火) 交通事故に消防車が出動した理由は...

 国際会議は今日の午前で一区切り。関係者の皆様、特にK先生、ご苦労様でした。今晩こそ、ゆっくりお休みください。

 関連行事は今日一杯続くのですが、ちょっと時間を見つけてお医者さんへ行くことにしました。
 今後も日程に余裕がないのです。(いったい、いつになったら余裕ができるんだろう。)

 事務室に外出する旨を告げて、北風が吹く中を自転車で出発。大学周囲の、学生用アパートはどこも、人の気配がありません。

 お医者さんに近づいて角を曲がると、あれ?

 目指す場所の近くに消防車が止まっていて、赤色灯を回転させています。しかし火事の気配でもありません。

 近づいてい見ると、まさに医院の目の前。消防車は2台、パトカーも数台止まっています。

 手前の消防車の陰に、大破した紺色の軽自動車が見えてきました。交通事故です。

 でも、なぜ消防車なんだろうと訝(いぶか)った時、石油の臭いが鼻をつきました。
 衝突事故で燃料が漏れて、引火の可能性があるために、消防車の出動となったようです。

 さらに進んで、角度を変えて撮影したのが右の写真。

 先ほどの軽自動車は清涼飲料水を配達する車と衝突したようです。
 左手の車の中央下部(青いプラスチック製の箱が置かれている場所)から燃料が漏れ出しており、消防士が黄色の米糠
(ぬか)のようなものを使って吸着させています。

 センセイが到着した時はその作業が終わろうとするところだったようで、消防士がほうきのようなもので吸着させた燃料を回収しているところでした。

 漏れだしたところを見ると、確かに燃料タンクが大きく凹んでいます。燃料タンクを防護するためのガードがあるのですが、軽自動車の左前方、バンパーの部分が食い込む形になったようです。

 診察を終えると写真の薬局で薬をもらうのですが、その時にはもう、警察も消防も撤収していました。

 残っていたのは双方の運転手──軽自動車の方はお坊さん──とその関係者だけでしたが、いずれも表情が、とにかく暗い。黒い袈裟(けさ)姿の僧侶がうなだれていると、声のかけようがありません。

 いずれにせよ、一歩間違えば......と改めて事故の怖さを再確認した今日の西村センセイなのでした。



3月12日(月) 学内で国際会議(ワークショップ)が開かれています

 センセイらのグループが主催して、今日から明日までの日程で、キャンパス内で国際会議(ワークショップ)が開かれています。もっともセンセイは今回、補助的な仕事しかしていないのですが。

 今回のテーマはアジア地域に関するもので、海外からは韓国と台湾、そしてアメリカから発表者がお越しになっています。

 それほど人数は多くないのですが、その分、会議でも、また続く懇親会でも日本語、ハングル語、英語が入り交じっての熱気のある内容となっています。(残念ながら中国語はお一人しかわからないので、聴く機会はなかったと思う。)

 自分の講演を終えたばかりでまだ本調子ではない──しかもA型インフルエンザウィルスをもらっている可能性が高い──のですが、めったにない機会なので、センセイもこのチャンスを生かしたいと思っています。

 メールの返事をお待ちの皆様、こういう状況ですので、もう少々お待ちを。あ"、YFさん、ちゃんとCD聴いていますよ!!

 というわけで、今晩はこれくらいで。



3月11日(日) 北陸地方は大荒れの天気となっています......報道されていませんが。

 ここ数日、北陸地方の天気はめまぐるしく変化しています。

 基本的には、これまでずっと続いてきた暖冬が嘘のように、冷え込んで寒い日が続いています。

 けれども、暦の上だけでなく春であることも確かで、晴れるとご覧のように柏崎地域のシンボル、米山が雲を見下ろすように姿を現します。
 写真はセンセイの自宅近くにある新潟工科大学構内から撮影したもので、こちらとほぼ同じアングルになります。

 ほとんど誰も出勤していないのに、リュックを背負って階段を上ってきた学生が、左手の校舎に入っていきます。

 工科大と自宅の間に、センセイお気に入りのスーパー(右下の写真)があるのですが、駐車場はご覧のように見事な雪の山。
 聞くところによると、センセイの自宅がある新潟県柏崎地方は今シーズンの最深雪なのだそうです。

 写真のように晴れている時はまだいいのですが、天気が荒れ始めるともう、手に負えません。

 少なくとも昨日、今日の新潟は大荒れで、外へ出るのが大変なくらいです。(実際、老人は外へ出ない。)

 明日から関係者による国際的な行事があるので、今日は早めに電車で金沢へ移動したのですが......動かない。
 もちろん、電車です。海岸部の強風のために徐行運転をしていて、前方の閉塞
(へいそく)区間が詰まって信号が赤になるので、前へ進めないのです。

 ようやく柏崎駅を出発したと思ったら、米山駅付近、黒井駅付近、糸魚川駅付近で30km/hの徐行運転となり、金沢駅には1時間近く遅れての到着。
 京都・大阪、米原方面への接続の問題があるのでお客はいらだっているし、(見てないけど)運転士も車掌もヘトヘトです。

 センセイが乗った電車だけでなく、金沢・富山と東京方面を結ぶ「はくたか」も同様だったはずで、利用客が多い分、こちらはもっと大変だったでしょう。

 ......けれども、列車内と、アパートに到着してからJR西日本の列車運行情報を見ると「平常運転」とのこと。そりゃないよ。(センセイは例外的に影響が少ない方です。)

 少なくともセンセイが経験した範囲で、JR東日本の状況説明はかなり実態に即しています。正直なところ、JR東と西でずいぶん差があるように思えます。

 やっぱり、体質なんだろうか......。(車掌さんや運転士、そしてたぶん列車運転指令はほぼベストを尽くしていましたので、念のため。)

 横殴りの雪の中、いろいろ考えながら、最寄り駅から歩いてアパートにたどり着いた、今日の西村センセイなのでした。

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