2007年3月17日更新(2007年2月25日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)

──2007年2月第3週のニュース──

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2月17日(土) 夏は海水浴、冬はスキー!! ──西村センセイ、30年ぶりに石打駅前へ降り立つ──

 夏は海水浴、冬はスキー!!

 当たり前じゃないかって? ......まぁ、スキーはあまり人気がなくなってきているけど。

 都内での仕事を終えた西村センセイ、今日は土曜日なので新潟の自宅に戻るだけ。上越新幹線で帰ってもいいのですが、トンネルが多くて何も見えないのと、僅かに見える風景も在来線に比べると、味気ない。

 西村センセイ、こういうめったにない機会には、できるだけ在来線(高崎線・上越線など)を使うようにしています。

 ゆっくり走るので沿線の人々の暮らしぶりやその変化が良くわかるし、よく考えるとそもそも、センセイは群馬の山並みが好きなのですね。
 群馬の山は青く、険しく、そして厳しさを感じさせます。包容力が魅力──ただし例外あり──の、新潟の緑の山々とはずいぶん印象が違います。

 当初、割とよく使う上野発水上行きの特急「水上」号にしようと思って大判の時刻表を開いたのですが、そこには見慣れない臨時快速列車が載っていました。

 関東から新潟のスキー場へ向けたスキー列車、「シーハイル上越」号です。
 「シーハイル」“Schi Heil”はドイツ語で、「スキー万歳」という意味なのだそうな。

 そこで今回、去年夏の海水浴列車に続いて、センセイら日本海側の人間にはなかなか利用できないスキー列車に乗ることにしたのです。

 大宮駅が始発だったので、昨晩のうちに大宮まで移動して駅前のホテルに泊まり、今朝はちょっと早起きをして、定刻の30分前にホームへ到着。
 さすがにまだ乗客は皆無です。

 それでも10分前に列車が到着するころには並んで待つ客も増えてきました。到着した列車は、引退間際の183系特急車両。
 6両編成なので、老いたりとはいえ、それなりの風格があります。

 途中駅からも乗客が乗り込み、熊谷駅でほぼ満席となりました。お客は、家族連れや大学生、小学生(+保護者)のグループ、あるいは1人ないしは2人(夫婦)の老人といったところが主体。

 昔だったら各自が長いスキーと靴の入ったリュックを持ち込んで、スキーをフックで網棚につり下げた──わかるかな?──のですが、今ではほとんどの方がレンタルスキー(/スノボ)を利用するようで、持っているのは身の回りの品だけ。

 水上に近づき、上越国境の白い山々が見えたり、あるいは線路の脇に雪が残っていたりするようになると、子供達の興奮はピークに達します。

 長い長い清水トンネルを抜けて目もくらむ銀世界に入ると、程なく越後中里到着。目の前がスキー場で、大半の客はそこで降ります。大学生も、小学生も、車内のグループは皆降りてしまいました。

 上越国際、湯沢と、残ったわずかな客もどんどん減って、この列車の終着、石打駅に到着。

 石打駅はさほど大きな駅ではないのですが、列車の留置施設があるので、終着駅に定められたのでしょう。
 知らない間に、6両を2編成収容できる車庫が新設されていて、実際、お客を降ろした「シーハイル上越」号は、夕方の帰りの運行まで待機すべく、ゆっくりと静かに車庫に納まっていきました。

 石打駅で降りたのは大学生のグループが二つと、単独行動のスノボを担いだ学生、そしてセンセイだけ。
 にぎやかな女子大生のグループは、迎えの大型ワンボックス2台に分乗して駅を発っていきました。

 誰もいなくなった石打駅前。ここに立つのは約30年ぶりです。

 車による移動が主の現在とは違って、その頃の移動はほとんど列車。到着した駅の前から大型バスでスキー場まで運んでもらうのが普通でした。

 センセイは高校生時代、泊まりがけのスキー授業、クラブの仲間での(こちらも泊まりがけ)スキーなど、何度も何度もこの駅に降りました。
 駅前にはスキー場までの大型バスが並んでいて、その帰りには駅前の土産物屋で......だったのが、ご覧の有様。右端のお店の「スキーまんじゅう」が当時を感じさせます。

 「シーハイル上越」号の中で大学生や小学生がはしゃぐ様子は、昔も今もまったく変わりません(ただし、センセイは高校生だったけど)。
 いとも簡単に30年という歳月を飛び越えて、ホント、昨日のことように、というよりまるで目の前で30年前を見ているように感じていました(ただし当時の列車はボロだったけど)。

 唯一、変わったのは、センセイが「あちら側」から「こちら側」に移動したことだけ。

 それが悲しいと言っているのではありません。
 それがわかるようになったことだけでも、少しずつとはいえ、先に進んでいるのでしょう。歳を取るってことは、そんなに悪いことじゃないな、って思う時が、確かにあります。

 臨時列車が他にも走っているし、北越急行も使えるので、自宅までの移動にはいろんな選択肢があったのですが、今回はまず臨時列車で六日町駅へ移動して駅前でちょっと早いお昼を食べ、そこから(実は越後中里駅で追い抜いていた)各駅停車に乗り込んで、宮内駅で乗り換えて柏崎市の自宅へ戻りました。

 途中、小千谷−越後滝谷間で、新潟県中越地震によって大規模な崖崩れが起き、男子児童が奇跡的に救出された現場を通りました。

 9ヶ月前にここを通った時に比べると、崩壊した土砂の大半がすでに取り除かれ、新しい道路の様子がはっきりと見えています。
 現在はまだ工事中ですが、来月末には全通、供用開始となるようです。

 児童が救助隊による命がけの活動によって救出されたのは写真左側の部分なのですが、ここは新潟県中越地震を記憶するために利用されるそうで、当時のままになっています。

 この災害復旧現場は200万年前の地層なのだそうですが、昨年末、ここから「カイギュウ」の化石が発見されました

 個々の生命のはかなさ、短さと、しかしながらそれを越えた「命」の悠久(ゆうきゅう)さを考えさせられる話です。



2月16日(金) 今日の出張のお供は、PowerBook G4だけ!! ──西村センセイ、なぜか大宮に出現!! ──

 西村センセイは現在(16日夜)、なぜか大宮駅前のホテルに宿泊しています。

 今日は午後と夜の2回、都内港区で開催された研究会に参加していました。

 いろいろ考えたのですが、今回の出張は写真のPowerBook G4(12")だけを持参し、Windowsマシンは持参しませんでした。
 やっぱりMacintoshは便利なのでぜひ持参したいのですが、要するにWindowsマシンとあわせて2台だとあまりに重すぎる──約4kg──なのです。

 海外への渡航など長い出張ならばともかく、今回は1泊2日。

 いろいろ考えたのですが、PowerBook G4のVirtual PC(Windows 2000SP2)にWindowsマシンのメールデータを移せば(写真)、何の問題もなくWindowsマシンとして使えてしまうのです。

 このサイト、実は、編集をMac OS 9で、アップロードはWindowsでおこなっています。
 そこでWindows版のホームページソフトもインストールし、アップできるところまで確かめたのですが、あまりに重すぎて時間がかかるので、今回はMac OS 9からアップしています。

 細かいことはともかく、PowerBook G4を使えば、ベースとなるMac OS Xはもちろんのこと、Mac OS 9も、(ちょっと遅いけど)Windowsみんな使えるんですね!!
 ちなみに、写真の加工はPhotoshopではなくMac OS 9のソフトで加工しています。安くて、速くて、簡単で、きれいで、しかもデータが軽量だからです。

 もう一つ。

 夜の部の研究会でも講師の方がPowerPointを使うことになっていたのですが、何故かこのごろ会場のプロジェクタの具合が悪い。特に最新のWindowsマシンやPowerPoint 2003との相性が悪いのです。

 先日参加した時は、出席者のPowerPoint 2003だとファイルがちゃんと再生できず、センセイの松下製小型Windowsノート──PowerPoint 2000──なら画面上ではきちんと再生できました。
 ところがセンセイの小型Windowsノートは画面の出力に専用のアダプターが必要(最近の機種は不要)なのに、まさかそうなるとは予想していなかったのでアダプターを持っておらず、結局、口頭でのみ発表をしていただくという、講師の先生にはたいへん失礼な事態になりました。

 で、西村センセイ、今日は万一のことを考えてPowerBook G4と専用の映像出力アダプターを持参したのですが、これが大活躍!!

 幸か不幸か、心配していた通りになり、講師の先生に持参していただいたマシンも、センセイ以外の出席者のマシンもプロジェクターとの相性が悪くてちゃんと出力できない......。そこでセンセイのPowerBook G4(Mac OS X)でプレゼンしていただき、大過なきを得ました。
 ただし、PowerBook G4上のWindows 2000のPowerPoint──何だかとってもややこしい──ではなく、Mac OS Xのものを使っていただいたので、残念ながら、2時間の講演で10箇所くらい改行がずれてしまいました。

 Windows 2000上のPowerPointを使えば、(繰り返しますが、ちょっと動作は遅いけど)この問題は起きなかったので、講師の先生には申し訳ないことをしたと思っています。

 ところで、なぜ大宮なのかって?

 それはまた明晩。今冬以降に発行された大判の時刻表をご覧になると秘密がお分かりいただけるかもしれません。明日は早起きしないといけないのです。(起きられるかなぁ......。)



2月15日(木) 「追い風参考記録」 ──強風と雪の中を、車で自宅へ戻りました──

 ご存じのように昨日から今日にかけて、低気圧が日本海で猛烈に発達し、全国的に大荒れの天気となりました。雪崩や突風など、各地で被害が出ています。

 金沢では昨日も今日も強風が吹きました。

 同じ強風でも、昨日は南の暖かい風だったのですが、今日は一転して、冷たい北西の風。
 講義──というか実際には期末試験──を終えて建物の外へ出ると、学生が口々に「寒い!!」と叫んでいます。このところ暖かい日が続いたので、とりわけ寒く感じるのでしょう。

 雪はたいしたことはないのですが、とにかく風が強い。

 大学の駐車場の隅に318iを止めて、夕方乗ろうとしたら、ちょうどセンセイの車の場所が吹きだまりのようになっていて、そこに折れた木の枝が小山のようになっていました。
 写真ではよくわかりません──すみません、撮影テクニックの問題です──が、かなり太い枝が、それも生々しく折れているのです。

 強風で交通機関も混乱しています。

 金沢もそうなのですが、新潟の鉄道が寸断されていて、県北と蒲原平野、中越地方の海岸部は終日、JRが運休しました。
 金沢と新潟を結ぶ特急「北越」も全面運休です。センセイが乗るはずだった列車です。

 もともと今週後半は東京出張が入っていて、今日の仕事を終えてからひとまず自宅へ戻り、明日の朝、都内へ向けて出発するはずでした。

 お伝えしたように、今週前半、金沢へ電車で移動するか車を使うか悩んだのですが、もし電車を使っていたら、(必要な列車が全然動いていませんから)今日と明日の予定を大幅に変更しなければならなかったことになります。

 う〜ん、これも318iの御利益(ごりやく)か。

 でも車での移動も実は大変で、金沢を出発した途端に雪となり、しかも路面にはシャーベット状の雪が!! 車外温度計も路面の凍結を警告しています。(3℃以下になると警告表示が出る)
 特に石川−富山県境から富山県西部は雪が激しく降っていて、十分減速した上で、かなり注意して運転する必要がありました。

 けれどもそんなセンセイの隣の追い越し車線を、日産のティーダだとか商用車だとかがバンバン追い越していくのです。正直なところ、どういう神経をしているんだろう。
 幸い今日は、事故現場を見ることはありませんでしたが。(なお、同じ時間帯、上信越道は事故で閉鎖されていた。雪による事故かどうかはわかりませんが。)

 やっとで自宅近くへたどり着き、海岸部をJR信越線と平行しながら走ったのですが、列車が全然走っていない!! 今日、高校生など、車を使えない人はどうしたのでしょう......。

 気象条件が悪かったので、今日の運転テーマは「安全運転」、かつ「経費削減」。

 北陸自動車道は、金沢森本I.C.−朝日I.C.間(通勤割引)および糸魚川−大潟PA間の約150kmを利用し、高速料金は2,850円。
 さらにETCはもともと、最大で約15%の割引──ただし所定の手続きが必要──があるので、センセイの場合、ざっと2,500円くらいで収まります。

 富山−新潟県境と自宅近くは国道8号線を利用しました。県境付近は、318iだと運転していてとても楽しいので、つい、いわゆる「シタミチ(下道)」(=国道8号線のこと)に降りてしまうのです。

 空力抵抗の増える高速道路を多く利用したにもかかわらず、今日の全体での燃費は17.4km/L(実測値)。相変わらずよく走る318iでした。
 雪道で摩擦によるロスは大きかったものの、高速道であまり速度を出さなかったのと、強風に追われる──実際は横風だったけど──ような格好になったからだと思います。

 まぁ、「追い風参考記録」というところでしょうか。



2月14日(水) 柏崎市は、文化果つる街?! ──「ファミリーブック」、閉店!! ──

 先週末、新潟県柏崎市の自宅に戻ったところ家人から、今月末に「ファミリーブック」が閉店するらしく、店頭にその告知が出ている、と教えられました。
 そばにいた娘は、「もっと前から聞いてたよ」とのこと。

 どうやら、知らなかったのはお父さんだけのようです。

 「ファミリーブック」というのは新潟県の中核都市、柏崎市──合併して、今の人口は10万人くらいでしょうか──の中心部、JR柏崎駅裏にある、かなり大きな書店兼貸ビデオ店です。
 白状すると、渋いCD──逆に言うと採算性は悪い──があるので西村センセイ、金沢工大へ移籍する前までは結構利用していたのです。

 気になってお店へ行ってみると、ご覧のように、確かに月末で閉店するとのこと。

 柏崎市は四年制大学が二つもある(!!)、まぁ、それなりの都市なのですが、地元書店は全国チェーンの進出にもはや見る影もなく、しかも新たに進出しそのた二店のうちファミリーブックが撤退するとなると、残るのは蔦屋書店だけ......。

 正直なところファミリーブックは品揃えが悪く、売れ筋の商品も少ないし、文庫本や専門書などもイマイチ。
 だけど残った蔦屋だって同じようなものです。

 新潟市にはJR新潟駅裏に間もなく、専門書で有名なジュンク堂ができるようですし、もともと紀伊國屋書店──移転拡張する予定──もあります。(センセイが新潟大学に入学するのと同時に開店した。)

 地域の中でも、拠点都市だけが突出し、さらに大きく見ると、拠点都府県(?)だけが突出して、他は文化的砂漠になってしまいそうです。地方都市、柏崎市で起きているこの事態はたぶん、この国で起きていることの縮図なんでしょうね。
 もちろんファミリーブックや蔦屋が文化だ、というつもりはありませんが。(客観的にはその破壊者の側に与
(くみ)すると思う。特にその先兵として。)

 こんな状況で「人材を育成しろ」ったって、そりゃあなた、無理だってば。



2月13日(火) 放送局の方から直接教えていただきました。先日のビデオ撮影は、放送局とは無関係だそうです。

 ちょうど1ヶ月前の今日、つまり1月13日は普通の土曜日でした。

 当日朝まで続いた出張を終えて帰宅するために、西村センセイ、東京駅から上越新幹線に乗ったものの、自宅への良い接続列車がありません。
 そこで、ちょっと手前の越後湯沢駅で下車して、各駅停車に乗り換えたのです。(この間の事情はこちらおよびこちらから)

 二度目の乗換駅の信越線宮内駅(長岡駅の一つ前)で信越線各駅停車に乗り換えたところ、フジテレビ系地元局、新潟総合テレビの撮影クルーが先に乗り込んでいて、その素人っぽい撮影に乗客みんながつきあわされることになりました。(ここまでは既報。右の写真はその時のもの〔再掲〕)

 実は、以前から新潟総合テレビ社員の方が時々、このサイトに立ち寄られ、メールを送ってくださります。
 しばらくパソコンのトラブルが直らなかったそうで、(その方にしてみると)久しぶりにセンセイのサイトを見たところ、自社(新潟総合テレビ)の話題が!!

 というわけで、こちらはさほど気にしていなかったのですが、何度かメールをお送りくださり、撮影時の状況を調べてくださいました。(Hさん、ありがとうございました)

 結論から申しますと、

1.放送局(新潟総合テレビ)と、今回の撮影チームの行動は無関係である。

2.ただし、その撮影チームは新潟総合テレビの報道用映像も撮影することがあり(たぶん)、今回、放送局のシールを貼ったまま撮影していた。(これはセンセイが現認したので事実)

ということなのだそうです。

 もうちょっと正確に言うと、新潟総合テレビの仕事をよく受けるプロダクションが、発注元の社内向けのビデオ撮影を孫請けに発注した──ややこしい。おわかりいただけるでしょうか──のですが、その際、テレビ局のシールを貼ったままだった、ということなのだそうです。
 ずいぶんずさんな話ですが、末端の撮影プロダクションになると、残念ながらこういうケースも発生するようです。

 リーゼントと夏の日のコーラ云々は、発注元の社長がその昔......ということのようです。それならば良く分かりますよね。

 この間のやりとりで、「たぶん、こうだったんだろうな......」と理解できたことが、もう一つあります。

 先日お伝えした、このサイトへの異常なアクセスです。

 右のグラフは、昨日時点でのこのサイトへのアクセス状況の一部です。横軸は今週月曜までのほぼ1年間(53週)を示しています。

 図中、群青色のグラフ(目盛りは左縦軸)はこのサイトのURLを入力すると見ることができるトップページへのアクセス数ですが、右下に黄色で示したここ3週間ほどふだんの10倍以上もの、異常なアクセス数を記録しています。

 グラフから自明なように、これと見事に対応しているのが、ある特定のページへのアクセス数(空色のグラフ)です。
 空色のグラフ変動が大きいのは、もともとそのページへのアクセス数が少ないからです。

 見事なまでに、トップページからこのページへたどっているパターンが多いということになります。

 え"? それがどうしたって?

 つまり、それ以外にリンクをたどっていないってことです。(これは他のデータからも確かめられます。他の数値は完全に平常値に戻っています。)

 もしかすると、まだ理解いただけないかもしれません。

 つまり細かいことまでは分かりませんが、この情報に接した直接の関係者、あるいは報道関係者は皆が皆、見事なまでに同じ行動パターンを取って、ある特定のページしかご覧にならなかった、ということなのです。
 たとえばセンセイは、毎回の授業で悪戦苦闘しているし、受講生の皆さんだって「へ、西村センセイ、空回りだぜ」とか「あ、これって、何?! おもしろーい!!」とかあるはず──ただし反応の数としては、前者>>後者──なのに、そういう現場の、かつ貴重な情報には疎いらしい......。

 しかも、グラフの右端(=今週月曜日)のデータから分かるように、きわめて冷めやすい......ゾクッ!!

 これを裏返して考えると......どうなるのでしょう?!



2月12日(月) 今日のテーマは「節約第一」!! ──久しぶりに318iで金沢へ移動しました──

 皆さんは三連休をどのように過ごされたのでしょうか。

 このページは金沢のアパートからアップしています。つまりセンセイはすでに金沢に到着しています。
 けれども今日の金沢への移動は、電車を利用しようか車を使おうか、最後の最後までなかなか決めることができませんでした。(悩む、という程の問題ではないのだけど。)

 金沢でのセンセイの移動手段は、徒歩か自転車、あるいは公共交通機関なので、天気に大きく影響されます。雨が降っていると分かっていたら、金沢駅からバスに乗りますし、そうでなければ隣の西金沢駅まで乗って、そこからアパートまで20分ほど歩きます。
 予報によると、今週は周期的に天気が変わるものの、さし当たり今日の午後は晴れとのこと。(実際は、予報が外れて雨になった。)

 ただし連休最後の夜に移動することになるので、特急電車はとても混むはず。
 特に、新潟−金沢間を結んでいる特急北越は、ふだんは自由席車両が3両(禁煙車2両)なのに、こういう日は自由席が1両減って禁煙車は1両だけになってしまいます。
 どう考えても、混むだろうなぁー。

 いずれ近いうちに重かったり、あるいは重さはなくてもかさばるものを運ぶために車を使わなければならないという事情もあります。例えば季節の変わり目なので、本来ならば衣類を入れ替えなければならないのです。

 たとえば先日の新聞取材は4月以降の掲載とのことだったので、写真をご覧になった読者が季節に関して違和感を感じないように、取材日の朝、春物のスーツを出そうとして......ない。
 新潟でクリーニングに出して、そのまま自宅に保管しておいたのですね。

 あるいは、研究室にたまった本──ネット上で注文するだけで、某K伊国屋書店から割引価格で届けていただける──も自宅へ移したいのですが、このところすっかり電車で移動する癖がついてしまっている......。

 結局、まったく別な理由──昨晩、受け持ちの学生から急な連絡があった──で、夕方、318iに春物の衣類を載せて自宅を発(た)ちました。

 経路もいろいろ選択可能だったのですが、こちらもなかなか決まらず、結局、車を走らせ始めてから、今回は「節約第一」をテーマに、新潟県内と金沢市付近(約130km)を一般道、富山県内と富山−石川県境(約100km)については北陸自動車道を利用することにしました。
 夕暮れに、混雑する富山市内の国道8号線を避けたかったのと、朝日I.C.(富山)−金沢森本I.C.(98.7km)を利用することで、100kmまでという制限付きのETC通勤割引を最大限に生かそうと思ったのです。

 このところ318iを使わなかったのには理由があって、腰痛が、痛みのピークこそ越えたもののなかなか完治せず、長距離運転にイマイチ自信がなかったからのです。
 国産車と違って、318iだと疲れないことは良く分かっているのですが。

 どうなるかな、と少し心配したのですが、運転し始めると、予想通りに痛みはどこへやら。
 新潟−富山県境の国道8号線(親不知子不知)は曲がりくねった道が続くのですが、アクセルとエンジンブレーキと補助的に使用するハンドルだけできちんと曲がってくれます。
 ホントにたいした車です。

 というわけで、いつの間にか腰痛は気にならなくなってしまいました。昨日のスキーが、固まっていた体をほぐしてくれたせいもあるようです。

 いつまでも一般道を走っていたかったのですが、一般道だけだと1時間以上余計に時間がかかってしまうので、予定通り高速道路に乗りました。

 100km/hちょうどで走るセンセイの右隣を、車がどんどん追い抜いていきます。ミニバンが主ですが、ビッツなども追い越していきます!! だいじょうぶかな...。いったい、何km/h出しているんだろう。

 ミニバンの屋根にはたいてい、スキーや、スノボの入ったケースが載っています。関西ナンバーがほとんどでしたが、センセイもそうだったように、この連休を利用してスキー場に出かけたようです。
 それはそれで楽しかったんでしょうねぇ。

 しかしセンセイの今日のテーマは、「節約第一」。ですから当然、省エネ運転です。(いつもそうですけど。)

 今日の燃費の記録は、一般道は18.4km/L、高速は16.5km/Lでした。いつもなら高速の燃費は17.0km/L位になるのですが、今日は向かい風がある程度強かったのでちょっと数値が下がったようです。
 で、平均すると17.5km/Lで、こちらはいつも通り。128円/L(ハイオク)なので、片道約1,700円。高速料金とあわせて約3,000円。特急電車をフルに利用した時の、ほぼ半額。
 所要時間はドア・トゥー・ドアで、4時間弱でした。

 しかも金沢、富山の「晴れ」との予報は外れてしまいました。

 日中は確かに晴れて気温が上昇したらしいのですが、少なくともセンセイが318iを走らせている時は富山も金沢も不安的な天気で、場所によっては雨で視界が悪くなるくらいでした。

 まぁ、今日は電車を利用していたらたぶん散々な結果になったはずで、今回は318iで移動して良かったな、という感じです。

 ......318iも久しぶりの長距離運転で、喜んでくれているし。



2月11日(日) 今シーズン初めてのスキーへ行ってきました!!

 連休の中日をどのようにお過ごしでしょうか。

 西村センセイ今日は、両親、弟家族と一緒に「雪だるま高原 キューピットバレースキー場」へ行ってきました。
 センセイと娘にとっては、今シーズン初めてのスキーです。(かつ、少雪の今年は、もしかするとシーズン最後のスキーになるかもしれない。)

 連休明けの試験勉強に追われている受講生の皆さんからすると、「何で?」とか「センセイはずるい!!」とか思われるかもしれませんが、いいんです。
 家族サービスも、自分自身の健康維持もセンセイの年齢になると「シゴト」なんです。貴方、貴女がセンセイの年齢になって「順番」が来たら多少の違いこそあれ、センセイが言っていることを理解してもらえるはずです。

 出発時、風こそ強かったもののまったく無雪で、正直なところ「ホントにだいじょうぶかな。スキー場はやっているのかな」という感じ。もちろん営業中であることは確認済なのですが。

 ところがセンセイの自宅から距離にして約40km、約1時間で到着した上越市旧安塚町(現在は「安塚区」)は、曇り時々、吹雪!!

 いつもならロッジ近くの駐車場は空いているのだそうですが、今日は予備の、そのまた予備の駐車場へ誘導されて、山をずいぶん登ります。
 何とゲレンデ中央部隣(!!)の、ふだんは使用しない駐車場へ誘導されました。それくらい混んでいるのです!!

 車のナンバーを見ると、新潟県内(全県)はもちろん、関東ナンバーが20%くらいもあります。
 今シーズン、高度の低いスキー場は雪が少なく営業できないので、ホントに、連休を利用して、やっとこのスキー場へ来たようです。
 ゴンドラに乗り合わせたアベックの会話からも、それがわかります。ただし関東からだと、そんなに便利なスキー場じゃないはずなのですが。

 リフトとゴンドラ乗車口の前も、ご覧のように長蛇の列です。

 到着直後に駐車場から滑り始めた時はゲレンデがザラ目、ガチガチの雪で、スキーのエッジが全然立たず、正直なところ、条件の良くない春スキーの感じでした。

 ところが意外にも、全長約4kmのゴンドラに乗り、ずいぶん高いところに来ると、雪質は一変します。パウダー・スノーとはいきませんが、ずいぶん滑りやすくなります。
 おう、これだぜ!! スキーは!!

 子供達の先頭を切って滑り始めた──繰り返しますが、今シーズン初めて──のですが、後で聞くと、「オジさん(=センセイ)、速すぎて、ついていけない!!」とのこと。
 ゴメン、ゴメン。自転車と同じで、一度覚えたスキーは体の一部になってしまうのです。

 気温は相当低く、子供達がネを上げたので、何回か滑っただけで今日のスキーを切り上げました。

 途中、旧安塚町の物産館に立ち寄り、素朴なお菓子やお土産を買って帰ったのですが、子供達はお土産だったはずのものを食べて(!!)満腹になったらしく、弟のワンボックスカーの後部座席でグッスリ眠ってしまいました。

 他人事ではありません。
 やはりふだん運動不足なのでしょう。西村センセイも1日で体重が1kgほど落ちてしましました。帰宅後はバタン、キューという感じで、センセイもお昼寝してしまいました。

 スキー場を降りると、どんどん雪は少なくなり、頸城(くびき)平野に出ると、雪は全くなくなってしまいました。スキー場の吹雪が嘘のようです。

 何だかんだありましたが、たまにはいいですよ。スキーは。


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