2011年2月26日更新(2011年3月6日ページ移動。2014年9月23日写真削除)

──2011年2月第4週のニュース──

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2月26日(土) 金沢工大関係者の皆様。ここはどこでしょう?

 今日は見たまま。そして新“MacBook Pro”の発表がなければ昨日お伝えするはずだった話題です。悪しからず。

 年度末だというので張り切りすぎたのか西村センセイ、今週はどうも体調不調。どこが悪い、というわけではないのですが、どうも本来のリズムを外れがち。
 経験的にこういう時は、あまり無理をしないようにします。長い目で見ると、その方が有益なんですね。 「困った時は学生食堂の醤油ラーメン」というセンセイですが、それすら遠慮したくなるほど食欲がない。
 実際、2週間くらいラーメンを食べていないなぁ。

 かといって仙人じゃないので、何も食べないわけにも行かず、フラフラと当て所なく歩いていると......あれ?!

 キャンパス内、木の陰に何かの石碑(?)が。しかもその右隣(写真右中央)には石でできたベンチ(?)もあるようです。
 ここは学生諸君の休憩場所として用意されたものなのですね。

 ちなみに、白い塊は残雪。2月の北陸地方はずっと暖かかったのです。それでも融けきらずに残っていたんです。

 いつの間にか木々は成長し、手前の低い部分は自転車置き場として使われるようになって、ベンチその他はすっかり忘れ去られています。
 でもまぁ、それはそれでいいんじゃないかな。

 学生諸君が育つように、キャンパスも育っているのです。ただし、もっとずっとゆっくりとした時間の流れに沿って、ですが。



2月25日(金) “Thunderbolt”採用の新MacBook Proは、買いだ!!(買えないけど...。)

 噂されていた通りAppleは本日、新型“MacBook Pro”(13"/15"/17")を発表しました。これが実に凄い。((c)Apple)

 以下、センセイが使うことを前提として、購入する可能性がある──買えるかどうかは別──13"モデルを見てみます。まずCPUはCore 2 DuoからデュアルコアのIntel Core i5へ変更。クロックは2.3/2.7GHz。
 体感的な「速さ」を大きく左右するGPUは、外付けからIntel HD Graphics 3000内蔵GPUに。一見するとダウングレードです。

 でも実は、すでにベンチマークが公開され始めていて、それによるとCPUは大きく性能が向上し、新内蔵GPUもこれまでの外付けとほぼ同性能。
 これは凄い。

 特筆すべきはインテルと共同開発した新インターフェース“Thunderbolt”──従来“Light Peak”と呼ばれていたもの──で、高速だと実感できる“FireWire”を実測で約10倍。
 出回り始めたUSB3.0の2倍もの高速。

 しかも外部ストレージだけでなく通信ネットワークや外部ディスプレイなどを兼用できるという優れもの。
 将来は高速な光ファイバーの利用も想定されているそうです。

 登場したばかりなので対応機器はありませんが、USB3.0を脅かすほどの存在になることは確実。
 “FireWire 800”を含めて、従来の端子はすべて搭載していますから、さし当たりの接続にも問題はありません。

 画面は新しい“AirMac”と違って1280×800ピクセル。(いずれの項目についても、15"/17"はさらに高性能です。)
 これで10万円ちょっと。欲しい!!

 センセイは次期Windowsマシンとして“MacBook Pro”を使いたいと考えているのですが、Windows 7がSSDに対応したので、BootCampを使ってそれを組み込もうと思っています。
 Windows XPについてはMac側の“Fusion”上で残すつもり。

 でもそうするとCPUは2.7GHzで、メモリは上限の8G、SSDは512G......と、Apple Store上でクリックしていくと、もうすでに26万円!!(新規購入のソフトを除く。)
 無理だぁ。

 でも特に13"モデルが格段に良くなっていることは確実です。



2月24日(木) 祝 解禁!! 今年初めての富山県産ホタルイカを食べてみました

 今日もまた、勤務を終えてからビールをケースで買いに、アパートの反対側にある安売り店へ。もちろんその帰りに昨日ご紹介したスーパーへ寄ってみました。
 でも今日はちょっと遅かったのか、センセイの好みのお刺身は品切れ。

 車なので別なお店へ行ってみることに。次のお店(バロー高尾台店)も普段は滅多に来ることがない。鯛のお刺身が割引になっていたのでそれを買い求めてレジへ向かおうとした時、おぉ!!
 塩茹でにされたホタルイカです。それも美味しいことで知られる富山県産!!

 2、3週間前から新潟および石川県内でも兵庫県産のものを見るようになっていたのですが、富山県産(富山湾内産)は初めて。
 迷うことなく購入しました。

 兵庫県関係の方には申し訳ないのですが、まず見た目が違います。プリプリしています。

 我慢しきれずに、記念撮影──ビニールの包装越しに撮影しているので、身がちょっと押し潰されています──してから、つまみ食い。

 最初に来るのは塩味、その後に身の柔らかさを感じて、少し経ってからほのかな甘み。
 この順番はやはり、富山県産ならではです。

 というわけで仕事はなかなか片づかないのですが、個人的にはすっかり倖せになった今日の西村センセイなのでした。
 メールをお待ちの皆様、もう少々お待ちを。



2月23日(水) 学生諸君オススメのスーパーへ入ってみました

 何回かお伝えしているように、今週は車で金沢へ来ています。

 意外に思われるかもしれませんが、このような場合、センセイはたいていアパートに車を残し、自転車で通勤します。でも今回は大学からちょっと離れたお店に用があるため、今までのところずっと、車でのご出勤。
 確かに自動車での移動は楽だ。

 目的のお店は大学の反対側、それも数Km離れた場所にあります。自転車で移動している時なら、まず行くことはありません。勤務を終えた夜にそのお店での用を済ませて、不案内な道を走っていると、あれ?
 道沿いに、ご覧のスーパーマーケット。ここだったんだ、学生諸君から評判を聞いていたのは......。

 金沢工大では、最低でも年に何度か全学生との個別面談を実施します。

 生活面の様子についても話を聴くのですが、普段の食事の様子を尋ねると、「ちゃんと自炊してます」。
 センセイが「あぁ、スーパー○○ね」と発言すると、「違います。近くに『チューリップ』があるんです」。

 調べてみるとこのお店、富山県内に本社があるアルビス株式会社の「チューリップ野々市中央店」。
 もちろん入ってみます。

 そもそも入口からして、どこがドアか良く分からない──実話──し、入口と出口が混乱しているなど「どうかなぁー」。
 お気に入りの富山産の味噌が切れてしまったのですが、いつも利用するスーパーでは売っていないので店内をフラフラしていると......分からない。

 親切な店員さんに教えてもらって目的を達成することができたのですが、気を取り直して店内を見直すと、金沢市内に展開する他のスーパーとずいぶん雰囲気が違うことに驚かされます。
 一言で表現するならば、「商売がうまい」。

 だんだん分かってきたのですが、城下町石川の経済は富山県が握っているという面があるんですね。金沢の殿様商売ではとても太刀打ちできない部分があるように思われます。

 センセイが受け持つ大学1年生は、多くが18歳前後。オトナからすると「何にも分かっちゃいない」と決めつけてしがいがちな相手。もちろんそれはそれで、かなり根拠がある判断。
 でもこうやって現場(?)を確かめてみると、「若造」の感覚も結構、信頼していいんじゃないかなと思えてくるのです。



2月22日(火) 後輩の後ろ姿、特に背中の角度がポイントです ──卒論発表会が開かれました──

 午後から学生に整理の仕事を手伝ってもらうことになっているので、今日は早めに昼食を取ります。大学食堂へ行く前に、講義棟へちょっと寄り道。
 先週の土曜日から、卒論発表会に相当する公開審査会が開かれているのです。今日はその最終日。

 学科、研究室ごとに発表会場が割り振られているのですが、教室によって雰囲気がずいぶん違います。
 写真はその一つ。工学部機械工学科の会場。

 自動車の構造に関する発表をひとまず終えて質疑応答に入っているところ。発表者の前に陣取った教授陣が、疑問点を厳しく質(ただ)しています。
 写真左奥の背広姿は4年生。

 注意していただきたいのは、問題は右手前の私服姿の一陣です。彼らはこの春、研究室に配属される3年生。
 ポイントは彼らの後ろ姿、特に背中の傾き具合です。

 さっきまでとはうって変わり、身を乗り出して説明を聴いています。背筋も伸びています。
 もちろん今度は自分の番であることを自覚しているからなのですが。

 3年生や4年生の後ろ姿を見ていると、学生諸君はこうやって、半ば勝手に育っていくものなんだなぁ、ということを再確認させられます。

 今回唯一心残りだったのは、発表の日程をセンセイが勘違いして、カードの入力その他で2年間とても世話になったH君の発表を聞き損ねたこと。
 でもまぁ、H君は大学院進学。

 修士の研究発表会もあるから、勘弁してもらうことにしましょう。それに進学するとセンセイの必修科目も受講することになるので、ご縁もまだ続くし。



2月21日(月) この厳しい冬を、ホントにご苦労さん。 ──久しぶりに318iを水洗いしました──

 「はくたか」に出逢わなかったら昨日お伝えしていたはずの、見たままのお話です。悪しからず。

 昨日、柏崎を出発する前に、久しぶりに318iを洗車しました。と言っても、水洗いしただけなのですが。

 写真はその前に撮影したもの。チタンシルバーの車体表面が白っぽくまだらに変色しているのがお分かりでしょうか。地面のアスファルトが映り込んでいるのではありません。
 道路に散布された塩分が砂埃とともに付着しているのです。

 雪国では冬になると、道路に塩を撒きます。

 自動車にとって路面の凍結はとても危険なので、降った雪を、凝固点降下の作用で融かしてしまうのです。高速道路などでは専用の散布車も走ってるほど。
 東京に住んでいた時には見かけたことがないので、雪の降らない地方の方には想像しにくいかもしれませんが。

 確かにその効果は大きいようで、重機を使って除雪した後に塩を撒くと、まるで何事もなかったかのようにスイスイと走行できます。
 でも塩を撒いていることには違いない。

 生態系への影響もあるんじゃないかと思っているのですが、さし当たり、自動車への影響が大きい。
 塩は水分を含むとネバネバしていろんなものに付着してしまい、金属類を錆びさせてしまいます。

 特に問題なのは、目に見える部分よりも、なかなか見ることができない車体下部。
 新潟市などの海岸部や雪国では、車は見えないところから傷んでいく──だから中古車市場では買い叩かれる──のです。

 早く洗い流した方がいいのですが、降雪期は塩の散布が続くので、洗車してもあまり意味がありません。
 幸いにも今週はずっと晴れるとの予報だったので、ちょっと寒かったけど水洗いしたのです。

 洗車機でもいいのですが、前のプリメーラの時に細かい傷をつけられたので、318iに替えてからはずっと自宅で手洗い。まず最初に水をふんだんにかけます。
 でもそれくらいでは白い塩分を含んだ部分は落ちません。

 国産車と比較するとBMWの塗装は皮膜も厚くしっかりしていると思うし、センセイの318iは購入時にコーティングしてあるのですが、それでも物理・化学の法則に反することはできません。
 ここはとにかく大量の水と、感謝の気持ちを込めた柔らかいブラッシングとで塩分を落とします。

 20分くらいで作業終了。本当ならば乾いたタオルで丁寧に吹き上げるべきところなのですが、明るいうちに金沢へ着きたかったこともあって、そのまま出発します。
 まぁ、今日は許してもらいましょう。

 高速道路の路面は塩分でかなり白っぽく、また付着するんだろうなぁーとは思いますが、洗うと洗わないでは気分は、そしてたぶん実際にも大違い──希望的観測だけど──です。

 お互い、この冬は大変だったねぇ。



2月20日(日) 西村センセイ、信越本線を走行する特急「はくたか」に出くわす

 西村センセイ、今日は車で金沢へ移動。ちょっといつもとは違う都合があるのです。日曜日ですから割引になっている高速道路(北陸自動車道)を利用します。

 新潟県内の国道8号線とJR線(信越本線、北陸本線)は旧北国街道をなぞるように海岸沿いを通っています。でも高速道路は別。基本的にはかなり内陸側を走ります。
 だから高速道路とJR線は交差することはあっても、平行する場所はほとんどありません。

 ただし唯一の例外が。新潟県上越市の「上下浜」駅付近だけは、約3Kmにわたって高速道路と信越本線が寄り添うように走っています。

 お昼過ぎにその場所に通りかかると、向こうから旧国鉄色の485系特急電車がやって来ました。下りの新潟行特急「北越3号」が定刻通りに運行されているのです。
 先頭車両上部のライトが1個なのでT-18編成ではなく、K-2編成であることがわかります。

 「ここで電車とすれ違うなんて珍しいなぁー」と思っていると、え"!?

 今度は上り線を、白地に青のスマートな特急電車が、センセイの318iの脇を同じ方向に走っています!!
 列車はJR西日本所属の681/683系特急「はくたか」。でも、ナシテ?!

 「はくたか」は直江津付近(犀潟)−六日町間は第三セクターの北越急行線を利用するので、通常、この区間の信越本線を走行することはないのです。
 回送電車かなぁと思ったのですが、あまり多くはないものの、ちゃんとお客さんもいます。

 考えられる可能性は越後湯沢ー六日町間の上越線、あるいは北越急行線にトラブルが発生して、上越新幹線と長岡で接続する迂回運転をしていることだけ。
 この迂回運転、中越地方の山間部が大雪の場合、結構運行されるのです。でも今日はご覧の天気ですよ。

 「はくたか」は、100Km/hちょうどで走るセンセイを静かに追い抜いていきました。

 金沢へ到着してから調べてみると、今朝、上越線内で電気機関車が故障して動けなくなったために越後湯沢−六日町間の運転を見合わせ、「はくたか」については信越本線を迂回運転させたんだそうです。
 センセイが出くわしたのは、1時間以上遅れた和倉温泉駅行きの「はくたか6号」だったようです。

 その時点では迂回運転の理由は分かっていませんでしたが、どの程度の影響があるかは容易に想像できます。乗客や関係者は大変だろうなぁ。
 残念ながら、上り東京方面の利用客は本来の新幹線には乗れない。

 優雅に走る「はくたか」の最後尾を目で追いながら、あれこれと考えていた今日の西村センセイだったのです。

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