2010年3月27日更新(2010年4月4日ページ移動。2014年3月16日写真削除)
■3月27日(土) 目覚めると一面の雪景色。でも夏用タイヤへの交換に出かけます
目が覚めると、何だかとても静か。
気になって外を見ると、一面の雪景色です。雪が降ると音が吸収されるので静かになるんですね。(写真中央奥は地域のシンボル「米山」(よねやま:993m))
雪が積もるとは予想していなかったのですが、他の用もあるので、交換のために夏用タイヤを積んで少し離れたディーラーへ出かけました。
「交換」といっても、今日はタイヤを預けるだけで交換するわけではないのです(積雪時の夏用タイヤでの走行は極めて危険です)。どうしてややこしいことをするかというと、センセイは318iを10年くらい乗りたいと思っているのですが、昨年までに夏・冬用タイヤとも5シーズン使用したのでちょうど半分。
この機会に、後半の5年に備えて新しい夏用タイヤを購入しようと思っているのです。革靴のような乗り心地の夏用ノーマルタイヤと、まさに「ゴム長」という感じの冬用スタッドレスタイヤの違いはよくわかりますが、それぞれの中での違いなんて良くわかりません。
普通の人がいくつかのタイヤを乗り比べるなんて、ありませんからね。これまでは購入時に装着されていたドイツコンチネンタル社製のものを使っていました。
特に不満もなかったので同じものにしようかと思ったのですが、技術と営業の方はフランスミシュラン社やブリジストンのものを勧めてきます。見積もりしてもらうと、意外にもほぼ完全に同価格。品質の違いを尋ねると、コンチネンタル製は他社製より劣化がやや早く、乗り心地は硬め──確かに、その通り──で、ブリジストンはその逆。ミシュランはその中間とのこと。
そしてBMWは通常、ミシュランが標準なんだそうです。(それなら何故、コンチネンタルが装着されていたのだろう?)ま、いっかーと思って、ミシュランをお願いしたのですが、「実は出たばかりの新製品で、まだ当社では販売したことがないんですよね」。う〜ん、さっきの説明は何だったんだぁー。
まぁ、大きな「外れ」は考えにくいし、価格も良心的だったので、問題はないんですけど。そうそう、以前から一つだけ気になっていたことがあって、激しい通行で轍ができた高速道路を走行する場合、轍にハンドルが取られるような感覚があります。
タイヤの交換で解消できるのかと尋ねたところ、技術担当から、「基本的にはできない」とのお返事。BMWはスポーツカー的な要素があって、幅広のタイヤを使っています。そのため、細い幅の国産車が作った(細い)轍を常にはみ出すような格好になるため、元に戻ろうとして「轍に取られる」ような感覚になるんだそうです。
こちらも「ホントかなぁー」と思ったけど、BMWは確かに、路面の情報をハンドルを通じてできるだけ正確にドライバーへ伝えるように造られている──これは経験しないとわからないと思う──ので、まぁ、ここはその通りに受け取ることにします。
■3月26日(金) 旧アキハバラデパートは、総武線を背負いながら全面改築工事中
今日の西村センセイは、学会の仕事で日帰りの上京。今は新潟の自宅へ戻ったところです。午後からずっと、かなり気を使う仕事をして働いたので、かなり疲れてしまいました。
それでも午前中にはちょっとだけ時間があったので、久しぶりに秋葉原へ寄ってみました。山手線のホームへ降り、いわゆる「電気街口」へ向かうと、あれ?!
自動改札がずいぶん手前にあります。以前はもっと向こうの電気街に近いところにあったのに。
その分、改札を出てからが長い。もそも、駅舎全体が大規模な工事中です。ずっと以前にご紹介したことがありますが、秋葉原駅の一部、旧アキハバラデパートメントは全面改装工事中なんですね。
最初の写真は南西側のメインストリート、つまりラジオ会館のある側から見たところ。
右奥が秋葉原駅の改札口──その脇に南北自由通路が新設されていた!! ──ほぼこちらの写真に相当します。 すべてシートに覆われているので、何だか良くわかりません。そこで北西側、秋葉原ダイビル側から撮影したものが次の写真。こちらとほぼ同じ位置です。
ビルの基本的な構造を残したまま、市中の補強を含めた大規模な改築工事──ほぼ新築工事に近い──を行っていることがわかります。なぜ新築できないかというと、事情は簡単で、このビルの最上部を総武本線各駅停車が走っている──ホームの手すりが見えている──からです。
電車を走らせながらの工事なんですね。電車を運行しながらの工事のやり方として、補助柱を設けながら基本となる柱を新規に建設するという方法もあるのでしょう。
でも少なくともセンセイが見た限りでは、従来の基本構造を残すようです。見方を変えると、1932(昭和7)年にほぼ現在の構造になった秋葉原駅は、80年近くを過ぎた後もきちんと基本構造を保っていることになります。
技術力も、そしてそれに対応するコンクリートや鉄筋など素材も良質なものだったんでしょうね。
我々は果たして、本当に「進歩」しているんでしょうか。ところで、今日の電車の中では「きっとこの人、4月から新しく違う場所で暮らすんだろうなぁー」という人や、それをサポートする家族を多く見かけました。
新しい季節が始まろうとしているんだな、ということを強く実感します。
■3月25日(木) “KY”(空気、読めない)なのに、「空気読め」って......どういうこと?!
写真は何度もお伝えしている金沢工大の新厚生棟建設工事の様子です。(南西角の最上部を見上げています)
建物全体が緑がかっていますが、これは目の粗い防護(?)ネットがかかっているからです。シートで覆うことはしないようです。
工事では安全が最優先されるので、ご覧のように安全衛生目標が掲げられています。
ふーん、と思って読んでいたのですが、途中で、あれっ?!一番下に「金沢工業大学21号館新築工事 安全スローガン」として「KYで今日の作業の空気読め」とあります。
でも“KY”って、「空気、読めない」という意味なのでは?!しばらく見つめていてようやく気づいたのですが、きっとここでの“KY”は「空気・・・」ではなく、「危険(K)予知(Y)」なんでしょうね。
そう考えて見直すと、中央の黄色の掲示の中央部(▽の部分)にも「こうします 現地KY」。
「現場では危険予知に努めます」という意味なんでしょう。謎はひとまず解けた感じがするのですが、でも「空気読め」って、どちらかというと感覚重視──それはそれで重要──の発想。
見つけた問題点を論理的に改善するという方向には、なかなか繋がりにくいような印象を受けるのですが......。とにかく安全無事に、新厚生棟完成にこぎ着けていただきたいものです。
■3月24日(水) 「Safari 4.0.5 for windows 遅い」 ──Safariのトラブルはやはり多発している模様!!
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先日お伝えした“Safari 4.0.5 for windows”のトラブル(および続報)、やはりセンセイだけではなかったようです。
“Apple Discussions”によると、「Safari 4.0.5 for windows 遅い」という投書をきっかけに、「自分のマシンも」という返信が19通寄せられています。(こちらもご参照)
多くは「異常に遅い」とか「CPUの使用率が100%」、あるいは「デスクトップのアイコンの書き換えに1アイコンあたり0.2秒はかかっているのでは?」など、センセイのMacBookと同じ症状が現れています。
またフォントのレンダリングを「Windows標準」に変更するとひとまず使えるようになるという点も共通。ただし全てが全てというわけではなく、一部のマシンでは正常に動作しているようです。
それでも投書している方のマシンに関する限り、ざっと90%くらいの方に同じ症状が出ていることになります。
やはり大きなバグを抱えていると判断すべきでしょう。本日現在、まだアップルからアップデートは配信されていませんが、早く何とかしてほしいものです。
■3月23日(火) 富山産のホタルイカを今シーズン初めて食べました!!
今日も見たままのお話です。一昨日、東京から新潟の自宅に戻ったのは夕方。
駅裏にあるJR直営の有料駐車場──1日300円の整理券を駅の窓口で購入(!!)──に車を止めておいたので、それに乗って帰ります。できれば帰宅する途中で、晩酌のツマミを買い求めたいところ。
お酒を飲む時は、健康のために良質のタンパク質を摂らなければならないのです。これまでだったら、駐車場に隣接するお気に入りのスーパーでお刺身を買って......というパターンだったのですが、お伝えしたように先月末で閉店してしまいました。
ここはひとまず自宅へ戻って家族を降ろしてから出直すことにします。最寄りのスーパーはお刺身が美味しくない──どうしてこう味が違うんでしょう──ので、ちょっと離れたお店へ。実はこのお店、駅裏の閉店したスーパーの系列店。
駅裏のお店ほどではないのですが、それでもセンセイには雰囲気がしっくりきます。ビンチョウマグロのお刺身をキープしてから、水産物売り場を引き続きチェック。ふと、ホタルイカ、それも富山産(富山湾内産)目が止まりました。今年初めての富山産です!!
富山のホタルイカ漁は3月1日に解禁されたのですが、少なくともセンセイの行動範囲内では、富山産をまだ見ることができませんでした。
兵庫産のホタルイカは、自宅がある柏崎でも金沢でも年初からよく見かけています。でもセンセイは、決して手を出しません。
兵庫県の方や関係者には申し訳ないのですが、富山産とはまったくの別物。とにかく甘さが違います。そのホタルイカ、ただ塩ゆでしただけですから、舌が最初に感じるのは塩辛さ。
でもそれを追いかけるように、独特の「甘さ」が口いっぱいに広がるのです。それに富山産は歯ごたえがプリッとしているのにとても柔らかい。「プルルンッ!!」というところでしょうか(どんな感触なんでしょう)。
それに比べると残念ながら兵庫産は、ずっと痩せた感じ。でもまだシーズンが始まったばかりなのか、この冬が寒かったせいなのか、富山産のホタルイカもちょっと小振り。
もう少し暖かくなって、桜が葉桜に変わるころになるとこれが「プルルンッ!!」から、少し成長して「ブルルンッ!!」と変わることでしょう。それにしても、なぜ金沢では美味しい富山産のホタルイカを見かけないのでしょう。
■3月22日(月:休日) そして、ビル入り口の看板は残った ──1月末に閉店した江ぐちを訪問しました──
今日は基本的に見たままのお話。
今回の上京はまったくの私用。目的地はほとんど三鷹、小金井近辺です。
新幹線で東京に到着してから最初の用までちょっと時間があったし、お昼を食べる必要もあったので、小金井の少し手前、三鷹駅で下車しました。
センセイと家人は三鷹で数年生活していた──その後小金井に転居──ので、この機会に三鷹駅前のその後を見ておきたかったのです。(老人に未来はあまり残されてですからね。)そしてもちろん、1月末に閉店した中華そば屋「江ぐち」の様子も確かめたい。
南口はすっかり再開発されていて、25年前とは大違い。当たり前ではありますが。ロータリーの基本的な構造こそ変わっていないものの、残っているのはそれだけ、という感じです。
三鷹は文化人の住む街で、駅前にはいずれも歴史を感じさせる本屋さんと喫茶店があったのですが、影も形もありません。少し歩くと交差した十字路があって、角の大きなビル2階の大半を三省堂書店──だったはず──が占めていたのですが......バーミヤンその他に変わっていました。
それでもこの辺になると、関西風のお寿司屋や、和菓子屋、家具屋さん、センセイが初めて実印を作ったお店なんかは残っていました。
十字路に戻り、バーミヤンの向かいのビル(写真)を確認します。このビルの地下1階に「江ぐち」があったのです。
お伝えしたように、江ぐちはもともとこの一角に平屋建てのお店として存在していました。
それが、このビル建設に伴ってその中に入ったのです。入り口は写真の中央。階段を降ります。
ぐるりと360°回転して地下1階へ降りると、正面に、ガラス張りのような格好の江ぐちがそのままの姿で残っています。
その後の情報によると再開を願う張り紙があったらしいのですが、センセイが行った時はそのようなものは確認できませんでした。
ガラス越しに店内を撮影させていただくと、年季の入った木の椅子や、路上に出す看板(写真右側)を確認することができました(白いモヤモヤはフラッシュの反射)。
左手奥の厨房に、3人位入っていた姿が昨日のように思い出されます。
地上に戻ってから、入り口上の看板の存在に気づきました。
もちろん、次のお店が入っていないのでここに残っているだけなんでしょう。でも、知る人ぞ知る地下の「現場」を除けば、この看板だけが、ここに確かに江ぐちがあったという唯一の証となっています。
■3月21日(日) 西村センセイ、東京大学(本郷)を初めて訪問する
都内から戻りました。
ご存じのように、昨日から今日にかけて列島各地を強風(+黄砂)が吹き荒れました。都内も例外ではなく、センセイらは中央線沿いのJR系列のホテルに泊まったのですが、明け方近くに、ものすごい雨と風の音。
どうなるだろうと気をもんでいると、海岸部を中心にJR各線は運転見合わせ。中央線快速は普通に動いているとのことだったので、予定通りにホテルをチェックアウトしたのですが......国分寺駅のホームで待っていても、電車は来ない。
どうやら東小金井駅付近で、強風で飛ばされたビニールが架線に絡まり、撤去作業に手間取ったようです。ずいぶん待ってから、ぎゅうぎゅう詰めの電車に乗ってやっと今日の行動開始。昨日今日と、師匠宅の訪問や家人の友人面会などいくつかの用をこなしたのですが、そのついでに、ちょっと気になっていた場所へ行ってみました。
東京大学(本郷)です。以前お伝えしたように、駒場の教養学部にはご縁があったので、最近はともかく、都内に住んでいた時は百回以上通学(?)しました。
ほとんどモグリの学生状態──当時はすでに国際基督教大学(ICU)の教員だったけど──ですね。でも本郷は来たことがなかったのです。
東西南北、その周囲は割とよく知っているのですが、センセイにとって本郷界隈だけが空白地帯。お茶の水駅から娘と一緒に地下鉄に乗り、隣の「本郷三丁目」駅へ。交差点を越えて少し歩けば、写真の赤門です。
ふーん。でも、どうもピンと来ない......。
西村センセイ、母校のICUや、合格はしたけど入学しなかった大学、あるいはたまたま訪問した大学など、どこかで「ご縁があったんだろうなぁー」と感じる大学と、そうでない大学──白状すると、たとえそこを卒業していても──とがあります。
残念ながら本郷は、後者に属するらしい。今日の天気の緊張度が高かったからなのか、地下鉄の駅から大学までの町並みの問題なのか、理由はよくわかりません。
はっきりしているのは、東大は間違いなく「俺はお前なんかに興味ないよ」と即答するってことでしょう。