2011年11月9日更新(2011年12月18日ページ移動。2015年2月11日写真削除)
■12月9日(金) 大学近くの山々も、すっかり白くなりました ──西村センセイ、最後のツアーに出発する──
夜明け前、激しい雨の音で目覚めました。「今日はダメかなぁー」と考えながら、再びウトウト。
6時過ぎに起きると、外はすっかり静かになっていました。念のために窓を開けたのですが、雨も雪も降っていません。今日は「自家用車」──ただし自分で動かす二輪車──で出勤できます。
やはりこっちの方が楽ですからね。身支度を整えて外へ出ると、予報通り、大学の向こうの山々はすっかり白くなっていました。写真は出勤後、最低限の仕事を片付けてから撮影したもの。
まだ地表の温度が高いからでしょうか、予想外に雪が消え始めていました。早朝は真っ白だったのです。予報はその後ちょっと変わり、平野部の雪は午後からとのこと。実際、午前の講義を終えて研究室へ戻る時には霙混じりになっていました。
残念ながらセンセイは、今年最後の出張のためお昼過ぎに大学を離れ、ひとまず新潟の自宅へ移動。
道中の天気はとても不安定。糸魚川(いといがわ)は、平野部でも雪で白くなっていました。それに風が強くて、センセイが乗った特急はほとんど遅れなかったものの、関西からの特急は強風による迂回運転で、1時間前後遅れていました。
明日は大丈夫だろうか。センセイは明日、学会の関連行事に出席するため、早朝に自宅を出発し、金沢を通過して京都へ行くのです。
夜のテレビニュースを見ていたら、今日、金沢で初雪が観測されたそうです。今日の講義の反応を読んでいると、たぶん太平洋側の雪の降らない地域の出身なんでしょう、受講生から「寒い」とか「寒さは苦手」という感想が目立ちます。
もし大学付近にも雪が降ったとしたら、彼らは何を感じたのでしょうか。もっとも、実はさほど心配する必要はありません。(キッパリ)
学生諸君は若く、適応力があるので、北陸のどんよりとした冬にもすぐに慣れてしまうんですね。
■12月8日(木) 西村センセイ、防水加工の靴でちょっと散財してしまう
天気予報によると明日は冬型の気圧配置が強まり、しかも寒気が入り込むために、北陸地方は平野部でも雪になると予想されています。
だから、というわけではないのですが西村センセイ、先日、雨や雪に備えて、新しい靴を買いに行きました。
太平洋側の方にはピンと来ないかもしれませんが、本格的に雪が降り積もるようになったら雪専用の靴を履く必要があります。春先、東京などに雪が降った時に、普通の靴で外出した人が転倒し、場合によっては怪我をしてしまうのはこのため。
雪道は十分注意する必要があるのです。でも北陸地方だって毎日毎日、雪の中に閉じこめられているわけではありません。道路に雪がない時の方が多いのです。そんな日は、防水加工された靴の出番。
センセイは黒とブラウンの2足を持っています。でもそのどちらも、かなりくたびれてしまい、踵も減ってしまいました。がに股歩きをしているらしく、片減りなのが悲しい。
それにもう一つ。馴染んだからか、ちょっと大きめに感じます。大学近くのお店で、現在の靴と同じものを見つけたので、この機会にサイズが5mm小さいものを買うことにしました。
足が一番むくむ夕方にお店で履いてみたのですが、ちょうど良い感じ。そこで2色を一緒に、と思ったのですが、ブラウンは在庫切れ。正確に言うと、在庫はあったのです。
でもちゃんとよく見たら、大きな汚れがついていたので、交換してもらうことになったのです。(これはメーカーの責任)
2足分の代金を払って黒い靴のみを持って帰りました。先日の山形出張は新しい靴を履いて、履き心地を楽しんでいたのです。でも最初こそ問題なかったものの、2、3日履き続けていると足先が痛くなってきました。
最後には変な格好で歩く始末。どうやら長さには問題ないものの、左右の幅がやや足りなかったようです。「○○の大足」ってやつですね。
どうしようかと思ったのですが、結構なお値段の品。レジで前に並んでいた女性が購入したもののが、センセイの約十分の一だったので、センセイが逆にびっくりしたほどです。
それに長時間履き続けなければ問題はありません。そこでお店に届いたブラウンの方は一つ大きいサイズ──つまり、元のサイズ──のものに交換してもらい、履き始めた黒は、元のサイズのものをもう一足購入することにしました。
センセイからすると散財ですが、お店にとっては嬉しいお客。ま、いっかー。良く考えてみると、柏崎にある同じ店で買った時は、今回よりも20〜30%くらい高かったような気がします。たぶんデフレと円高で価格が下がっているんでしょうね。
だから考えようによっては、そんなに損はしていないことになるのです。同じものを履き続けていると傷みやすいので、順番に履き替え、しかもキャンパス内では研究室に置いてある室内用のものも使って、長持ちさせたいと考えています。
■12月7日(水) つけ麺専門店「二代目つけ蔵」営業再開。店内には順番待ちのお客さんも
気づいたのは先週の雨の日。
所用があったので、珍しく早めにアパートへ戻りました。用を済ませたので、いつものスーパーで惣菜を買わなければならないのですが、外は雨。
徒歩で出かけます。徒歩だと、いつもの自転車とは異なるルートを使います。途中、押しボタン式の歩道を渡ろうとして、あ"......。
信号機のすぐ近く、「スープ調整及び、ラーメン改良の為」臨時休業していたつけ麺専門店「二代目 つけ蔵」が営業しています!!
約1ヶ月での営業再開。デジカメを持っていなかったので、改めて撮影したのが写真。
この日のお客はあまり多くなかったのですが、他の日は何人もの方が店内で順番を待っていました。 客層はやはり、若い人が中心。
センセイとは関係のないお店の再開ですが、ちゃんと営業していると何だか嬉しくなってきます。
ただし、自分で食べてみるかどうかと尋ねられたら、う〜ん。もしかすると調子が良くて、お腹が空いている時に近くを通ったら、入ってみるかもしれない。
■12月6日(火) 「おぉ、関西でもサッポロビールを売っている!!」と喜んでいたら......
西村センセイは東日本の出身なので、西日本へ行くと文化や習慣の違いに驚かされることがあります。
親戚が大阪にいるので小さい頃から何度も訪問しているのですが、東京の国鉄ではまだ駅員が切符に鋏を入れている時に、大阪ではすでに古い形の自動改札機──外国でよく見るタイプ──が使われていたり。
センセイは中学生だったのですが、勝手がわからないので、最初はこわごわ通ったことを覚えています。今でも関西へ行く時は気をつけなければならないことが一つ。関西圏ではサッポロビールの入手が難しい。
駅のキヨスクで見たことはありません。夜行列車に乗ろうとして、大阪駅近辺のコンビニをかなり回ったことがあるのですが、発見できませんでした。
飲み屋の看板もほとんど他社のものだし。今回もなかば諦めていたのですが、ホテル近くのコンビニに入ると、写真の「限定醸造 札幌開拓使麦酒 PREMIUM」(350ml)が。
ラッキー。初めて飲んだのですが、黒ラベルやラガーと違い、ちょっと酸っぱい感じ。アルコール度(5.5度)も数字以上に高く感じました。
でもまぁ、関西で札幌が飲めたんだから、ま、いっかー。翌晩は別なコンビニを利用したのですが、そこには何とセンセイが愛飲する黒ラベルが!!
というわけで調子に乗りすぎた西村センセイ、その晩はちょっと飲み過ぎてしまいました。そもそも出張先では、いつもの瓶と容量が異なる缶ビールなので、どうしても量が増える傾向にあるのです。
そのためか、金沢に戻ってからもちょっとイマイチ。おまけに昨日、「あなたのからだからメッセージをあずかてきました」という冊子がメールボックスに。 健康診断の結果の解説が届けられたのです。
それによると指標の一つが高く、「五十台では10〜15%程度」に入る少数派とのこと。う〜ん、あまり浮かれていないで、もうちょっと身体を長持ちさせることを考えなければ、と飲みながら反省する今晩のセンセイなのでした。
■12月5日(月) センセイは、確かに京都にいるのに... ──便利な「マップ」、誤作動することもあるようです──
今日は見たままのお話。
センセイは見知らぬ場所を訪問する時、地図帳を持参したり、目的地付近だけのコピーを用意することがあります。
迷子になることはほぼまったくないのですが。今回は何度か訪問した京都大学だったし、それに何より、iPod touchの「マップ」を試してみたかったので地図は用意しませんでした。
「マップ」はやはり強力。現在位置を割り出す仕組みを考えてみたのですが、受信した複数ないしは一つのWiFi電波の強度と、そこに書かれたMACアドレスをもとに、リアルタイムでデータベースを参照して位置を割り出しているようです。
ただし常に位置を確認しているわけではなく、起動した時やリクエストした時だけに抑えているようで、交通機関に乗って移動している時などはすぐに場所がずれてしまいます。
これはまず間違いなく、電力を激しく消費する電波の送受信を抑えているためだと思います。おかげで──というほどでもないんだけど──無事に目的地に到着。ところがふと気づくと、画面が右のようになっていました。
センセイは何と、巣鴨駅付近に存在していることになっています!!こんなこともあるんですね。どうなっているんでしょう。
■12月4日(日) どっちへ進めばいいの?! ──地味な仕事だって大切なんだけどなぁー ──
西村センセイ、引き続き学会に参加して、今は金沢のアパートに戻ったところ。
今日も東日本大震災関係のシンポジウムに参加していたのですが、今日発表したのは大学教員や大学院生なのですが、いずれも昨日とは違って、当事者意識を強く持った方々でした。
中には大学で原子力工学で教鞭を執る先生や、そのドクターコースの学生もいたほど。また発表者の一人が最後に、公人としての立場を離れて、福島に義理の家族を残しており、現地からだと物事がずいぶん違って見えることを抑えた口調で紹介したり、質疑応答の中で福島県で被災した人が、被災者の立場から意見を述べたりしていました。
その意味で、昨日の記述は一部修正する必要が出てきたと思います。(ただし、記録のためにそのまま残しておきます)でも、発表内容から少し離れたところでは、いくつか考えさせられることがありました。
例えば時間配分。今回は重いテーマだったので仕方ない部分があるのですが、発表がぎゅうぎゅう詰めで、一人か二人質問をするのがやっと。
本当なら最後の討論が一番重要なのに、今回はまったく不可能。各セッションの運営は、それぞれの責任者に任されているので、運営委員会の責任ではないのですが。
その運営も、必ずしもスムーズとは言えない場面がありました。どうもこの学会、最近は自分の意見ばかりを主張する人が増えてしまい、地味で目立たない仕事をする人がいなくなってしまった感じがします。
写真は会場で撮影した立て看板。センセイは左右どちらへ進めばいいのでしょう。(合成写真ではありません)
この学会が設立されてちょうど10年。この看板はまるで、学会が現在置かれている状況を示しているような気すらしてきます。