2011年10月22日更新(2011年10月30日ページ移動。2015年2月11日一部写真削除)

──2011年10月第4週のニュース──

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10月21日(金) 図書館棟に頭突きする青年?! ──工大祭が始まりました──

 今日中に提出しないといけない書類があるので、今朝も朝イチのご出勤。守衛さんはちょうど、夜勤態勢から早朝モードに切り替わるところ。でも、あれ?!
 確かに教職員としては一番乗りなのですが、工事関係者と思われる人物が複数、チラチラ。

 もちろん今晩から始まる工大祭の関係者です。

 早く仕事を片付けたいのですが、学生との面接や打ち合わせが入っているので、なかなか作業が進みません。そのうちに、センセイらの研究室の外が騒々しくなってきました。
 イベントのメイン会場となるので音響が直接耳に入ってくるのです。たぶん、会場内よりうるさいと思います。

 騒音に耐えながら、そしてあちこちの部局で頭を下げながら、何とか作業終了。書類を提出します。
 他方、キャンパスはいよいよお祭りに突入しつつあります。

 西村センセイ、もちろん前夜祭も見たいのですが、外せない用があるので夕方、新潟の自宅へ移動しなくてはなりません。
 残務を鞄に押し込めて、駐車場へ移動。

 構内にはいよいよ各模擬店のテントが建ち、学生諸君が開店の準備をしていました。
 でも昨晩の学友会諸君とは違って、どこかのんびりした感じ。

 その途中、ふと足が止まりました。男子学生が風車を「植えて」いるのです。
 奥には複数の男女学生がいるのですが、こちらはラブリーな雰囲気。

 でも手前にいる黒づくめの学生は、センセイのカメラなど一顧(いっこ)だにせず、黙々と「植えて」います。

 ここには建築系のモニュメントが出現するのでしょうが、その一部を形成するのであろう、このたくさんの風車、どういう役割を果たすのでしょうか。
 答はきっと、センセイが工大祭に戻る後半で明らかになると思います。(たぶん)

 ところでこの男子学生、何だか、中央奥の図書館棟(ライブラリーセンター)に頭突きをしているような......。



10月20日(木) 今日は「イブ・イブ」。でも気分はすでに、工大祭本番!!

 西村センセイ、今日も一番乗りでご出勤。要するに仕事が遅れているからなのですが。

 お日様があるうちは一生懸命働いて、長い長い会議と打合せを終えるころにはもう、空は真っ暗。疲れているので事故を起こさないように、と思いながら通用口を出ると.....。
 あれ?!

 校舎の外で音楽が流れています。

 何だろうと、本来向かうべき駐車場を背にして歩くと、おぉ、ご覧のように、テント群!!
 もちろん昼間から電気関係や水回りなど、学生には無理は準備作業が進んでいたのです。

 どうやらそれが一段落したようで、工大祭を主催する学友会諸君が現地本部となるテントを設営しているんですね。
 写真を撮らせてもらおうと近寄ると、あちこちから「お疲れさまでーす!!」。

 皆が皆、センセイの講義を受けているわけではないのに。

 本人達は気づいていないだろうけど、その声は明らかに伸びやかで、歓びに満ちています。
 きっとこの日のために、長い準備を重ねてきたんでしょうね。

 工大祭は明日が前夜祭。

 だから今日はその前夜祭となるわけですが、学友会の諸君はもうすでに、工大祭本番に突入しています。



10月19日(水) いつもの駐車場が一面、鮮やかな黄色と白に染まって...

 今日は見たままのお話。

 水曜日は朝イチから大学院の講義、重要な会議、学生さんに手伝ってもらっての提出物の整理、そして特別な講義と休みなしに続いて、最後はもう一回、会議。
 要するに、水曜日は会議日なのです。ふう。

 これらがすべて連続しているので、少しだけ空いた時間でとにかくお昼を食べなくてはなりません。とてもキャンパス外に出ている時間はありません。
 大急ぎで大学食堂でお腹に何かを詰め込み、研究室へ戻ろうとして......ちょっと寄り道。

 向かったのはセンセイの研究室前の駐車場。昨日から一般車両は立ち入りできなくなっています。
 ご覧の通り、今週末に迫った工大祭(大学祭)のために、主イベント会場となるテントを設営するためです。

 褐色だった駐車場に広がるのは、鮮やかな黄色と白の花。気がつくと、その奥の木々はかなり色づいています。
 季節は確実に進んでいるんですね。

 午後、研究室で仕事をしながら、時々窓の外を見ているうちに鳶職(とびしょく)さんのおかげで、テントは無事に完成。
 明日からは内部でステージや機器が設営されることになります。

 ところでこの場所、センセイが研究室でiPodを用いて自分の位置を確かめると、ほぼこの辺に立っていることになるのです。
 研究室(写真中央奥)から100m以上離れていると思うのですが......。

 ま、いっかー。



10月18日(火) GPSシステムを搭載していないのに、なぜiPodには自分の現在地がわかるんだろう

 パソコンネタが続きますが、悪しからず。こういう時って、仕事が遅れている時が多いのです......。

 ほぼ1年前の購入後、センセイはiPod touchを主に携帯音楽プレーヤー、簡易ワープロ──というより「メモ帳」かな──、スケジュール管理、そしてPDFビューワーとして使ってきました。
 その他は「計算機」くらいでしょうか。

 搭載されているWebブラウザやメーラーその他の機能はほぼ使わず仕舞い。だって自宅以外ではネットに接続されていなかったし、自宅書斎ならより便利なパソコンが立ち上がっているし。

 でもこの週末、iPodのOSが5.0に変わった機会に、改めて自宅でブラウザの“Safari”や「株価」など、ネット接続を前提とするソフトを使ってみたのですが、これがとても面白い。
 その中でも特に驚かされたのが、写真の「マップ」。

 iPod touchにはGPSが搭載されていないのに、現在位置をかなりの精度で知ることができるのです。
 金沢へ移動してからもいろいろ試してみると、条件にはよるものの、これが結構、好成績。

 写真は今日の昼休み、ほっかほっか亭に向かうべく校舎を出た時に試したところです。
 この時の誤差は、僅か数m。

 センセイの研究室は電波条件が悪いようで少々誤差が大きく、センセイは大学のバス停前に立っていることになっていました。

 それでも学内だったら、たとえ建物内であっても「号館を間違える」ようなことはありません。
 どうしてこんなことが可能なんでしょう......と書きながら、ふと、気づいたことがあります。

 ということは逆に、その気になればセンセイの居場所──正確にはセンセイのiPod touchの在処──は、全世界から把握可能だ、ということ。

 あれ、まぁ。



10月17日(月) 今までの苦労は何だったんだ...という感じ ──モバイルWi-Fiルータを導入しました──

 というわけで西村センセイ、この週末に自宅近くの電気店で無線ルータを購入し、通信の契約をしてきました。

 センセイのネット環境をもう一度だけ確認させていただきますが、新潟の自宅および大学以外では、インターネットに常時接続しているわけではありません。

 ここ約10年を振り返ると、最初のころは金沢のアパートを含めて、アナログモデム──しかもパルス出力!! ──を利用したダイヤルアップ接続でした。
 それが4年前からPHS(写真右側)のデータ通信(128kbps)に。

 でもこれも、さすがに通信速度面で見劣りするようになりましたし、センセイが使用する最新OS(Mac OS 10.6.8) や、Windows 7上のソフト一部上で正常に動作しないという問題が出てきました。
 白状するとWindows 7移行後、このサイトのファイルは、一つ一つ確認しながらマニュアルでアップロードしていたのです。

 またこれまでは1台のマシンだけの接続だったのですが、できれば複数の機器を同時に接続(テザリング)させたい。

 そこでイー・モバイル(現在は合併し、イー・アクセス株式会社)の“Pocket WiFi (GP02)”というマシン(写真中央:ファーウェイ・テクノロジーズ社製)を購入しました。
 大きさはiPod touchと同じくらいですが、ずいぶん厚さがあり、すんぐりむっくりした感じです。

 インターネットへの接続は簡単で、知識が多少あればすぐに繋がります。USBを介した優先接続も可能で、こちらの方が速いような気がします。

 下り最大42Mbpsですが、センセイの行動範囲はまだ環境が整備されていないので下り最大7.2Mbpsないしは3.6Mbpsとなります。
 現在のところ、ちょっと遅めの有線LANという感じ。

 言われなければ無線だとは思わないのではないでしょうか。もっとも、利用者が増えて混雑するとどうなるかはわかりませんが。
 そしてもう一つのポイントは、トータルでの利用料金。

 吝嗇(りんしょく:ケチのこと)と思われるかもしれませんが、センセイは決して高給取りではありませんし、単身赴任をしていると経常的な経費は厳密に管理しないと大変なことになるのです。
 なお、これは学生諸君も同じ。

 今回はもっとも標準的と思われる「にねんM」という2年間契約の契約を結びました。データ量は無制限──ただしあまりに多量の場合は速度制限が入るらしい──の事実上常時接続です。

 機器購入代金はほぼ無料(1円)。

 これを2年間継続利用することで購入から最長25ヶ月間、つまり約2年間は、月額利用料金(以下、基本使用料)が通常通常5,980円/月のところを3,880 円に割り引かれます。
 PHSも長期契約だったのですが、こちらは3,400円くらいでしたから、同じような金額。

 2年経過後は2,000円ほど高くなりますが、便利ならばそのまま使い続けるだろうし、もしかするともっと良い条件のものに切り替えるかもしれません。

 このページは金沢のアパートで書いているのですが、ルータはMacBook ProにUSBで接続し、他のMacやiPod touchはWiFiで接続しています。
 一人で利用しているので通信を奪い合うこともなく、とても便利です。

 唯一の問題があるとすれば、USBケーブルが特殊な形状をしているので、他で代用できないこと。

 センセイはこれから、デジカメ用2種+iPod用+このマシン用と、毎日4本の接続ケーブルを持ち運ぶ必要があるのですが、まぁ、これでかなり快適なモバイル環境(兼アパートの通信環境)を実現できたように思えます。
 やれやれ。

 でもこれって、アパートでももっと仕事をしろ、ってことかぁ......。



10月16日(日) 頸城鉄道新黒井駅跡地は、JR東日本黒井駅として再利用されることになりました

 これだけじゃ何のことか、多くの方はさっぱりわかりませんよね。

 今週は都合で、車で金沢へ移動しました。いわゆる「土日高速1,000円乗り放題」が終了したので、今日は一般道を利用します。距離はありますが、318iで走っているとこれが、高速道路よりずっと楽しいのです。
 ちょっと迷ったのですが、確かめたいことがあったので、直江津(上越市)の手前で国道8号線を外れて海側へ。

 ことの発端は数年前のこと。電車で直江津駅の隣の黒井駅を通過している時に、線路脇に駅に背を向けた記念碑が二つあることに気づきました。

 機会を見つけてその碑を確かめるとそれは、かつてここに存在した頸城鉄道自動車頸城鉄道線(通称「軽便(けいべん)」)の始発駅「新黒井駅」を示すものだと判明しました。

 しかしそのわずか2ヶ月後、それまで草ぼうぼうだった駅跡の雑草が綺麗に刈り取られると、やがて土木工事が始まって記念碑は撤去されてしまいました。
 工事はさらに進み、綺麗に舗装されたと思ったら、周囲をフェンスで囲って何やら始めたのですが、その後は様子が良くわからなくなりました。

 この件に関してはしばらくお伝えしていませんでしたが、やがてそれが老朽化したJR黒井駅の建て替え工事であることが判明。

 上の写真は今月初めに電車内から北側(海側)を撮影したものですが、右側で重機が壊しているのが旧駅舎、右上の黒い部分は旧駅舎から続く跨線橋です。
 今日現地へ着くと、工事はまだ続いていました。

 新駅舎は駅の南北を結ぶ自由通路と一体化されています。

 というより、実はほとんどが自由通路で、その途中に、ホームへ降りる階段があるだけ。
 改札口はありません。利用客はとても少ない無人駅なのです。

 通路を渡り、南側から撮影したのが右の写真。右側は解体中の古い跨線橋です。

 ご覧のように駅全体が右(北東)から左(南西)へ移動したような格好になるのですが、新駅舎の場所こそ、かつての新黒井駅跡なのです。
 記念碑は写真左端の太い柱の辺りに建っていました。

 しばしば鉄道が敷設されているために地域が分断されることがあります。

 黒井駅付近も同様で、駅舎を新築し、自由通路を設けることで南北に分かれた地域を多少なりとも結びつけ、また駅南側の住民──住宅地が広がっている──にも駅を利用しやすくすることが目的だったようです。
 駅の手前は、駐車場および駐輪場として整備されるそうです。

 新黒井駅の記念碑がなくなったことは寂しい──どうして移設して残さなかったんだろう──ですが、地域住民がこの場所と駅を利用しやすくなるのなら、全体としては望ましいことなんでしょう。

 センセイにとっては、ずいぶん長く続いた謎も解けたし。

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