2011年11月26日更新(2011年12月4日ページ移動。2015年2月11日写真削除)
■11月26日(土) 西村センセイ、雪の県境を越えて、山形市での学会に参加する
というわけで西村センセイは現在、山形市内で開かれている学会に参加しています。
どうしても外せない用があったので、昨日は新潟の自宅へ戻りました。12時間滞在した後、早朝の列車を乗り継いで米坂線経由で山形県入り。
これが最短ルートだからです。昨日帰宅した時は真っ暗だったのでわからなかったのですが、新潟県内のちょっと高い山はすでにかなり白くなっています。
米坂線は県境ではかなりの高度になるのですが、民家の脇には屋根から落ちた雪が積もり、車が走る道路以外では積雪が3cmくらいになっていました。
ただし終着駅米沢付近は盆地になっており高度が下がるため、雪は再び消えてしまいましたが。米沢からは各駅停車で山形へ移動。所要時間は約45分。山形県って、こぢんまりとした県なんですよね。
普通ならこの学会、「○○大学で開かれている...」となるのですが、今回の会場は山形大学ではありません。
市内の民間会場を使っての開催です。山形大学は駅からちょっと離れた場所にある風情のある大学。そこまでの間には古いお寺が並ぶ、勉学にはとても良い環境にあります。
でも今回は参加者の利便と、おそらく経済効果を期待して、一般の施設を使って開催することになったようです。久しぶりの山形市内はシャッター商店街化が進んでおり、経済状況の厳しさが感じられます。
街の様子にも活気が感じられません。会場となった施設も、空きスペースが目立ちました。昨今の国立大学は学会の開催には施設使用料を徴収しますから、まぁ、これはこれでいいのかな、と思います。
でも学会が始まってしまえば、話は別な次元に切り替わります。若い人がどんどん育って――それ自身はとても良いこと――おり、センセイの出番も少なくなってきたなぁーとは思いますが、参考になる部分はたくさんあります。
明日までしっかり勉強して、金沢へ移動しようと思っています。
■11月25日(金) 西村センセイ、大学発のバスに乗って冬のツアーを開始する
午前中の講義を終えると研究室へ戻り、荷物をまとめて大学前のバス停(iPod touch画面の「工大前」付近)へ。西村センセイはこれから、実質3泊4日の出張に出かけるのです。
このバス停、大学と金沢駅を結ぶ直通バスの出発地で、それまでバスは学内で待機しています。
写真はこれから乗車するバスがキャンパス内から出てきたところ。これから3週間、センセイは週末に開かれる学会や、その関連行事に参加します。
出張を終えた次の週は、学園全体の忘年会が予定されており、やはりキャンパス外へ出かけることになっています。
したがってこれから約1ヶ月間、週末に自宅へ戻ることはできません。平日の講義がない日にお休みをもらって帰宅したり、出張の途中に家に立ち寄ったりすることになります。
後者の場合、最短だと約12時間だけの滞在!!仕事だから仕方ないのですが、う〜ん、締め切りが迫った原稿や、あるいは年賀状準備といった雑務をどうしよう。
■11月24日(木) 「スープ調整及び、ラーメン改良の為」、二代目つけ蔵がずっと臨時休業中
「変だなぁ」と、ぼんやり感じていたのです。
アパートの近くに「二代目 つけ蔵」というつけ麺専門のラーメン店があるのですが、ドアの内側から張り出された「臨時休業」の文字が読み取れたのです。
文字通り臨時なんだろうと思っていたら、何日か経って通りかかった時も同じ状態。センセイは通常、日中はアパートにいませんし、スーパーに立ち寄る関係で帰宅時はこのお店の裏を通ります。つまりちゃんと営業している時に店の前を通ることは滅多にありません。
でも思い出してみると、ちょっと前からお客の気配を感じなくなっていました。ちょっと気になってお店へ行ってみると、張り紙には「スープ調整及び、ラーメン改良の為」に休業中とのこと。
先月末からですから、もう1ヶ月近くにもなります。最初はこのまま閉店してしまうのかと思ったのですが、祝日だった昨日の昼間も、そして写真を撮影した今晩──店内の灯がぼんやりと見える──も、張り紙の通り、男性が一人で何か作業をしていました。
一昨年開店したこのお店、最初はお客さんが外まで並ぶほど繁盛しましたが、いつの間にかそれほどでもなくなったような気がします。
前を通りかかると駐車スペースが空いている時もありました。センセイはと言うと、2回だけ入ったことがあるのですが、その後はすっかりご無沙汰。
流行の濃厚魚介系で、時々食べてみるのはできても、足繁く通うというほどではありませんでした。年老いたセンセイは措くとしても、若い人でも毎日というわけには行かないんじゃないかと思います。
それに最近は、流行が濃厚魚介系から少し離れつつあるんじゃないかという気がします。もちろんお店の人は誰よりも良くそのことを承知していて、だからこそ、かなり長く休業するという代償を払ってでも、商品の改良に取り組んでいるんでしょう。
その姿勢は偉いなぁーと思うのですが、センセイだったら変わりやすい流行を追いかけるより、毎日でも通えるような、地味で長持ちする商品開発を目指すけどなぁ。
■11月23日(水:祝日) 新設された通用門、日曜や祝日の日はちょっとだけ便利
今日は祝日。西村センセイ、講義の関係で実質的に連休にできるのならともかく、こういう日は自宅に戻らず金沢に留まります。
他に出かけるような場所もない──センセイは金沢市内をほとんど観光していない──ので、今日もご出勤。いつもと違う点があるとすれば、ジーパンを履いていることと、ちょっと遅めだということだけ。
でも日曜や祝日はちょっと気をつけなければならないことがあります。
センセイがいつも利用する裏門(写真左上)は閉ざされているのです。歩行者は脇から通り抜けられるのですが、自転車は無理。
キャンパスを3/4周くらい迂回して駐輪場へたどり着きます。でもお伝えしたように、キャンパスの角に通用門が新設されたので、そちらへ回ってみました。
こちらも閉鎖できるようになっており、開いているかどうかは自信がなかったのですが。結果はご覧のように、通行可能。(キャンパス内から外を撮影)
門を出て右に曲がったところが交差点になっており、車の往来に気をつけなければなりません。
また橋がある関係で、自転車にはきつい坂を上る必要があります。でも、それらさえ頑張れば、以前より便利になりました。
今回新設された通用門、個人的にはちょっとありがたかったかな、という感じです。
■11月22日(火) 紅葉色と緑、そして黒。紅葉は逆光の時が綺麗だ......
と感じたのは先週。午後、ある授業を参観していて、休憩時間に窓の外を見た時のことです。
深紅から黄色まで、見事な紅葉(もみじ)色が針葉樹の緑色──こちらもたくさんの種類がある──の中に映えています。しかも逆光だと光のコントラストが強くなるので、木々の下部などが深い黒色に沈み、赤と緑を際立たせます。
さらにはキャンパスの奥に、高く、澄み切った青空。「凄いなぁー」というのが実感でした。通い慣れたキャンパスなのに。
でも残念ながらその時はカメラを持っておらず、授業後に教室に戻ると残念ながら使用中。
その終了を待っていたら夕方になり、日は傾いてしまいました。翌日からは雨が続き、やっと晴れたのが、今日。
授業で使っていない時間を見つけて、撮影したのが右の写真。金沢工大のキャンパス中心部です。
前回とほぼ同じ時刻、同じ場所なのですが、残念ながら先週とはまるで違っています。週末の荒れた天気で、紅葉の大半が落葉してしまったのです。
今季はもう間に合いませんが、1年後にはぜひ紅葉が美しいキャンパスをご紹介したいと思っています。
■11月21日(月) 金沢では今朝、雹が降りました。一気に冬、という感じです
北陸地方は先週末から大荒れの天気になっています。こういう時こそ、車で移動するとそのありがたさを感じるのですが、残念ながら今週は、後半の出張の関係で電車での移動。
昨日はその雨の中、大きな鞄を抱えて自宅を出発しました。この時点ではまださほど寒くなかったのが唯一の救い。ふと気づくと、目の前を女性が運転する軽自動車が駅方向に走っていきます。あれ?
この先は大がかりな道路工事で車両通行できないはず。角を曲がると、まだ工事が完了したわけではないものの、通行できるようになっていました。
写真中央付近の設備が脇を走る信越線の変電施設で、左側の鉄塔から電力を供給しています。そのために部分的に、奥から手前に走る川の上を通行できるようにしたんですね。
今朝の予報は大雨。そして今朝は予報通りの天気状況。でも今日は朝イチから講義があるので、どうしても朝早く出勤する必要があります。でもなかなか降り止まないので、覚悟を決めて出発。
最初はたいしたことないかなぁーと思ったのが甘かった。横殴りの強い雨で、途中から鞄やスラックスはもちろん、靴もずぶ濡れ。センセイは幸い研究室に履き替えを用意してあるのでたいしたことはなかったのですが、ロッカーを持たない学生諸君は大変だっただろうなぁ。
あまりに降りがひどくて写真は撮影していないのですが、今朝は雨だけでなく、雹も降りました。駐車している車のワイパーが白くなったほどです。
急に冬がやってきた、そんな感じの北陸地方です。
■11月20日(日) 観光と受験とでは、価値や時間の物差しがちょっと違うらしい
週末で自宅に戻った機会に、家族会議(というほどのものではないんだけど)。センセイの娘は高校3年生。つまり来春、大学を受験します。
多くの受験生がそうであるように、これまで関心や学力、地域などのその他の要素を総合的に勘案して受験候補校を徐々に絞り込んできました。
そして今週末には、本人と保護者、高校の担任による三者面談が開かれて、受験校や受験方法を決定することになっています。このような本来の作業とは別に、受験校が概ね決まったら受験日の調整や宿所の確保など実務的な作業も進めなければなりません。特に後者は地方在住の受験生には重要です。
私立大学を一般入試で受験するとして、そのピークは2月上旬。つまりもう、多くのホテルが予約を受け付け始める3ヶ月を切っています。
実は来月、京都へ2回出張するのですが、かなり早い段階で調べたにもかかわらず、京都市内の手頃のホテルは満杯になっていました。
観光のことになると──とは限らないけれど──皆さん、とても早くから予約するんですね。受験もそうじゃないかと思って調べてみると、これが意外な結果。
写真は、全国から受験生が集まる京都の、あるホテルの予約状況ですが、見事に空室ばかり。
下部の特別な部屋でも同じ数字が並んでいるので、まだどの部屋も予約はほとんど入っていないんだと思います。観光と受験でどうしてこうまで違うんだろうかと考えてみました。観光はある意味、「結果」がはっきりしています。
でも受験は、主役が違います。程度の差こそあれ、もしかすると受かるかもしれないという「期待」──落ちるかもではなく──が逆に、必要な手続きを遅らせる結果になっているのかもしれません。
地域によって若干の違いはあるかと思いますが、今後、三者面談、模擬試験の結果、そしてセンター試験受験などのステップを経るたびに、バタバタと満室になっていくんでしょうね。