2004年2月7日更新(2004年2月16日ページ移動。5月3日写真削除)
週末で新潟に戻ったのですが、家人の調子がちょっと悪く、晩御飯はお弁当で、ということになりました。
どこにしようかと娘と話し合った結果が、吉野家。
センセイ一家は牛丼をほとんど食べないのですが、BSEで新メニューが出ていることは知っています。で、マーボー丼かカレー丼のどちらかにしようということになったのです。
吉野家は自宅そばにあります。
カレー丼の持ち帰りができるかどうかわからなかったのですが、お店の人に訊いて見るとできるとのこと。
お弁当屋さんのカレーのように、ご飯とルーを別々に容器に入れてくれました。ルーの方は、こぼれないようにと、専用の台がついています。やはりお店は活気が感じられません。それでもまだ牛丼を取り扱っています。さすがに「特盛」はお休みのようです。
お客は少なかったのですが、そのお客さん、4個、6個(!!)と牛丼弁当を買っていきます。買い納め、と思っているのでしょうか。
さて、そのカレー丼。
どう見てもカレーライスなのですが、スパイスが隠し味としてかなり効いています。また普通のカレーより「汁っぽい」感じで、やはり「汁(つゆ)」がウリの丼の一族、という感じがします。
BSEは降って湧いた災難ではあるのでしょうが、鉄鋼のように、同一品で体力勝負の価格競争に陥っていたこの業界にとって、利益を上げられる商品の開発に繋がるかもしれません。吉野家もこのカレー丼を少し見直して、価格を下げるようです。
災いを転じて、となってほしいものですね。
今日の金沢はまた雪になっています。冷たい雪です。
で、この雪の中、車の轍(わだち)にハンドルを取られながら、無理に自転車で通学しようとする工大生を脇目に、センセイは徒歩でご出勤。
この機会に、ちょっと気になっている場所を通ってみました。
昨秋、途中の家で飼われている犬が、センセイに向かって必ず吠えることをお伝えしました(こちら)。なぜか自転車だと吠えないのですが。
ところがこの2ヶ月くらい、その犬を見かけないのです。
犬を縛っていたロープはそのままです。最初はたまたま散歩と重なったのかなぁーと思ったのですが、それにしては、長すぎる。まだ若い犬なのですが......。
吠えられるのは好きではないけれど、急にいなくなるのも変なもの。勝手と言えば勝手なのですが。
今日は午後から会議があったので上京しました。
そのついでに、センセイの環境にはうまくあわなかったiPodの周辺機器(こちら)を買い取ってもらうことにしました。買ったお店での買い取りなので、話は問題なく進みました。
お店を後にして、目に入ったのは隣にある有名な「じゃんがらラーメン」。どんな情報誌にも載っている有名な博多ラーメンのお店で、ここが本店です。
ずいぶん前からあるこのお店。いつ通ってもものすごい行列なのですが、今日はそんなでもなかったし、何よりも元ipodの泡(あぶく)銭がセンセイの背中を押します。
西村センセイ、以前、一度だけこのお店に入ったことがあるのですが、実はそれほど強い印象を覚えませんでした。
で、今日はもう一度、確かめようと思ったのです。これが最後かな、と思いつつ(言い訳)。
結果は、確かにとても美味しいものの、やはり今風の流行(はやり)の味で、毎日のように食べたりするものではありませんし、博多で食べた(こちら)の普通の博多ラーメンにもかなわないように思います(あくまでも個人的な感想なので、念のため)。
というわけで、iPod用のFMトランスミッターはじゃんがらラーメンに変わってしまったのでした。
あ"っ、会議にはちゃんと出席しましたので、念のため。
石川県の加賀地方には、まだ私鉄(鉄道)が残っています。
北陸鉄道浅野川線と、同石川線です。昔は小松などにもっとたくさんの私鉄があったようなのですが、残っているのはこれだけです。
浅野川線には先日、きちんと乗る機会があった(こちら)のですが、大学のすぐそばを通る石川線は、赴任したばかりの時にごく一部乗車したことがあっただけでした。
で、今日、明日からの出張のために、改めて、大学近くの「野々市工大前駅」−−大学の名前がついている!!−−とJR線に接続している「新西金沢駅」間を乗車してみました。
あらかじめ断った上で夕方の会議を途中で抜け出し、野々市工大前駅へ。気が焦っているせいか、思ったよりも時間がかかりました。この駅を利用するのは初めてなのです。
その駅はやはり合理化−−あまり良い意味ではありません−−が進んでいて、無人。かつての切符売り場付近は荒れ果てていました。
先日の浅野川線は京王井の頭線のお下がりでしたが、石川線はというと、東急のお古が駅に入ってきました。
金沢市内西部で車を走らせていると、突然この電車に出くわして、びっくりすることがあります。地方の私鉄に新造車両を購入する余裕などまったくないのです。石川線は、ゆっくりと人家の裏を進みます。
ホントに軒先をかすめるように進みます。電車に合わせるかのように、利用客も電車を下駄のように利用しています。
新西金沢駅は拠点の一つだけのことはあって、正規の駅員はいませんでしたが、委託を受けた(と思われる)おばあちゃんが、石油ストーブに後ろを守られながら切符を使用済みの集めていました。
地域の(車を運転しない人のための)下駄代わりの石川線。がんばってもらいたいものです。
センセイがこれまで学生や教師として経験してきた大学は、普通の言い方だと教育学部、文学部、理学部に当たります。
工学部というのは、金沢工大が初めてなのです。そんな西村センセイが、ふ〜ん、と思う時があります。
例えば、担架。
理学部にいた時には、年に1回、必ず消火訓練をしましたが、担架は使ったことがありません。
この他にも怪我など緊急時に備えて、学内のあちこちに病院への連絡方法が書かれています。で、西村センセイは、工学部だなぁー、と思うのでした。
仕事がたまってしまっているので、昨日はいつもと違って明るいうちに金沢に戻りました。
JR最寄り駅の西金沢から北陸鉄道石川線沿いに歩いていると、おやっと思いました。
電柱に「停車?」と書かれています。いつもは夜歩いているので、気がつかなかったのです。
実はこのすぐ先に小さな駅があるのですが、快速列車は通過してしまうので、運転手に注意を喚起しているのですね。JR線でも見かけます。
でもやっぱり、知らない人が見たら変だと思いますよね。
長野出張編も今日が最終回。
仕事を終えて金沢に戻るべく信越線の各駅停車に乗りました。
何故に各駅停車かと言うと、仕事なので本来なら特急に乗れるのですが、直江津−長野間の信越線は、信越「本線」のくせに、特急はおろか急行すら走っていないのです。雪の県境を越えて下りに入ったところで、雰囲気にそぐわない人々が入ってきました。テレビカメラを担いでいます。
何だろうと思って見ていると、運転席越しに風景を撮ったりしています。
なぁーんだ。と思っていたら、腕に「SBC信越放送」という腕章をつけたディレクターがやってきて、「いかにも地元民」という感じの乗客を探し始めました。センセイは明らかに旅行客ですから対象外。で、そのディレクター氏、「新幹線ができるとこの路線、第三セクターになるんですけど、知ってましたか?」とか「そうなると運賃が高くなることも考えられますよね」と、ちょっと誘導尋問的にインタビューしています。
かつて信越本線は高崎から軽井沢、長野、直江津、長岡を経て新潟まで繋がる大動脈だったのです。
上野と金沢を結ぶ特急電車も走っていました。ところが北陸新幹線(通称「長野新幹線」)の長野開業にともなって、群馬−長野県境付近の在来線は廃止。また、軽井沢−篠ノ井(しののい)間は第三セクター化されました。
で、このしなの鉄道が赤字で問題になっているのです(最近、社長が交代して、業績がやや改善されています)。
どうやら北陸新幹線の富山延伸とともに−−どこまでかはわかりませんが−−信越本線も同様の扱いになるようです。
ちなみに、石川関係で言えば、やがて富山付近、石動(いするぎ)−津幡(つばた)間もJRを離れて第三セクター化されることになっています。で、ディレクター氏、乗客を捕まえては望む返答を聞き出そうとするのですが、「風邪をひいてますんで」(おばあちゃん)とか「たまたま乗車したので」とか、なかなかご希望のコメントを得られません。
まぁ、放送局は一定の意図の下に番組を作成しますからね。
それにしても第三セクター化の件、新潟では全然話題になっていないのです。知らなかった......。