2006年1月14日更新(2006年1月23日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)
■1月14日(土) アップルに倣ったわけではないのですが...。
お気づきになりましたでしょうか。このサイトのトップ・ページを、ちょっとだけ変えてみました。
ほぼ6年前にこのサイトを開設した時、いろいろ考えたことがありました。皆さんがどのようなパソコン環境でこのサイトをご覧になるかということです。
まずOS。これはもう、Windows。
このサイトの各ページは、もともとMacで作成しているのですが、閲覧については当初からWindows版のIE4.0以上で見ることを前提にしていました。
ブラウザがデフォルトの状態で同一のサイトを見ると、特に文字の印象が異なります。Windowsの方が字は大きく、文字の大小の違いも目立ちます。
また写真の明るさ(画面のガンマ値)も基準が違います。というわけで、Windowsを念頭においてページを作れば、Macで見ても、まぁ何とかなります※。
そしてもう一つ、迷ったことがあります。閲覧するパソコンの画面の大きさです。
そのころすでに1024×768ピクセルの画面が登場していたのですが、横幅で言うと640、800ピクセルもまだまだ現役。
大きな画面で小画面用に設計されたサイトを見る時は、まぁ、何とかなるのですが、小さな画面で大きなサイトだと一度に全体を見ることができず、スクロールする必要があります。そこで現在でも、多くのサイトは最も適当と思われる横800ピクセルを前提に作られています。
小さな画面の古いマシンを丁寧に使っている人――外国人には多い――を意識してです。センセイも、これまでは上の写真のように画面全体を800ピクセルとし、WindowsやMac OS Xの太い外枠を前提にして設計してきました。
そのため、下の写真のように、大きな画面(ここでは1024ピクセル)でこのサイトを見ると、タイトルとその下の写真のブロックが、その下の見出しと微妙にずれてしまいます。
一時、どんなに大きな画面で見ても強制的に800ピクセルになるように設定したのですが、受講生――大画面のマシンを持っていたのでしょう――から見にくいとの意見が寄せられたので、元に戻して現在に至っています。けれどここ1年くらいの間に、1024ピクセル以上の画面を前提にしたサイト増えました。
たとえばアップルのサイトも、先日までは800ピクセル用だったのです(トップ・ページからサイト内のどこかへリンクすると良くわかります)。
けれども今回の「インテル・マック」の紹介画面から、トップのページは1024ピクセルを前提としたものに変わっています。
主力となる新商品が“iMac”と“MacBook Pro”の二本立てで、大きな画面を並べて配置したいということもあったので、この機会に切り替えたのでしょう。で、西村センセイ、アップルに倣ったというわけではないのですが、今日、トップ・ページを1024ピクセル用に設定し直しました。
新旧、そしてMac、Windows入り乱れてのホームページ・ソフトを使って作成しているので、まだちょっとバランスがイマイチですが、細かい部分は後で修正しましょう。
本当は全面更新したいのですが......こう忙しくては、無理だなぁー。
※ ただし、このサイトのトップ・ページはかなり複雑な造りになっているので、Mac OS X版のIEやSafariで見ると、かなり体裁が崩れます。上のWindows版の写真と比べてみてください。
■1月13日(金) 果たして、コーヒー・サーバーは?! ──きっと、だいじょうぶ──
カリタ社製のコーヒー・サーバーとペットボトルに詰めた水道水を籠に入れて、アパートを出発しました。
なぜ鞄ではなく籠かと言うと、金沢は昨日からかなり暖かかくって、生活道路を除くと道路の雪もかなり融け、で、今日から自転車で出勤したのです。
同じ時刻でも、つい先日までは真っ暗かったのに、もうかなり明るくなっています。
途中、工事開始からオーナー探し、そして開店へとこぎ着けたローソンに寄りました。
出勤経路の途中にあるので、ここが一番便利なのです。開店当日、商品を持つ手が震えていた(実話)オーナーは、今やもう、慣れたもの。
アルバイトを集めにくい早朝は、オーナー自身が切り盛りしているようです。朝晩以外にもこのお店の前を通るのですが、やはり立地条件がよいので、それなりにお客が入っています。
開店当初のお弁当山盛り状態は、あれはどう見てもあの時だけの演出の一種で、もう品数はかなり絞られています。
正直なところ、ちょっと寂しいくらいです。で、何を言いたいかというと、個人的にはもうちょっと商品を増やして欲しいけど、在庫管理をこれだけきちんとやってここまできたのですから、たぶん、もうだいじょうぶだろうなぁーと思っています。(そういえば、今まで行っていたお店は、1ヶ月くらいご無沙汰だ。)
......そうそう。肝心なことを忘れてましたね。
コーヒー・サーバーですが、壊したものの3/4の大きさのものを買ったのに、やはり形状がかなり異なり、ちょっと底がはみ出ています。でもヒーターで再加熱しない限り、何とか使えそうです。
こちらも、まぁ、何より。
年末年始に夜更かししたわけではないのに、どうもこの頃、朝が弱い。
で、研究室でコーヒーを入れようとして、コーヒー・サーバーを手にした途端、「グァツン」。
センセイらの研究室にはちゃんとした棚がなくて、壁の、少し出っ張った所にコーヒーなどを置いているのですが、やはり本来の置き方ではありません。(現在はインスタントではなくホンモノ・コーヒー)
ちょっと気を許した途端に、サーバーを壁にぶつけてしまったのです。確かな手応えがありました。
一見すると何ともないようですが、やはり底部に大きくひびがはいっています。試しに水を入れてみると、少しずつですが漏れてしまいます。もちろんコーヒーを入れることはできません。
気に入っていたのに。代わりのものを買おうとしたのですが、これが、ない。
調べてみるとこの手の器具は国内大手二社が扱っていて、カリタ社のものホームセンターやスーパーにあるんだけれど、壊れたのはメリタ社製。
少なくとも自宅のある柏崎市で何軒も調べた限り、メリタ社のものは置いてありません。このところ金沢との往復は電車だけなので、金沢市内の移動は徒歩。行動範囲は極端に狭くなります。その範囲内ではやはり扱っているお店はありません。
新潟だけではないようです。仕方ないので、柏崎で一番似た大きさのものを買ったのですが、研究室で使ってみると、微妙に大きい。
幅も高さもちょっとずつですが大きく、器具からはみ出したり、お湯の注ぎ口がきちんとはまらなかったりしているので、高温のお湯を扱うことを考えるととても危険です。必ずいつか事故を起こすでしょう。というわけで、今日の勤務の帰りに、ちょっと徒歩で遠出をして、ホームセンターでカリタ社製のひとまわり小さなものを買いました。
うまく使えるかどうか、結果は明日の朝。
■1月11日(水) インテル・マック発表 ──Classic環境のサポートはどうなった!?──
ご存知の方も多いと思いますが、アップルコンピュータは本日、インテル・チップ搭載のMacintoshを発表しました。
インテル搭載第一陣となったのはiMacと、PowerBookに代わるノート型Macintosh“MacBook Pro”(写真)です。(写真はいずれもアップルのサイトから。一部改変)
アップルは当初、今年の6月頃から“インテル・マック”を投入すると発表していました。
そこで巷では、最下位機種のMac miniあたりから投入して、その後上位機種を発表......と予想されていましたが、結果はかなり違う。まず予定より半年も早い。しかも最下位機種ではなく、中堅機種から。
いろいろ考えたのですが、6月まで待たされ、しかも下位機種から投入されると、消費者にネガティブなイメージを与える可能性が高くなります。
そこで、出荷予定を前倒し──あらかじめ織り込み済なら別ですが、たいしたものです──し、従来比「2倍から4倍のスピード」を強調することで、Macユーザーの「インテル・アレルギー」を弱め、Macの優位性をアピールする戦術に出たのではないかと考えています。
さて、センセイにとっての最大の関心事は速度ではなく、古いMac OS 9“Classic環境”をサポートするかどうか。
一般的にはCPUが大きく変わると、アプリケーションは動きません。
そのためこれまでのアプリケーションのために「前のCPUのフリをする」(エミュレーション)ソフトを使うのが普通です。実際、アップルは今回、同じような機能を果たす「ロゼッタ」という環境(右の写真)を用意しています。
エミュレーションではない革新的な技術と言っています。で、これで普通のソフトならあまり問題はない──ただし、AltiVecを使うソフトは動かない──のですが、もっともっと古いClassic環境をサポートするかどうかが不明だったのです。
たぶんだめだろう、と言われていたのですが、先日したご紹介したMac専門店によると「たぶん大丈夫」。かなり混乱しています。
そして今日発表された機種の「仕様」から付属ソフトを見ると......しっかり“Classic環境”と書かれています!! (でも、ホントかなぁー。)
まぁ、でもこれで、Classic環境が動くのなら、一時はこれでご縁が切れるかと思ったMacとのつきあいも、もうしばらく続きそうではあります。
実は年度内に分担執筆した本が出版されることになっています。
原稿はもう去年のうちに渡してあるのですが、最近連絡があって、読者がわかりやすいように図を描いて欲しいとのこと。絵を描くならお手のものです。
もちろんMac OS 9で、ね。で、印刷業者のことを考えて「イラストレーターなり、PageMakerで......」と申し出たところ、返ってきた指示は......「Wordで」。
え"......。
というわけで、右のチャートのような図を書き始めたのですが、これが、もう、ホントに大変。
使い勝手がとても悪い。もともとワープロで図を描こうというのが無茶なのです。
それでもここまでたどり着いて、夜にメールで送ったのですが、A4で1枚の、割と簡単な図を作成するのにかかった時間が、8時間15分!!
まぁ、ずっと描画だけしていたわけではなく、考えたりコーヒーを飲んだりはしていたのですが、それにしても......。
Macなら明らかに1/3以下だと思います。おかげで抱えている仕事が先送りになってしまいました。マズい。
ところで、センセイが送った図はこの後どうなるのか。
内容に問題がなかったとして、印刷業者に渡って、とてもこれじゃ図としてそのまま使えないということになってオペレーターの手に渡り、そこでMacのイラストレーターで再び描き起こす......。
う〜ん、不必要な仕事を増やしているだけだなぁー。
世の中には、一見すると便利そうで、でも実は「仕事を増やすソフト」というのが絶対あると思う。
予定外ですが、3日続けてお天気の話を。やっぱり、うれしかったもので。
今日の新潟はお昼頃からきれいに晴れ上がりました。下の写真は夕方、金沢に戻るために寄った柏崎駅から撮影した地域のシンボル、米山です。
このところずっと家の中に閉じこもりがちだった娘も、自分から外へ出て遊んでいました。
でも晴れたからといって気温が上がったわけではありません。車の外気温計で見る限り、昼のいちばん暖かい時間でも昨日より1℃くらいしか高くなく、氷点下のままです。
交通機関も乱れが続いています。センセイが乗った特急は15分遅れで着いたのですが、反対方向の北越は1時間も遅れていました。
上越線の一部が復旧したため、北陸から東京方面へ向かう特急「はくたか」は、今日の午後から本来のほくほく線経由になったのですが、ダイヤは乱れていて、直江津付近で、はくたかとすれ違った直後に、さらに別なはくたかとすれ違いました。
同じ方向への特急が2本続いている──相当混乱していることになる──わけですが、はくたかがこれから入るほくほく線は単線なので、同じ方向の列車が続くと列車の交換(行き違い)が困難になります。
どうなっているんだろう......。きれいに晴れると怖いのは翌朝の放射冷却。
でも、これから雲が出てくるので、それほどの冷え込みにはならないそうです。
週末の天気予報は「寒気は日曜まで」と伝えていたのですが、現場ではなかなかそういう実感がありません。柏崎市でも昨日の晩、さらに10cmほど雪が積もりました。
市内の積雪は60cmくらいですが、除雪すると雪の山ができるので、センセイの自宅の進入路だと1mくらいの壁ができています。
スーパーの駐車場だとご覧のような状態です。でも、確かに昨日より寒気はちょっと緩んで0℃くらいになりました。
そうすると今度は踏み固められた雪の表面がいったん融けて再氷結し、鏡のようにツルツルになります。
一般道路はまだ良いのですが、踏切の前後だとか、駐車場などはスタッドレス・タイヤでさらに表面に磨きをかける(?!)状態になり、とても滑りやすい。車より歩行者の方が滑りやすくって、雪に慣れた人間でもソロリソロリと腰が抜けたような状態で歩いています。
これでも山間部に比べれば、被害のうちには入らないのですけどね。
交通の混乱が怖いので、明日は早めに金沢へ移動しようと思っています。