2006年9月9日更新(2006年9月18日ページ移動。2011年5月3日一部写真削除)
■9月9日(土) ふと感じるDNAの繋がり...。(2) ──何だか、人間社会とそっくり!?
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日本海側では稲刈りが進んでいるのですが、稲穂のなくなった田圃に、鳩が集まっていることに気づきました。
左側の4羽は成鳥で、右側の4羽──わかるかな?──はその子供たちです。(写真の外にも、幼鳥が数羽います。)
鴨の親子を見た先日は、その仕草が人間とあまりに似ているのでビックリしたのですが、どうも今日の鳩は具合が違う。
親は子供たちを、子供たちは親を全然気にしていない感じで、たまたまくしゃみをしたのですが、親鳥はみんな逃げたものの、幼鳥は逃げるものもあれば、残るものもあり、全然統制がとれていない。
親は子が残されていても、あまり気にしていない様子。(見かけだけ、あるいは一時的な現象なのかもしれませんが。)いずれにせよ、前回とはずいぶん様子が違って、一瞬、ホントにDNAは繋がっているのかな、と疑ってしまったほどです。
さて今夜は、中一の娘のPTA行事があって、初めての方──保護者が主──と飲んだのですが、正直なところ、身近なところに視点が終始してしまっている方が多かったと思います。
けれども中には、国際的で広い視野と、ユニークな視点をお持ちの保護者もいらっしゃいました。そういう方と愉快な時間を過ごしながら、DNAにせよ何にせよ、あまり決めつけるのは良くないなぁーと再確認した、今日の西村センセイなのでした。
■9月8日(金) ナシテ?! 金沢工大キャンパスに、大きな水柱が出現!!
今日の金沢は晴れて、最高気温は30℃を越えたのですが、昨日までの二日間はかなり激しく雨が降りました。
その昨日。
いつもよりずっと遅い時間、雨が弱くなった時を見はからって自転車で大学に到着すると、駐輪場の奥、本館の方から変な音が聞こえます。
明らかにザーというノイズ性の音なのですが、やたら大きい。普通でないことだけは確かです。何の音かさっぱり見当がつかなかったのですが、角を曲がると教職員と学生が何人か、ある方向を見ています。
中にはデジカメで写真を撮影している人もいます。角を曲がりきって見えたのが、右の光景。何だかわかりますか?
写真右手に、大きな水の柱が見えます。ものすごい音は、ここで発生していたのです。
さらによく見ると、写真中央部でも水が溢れています。まわりを見渡して、やっと何が起きたのかがわかりました。
右手の建物の屋上は平らで、たぶん防水シートを張ってあるのですが、そこの排水口が落ち葉か何かで塞がれて屋上に雨水がたまり、屋上プール状態(!!)になってしまったのですね。
屋上にはヘルメットをかぶった工事業者の人がいて、様子を見ているので、たぶん彼らが排水口をきれいにして、溜まっていた雨水が一気に流れ出した、ということなのですね。
こんなの初めて見ました。音も大きかったし、ずいぶん存在感がありましたよ。
■9月7日(木) 深夜の学生自習室 ──金沢工大、その強さの秘密──
昨晩はニュースのページを更新できず、申し訳ありませんでした。
受講生──昨日は3クラスの講義があった──の皆さんにはあらかじめお断りしておいたのですが、講義に続いて会議と外せない飲み会があったのです。
立場上、二次会まで飲み会につきあって、気がつけば、もう日付が変わる。
いったん大学まで戻って、自転車でアパートに帰ろうとしたのですが、雨が急に強くなったので、アパートではなく研究室へ戻りました。
1クラス分の「小カード」を打ち込み、SA(スチューデント・アシスタント)に入力してもらった分と合わせて、サイトを更新した──受講生の皆さん、ちゃんと約束は守ったからね──のですが、時計の針は、もうずいぶん進んでいます。
雨も止んだので、駐輪場に止めてある自転車で帰ろうとすると、煌々と灯った照明が目に入ってきました。
金沢工大ご自慢の、24時間オープンの自習室です。
こんな時間に大学にいるのは久しぶり──採点などで、以前はよく完全徹夜をした──だったので、ちょっと入ってみました。
こんな時間だというのに、男女あわせて30人くらいが勉強したり、議論したりしています。
パソコンに向かってレポートか何かを作成している姿が目立ちます。長く教師をやっていると、顔の表情で様子がわかるようになるのですが......良い。
表情も、おそらく学力も。こんなところにも、今の金沢工大の強さが表れているように思いました。
■9月5日(火) メールを個別にサーバーから削除できるのは、便利だ
何回もお伝えしているように、西村センセイは主に、大学、金沢のアパート、そして新潟の自宅でメールを送受信しています。
時には先日の山形出張の時のように、旅先のホテルや公衆電話からやりとりすることもあります。出先でメールを確認し、そのままサーバーから削除してしまうとそのマシンの中にしかメールが残りません。
そこでセンセイの場合、大学以外の場所でメールを確認した時は、メールをそのままサーバーに残し、大学のG4 Cubeで受信後にすべて削除します。
これで最低限、大学のG4 Cubeといつも持ち歩くVAIOには、確実にすべてのメールが残ります。これはこれでとても便利──センセイの場合、これしかないという感じ──なのですが、しかしこの方法で「確実に残ってしまう」ものがあります。
お察しの通り、スパムメールです。
大学がアンチスパムメールシステムを導入して以降、スパムメールは激減したのですが、その後徐々に増加しつつあります。
またこれまでほとんど届かなかった私用アドレスにも英語のスパムメールが届くようになりました。で、西村センセイ、Mac OS 9が使える環境にいる時──大学、自宅、出先でPowerBook G4を使っている時──は、まず右の写真のようにマイクロソフトのOutlook Express 5.02でメールを確認します。
右の写真中、中央部はその拡大図なのですが、新着メールが3通あって、一番上のものがスパムでした。
そこで写真のように、スパムだけサーバーから削除するように設定し、もう一度メールを確認するとスパムは消えてなくなります。次いでMacのEudoraや、VAIOのOutlook ExpressとEudoraで受信するとそれらにはスパムを受信しません。
だって存在しないんだから。センセイが知っている限り、こうやって個別にメールをサーバーから削除できるのはMac版Outlook Expressだけだと思います。(それ以外のソフトでも可能なら、ぜひ教えてください。)
センセイとしてはとても便利だと思うのですが、どうもあまり知られていないようなのですね。これが。
■9月4日(月) ここはデパ地下?! ──大宮駅「エキナカ」にビックリ!!
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今回の山形出張では往復とも大宮で新幹線を乗り換えました。
行きは上越・東北新幹線の接続が悪く、40分ほど時間があったので、「授業のページ」更新のためのメール確認と、車内での糧食(+サッポロビール)確保のために新幹線の改札を出ました。
ところがビックリ。
新幹線の改札を出ただけで、駅の外には出ていない──在来線改札は出ていない──のに、様子がどこかのデパートのようなのです。
特に、デパートの1階から地下の食料品売り場「デパ地下」のような雰囲気で、たくさんの人出。プラットフォームの案内の脇に、「デパ地下」があるのは不思議なものです。
鉄道各社が駅構内での商品販売の強化、つまり「エキナカ」に力を入れていることは知っていました。
商品販売といっても、従来のキヨスクと立ち食いうどん──最近では少なくなったけど──ではなく、もっとちゃんとしたモールに近いもの。
JR東日本の場合、上野駅の公園口から入ったところが最初でしょう。定期券での乗客を中心に、確実に顧客をつかまえることができますが、その反面、駅前商店街への影響は少なからぬものがあります。またこれまでは非課税だったので、東京都が課税を検討していると聞いたこともあります。
山形から戻ってから知ったのですが、大宮駅のこの「エキュート大宮」はJR東日本の関連会社が初めて本格的に開発したエキナカで、日経BP社も紹介記事を組むなど、業界の注目を集めているのだそうです。
東北・上越新幹線が開業した当初は大宮−上野間は難工事──騒音対策で地下化するはずが、軟弱地盤で高架に変更された──で、すべての新幹線が大宮止まり。
そのため大宮駅には乗り換え用の待合室など、本来は不必要な空間を設ける必要がありました。新幹線が。上野まで延伸された時、大宮駅長は「臨時列車の発着場所として活用を」と言っていましたが、それは一度として果たされたことはなく、駅の空間はずっと活用されないままでした。
だから、センセイ個人としては、まぁ、いいことなんだろうなぁーと思っているのでした。駅構内の古い売店──例えば金沢駅の1階──は、これから相当意識改革を迫られると思いますよ。
あ、西村センセイ、もちろんエキナカでお弁当とビールを買って東北新幹線に乗りました。
■9月3日(日) 「年齢不当」 ──西村センセイが山形で見たもの──
今日の日本海側は晴れ渡り、最高気温が30℃(318iの外気温計)近くまで上昇したものの、湿度が低かったので日陰や風の通る所ではかなり涼しく感じました。
もう完全に秋の風、なのですね。
今日は所用で新潟まで318iで往復したのですが、水蒸気量が少ないために遠くまで見渡すことができ、大佐渡、小佐渡が、手を伸ばせば届きそうなほどはっきりと、近くに見ることができました。(運転に専念していたので、写真はない。)
夕方には電車で金沢へ移動したのですが、海岸部からまず見ることができない妙高山もはっきりと見ることができました。
また、富山湾の向こうには、能登半島がこちらもはっきりと見ることができました。
たぶん今日は、1年に2、3度くらいしかない幸運な日だったんだと思います。さて、ちょっとだけ山形の続きを。
二日目に山形城その他を見学してホテルに戻ろうとして、右の張り紙に気づきました。
年齢不当......何?
一瞬間があって、「年齢不問」のことだと気づきました。
「不問」(「ふもん」ないしは「とわず」)を「ふとう」と読んだんですね。ま、いっかー、と許してしまう(いい加減な)西村センセイなのでした。