2007年4月28日更新(2007年5月6日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)
■4月28日(土) 連休突入。え〜い、この際だ。みんな車で運んでしまえ!!
いよいよ連休突入!! センセイは新潟の自宅に戻っています。
授業のページには少し書きましたが、今週はいつものような電車ではなく、金沢まで自動車で往復しました。
車を使うのは基本的に、季節の変わり目での衣類など、電車では運ぶことができないものがある時です。例えば今回は、何年ぶりかでレーザーディスク・プレーヤーを自宅に持って帰りました。でも実は、車で運ぶのは新潟−金沢間だけではありません。
ふだんは金沢を自転車で移動しているので、大学−アパート間も、重かったりかさばったりするものは、車で運ぶしかないのです。(タクシーを使ったことはあります。)
何度かお伝えしているように、アパート用に購入したHDD・DVDレコーダーの使い勝手が良く、また、これまでのDVDレコーダーともうまく仕事を分担できるようになったので、逆に、パソコン用に買ったビデオ・キャプチャー・ユニットの出番がほとんどなくなってしまいました。
そこでこの際、使わなくなった機器は基本的に、売却/廃棄処分してしまおうと考えています。
右上の写真はビデオ・キャプチャー・ユニット2台(MacおよびWindows用)と、DV-Mpegハードウェア・エンコーダー他。
これらはひとまず研究室に運んで付属品等を確認した上で、ハードオフで引き取ってもらうつもりです。
まぁ、二束三文でしょうが。(いずれも私物ですので、念のため。)2時間以上の素材をDVD化する時のために買ったのですが、こういう用途ではDVDレコーダーの方が作業が楽なのですね。
OS Xで起動するMacも大学とアパートのものを交換することにしました。
これまでは(実機が手に入らないので止むを得ず)大学で私物を使っていたのですが、好ましいことではないからです。
というわけで、右下の写真は本来のアパートに戻り、周囲から大振りなDVD-R/RW/RAMドライブが消えたMac mini。
ずいぶんスッキリしました。勢いづいたところで、使用頻度が下がっているDVD-R/RW/RAMドライブ2台も処分しようかと思っています。
このところ、とにかく忙しく──半分は加齢で仕事の処理能力が低下しているからだと思う──て、整理作業は予定通り進んでいませんが、いずれにせよこの際、ちょっと身辺を整理しておきたいと思っています。
■4月27日(金) 知らなかった!! 「サマホン」こと、「王様の本」が倒産!!
昨日は急に飲み会が入ってサイトを更新できなかったのですが、その席で、ビックリすることを教えていただきました。(というか、知らなかったのはセンセイだけらしい。)
金沢で「サマホン」として知られる書店、「王様の本」が今月中旬に倒産したというのです。
「王様の本」は、「チャンカレ」と並んで金沢では知らない人はいないというほどの有名なお店。
そしてサマホンもチャンカレも金沢工大のすぐそばに、道路を挟んで向かい合っているのです。12:03という中途半端な時刻に閉店するので、金沢への赴任当初、不思議だなぁーと思ったことを覚えています。
センセイは専門書は紀伊国屋で買うし、それ以外のものは新潟の自宅近くのお店で買います。
ですからサマホンを利用する機会は意外に少なかったのですが、それでもこれまで何度も行って本を買ったり、調べものをしてもらったことがあります。県内に何店舗かあって、金沢では一番大きい本屋さん部類にはいるのでしょうが、そう言えば、あまり品揃えが良くなかったなぁー。
それでも休日になるとたくさんのお客さんが入っていたので、まさかこんなことになるとは思ってもみなかったのですが。詳しい人によると、野々市町役場近く──といってもセンセイの自転車での行動範囲の外──に大きなお店ができて、そちらにお客を取られたのだそうな。(ちょっと簡単すぎる理由のようにも思えますが)
今日は午後に講義を持っていることもあり、早めに食事をしようと外出したのですが、ご覧のようにお店は閉まっていて、店頭には弁護士名で破産手続き開始の公告が張り出されていました。
大学に戻ろうとした時、最近に開店したはずの、若者向けの飲食店が閉店していることに気づきました。
金沢工大の8,000人もの学生はとにかく忙しくて、外食する時間も、本を読む時間もない、ということなのでしょうか。
■4月25日(水) 親がなくても子は育つ?! ──教師には何ができるんだろう...──
怠けているつもりは(あまり)ないんだけど、とにかく忙しい。ホントにどうしてなんだろう。
このところ、特に年度末から新年度にかけては記憶がはっきりしなくなるほど忙しくて、毎日アパートと大学の単純な往復。キャンパス内にいたって同じようなもの......。
届け物があったので、研究室から図書館に向かって歩いていると、通路に座った一人の女子学生に気づきました。
あれっ? と思ってよく見ると、膝の上にスケッチ・ブック。建物か何かをスケッチしています。
改めて周囲を見渡すと、おぉ、あちこちに男子学生が。(こちらはグループ)
顔の様子から、1年生らしいのですが、彼ら彼女ら、「いやいやながらやっている」という顔ではありません。
それなりに満足しながら作業に勤(いそ)しんでいます。周囲に、細かく指示する先生の気配はありません。微笑(ほほえ)ましいな、というのが最初の印象だったのですが、ふと、成長しているのは誰なんだろう、ということに気づきました。
どうも、先生が成長させているというより、環境ときっかけさえ与えれば、学生が勝手に育っていくような気がしてしまいます。
う〜ん、俺たち教師って、ホントはいったい何をやっているんだろう。
■4月24日(火) そう。こういうマシンを欲しかったんです!! ──ソニーからHDDオーディオレコーダー発売!!
──
今日もメカ物の話題ですが悪しからず。(小さい男の子が日曜朝の戦隊物やポケモン/デジモンに夢中になるようなもので、まぁ、成長がないってことです。)
ソニーは昨日、250GのHDDを内蔵したオーディオレコーダーNAC-HD1を5月に発売すると発表しました。ヨーロッパでもほぼ同時に発売するようです。(写真はソニーの上記サイトより。一部加工。((c)ソニー))
センセイが久々に、欲しい!! と思ったマシンです。このレコーダー、要するにHDDを使った録音機(デッキ)なのですが、大容量というHDDの特長を生かし、CD換算で何と380枚分もの量の素材を、無圧縮(リニアPCM)のままの品質で記録・再生できるのです!!
このマシン、iPodなどに慣れ親しんだ若い人にはあまり魅力はないでしょうが、センセイのように膨大な量の録音ソース──実は250Gでも容量不足──を所有していて、その保存に困っている人には救世主のような存在。
センセイの場合、現在はアナログ・テープやDATなどに記録した音源をMacに移して編集し、それをCD-Rに焼いて保存しています。
でも編集に手間と時間がかかるのと、CDは80分くらいまでしか録音できないので、一部の長時間録音は手つかずの状態。(ごく最近は映像素材のデジタル化を優先しているし。)しかしそもそも、音楽も映像もきちんと編集して順序を入れ替えたり、チャプターを割り振ったり、1曲ごとに分けたりしなければならない素材は意外と少ないのです。
BSアナログで放送した映画をラージカセットDVテープからDVD化したり、FMで放送した特別番組をDATテープからCD化したりする時を考えるとわかりやすいと思います。
音楽も映像も、もともとの放送を視聴している時は、チャプターをつけながら映画を観たり放送を聴いたりしているわけではありませんよね。こういう長時間の素材の場合、編集は必要性ないか、あってもごくわずか。パソコンを使って処理すると手間と時間がかかりすぎるので、あまり実用的ではありません。(もちろんパソコンは、例えば子供の運動会の記録など数分ものの素材を集めてDVD化したり、録りためたテープの中から、あるアーティストの曲だけを集めて順番を入れ替えるような編集用途には向いています。)
今この瞬間も、センセイが所有する製造後30年以上(オープンリールデッキ)〜10年以上(DATなど)を経た機器類、そして各種テープメディアは寿命を迎えつつあります。
事態は切迫しているのです。ただしこのマシン、メイン・ターゲットはセンセイのようなオーディオ・ファン(/マニア?)ではなく、たくさんのCDを所有していてその扱いに困っている中高年のようです。
CDをHDDにコピーすると、HDDに内蔵された情報を元に、AppleのiTunesと同じ要領で曲名などを自動的に付けてくれます(Web上から追加情報を取得可能)。
とても便利ではありますが、自分の音源を使用するセンセイにはまったく無用な機能です。(CDからコピーするつもりも、必要性も、全然ない)オーディオ・ファンからすると、真ん中のディスプレイがお子ちゃまっぽいとか、日本語表示だといった点も気になります。
高級オーディオ機器ではなく、映像以外のすべてを呑み込んで巨大化したiPodのような存在だと考えると、今度は曲名の入力や頭出し編集などの作業で、どの程度パソコンと連携できるかが問題になると思います。(キーボードやマウスが使えないと、編集はかなりつらいと思う。)
いずれにせよ中途半端な部分があることは認めざるを得ないでしょう。またご賢察の通り、貴重な音源を載せたHDDがクラッシュしたらどうしたらいいのか、という根本的な問題が残ります。
これはHDDを換装可能にしたり、ネットワークを使って外部にバックアップが取れるようにすれば解決しますが、ひとまず著作権管理の仕組みがあるデジタル放送などと違って、著作権保護の観点から外部へのデータ取り出し等は難しいと思います。
SCMS(シリアル・コピー・マネージメント・システム)を使うという方法もあることはあるのですが。この他にはFM/AMチューナー内蔵とか、音楽用の電源トランスを採用したりといった特徴があり、ソニーのダイレクトショップでは10万円弱(小売り希望価格は約11万円)で発売するようです。
いろいろ問題はあるけれど、でもやっぱり、欲しい!!(と、ホントに思ってしまう)
■4月23日(月) でも現時点での最高の器は、やはりブルーレイかな。
もともと、行動パターンはきわめて単純な西村センセイ......。
忙しい時は特に、その傾向を強めてしまいます。きっと注意がそれ以外に向かなくなるんでしょうね。というわけで、今日もブルーレイのお話。
センセイがブルーレイディスク・レコーダーを購入した最大の目的はご紹介したように、これまで録画した(個人的には貴重な)映像を保存すること。
子供の成長記録だとか、アナログBSで放送されたシブイ映画だとか、絶対に再発売されないであろうレーザーディスクだとか。
レーザーディスクに関していえば、坂本教授元夫人(現在は離婚)のプロダクションが自主制作したLDも数枚持っています。赤坂の会社まで買いに行きました。
社内にはU-maticの生テープがゴロゴロあって......。で、いろいろ考え、そして実際にSDおよびHD用のレコーダーを使ってみて、やはり現時点ではブルーレイが最善だとの結論に至りました。
やや予定調和的な結論ではありますが。普及機種のHDD・DVDレコーダーでもビットレートを上限まで上げるとほぼ実用になりますが、その代償として、そのままの画質ではDVDに記録できなくなります。
マシンごとにコピーすることはできても、何かのメディアで持ち運ぶことができないのです。で、ブルーレイディスク。
右の写真は、Web上でも公開されている取扱説明書の一部を抜き出したものです。((c)ソニー。一部加工)
これはブルーレイへの録画モードを示しているのですが、表中、下線を引いた“XR”モードは、HDD用の高品質モード──約17Mbps:地上波デジタルと同程度──で、現時点では最高の画質です。
つまり、ブルーレイディスクというメディアで、現時点での最高の画質をそのまま残せるのです。
しかも1枚で3時間半も!!ただし、いくらブルーレイであってもMpegフォーマットの制約を超えることはできません。
主人公の皮膚の生々しい感じなどは一番苦手で、たとえHD画面であってもはやりペターっとしてしまいます。でもセンセイが現役のうちに、ブルーレイに代わるフォーマットとメディアは出てきそうにありません。
そこまで待っていたら機器類が壊れてしまって、大切なテープ類が再生できません。というわけで、少なくともセンセイの場合、何だかんだと言いながら、ブルーレイを買ったのは正解だったかな、と考えているのでした。
......でもセンセイの場合、映画を除けば、ブルーレイをHD放送の録画に使うなんてあるのかなぁー。
■4月22日(日) ゴメンナサイ。前言を一部撤回させていただきます。
今週末はとにかく休息していたのですが、でもその合間に、ちゃっかりブルーレイディスクを試してみました。
今までは、つまらない放送内容──ホントに無意味な内容だった──を、画質だけに注目していたためにアラが目立ったのですが、今週末の印象、実はちょっと違う......。
留守録でHDの映画を記録する一方、金沢のアパートでも同じ放送をできるだけ最高の状態で記録して、両者を比較したのですが、これがずいぶん違うのです。SDでの映像はこれまで慣れ親しんだ通りの画面なのですが、自宅でのHD画像もMpeg特有のアラがちっとも気になりません。ホントに不思議だ。
見終えてからいろいろ考えたのですが、生放送でそれ修正しようがない画像と違って、映画は絵の造り込みが可能だからかもしれません。
でも一番の違いは、映像の品質は二の次で、内容が良ければ視聴者は作品の世界に入り込んでしまうのではないかと思っています。そこでSDフォーマットで記録された既製品のDVD版映画を再生しました。
有名な映画なのですが、センセイにとっては初めての映画。SD画面ではもちろん今まで通りの絵で何も感じなかったのですが、映像をBDZ-V9に入力してアップコンバート(HDフォーマットに変換する)してみると、これがホントにきれい!!
縦方向525本の走査線を1125本に変換している──画質の改善は見かけ──だけなのですが、32型ではどうしても粗くなってしまう画像が何倍にも精密になって感じられます。「う〜ん、これだったらHDフォーマットは必要なのか?」という本質的な疑問が頭をよぎるのですが......気がつかなかったことにしておきましょう。
え"? 写真は何かって?
現時点でのセンセイの書斎の写真です。AV関係の配線は基本的に床下に配置してあるのですが、新参者のHDフォーマットケーブルは現在、床の上に仮設されています。
5月の連休中には床下に再配置したいと思っているのですが、そのためには右手にある機器類を全て取り出し、AVラック──合計すると数百kg!! ──を解体する必要があります。
......うまく収めることができるかなぁー。