2007年4月21日更新(2007年4月29日ページ移動。2011年5月4日一部写真削除)

──2007年4月第3週のニュース──

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4月21日(土) 気分は、ちょっとだけ「スパイ大作戦」

 週末なので新潟の自宅へ戻りました。

 今週は電車での移動だったのですが、途中で特急から各駅停車に乗り換えました。
 金沢−新潟間の直通特急列車は少ないので、越後湯沢行きの「はくたか」に乗って、途中の直江津から各駅停車に乗ることもあるのです。

 その各駅停車、この時間はわずか2両編成なのと、何故か高校生がたくさん乗っているので、とても混んでいます。それでも外からボックス席に空きを見つけたので車内に入り、座らせてもらおうとすると、何か変。
 どこが、と尋ねられても困るのですが、少し居心地の悪さが......。

 センセイが入れてもらった4人がけのボックス席。
隣はラフな格好の30代後半の男性、向かいは定年間近の男性で、パソコン雑誌の世界に入り込んでいます。周囲にいるのはほとんどが高校生。
 ということは、違和感の原因──今回、センセイ自身が発している分は除外──は、やはり隣の男性? そう言えば、隣に座られたくない感じだったし。

 どこで違和感を最初に感じたんだろう?

 ホームから乗り込もうとした時、窓越しのあの男性、パワーポイントのスライドの紙出力を見ていたっけ。こんな田舎で、パワーポイント使うのは営業マンか学者だけ?!

 で、今やそのパワーポイントのスライドが隣にチラチラ見えています。

 絶対誰にも見られたくないのなら、そもそもそんな書類を取り出さないだろうし、周囲の誰が見てもわかりっこない──たとえば遠い異国の言葉だとか──なら堂々と開くのでしょうが、とにもかくにも彼の行為は中途半端で脇が甘いので、内容がよぉーく読めてしまいます。
 あぁ、今日も新聞の1面に載っていた、あの問題ね。

 そのうちに表紙がはっきりと見えて、「我が国の○○○戦略 △△省」......。あれ、まぁ。

 機密というほどの内容ではなかったのですが、この件に関して某国はこのように考えており、従って我が国は......という内容。

 彼は途中で睡魔に襲われたらしく、そのまま眠るのかなと思ったのですが、さすがに書類は鞄の中に。
 しかも鞄を脇の座席に置く──この時点ではすでに乗客が減っていたので、隣にいたセンセイは移動していた──のではなく、脚の下の目立たない場所、かつ盗まれにくい場所に置きました。

 う〜ん、その点は評価できるんだけど。

 だから外交交渉の際に「脇が甘い!!」と指摘されるんだろうなぁー。



4月20日(金) これがその、「ジャンカレ」エビフライカレー!!

  はい。というわけで、実際に「ジャンカレ」に入ってみました。(センセイの思考・行動パターンは単純なので、何か興味を持ったことがあると、しばらくそれが続くのです。)

 午後の講義に備えて早めに入店したので、センセイが最初のお客さん。マスターもちょっと戸惑っています。

 センセイの方は迷うことなく、お店の前に大きく絵が掲げられたエビフライカレーを頼んでみました。だってエビフライが立派だったんだもん。

 この時間帯、ジャンカレーは目玉焼きのトッピングを無料でサービスしているらしいのですが、センセイ、それほど好きではないので何も言わないでおきました。

 奥からフライを揚げる音が聞こえてきます。

 程なく届いたエビフライカレー。う〜ん、エビフライがイメージとちょっと違ってスリム......。

 でも私たちが良く目にするエビフライは衣で見かけを太らせてあるので、こちらの方が本来の姿に近いとも言えるのですが。

 よく見るとエビフライの衣の中にあちこち、黒い斑状のものが。どうも香辛料のようです。

 記念撮影を終えてさっそく頂戴したのですが、カレーの方にも香辛料がかなり入っています。
 (エビフライもそうなのですが)カレーは割とあっさりしていて、チャンカレほど油っぽくありません。

 お願いしないのに載っていた目玉焼きは、良くも悪くもカレーの味をマイルドにする効用があるようで......などと考えているうちに、食べ終えてしまいました。
 それなりの量があったはずなのですが。

 基本的にはかなり良くできたカレーなんだろうと思います。香辛料で好き嫌いがきれいに分かれるでしょう。

 個人的にはもう油っぽいものを食べられない──お酒を飲むので肝臓が弱っている──し、そもそも食べたいと思わないのですが、そもそもカレー文化が存在し、工大生など若い人が多いこの場所で、この品質と価格を維持できるのなら、それなりにちゃんとやっていけるんじゃないかなー、と最近は考えています。

 ただし、いくらジャンカレが増殖しても、チャンカレを倒すのは厳しいと思いますが。



4月19日(木) 「おいしいカレー アルジャン」廃業か!?

 今日も朝早くから出勤したはずなのに、昼をかなり過ぎた時間まで、締切のある仕事と学生の面接。

 夕方からの行事のためにとにかくお昼を食べておかなければならないし、今日か明日の午前中にお医者さんへ行く必要がある──アレルギーの薬が明日で切れてしまう!! ──ので、事務室に断りを入れて午後に外出しました。
 ホントは聴講したい講義があったのだけど、関係者の皆様、そういうわけでゴメンナサイ。

 先にお医者さんへ行って、隣の薬局で抗アレルギー剤と抗生物質をもらって、やっと遅いお昼。

 あっさりして油っぽくないものをと思ったら、新規に開店した回転寿司のお店が目に入りました。
 そういえばこのあたり、ずいぶんご無沙汰していたんだ......。

 でも2時をずっと過ぎてお客が全然いない。
 気の弱い西村センセイ、お店に入りそびれて自転車を先に進めると、今度は目の前に何と、ラーメン屋「幸楽苑」が。

 幸楽苑は福島県郡山市を根拠地とする低価格のチェーン店です。
 何種類かの店舗を展開しているのですが、いずれにせよ金沢では初めて見ました。

 意外な展開に圧倒されて、このお店にも入りそびれてしまい、「じゃ、普通のカレーでいいや」と思って「おいしいカレー アルジャン」に到着すると......!?

 おぉ、完全に閉店しています。移転先すら記されていません。

 心配していたように、潰れたのかなぁー。お客の入りは悪かったし。アルバイトのあのお姉ちゃんとマスター、どうしているんだろう......。

 というわけで、工大近辺の飲食店、ホントに目まぐるしく入れ替わっているのです。



4月18日(水) 競い合う色 ──鮭が遡上する川で──

 このところとにかく忙しくて、アパートと大学を往復するだけの毎日。いつもならちょっとだけ遠回りして、長崎屋で美味しいお刺身を買って帰るのですが、それすらできません。

 心身共にこれはマズいと思い、少しでも外へ出るようにして、頭をちょっとだけ切り替えると、あれ、まぁ、見慣れたはずの風景の中に、初めて気づくことがたくさんあります。

 その一つが、色の豊かさ。

 大学の脇を流れる高橋川の中州に、何故か菜の花が群生していて、葉の緑と花の黄色が目に飛びこんできます。
 右岸には牡丹桜が、そして奥には土手に沿って桜が続いています。

 いつもは急いでいて、色に注意を払う余裕がなくなっているのですね。(それに夜は色がよくわからなくなるし。)

 短い間ですが、色の競演に慰められながらも、色に関する語彙の貧しさに愕然(がくぜん)とし、また見ているようでホントは全然見ていないことを思い知らされた今日の西村センセイなのでした。

 悲しいような、嬉しいような。



4月17日(火) チャンカレのライバル「ジャンカレー」が、2軒に増殖中!?

 新入生との個人面接が続いているせいか、とにかく忙しくて休憩時間がない!! 仕事はどんどん溜まる一方なのに。

 あ、面接そのものはとても意義深いし、新しい出会いに教えられることも多々あるのですが、何しろその数、70人以上!!
 ......まだクラスの半分を超えたかどうか。

 午後には講義があるのですが、面接の終了がお昼休みに入ってしまいました。
 講義は体力を使うので、急いでお昼を食べておく必要があります。

 でももう学食は混雑しているはずなので、今日は近くのカレー屋さんへ行くことにしました。

 別な所用があったので、大学の裏門から出てチャンカレに向かっていたら、あれ?
 カレーのお店が開店しています。

 その昔「ターバンカレー」だった所が焼肉屋になっていたのですが、それがいつの間にか有名な「ジャンカレー」として営業しているのです!!

 近くにある店舗を移転したのかな。

 まだ食べたことのないエビフライカレーの絵が目に入ったので店内に入ると、おぉ、工大生でいっぱいだぁー。
 自転車の台数で察するべきでした。

 じゃぁ、旧店舗(?)はどうなったんだろうと歩いてみると、あれ、ちゃんとチャンカレ隣で営業中。
 さっきのお店は分店なのでしょうか......。

 それにしても金沢のカレー文化(?)には驚かされます。みんな、ホントにカレーが大好きなんですねぇ。

 え"? 結局どの店に入ったのかって?

 あきらめの早い西村センセイ、今日はコンビニで「田舎蕎麦」を買って帰ったのでした。



4月16日(月) 雨にも負けず、風にも負けず...。今年の桜は見納めかな

 先週末の新潟は強い風が吹きひどい砂埃となりました。しかも強い低気圧が日本海に入ったらしく、南のち西の風が妙になま暖かい。

 例年なら金沢−新潟を往復する間に、どちらの場所でも「今日の桜は最高!!」という日があって、単身赴任生活の数少ない楽しみとなっています。

 ......でも白状すると西村センセイ、電車での移動する間、西入善駅──桜並木の中を電車が通過する感じ──など富山県内の桜も堪能することができます。
 「一粒で三度美味しい」わけです。(わかるかな?)

 でも今年の新潟の桜は、陽気に急(せ)かされてあわてて咲き、しかもその途端、強風に吹き飛ばされてしまいました。
 自宅近くには美しい桜の木が何本もあるのですが、センセイが金沢にいる間に、三分咲きから、順序を飛ばして葉桜になってしまっていました。

 でも金沢へ移動した昨日の午後、駅までの途中、羽森(はもり)神社の境内でご覧のように見事な桜に出会いました。
 周囲を木々に囲まれた境内なので風が弱く、満開のままで残ることができたようです。

 いつもこの季節、撮影した写真を後から見返すと、草木の緑がずいぶん濃くなっていることに驚かされます。

 ぼんやりとしている間に季節はもう、春から夏に向かっているんですね。

 生命力を、確かに感じます。



4月15日(日) パイオニアの古参DVDレコーダー、大活躍!! ──ブルーレイの弱点を補う方法──

 SD放送の録画があまり得意でないソニーのブルーレイレコーダー
 でも少なくともセンセイの場合、あまり困ることはありません。苦手な部分があったら、得意な機械に任せればいいのです。(人間社会でもこれは同じですね。)

 センセイの場合、登場するのはパイオニアの(かつての)最上位機種DVR-7000
 センセイは新しい物好きなのでDVDが本格的に普及する前の2002年4月に自宅とアパート用に2台購入しています。定価は198,000円もしたんですね。

 この機種、ハードディスクを搭載する直前の、とても完成度が高い機種です。
 今日、久しぶりに背面を見たらコンポーネント出力(ピンおよびD端子)まで備わっていました。SD放送には明らかにオーバースペックだと思いますが。

 しっかりとした造りでコストもかなりかかっているはずです。この機種以降、パイオニアはコスト競争に巻き込まれていき、もう、このようなマシンを造ることはできなくなってしまいました。
 そういえばこのマシン、ブルーレイにはかないませんが、音質もかなりのものです。造りがよいのでしょう。

 さてこのDVR-7000は、DVD-RWで初めてVRモードが使えるようになった機種です。
 それまでは1時間ないしは2時間のどちらかしか録画できなかったDVDレコーダーを、長時間録画──センセイにはあまり関係ないけど──を可能にしたり、録画モードをマニュアルで切り替えて、ソースをできるだけ高品位に録画することができるようになったのです。

 たとえば1時間ちょっとの番組は、明らかに画質が劣る2時間モードで録画しなければならなかったのが、例えば1時間10分に設定してディスクをできるだけ有効に使うことができるようになりました。

 映画は2時間ちょっとのものがたくさんあります。
 これまではディスクを2枚用意しなければならなかったのが、ちょっと画質は劣る──横方向の解像度を落としている──ものの、右の写真のように2時間以上に設定して、充分鑑賞に堪える画質で1枚のディスクに収めることを可能にしたのです。

 さらに、現行機種に比べれば操作性はずっと劣りますが、不要部分の削除や頭出しなどの編集も可能になりました。

 でも一番大切なのは画質。

 それまでの「ビデオモード」は録画時間が固定されていただけでなく、画像をデジタルに変換する際のデータ量(ビットレート)も固定されていました。

 2時間モードはアラが目立って実用になりません。
 じゃぁ高品質の1時間モードはというと、確かに全体の品質はぐっとよくなるのですが、画像は生き物なので「ここぞ」という場面で急に根性がなくなって、画面が破綻してしまいます。

 ところがこのDVR-7000がDVD-RW(VRモード)のために搭載した変換器(1PASS VBRエンコーダ)はとても高性能で、必要に応じて能力を集中し、不必要な部分の情報量を減らします。
 ......書けばそれだけなのですが、実際はとても高性能です。

 実はDVDが採用しているMpegという規格は、再生時の手順が定められているだけで、Mpegにどう変換するかはメーカーの自由なのです。だから変換時に大きな差が出るのです。
 正直なところ、センセイが使った範囲内では、このマシンを越える画質のものはありませんでした。

 え"? それがブルーレイとなんの関係があるんだって?

 以下は、センセイのシステムでの場合。

 放送や手持ちの映像素材などの中で、簡単な編集で済むものは、まずとにかくこのパイオニアのマシンで録画します。素材にもよりますが、2時間をちょっと超えるくらいなら変換後の映像に品質の問題はありません。

 で、録画したDVD-RWディスクをソニーのマシンに載せ替えます。
 現在のところ、互換性はまったく問題ありません。(ちなみに、Macで作成したDVDの中にはソニーのDVDで読めないものが続出している!! ......パイオニアのマシンだと問題なく読めるんだけど。)

 ディスクを載せ替えるのは編集のためです。ソニーの方が編集はずっと楽なのです。編集を終えたらそのまま「まるごとDVDコピー」を選択すると、プログラムをDVD-Rディスクにそのまま移します。
 フォーマットも頭出しの情報もそのままコピーします。

 コピーの時間は読み出し、書き込みともに15分くらい、計30分くらいですべてが完了します。DVD-Rディスクのコストは1枚50円くらいです。

 こうすることによって、例えば前編2時間10分、後編1時間45分のギリシア映画「旅芸人の記録」といった、絶対にレンタルビデオ屋さん──だってアメリカ映画ばっかり!! ──には並ばない渋い映画を、マシンを連携することによってほぼ完璧、かつ簡単にDVD化することができます。
 NHKのBSで放送した「旅芸人の記録」はすでに、パソコンを使ってDVD化し終えているのですが、今回、改めてこの方法を使ってみたら、あっさりと作業が終わってしまいました。

 しかも画質はこちらの方が良い......。あの苦労は何だったんだ。

 それにDVR-7000は、現時点での最高の画質であるBSアナログ放送──ただしソースによる──も受信できるし。

※登場する素材はすべて自己所有の素材ですので、誤解なきよう

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