2008年5月24日更新(2008年6月1日ページ移動。2012年9月20日一部写真削除)

──2008年5月第4週のニュース──

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5月24日(土) 武蔵野台地を降りた場所で ──調布市の電気通信大学に来ています──

 昨日は最後の講義を終えるとすぐに、あらかじめ準備しておいた荷物を持って大学を後にしました。

 10分ちょっと歩いて北陸鉄道野々市工大前駅から電車に乗り、乗り換え時間4分でJR線に乗り換え、さらに特急はくたか、新幹線と乗り継いで8時過ぎに東京駅に到着しました。
 今日、明日と、調布の電気通信大学(右の写真)で開かれる学会に参加するためです。

 ちなみに、昨日のニュースと講義の記録は新幹線の中で作業し、上野駅でアップしました。(新幹線は高速で走行するので、PHSでもデータの転送速度が低下してしまうのです。)

 さて電通大到着後は、エレベータを利用して会場へ移動するのですが、このエレベータ、右下の写真のように何か表示されています。

 太陽光発電など自然エネルギーで必要な電力の一部をまかなっているのだそうな。
 さすがですね。

 西村センセイ、調布に直接のご縁はありません。でも実は、このかなり近くに住んでいたのです。

 地図だけだとよくわかりませんが、東京都西部のJR中央線付近は武蔵野台地の上にあり、割と平坦な地形をしています。
 台地の南端は、多摩川よって浸食されたかなり急「段丘崖」
(だんきゅうがい)となっています。

 センセイが住んでいた三鷹市や小金井市は基本的に崖の上、そして調布市はその崖のすぐ下になるんですね。
 もちろん今では、崖がかなり崩れている所もありますし、多摩川の両側には平地が広がっています。

 西村センセイ、都内に6年間住んでいたのですが、最初は三鷹市野崎や深大寺(調布市深大寺とは別)に住んでいました。これらは調布の目と鼻の先、崖を登り切った場所になります。
 有名な「深大寺そば」を食べるために、自転車で調布市の深大寺へ遊びに来たこともあります。

 今回電通大に来てみて、あれ? と思うことがありました。
 自転車で走っていて、緑に囲まれた電通大の入口を見た覚えがあるのですが、現実は記憶とずいぶん違うのです。特に方向が大きく違います。

 何故だろうと考えてみたのですが、たぶん、こちらもすぐ近くにある国立天文台(三鷹市)の記憶とごっちゃになっているんでしょうね。

 20年以上前のことですから、混乱しても仕方ない部分はあるのですが。



5月23日(金) バーベキュー・ガーデンでの昼食も良さそうだなぁ

 金曜日は朝から講義が続くのですが、朝早くから出勤して準備していたため、午前中の講義を終えるとお腹が空いてしまいました。午後も講義があるので、学食が混まないうちに、ちょっと早めのお昼を取ることにします。

 金沢工大野々市キャンパスは、三ヶ所に食堂があります。学食は基本的に、飢えた男子学生用(?)にできており、メニューはみんな大盛り。
 そこでセンセイはたいてい、女子学生を念頭に造られたカフェテリア「セレス」へ行きます。

 でも今日はなぜか早くから混んでいたし、メニューもお肉料理が中心。
 そこでセレスは諦め、珍しく男子学生向け(?)の「ヴァルカン」を利用することにしました。

 定食類は食べきれないし、それに今日はかなり暑かったので冷し中華をお願いします。
 こちらはたいした量はないのですぐに食べ終え、食器類を片付けようとして、あ"...。

 ヴァルカンの外にはバーベキューガーデンがあります。センセイも来週、クラスのパーティーを開くことになっています。

 今まで全然知らなかったのですが、ここで昼食を取る学生もいるんですね(禁じられているわけではありません)。
 それもこんなにたくさん、そしてとても楽しそうに。

 今日は陽気も良かったし、風も吹いていなかったので絶好の条件が揃っています。

 それにしても、金沢工大に赴任して7年目に入ったのに、全然知りませんでした。まぁ、それくらいこのヴァルカンを利用していないってことなのですが。



5月22日(木) 美味しいんだけれど、何故か微かに酸味が... ──金沢大野醤油の謎──

 良くわからないけど、とにかく忙しい。何故だろう。

 あまり怠けているつもりはない──ちょっとサボったりするけど──のに、未消化の仕事は増えていく一方......。(関係者の皆様、ゴメンナサイ)

 そんなセンセイの僅かな楽しみの一つは、スーパーで野菜や惣菜を買って食べる晩ご飯なのですが、おぉ、何とお醤油が切れてしまった!!
 西村センセイ、以前ご紹介したように、美味しく、素材の持ち味を生かす石川県内産の醤油を見つけた──長崎屋で復活販売していました──のですが、それが切れてしまったのです。

 お醤油はお刺身や野菜など、素材をあまり加工しない料理の味を決定づけます。
 時間があればちょっと離れた長崎屋へ行くことができるのですが......。

 そこで、帰宅経路にあるスーパーで買い求めたのが写真のお醤油。醤油で有名な市内大野町のお店が生産したものです。
 説明によると、今から約360年前に大野町の商人が和歌山県から醸造技術を持ち帰ったのだそうな。
 醤油を試飲(?)するわけにもいかないので、イメージに弱い西村センセイ、この説明書きで買いました。

 さて肝心のお味。 確かに安物とはひと味もふた味も違って美味しいと思います。

 これからはこれでいいじゃん、と最初は思ったのですが、よぉーく味わっていると、どこか違う......。

 何なんだろうと思っていたのですが、実は、微かに酸味がするのです。もちろん賞味期限内。それどころか出荷したばかりの製品ですから不良品ではありません。

 お醤油に甘さや塩味を感じることは多いけど、酸味を覚えたのは初めてです。何故なんでしょう。

 あ、本当に美味しいとは思いますよ。



5月21日(水) GR Digital II、こんなに暗くたって撮影できます。しかも手持ちで星々まで!!

 センセイは通常、夜の7時半頃に大学を出て、途中のスーパーに寄ってから帰宅します。

 いつも利用するスーパーは9時に閉店するのですが、これくらいの時刻になると総菜類が値引きされているし、もっと遅くなると、そもそも食べ物がなくなってしまうからです。

 お刺身を買って、レジでバイトしている元アドヴァイジーにさよならを言ってお店の外へ出るともう8時近く。
 ほとんど真っ暗なのですが、それでも西の方には微かに夕陽が残っています。

 ふと気づいて自転車を止め、手持ちで撮影したのが右の写真。もちろんGR Digital IIで写しました。
 さすがに暗いので、今回は明るさ(ガンマ)補正を少しかけています(Windowsだとかなり明るく見えると思います)。

 左手に飲食店があって、その灯りだけで撮っているようなものなのですが、飲食店の燈火が写真手前、田植えを終えたばかりの田圃にきちんと写っているし、他の家の灯りや、中央奥のテレビ放送塔もきちんと描かれています。
 空の階調が少し飛んでいるのですが、これはJpegだからでしょう。

 写真を見直していて気づいたのですが、上方2カ所の矢印の先に、星が写っています。
 縮小すると見えなくなるので、左のものだけ枠内に拡大しました。

 今だに不勉強で設定の仕方がわからず、今回も初期設定のまま極めて悪い条件下で撮影したのですが、ここまで撮影できてしまいます。

 GR Digital II、ホントに凄いカメラですね。



5月20日(火) 15年前の8mmビデオテープの一部が、正常に再生できなくなってしまいました

 さて今日の写真。

 生後2ヶ月の赤ちゃんを撮影したビデオの一部ですが......何だか色白の赤ちゃん、というより露出過多で画面全体が真っ白。

 誰だ、こんな下手なビデオを撮影したのは......って、もちろんセンセイです。本当はちゃんと綺麗に撮れています(/いたのです)。

 よく見ると、画面一面にノイズが乗っているのですが、これがみんなモザイク状。
 さて、どうなっているのでしょう。

 脇道に逸れるようですが、ちょっと技術的なお話から。

 テレビ放送はパラパラ漫画──中学生くらいの時に遊んだでしょ?──のように、1秒間に約30枚の画像(フレーム)から構成されて、放送電波として送り出されています。
 でもこのままだと本当に「パラパラ」してしまうので、その中間を取った1秒間約60枚の間引いた画像(フィールド)を2枚重ねるという凝った技術を用いています(「インターレス」信号。HDではそうでないものもある)。

 これまでのアナログ・ビデオデッキは、VHS、β、8mmを問わず(ちなみにデジタル化されたDVも)、「ロータリー・ヘッド」という信号を読み書きする部分に1組(2個)のヘッドを搭載し、それを1秒間に約30回転させながら、1つのヘッドで1フィールドごと(1回転すると2個のヘッドで2フィールド=1フレーム)の画像を読み書きしていました。
 2枚の粗い画像で1枚の本来の画面、というわけです。

 ところが右上の写真は1組(2個)のヘッドのうち、1つが目詰まりを起こして白くなっているのです。モザイクがかかっているのはアナログ信号をデジタル信号に変換しているためです。

 お察しのようにこのテープ、15年前に生まれた娘を撮影したもの。
 DATテープのデジタル化が一段落したので、娘を撮影し始めたころのビデオテープをデジタル化し始めたのですが、4本目にして大きなトラブルに襲われてしまいました。

 このテープはT社製のME(金属蒸着)テープ。

 当時8mmビデオテープには、周波数性能が劣る従来型のMPテープと、性能は良いけど、少なくともその当時は「やや信頼性に劣る」とされたME(蒸着)テープがありました。
 センセイは石橋を叩いて渡る派──場合によっては「石橋を叩いて壊す?」──なので、基本的にはMPテープを使ってきたのですが、なぜかこの時はMEテープ。
 15年前の迷いをはっきりと覚えているので、やっぱりなぁー、という感じです。(今さら反省しても何にもなりませんけど。)

 重要な部分に関してはすでにコピーしてあるので実害はあまりないのですが、でも、わずか15年前のもの。

 何回かお伝えしていますが、再生機器が存在しなくなったり、動かなくなったり、あるいは記録メディアが劣化したりして、下手をすると10年くらい前のものでももう再生できなくなっているんじゃないでしょうか。
 たぶん、当人が気づいていないだけなんだと思います。

 もう一刻の猶予もならないんですよ、冗談抜きで。



5月19日(月) 皆様、ご心配をおかけしました ──これが最後の1ピース──

 先週トップページで記したように先々週末、このサイトが存在するサーバーに設定上の問題が発生し、8日から10日にかけて閲覧できない状態になりました。

 センセイは毎週月曜の朝に、このサイトへのアクセス状況を確認しています。障害が発生した先々週は、アクセス数が通常の62%にまで落ち込んでいました。
 アクセスできないから当然ですね。

 さてサイトが回復した先週はどうだったのでしょう?

 今日は月に1回のお医者の梯子の日。
 その分、出勤がいつもより遅かったのですが、お昼頃に確認してみると、通常の117%となっていました。(出勤とチェックが遅かった分が少し入っているかもしれません。)

 どうやらちゃんと「営業」しているかどうか、確かめにいらっしゃった方が多かったようです。
 皆様、ご心配をおかけしました。改めてごめんなさい。

 さて今日の写真。
 もうお分かりだと思いますが、柏崎駅に掲載された4枚の看板広告写真の、その最後を見つけたのです。

 駅舎の外には見当たらないのでどこだろうと思ったのですが、何と待合室の中にひっそりと掲示されていました。
 う〜ん、誰のための広報なんだろう。

 もう一つ気づいたことがあって、この写真、先日ご紹介したものと基本的に同一なのです。

 違いといえば、こちらは良寛が生まれたことで有名な漁港、出雲崎をテーマにしていることだけ。(右側の漁船はお盆に開かれる祭の写真)

 これってちょっと、手抜きと言われても......。



5月18日(日) 「金色の麦をみると、あんたを思い出すだろうな。それに、麦を吹く風の音も、...」

 午後、割と明るいうちに金沢へ各駅停車で移動しました。

 いつもと違ってこの週末は特に行事があったわけでなく、自宅でかなり休んだはずなのですが、いつの間にか眠り込んでしまいました。検札で起こされると、もう新潟・富山県境です。
 今日は天気が良く、気温も相当上昇したからでしょう、波打ち際には涼を求めてけっこう家族連れが出ています。

 山側を見ると、この週末ですっかり田植えが終わってしまっています。
 いつもの年なら、植えたばかりの苗は「寒いよぉー」と訴えているのですが、今日は何だかその切羽詰まった感じがありません。

 あれ? と思ったのは魚津市付近。

 田植えが終わったばかりの水田の間に、黄金色の場所が広がっているのです。
 一見すると刈り取りを待っている稲のようですが、もちろん今は春ですからそんなことはありません。

 小麦です。つまり麦秋(ばくしゅう)なんですね。

 手前の線路はJR線ではなく、富山地方鉄道。麦畑の向こうには国道8号線が走り、そして奥には立山連峰の一部が見えています(今日は薄曇りでよく見えない)。

 それにしても、この写真はパナソニックのデジカメで撮影したのですが、残念ながら同じ画素数で撮影しても、GR Digital II に色収差、球面収差、周辺減光で大きく差をつけられています。

 そもそも、絵の力が......。

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