2008年10月18日更新(2008年10月26日ページ移動。2012年9月20日一部写真削除。12月23日写真削除)
■10月18日(土) 土日にETC車を上手く使うと、300kmまでの高速料金が半額に!!
道路が混んでいない朝のうちに金沢のアパートを発とうとしたのですが、ズルズルと出発時刻が後ろにずれ込んでいきます。
昨日は本調子ではなかった──ただし、代理の分を含めて講義はきちんと行いました──のと、締切の勘違いとが重なって、どかんと仕事が溜まってしまっているのです。
もちろんセンセイが悪いのですけど。今日は朝早くから相当集中的に、そしてかなり効率よく働いたのですが、それでも量が多かったので、区切りがついたのは正午。係の人に挨拶して大学を離れます。
本当は9時前に高速道路に乗りたかったのです。今日は土曜日。
実は土日祝日に、ETC装備車をうまく使うと最大300kmまで、つまり東京(練馬IC)−新潟(新潟西IC)に相当する距離まで、高速道路の利用料金が半額になるのです。
まず朝晩の通勤時間帯は100kmまでの「ETC 通勤割引」。これは平日・休日の区別なく適用されます。
そしてこのところの物価高、特に原油高の対策として、福田総理時代に政府が「安心実現のための緊急総合対策」を打ち出しました。その 「物価に対する総合的対策」の一環として、期限付きながら高速料金を各種割り引いているのです。
政府の肩を持つわけではないのですが、これがかなり大きい。例えば今日のような土日祝日は、1日2回までですが、100km以内の走行時に料金が半額になる「ETC 休日昼間割引」が適用されます。
ちょっと離れた大きな街まで買い物に行くような場合を想定しているようですが、条件さえ満たせば出発地に戻らなくてもかまいません。さらに、目が弱くなったセンセイは使いませんが、「ETC 深夜割引」も割引率が強化されています。平日も区間によっては「ETC料金割引社会実験」で午後に30%割引になっていたりします。
というわけで土日の9時前に高速に乗り(/あるいは17時過ぎに高速を降りる)、100km未満のICで乗り降りすることで、通勤割引+休日昼間割引×2回の組みあわせで、300kmまでが半額になるのです!!
金沢のアパートから自宅までは約230kmなので、適当にインターを乗り降りすれば簡単に条件を満たします。もちろん民営化された高速道路運営会社にとっては収入の減少となる可能性が高いわけですから、一概には喜べません。
それに、これじゃぁ何のために民営化したのか、そしてそもそも民間会社に政府がどこまで関与できるのかということになります。
でも、利用者としてはこのETC割引、かなりありがたい。というわけで今日は、金沢の最寄りインターから高速に入って富山県東端の朝日ICでひとまず降ります。
ICのすぐ前にある、以前ご紹介した新潟のラーメン店「おもだかや」で遅いお昼を食べてから、親不知ICから再び高速に乗り、自宅近くで降ります。本当はもうちょっと一般道を利用したい──だって運転していて、とても楽しい──のです。
でも新潟県中越沖地震の復旧工事などがあり、あちこちで交互通行になっていて不便なのと、やはり今日はかなり疲れていて事故を起こす可能性があるので、ここは割り切ります。火曜日に一般道だけを使って金沢へ移動した時の燃費は18.0km/L!! 今日は高速をきっちりと100km/hで走行して16.8km/L。
少し向かい風だったので目標の17.0km/Lは達成できませんでしたが、センセイの318i、やはり良く走る車だと思います。
■10月17日(金) 働き過ぎは、結局のところ非効率的?! ──学食の「ラーメンフェア」が大人気!!
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昨日で仕事に一区切りついたのですが、西村センセイ、白状するとまだまだたくさんの仕事を抱えています。今日と明日締切の仕事が一つづつ。
さらに予定より1週間遅れの仕事が2件。今日も朝早くから出勤し、昨日までの気持ちを切り替えて仕事に取り組もうとするのですが......どうも頭が働かない。気持ちだけが空回りしてしまいます。
30歳代に入ると、特に35歳を過ぎると徹夜できなくなる──物理的には可能でも、翌日の仕事にひどく差し支える──のですが、何だかそれに似た感覚。
要するに昨日、限度を超えて働いてしまったのでしょう。このままでは仕事にならない──読者が読みやすく理解しやすい文章が書けない──ので、今日は早めに学食でお昼を食べることにします。
臨時のものを含めて、今日は午後から体力を使う講義が二つあるのです。学食に到着すると、ご覧のように男子学生が列を作っています。やっぱりなぁ。
実はこれ、ある特定のラーメン(列の右端)のためだけの行列なのです(昨日はもっともっと長かった)。金沢工大の学食「ヴァルカン」は、年に数回、企画商品を提供することがあります。
ご覧のように今回はラーメンフェア。いつもの豚骨/みそ/塩ラーメンに代えて、各地の名物ラーメンを提供するという企画です。
先週の「にんにく辛味噌ラーメン」から始まって、今週は「熊本風とんこつラーメン」、そして「東京Wスープ醤油ラーメン」、「横浜家系(いえけい)醤油ラーメン」と続くそうな。
夏休み明けからアナウンスしていたこともあってか、学生の関心はとても高く、先週もかなり混んでいました。
今週は工大祭開催にともなう営業短縮で、わずか3日間(水曜日〜金曜日)の開催。
それもあって混んでいるのです。これがその実物。
左が「にんにく辛味噌ラーメン」、右が「熊本風とんこつラーメン」です。(なぜこのような写真が存在するかは、あまり問題としないように。)
やっぱり若い人向けの味で、ずいぶん油っぽいのですが、たまには新鮮な感じでいいですよね。
今度こそ気分を切り替えて仕事に臨むと、げっ、明日締切だと思っていた仕事、ホントは今日までに提出すべきものだった......。
関係者の皆様、あれも、これも、それも未提出ですが、明日の午前中には何とかし──たいと思い──ますので、もう少々お待ちをぉ。
お昼にキャンパス中央の緑地に出てみると、10人くらいの、女子学生だけのグループが円陣を組んで談笑していました。(写真中央奥。たぶん判別不能)
金沢工大の女子学生の比率は約7%。
工業系の大学では、極端に少ないというわけではないのですが、男子学生抜きでこれだけ集まっているのは、やはりかなり珍しい。みんな屈託のない伸びやかな表情をしています。良い顔だと思います。
あれあれと思いながら、写真の奥から手前に歩いてくると、今度は緑地の中央と木陰に男子学生のグループ。
こちらも良い顔をしています。何故なのでしょう。工大祭の余韻でしょうか。
今日はもともと講義の多い日なのですが、最後に臨時の講義(ゼミ)も入ったため、何と1日で5時間も講義してしまいました。
新記録じゃないかと思います。さすがに疲れたのですが、彼ら彼女らの表情がそのご褒美、という感じの1日でした。
というわけで今日はもう、お休みなさい。
■10月15日(水) Macintoshが少しずつ遠くなっていくような...。 ──アルミ削り出し(!!)新型MacBook発表──
ご存じだと思いますが、アップルは13インチMacBookおよび15インチMacBook Proのラインナップを一新しました。数日前からボディの写真や動画が流出していたものです。(写真はアップルのサイトより。デザイン担当のジョナサン・アイブ副社長らが出演するビデオは必見。(c)Apple Inc.)
予想通り、ボディーはCNC(コンピュータ数値制御)によるアルミ削り出し!! その上に部品を組み立てていく構造のようです。
ねじれ強度には強いだろうなぁ。その他にも特徴がたくさんあって、ボタンの廃止によるトラックパッド「マルチタッチトラックパッド」の大型化──しかも摩擦の少ないガラス製!! ──とか、LEDバックライトディスプレイなど。
また上位機種や高性能Windowsマシンと比べてやや劣っていた描画性能が、GPU(NVIDIA GeForce 9400M)搭載で大幅に向上しました。
これにより、上位モデルMacBook Proとの差は小さくなっています。基本的には進化しているなぁーと思えるMacBookですが、よく見るとFireWire(IEEE1394)端子が廃止されています。
アップルが開発したFireWireなのに。ビデオの取り込みなど、FireWire接続の各種機器が使えないし、MacBookをハードディスクにしてしまう「ターゲット・ディスク・モード」も使用できないはず。
緊急時はシステムディスクから立ち上げるしかないのでは?MacBook ProにFireWireは残されているのですが、こちらも汎用型の400ではなく、高速型の800のみ(変換は可能)。
個人的には、PowerBook520c以来のノート型Macintoshとのおつきあいが、何だか少しずつ遠くなっていくような気がします。
そもそも古いMac OSが走らないし。
■10月14日(火) コリコリ、コロコロ。う〜ん、これぞ天然物。 ──地場ものの石鯛を味わいました!!
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昨日、晩のおつまみを買いに行ったスーパーで、地元柏崎産の石鯛のお刺身を見つけました。ちょっと高かったけど、せっかくなので買い求めます。
鯛は柏崎の特産品の一つ。
以前お伝えしたことがありますが、市内笠島漁港の沖合に鯛の産卵場があるそうなのです。
サイトを更新しながら頂戴したのですが、含みのある味で、とてもコリコリしていています。
う〜ん、やっぱり天然物。本物の味だ。ただし、どうも疲れが取れていないようで、サイト更新後、気がついたら机の前で眠ってしまっていました。
いかん、いかん。昨晩自宅に留まることができたのは、 今日、休日出勤の振替休暇をもらったからです。
土日と大学へ行っていたし、しかも今日の大学は、工大祭の後片づけで授業がすべてお休みなのです。でも明日からハードなスケジュールが続くので、午前中に柏崎市内での雑務を片づけて、午後から金沢へ移動。もうすっかり季節が変わってしまったので、今日は冬物の衣料を積んで、半年ぶりに車を使います。
ついでに、地元産のコシヒカリの新米5kgを運びました(まだ食べてませんけど)。途中、笠島漁港の隣を通り過ぎるのですが、地上から見る限り、そして素人が見る限り、海岸線こそ多様な表情を見せるものの、海はどこも同じように見えてしまいます。
でも漁師さんは、きっとずいぶん違ったものを見ているんでしょうね。「砂漠はどこかに井戸を隠している」という言葉を思い出します。
■10月13日(月:休日) オーディオテクニカのプロ用ヘッドホンを修理しました ──西村センセイ、物欲に走る(2)──
注文しておいたヘッドホンのイヤーパッドが届いていたので、さっそく交換することにしました。
左がその、オーディオテクニカ製“ATH-M9X”というプロ用モデル。
20年くらい前、東京で国際基督教大学(ICU)の助手をしていた時に買ったんじゃないかと思います。アルミダイキャスト製のハウジング──だからとても重い──は、定在波を抑えて共鳴を防ぐ複雑な構造になっています。
ハウジングの位置を調整するメカは何と、ネジ止め式!!プロ用なので派手さはありませんが、かなり正確な音がします。
でも、よぉーく見ると、経年変化でイヤーパッドがボロボロ......。今では、触るだけで表面が崩れてしまいます。
右側は今回取り寄せた部品扱いのイヤーパッド(2個1組で税込1,575円)。他モデル用のものなので、オリジナルよりちょっと小さいようです。
だいじょうぶかなぁー。まず傷んだイヤーパッドを外します(左)。
ハウジングの外周が凹んでおり──実際は二つの部品を組みあわせている──そこにイヤーパッドの最外周部をはめ込んでいます。
だから外すのは簡単。おっと、その代わり、ウレタン製のメッシュ部分はボロボロ、と言うより粉のように内部に積もっていて、こちらの掃除の方に手間がかかります。
次に新しいパッドを逆の要領で嵌めます。やはりちょっと小さめでなかなか上手く入りません。
最初は写真のように上下方向(長手方向)から始めたのですが、これだと引っかけるのは簡単でも、最後の嵌め込みが大変。
横方向から始めた方がきれいに嵌るようです。それでもあまり苦労せずにイヤーパッドを交換することができました。
オリジナルより小さめですし、引っ張ったせいでパッド全体が横方向に引き伸ばされてちょっと薄くなったような気もしますが、さほど問題はありません。
さっそくAVシステムに繋いで久しぶりに聴いてみると、BOSEの方がやっぱり色っぽいなぁ。
業務用のカラーモニタと同じで、上手く聴かせるより、情報を正確に届けることに主眼が置かれている感じです。
というわけで、わずか1,500円で修理を終えたヘッドホン。
ご覧のように書斎の定位置に、そして現役に戻ることができました。
「物欲」といっても、良い製品を長く使うための投資ですから、これはもう全然問題ありません。
ただし、いつもこのような健全な物欲と限らないのがセンセイの問題点なのです......。(この項、続く)
■10月12日(日) 金沢工大生、こういうところは偉いと思う ──「研究室訪問」が行われました──
朝早くから学生スタッフが働いています。10時ちょうどに「第41回工大祭『第1日目』を始めます」とのアナウンスが流れて、工大祭もいよいよ本番。(昨日の前夜祭はカウントしないんですね。)
模擬店や文化部の活動も大切ですが、学生諸君にとって一番大切なのは勉強。
というわけで今日は、各研究室の4年生や大学院生が中心になって研究内容を公開し、研究室の配属や専攻の参考にしたい下級生がそれを見学します。特に1年生にとっては初めての機会なので、授業の関係行事として訪問が準義務化されています。
センセイも関係する研究室を少し訪問してみることにしました。目的の校舎の前に大型バスが停まっています。
今年から一部の研究室が少し離れたキャンパスへ移動したので、見学者をそこまで送り届けるためのバスです。ところが希望者がどっと押し寄せたので、しばらく待たないと乗車できないとのこと。
う〜ん。センセイが受け持つ学科の研究室のほとんどはメインキャンパスにあります。
さっそく覗いてみると......。4年生はずいぶん堂々と説明していますし、1年生もメモを取りながらそれを聞いています。
こちらはモーターの研究室。
上級生も下級生も、こういうところは偉いなーと思います。
知っている4年生に少し話を聞いたのですが、まずやっぱり顔が違う。ずいぶん成長しているんですねぇ。
地方の名産品をお手ごろ価格で提供している場所に出くわしました。
皆さん、揃いの緑色の法被を着ています。実はこれ、地元に戻った金沢工大のOB・OGの方がOB会を組織し、年に1度、工大祭にあわせて特産品を持参してくださるのですね。
団結力の強さを感じます。この写真は朝早くに撮影したものなのですが、地域の方もこのOB会と名産品のことを良くご存じで、ホント、飛ぶように売れていきます。
研究室へ戻ろうとすると、キャンパス中央の緑地にご覧のようなモニュメントが。
建築系の学生の作品なのでしょう。よぉーく見ると、それぞれに細かい細工がしてあることがわかります。
また照明も配置されているので、夜になると別な印象を受けるのでしょうが、今日は自宅へ戻ることにします。何だかんだ言っても、やることはちゃんとやってるよなぁーと、改めて学生諸君を見直した──ゴメンナサイ──今日の西村センセイなのでした。