2008年10月11日更新(2008年10月19日ページ移動。2012年9月20日一部写真削除)
いよいよ工大祭が始まりました!!
センセイが出勤した朝は晴れていたのですが、10時頃に雨が降り、何もかもが濡れてしまいました。
センセイは研究室で仕事をしていたのですが、外を見ると、学生さんが傘を差しながら黙々と準備を進めていました。30分ほどで寒冷前線は通過し、雨は上がったのですが、前線の背後から冷たい空気が入ってきたので、かなり寒い。
また前線の通過に伴ってかなり強い風が吹いたので、落葉樹の葉がかなり散っています。その後は天気が安定したので、着々と準備が進みました。
屋台を運営するグループに本部から「消毒液を取りに来るように」などと、指示が続いています。あたりが暗くなってきた5時前、メインステージでオープニングセレモニーが始まりました。
もっとも、センセイは直接見ていたのではなく、研究室で仕事をしながら聴いていたんですけどね。そのうちバンドの演奏が始まったのですが、意外にもボーカルが女性だった──金沢工大に女子学生は約7%しかいない──ので、会場へ降りてみました。
すると、あれ、まぁ、ボーカルだけでなく、3人のメンバー全員が女性!!
研究室で演奏を聴いている限りでは、ギターとドラムは女の子だなんて思えない、とても力強い演奏だったのです。午前中に見た屋台を再訪してみると、ご覧のように結構繁盛しています。特に写真の焼鳥屋さんは人気でした。
「センセイ!!」という声で振り向いたのが運の尽き(?)。
隣の、この春2年生に進級した元アドヴァイジーらのお店でホットドッグを2本買うことになりました。それなりに美味しかったのですが、食べ終えてみるとこれが結構なボリューム。
これで300円なんて、採算があうのかなぁー。もう一つ。
毎年不思議に思っているのですが、工大祭期間中は、何だか女子学生(?)の比率が高いような気がするのです。
もちろん知っている子も多いのですが、「こんな子、いたっけなぁー」という場面もしばしば。ま、いっかー。
■10月10日(金) あんなに高い所を、よくまぁ平気で...。 ──もうすぐ工大祭!! ──
今週に入ってから、キャンパスが何となくザワザワし始めていたのですが、昨日あたりからはあちこちで見知らぬ工事の人が働いていたり、あちこちでドッカン、ドッカンと聞き慣れない音がするようになりました。
明日から始まる工大祭の準備が本格化しているのです。センセイらの研究室の前にも、例の大きなテントが準備されています。
時々部屋から工事の様子を見ていたのですが、何故か例年よりも作業が遅い。
お昼過ぎに所用で通りかかると、ようやく柱を立て始めたところ。センセイが通った時は、柱の頂上に鳶職の作業員がいて、彼が降りるところだったのですが、何と、巨大なクレーンのフックに片足だけ乗せ、片手でワイヤーにつかまって降りてきます!!
ビルの3、4階もの高さなんですよ。(今回は広角レンズを使ったのですが、むしろ迫力が減ってしまったようです。)午後はずっと消耗する会議が続き、ヘロヘロになって研究室に戻った時にはもう真っ暗。
テントが完成していることはわかったのですが、暗くて何が何だかわかりません。いずれにせよ、明日の朝からは学生が主体になって工大祭の準備が始まり、前夜祭を迎えることになります。
この続きは、明晩。(たぶん)
■10月9日(木) 別なヘッドホンのイヤーパッドを注文しました!! ──西村センセイ、物欲に走る(1)──
先日イヤーパッドを交換したボーズ製のヘッドホンは絶好調です。そんなはずはないのだけれど、音までリフレッシュした感じさえします。
センセイはテレビを含めてスピーカーからは大きな音を出さないので、きちんと音声や音楽を聴く必要がある時はヘッドホンを利用しています。
金沢のアパートでは現在、スタックスのコンデンサー式大型ヘッドホン(写真中、カラーモニタの右)──「イヤースピーカー」と言う──とボーズのヘッドホン(左)、さらにソニーのワイヤレス型(赤外線式)を使い分けるという具合。
アパートでは割と騒音を立てる除湿器を使っているのと、冷蔵庫も音が気になります。
そこでふだんは、ソニーのヘッドホン専用アンプにボーズを繋いで、ノイズをキャンセルしながら聴いています。
この組み合わせだと、とても良い音がします。でもクラシック音楽を聴く時や正確なモニタ(「検聴」)が必要な時は騒音源を止めた上でスタックス。
スタックスは完全解放型なので周囲の音がそのまま入ってしまうのですね。新潟の自宅でも同じように、スタックスの真空管式ドライバー+コンデンサー型イヤースピーカー、そしてボーズないしはオーディオテクニカの密閉型ヘッドホンを使っているのですが、後者のイヤーパッドがずいぶん傷んでしまいました。
アルミダイキャスト製(!!)のボディーで共鳴を押さえた最高級品なのですが、やはり革の部分は寿命があります。ボーズと同じようにオーディオテクニカもきちんとしたメーカーですから、補修部品を専用ページで紹介・販売しているのですが、西村センセイ、いつの間にか買い損ねてしまいました。
でも、いろいろ調べてみると、どうやら業務用モデルのイヤーパッド(両耳分で約1,600円)が転用できるらしい。型番を調べてジョーシンに訊いてみると、取り寄せも可能だとのことで、今週末に新潟の自宅へ戻る頃には届くと思うのですが......果たしてどうなる!?
■10月8日(水) キャンパスでも紅葉が始まっています ──今日は「寒露」──
そんなに怠けているつもりはないんだけど、何だかとっても忙しい。
机の上も作業用のテーブルの上も、書類がどんどん積もって高くなっていくので、お目当てのものを発見──というより発掘?──するのが難しくなっています。
でも、講義はちゃんとやらなければならないので、とにかく学食へ。外へ出ると、こんなに良い天気だったんですね。
気がつくと広葉樹が色づき始めています。
今日は二十四節気の「寒露」 秋も本番というわけですが、今日はちょっと暑いくらいでした。
でもきっと、すぐに寒くなるんだろうなぁ。
■10月7日(火) 「家を建てる時は、○○を出せるように...」
アパートの近くで住宅の新築工事が進んでいます。まだ朝早いので、工事の人は来ていません。
センセイもずっと昔に自宅を新築したのですが、設計に際して意外なことを言われました。「自分の棺桶を出せるようにしろ」というのです。
確かにいつかはその日が来るということは、頭ではわかるものの、まったく実感がわきませんでした。
それでも教え(?)を守って設計しましたけど。あれからもう12年。
幸いにもセンセイの両親は健在ですが、義父母や叔父伯母が亡くなると少しずつ考えも感覚も変わってきました。若夫婦が新築したばかりのお宅へ寄せてもらうことがあるのですが、どこか「この家だとうまく出せないな」と考えてしまうことがあります。
もちろん口には出しませんよ。玄関の造りだったり、瀟洒(しょうしゃ)な門だったり。
お若いので、いつかご自分に最後の日が来るなんて考えることができないんですね。でもセンセイだって本当はあまり違わないのかもしれません。
単身赴任するなんて考えていなかった──この点は仕方ない──ので自宅に広めの書斎を造ったのですが、生活スペースを1階に置いたので、書斎は自動的に2階へ。
でもその時は、「2階に上れなくなる日がいつか来る」なんてまったく考えられなかったのですから。
■10月6日(月) Windowsマシン上で走るMacintoshに再挑戦!!
柏崎の本屋さんで『Windowsで楽しむMacintosh大図鑑』(インフォレスト(株))という本を見つけました。ご覧の通り、Windows上でMacintoshを走らせようという本です。((c)インフォレスト(株))
Windowsもそうですが、Macintoshもどんどん新しくなっていきます。
Mac OSの最新版は10.5 “Leopard”。(ただしセンセイはネットの互換性や「Classic環境」が使えないために、4台(!!)のMacをMac OS 10.4.11でバージョンアップを止めています。)
OSが新しくなると、古いアプリケーションが走らない場合があります。特にMac OSの場合、OSとMPUの両方が途中で断絶しています。
現在はまだアップル純正のマシンで古いMac OSを走らせることができるのですが、やがていつかは寿命がきます。
こうなると使い慣れ、また使い勝手の良いソフトや、過去のファイルを一切使えなくなってしまうのです。そこで以前、“SheepShaver”というソフトを使って、Windowsマシン上でMac OSを走らせることに挑戦しました。
その時はOSだけなら何とか起動したのですが、アプリケーションを立ち上げようとするとフリーズしてしまい、まったく実用になりませんでした。ところがこの本によるとWindowsマシン上で、MacOS 10.4までは“PearPC”を、漢字Talk 7.5からMacOS 9.0までは(センセイの環境ではうまく動かなかった)SheepShaverを、漢字Talk 7.1〜8は68K Macintoshエミュレータ“Basilisk II”を、そして漢字Talk 6.0.7などのOld Macは“SoftMac XP”を使うことによって、それぞれエミュレートできるというのです!!
表紙には「ただ起動するだけでなく、実用的に使えます!」と書かれています。
前回の失敗に懲りているので、これをそのまま鵜呑みにする気はありませんが、それでも所有する数台の古いMacを使って再度エミュレーターに挑戦してみようと思います。最大の問題は、このところとにかく忙しいので、時間を取れるかどうかなのですが......。
■10月5日(日) 道路の段差は、最大約60cm!! ──改めて思い知らされる、地震の破壊力──
昨日は時間がなかったので、新潟市から柏崎の自宅まで高速道路で戻りました。
原油高対策で、土日祝日のETC使用時の高速料金が100kmまで半額になっている──他にも割引が増えている──ので、割と高速を使いやすくなっているのです。100km/hちょうどで走るセンセイの右を、軽自動車を含めたいろんな車が抜いてきますが、センセイはマイペース。
長岡市を過ぎると、柏崎市までの約30kmの区間、車線が片側1車線に規制されます。
昨年の中越沖地震の復旧工事が続いているのです。地震の際に北陸自動車道は、救援や復旧のための物資や人員を運ぶ文字通りの命綱となりました。
地震直後から、とにかく緊急車両と食料等を運ぶための緊急工事が行われ、その後も復旧工事が続けられてきました。
でも地震が大きかったのと、柏崎市周辺の地盤が軟弱なので、道路が受けた本当の被害はとても深刻。
そのため今年のお盆を過ぎてから、本格的な復旧工事に入っています。ご覧の場所はかつて湿地だったのですが、このような場所は、地震で大きく地盤が沈下してしまいました。
左側の工事中の走行車線、右側の追い越し車線より約60cm(!!)高くなっています。つまりこれだけ沈んでしまったので、土盛りをして元に戻しているんですね。
他の場所は10cmくらいしか沈下していないので、境界には赤色のポールを置いているだけですが、さすがにこれだけの段差があると危険なので仮設のガードレールが設置されています。間もなく左側の車線を走行させて、今度は追い越し車線の工事に入るんだと思います。
全国的には、人々の記憶から消えつつある──たぶん──新潟県中越沖地震ですが、その破壊力はこれほどまでに凄まじいものだったんですね。