2008年12月20日更新(2008年12月28日ページ移動。2012年12月23日一部写真削除)
■12月20日(土) 母校の、感謝のイルミネーションに見送られながら旅立った日
自宅へ戻りました。本当に久しぶり──約2ヶ月ぶり!! ──に、自宅で「普通」の週末を過ごしています。
夕方、娘も通った近くの小学校の体育館脇を通ると、ご覧のように豆電球のイルミネーションで飾られていました。
先日、娘を乗せてたまたまここを通りかかった際に、たくさんの人が出て飾り付けていたのですが、完成して点灯しているのを見るのは初めて。主人公はサンタさんではありません。
「ボランティアのみなさん ありがとう」という言葉とともに「ゆきちゃん」と「ゆうきくん」という2体の雪だるまがニコニコしながら立っています。
この柏崎市立比角(ひすみ)小学校の1年生がデザインしたものだとか。ここは昨年の新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた地域。今でも仮設住宅で暮らしている方がたくさんいらっしゃいます。
それでも自宅を再建して仮設を離れる人も増えてくるなど、何とか被災後2回目の冬を越えようとしています。
このイルミネーションはお世話になったボランティアの方々に感謝の気持ちを表すために地域の人が製作したものなんだそうです。
点灯式にはボランティアの方々も招かれたとか。今日、この辺では喪服の大人や制服姿の中学生を何組も見ました。
この小学校を娘と一緒に卒業した男の子が亡くなり、今日、告別式が行われたのです。
小学校在学中に交通事故に遭い、それをきっかけとして進行性の病気が発症して、ついに帰らぬ人になってしまったのだそうです。避けられないお別れ。
冷たいようですが、お別れの場面だって、それでもやっぱり「エンエン」より「ニコニコ」の方がいいですよね。
誰よりも、旅立つ人のために。
■12月19日(金) ここに地上6階、地下1階の新校舎が建つんだ
今日は月に一度の書類リサイクルの日。答案やレポートなど、個人情報を守りつつリサイクルするために、一斉に書類を集めて処理する日です。
センセイも今朝早く、先学期(11月中旬終了)の書類を運搬しました。受講生数が多いし、各科目ともたくさんのテストや課題を出すので、廃棄書類は膨大な量になります。単純に積み重ねたら2m位になるのではないでしょうか。
しっかりと小分けして梱包し、重量もバカにならないので台車を借りて、かなり離れた集積場所へ運びました。帰り道、ふと気づくと建築計画を知らせる看板が立っていることに気づきました。
金沢工大の歴史は長いので、初期の建物は耐震性に難があると指摘されています。
そのため、古い建物から順に建て替え工事に着手することになっています。講義をしながらの建て替えですから、玉突き式の建設で、写真奥の二つの建物が最初の建て替え対象。
食堂などの厚生棟になると聞いていますが、告知を読むと、地上6階、地下1階とのこと。
ずいぶん大きく、そして背の高い建物──キャンパス内では2番目の高さ──になるはずです。来春には建築工事に着手し、再来年の春に完成するようです。
この場所はセンセイの研究室からよく見える場所なので、きっと風景が大きく変わるんだろうなぁ。
■12月18日(木) 反省。酔った勢いでiPodを解体するのはやめよう
翌朝早くの講義がなかったのと、会議でとても消耗してしまった──あ、その会議ではなくって、あの会議です──ので、その日は完全な深酒コース。
良くないなぁー。iPodの解体ビデオを見て「相当準備しないと行けないなぁー」と思っていはずなのに、ふと、ホッチキスの存在に気づきました。
センセイの視線は、ホッチキスのお尻のところ、間違えたものを取り外す部分に釘付け。
とても薄いし、強固に作られているのでiPodの本体と芸部の隙間に入りそう......。脳みそがほとんど類人猿レベルに低下していたので、気がついたら左手にはiPod、右手にはホッチキス。
困ったことにこれが、割と簡単に隙間に刺さったのです。これも運命ということでしょうか。
iPodの本体と金属製底部の隙間は、かなり個体差があるようです。
知人のものは結構緩くて触ると金属の部分が僅かながらもはみ出ているし、実際、落としたら両者が割れて分離してしまったそうな。センセイのものはぴったりと嵌っていたのですが、予想外に最初の一刺しが入ってしまったので、あとはもう、勢いでグキグキと一周させてしまいます。
というわけで、あっさりとご覧のように分離することができました。
白状するとでも専用の軟らかい器具をまったく使わずに解体した(!!)ので、写真右側のポリカーボネート部分はかなり傷ついてしまいました。
写真ではわかりませんが、金属部分も少し歪んでいます。(だから酔っぱらいは......。)解体ビデオには指示がなかったのですが、実は金属製底部を分離させる時には底部(写真の部分)を最後まで残す必要があります。
反対側の頭部にはプラスチック製の留め具がないのですが、ここには2個あるので、頭部を先に離して底部の白い留め具を傷つけないように分離させる必要があるのです。
でもそんなことは知らずに一気に分解したので、底部両端の留め具の、ツメのような形をした出っ張り部分──上の写真と比較してください──が取れてしまいました。
まぁ、実害はないのですけど。その後は簡単で、両方を緩衝剤に挟まれたHDDが見えてきます。
このまま作業してもいいですし、注意しながらコネクターを外してもかまいません(次の写真)。本体右下の黒い物体が電池なので、コネクターと配線に注意しながら交換します。
アパートには工具が何もない──だからホッチキスで開腹した──ので、素手で作業したのですが、この辺になると酔いも醒めて、作業は順調に進行します。
今までの逆の手順でパカパカと各パーツを嵌めて、組み立て終了!!
......ところがどこを触っても、ウンともスンとも動かない。ホントに全然動かない。
静電気で部品を破壊してしまったかなぁーとか、電池本体ないしは接続の問題かなぁーと思って再度分解し、電池を元に戻したのですが......動かない。
あちこち調べていると、急に電源が入りました。
本体とHDDが接続不良──その部分がまったく見えない状態で作業しなければならない──を起こしていたのです。やれやれと思って電池を再度新品に交換して組み立て。
さすがに今度は問題なく動きますが......あれ?!
上部にあるホールドのスイッチが機能していません。
小さな部品が微妙に組み合わされているのですが、最後の最後の組み立てでうまく嵌らなかったようです。またまた解体して、注意しながら今度こそ作業完了。
実は作業の途中で底部のコネクターに力を加えてしまった──それくらい酔っぱらっていた──ため、起動はしてもMacと繋がらないのではないかと心配だったのですが、ご覧のようにちゃんとマウントされています。
やれやれ。新しい電池はほとんど充電されておらず最初の充電にかなり時間がかかりました。まだ1回の充電でどれくらい再生できるのか試す機会がないのですが、たぶん問題ないでしょう。
というわけで、今回は被害もかなり大きかったものの、何とか電池を交換することができました。
皆さん、くれぐれも酔っぱらった勢いでiPodを分解するのは止めましょう。(当たり前だけど)
■12月17日(水) 工大近くのラーメン店「幸楽苑」が潰れてしまったらしい
今日は月に1回のお医者さん梯子の日。
もうそろそろ飲まなくても良いはず、と思っていた高価な薬──全額自己負担だったらとんでもないことになる──をもらったので、来春の確定申告でも医療費控除(10万円以上の医療費)が適用されるのではないかと思います。
お医者さんを出て薬局で薬をもらうともう11時。
12時過ぎからの講義に備えて、この辺に適当なお店があったら昼食を済ませようかと思っていたら、え"!?工大近くのラーメン店「幸楽苑」が讃岐うどんのお店に変わっていました(昨晩飲み過ぎたので、今日はラーメンの気分じゃなかったんだけど)。
去年の4月にオープンしたばかりなのに。お店を覗くと、奥で濃い紺色のスーツを着た男性がノートパソコンを操作しています。
外見は綺麗ですが、まだ改装を終えたばかりで営業していないようです。それなりにお客は入っていたと思うのですが、でも確かに柏崎店よりお客は少なかったかもしれない。幸楽苑のホームページを調べてみると、確かにこのお店は掲載されていません。
どうやら幸楽苑の撤退は確実なようです。このうどん屋さんはまったく別のお店のようですが、この近くには粉太(こた)製粉をはじめとしてうどん屋さんが何軒かあります。今日、別な新規参入のお店も見つけました。
こんな過当競争で、果たしてやっていけるのでしょうか...。
■12月16日(火) 防犯のために役立つような、意外とそうでないような...。
金沢へ戻ったのはいいけれど、相変わらず忙しい......確かに師走だ。例によってお昼を食べ損ねそうになったので、とにかく近くのコンビニへ。
小さいお弁当を買ってお店を出ようとして、見慣れない掲示物に気づきました。
外へ出てから確かめると、おぉ、身長計になっています!!
最初は何のためなんだろうと思ったのですが、お察しの通り、窃盗犯などの身長を測るためのものなんですね(きっと)。皆さんの中にはご自分の感覚に自信のある方が多いと思いますが、例えば今日、西村センセイは何色のジャケットを着用していたでしょう?(正解は茶色)
色って、なかなか記憶できないんですよね。同じように、彼女/彼氏や有名人、そして──経験したことは少ないけど──犯人など、誰かに注目している時はその人物を、実際よりも大きく感じる傾向にあるようです。
だからこの身長計は犯人の身長を割り出すのに有効だし、確かにこのお店での防犯効果はあるとは思ます。こういう警告を見ていると、何だか「じゃあ、ご期待に添うために、どこかで...」という漠然とした不安を覚えてしまうのですが、センセイって、そんなにへそ曲がり?
■12月15日(月) やっぱり力ずくで開腹するらしい...。 ──iPodが曲がって見えるのは、気のせい?!
──
センセイが所有する第3世代iPod、このところ電池の持ちがとても悪くなってしまいました。
交換用電池を購入したためにヘソを曲げたというわけではないのでしょうが、いよいよ電池を交換する時期が迫ってきているようです。
そこで、どうやって交換するのかキット付属のムービーを見てみました。今まであまりに忙しすぎて見る時間がなかったのです。((c)SONNET)
CDをMacにセットすると、ムービーのファイル(.mov)が見えました。ビデオCDになっているのかなと思ったので、ちょっと意外な感じがします。
言語を選べるようになっており、もちろん日本語を選択してから、ムービーを再生。冒頭部分でたくさんの警告が出た後に、いよいよiPod解体へ。
Mac miniの解体と同様、最初の、本体と裏面のカバーをどうやって分離するのかが最大のポイントです。
ムービーを見てみると、何と、白い本体の部分を力一杯押して(!!)、隙間を作り、そこに付属のオープナーを差し込んでいきます。
写真を見ると、カバーは変形していないのに、白い本体の方が曲がっているような......。Xデイが近いことはわかっているのですが、ちょっとその気が失(う)せてしまうほど、かなり衝撃的なムービーだったのです。
■12月14日(日) 柏崎市内では、あちこちで大規模な橋脚改修工事が行われています ──ツアーは何と、延長戦突入!!
──
朝一番の特急でひとまず自宅に戻り、夜の特急で金沢へ移動しました。
お昼に、昼食を兼ねていくつかの所用のために外出したのですが、自宅近くの跨線橋が片側通行になっていました。ここは幹線道路と旧市街地を結ぶ重要なルート。
車を止めて近づいて見ると、ご覧のように大がかりな工事の最中(今日は日曜日なのでお休みだったけど)。
もちろん、昨年夏の新潟県中越沖地震の復旧工事です。昨年の地震では、幸いにも橋脚の崩落などはなく、応急処置だけで通行できるようになったため、その後の復旧にたいへん大きな力となりました。
でも実際には、どの橋もとても大きな被害を受けていたのです。地震直後に目立ったのは、橋と、それ以外の道路の段差。
橋はしっかり造られているため沈まなかったものの、道路が数十cm沈下して車が通過できず、あちこちで通行止めになりました。(センセイも何回か迂回しました。)でも橋は、もっと深刻な被害を受けていたのです。
例えば基礎が数十cmねじれながら、しかもバラバラに横に動いた(!!)とか、路盤を支えている要の部分が損傷した(!!)など......。よくまぁ持ちこたえたものだと思います。強靱な橋を設計、建設してくれた土木技術者に、本当に感謝すべきでしょう。
そこで地震から1年経ったこの夏から、幹線国道を含めた道路の橋を片側通行にして、本格的な復旧工事が始まっています。
この橋の場合、橋を構成する各ブロック──というのかな?──が複雑にずれているので、それを修復しているようで、接合部分をひとまず全部掘り返しています。この跨線橋、ブロックが上下方向にもずれてしまったため、車が接合部を通過するたびに大きな音を立てます。
この下にはコートがあったのですが、現在は仮設住宅が設置されています。自宅を失った上に、騒音にも悩まされているわけですが、この工事が終われば騒音も軽減されることでしょう。というわけで、センセイの来春の年賀状は、この跨線橋の下の仮設住宅がテーマです。
あ、そうそう。やっとツアーを終えたと思ったら、来週の研究会に出てほしいとのメールが届いていました。
延長戦突入、というわけです。