2008年11月29日更新(2008年12月6日ページ移動。2012年12月23日一部写真削除)
■11月29日(土) 西村センセイ、ツアー最大のイベントに参加する
11月1日から始まった秋のツアーも最大の山場。
西村センセイ、今日から玉川大学で開催されている「初年次教育学会」第1回大会に参加しています。
「初年次教育」というのは、大学に入ったばかりの学生の指導を考えるもので、最近とても注目されています。
実際、初めての大会であるにもかかわらず、主催側の予想をはるかに超える方が参加(そのせいで結構混乱した)。
関心の高さを、改めて思い知らされます。今日は初日でワークショップが開かれたのですが、センセイらにとっては明日が本番。
お昼をはさんでグループでの発表と個人発表が続きます。というわけで、今日はこれくらいで。
■11月28日(金) 西村センセイ、新型iPod(Classic)の購入を諦める
結果から先にご報告すると、近いうちに買おうと思っていた新型iPod(Classic:120G)の購入を断念しました。
購入したiPod(こちらやこちら)、故障もせず、それ自身に問題はありません。
でも、5年前は「大きいなぁー。これならいくらでも入るなぁー」と思っていた15GのHDD、さすがに現在では容量不足で、未使用領域がほとんどなくなってしまっています。もちろんiPod touchにも興味あるのですが、センセイの場合は外付けディスクとしても使うので、HDDを搭載したClassicにしようと思っていたのです。
実際、先日、アップルストアで買い物カゴまでもう1クリックというところまで行ったのです。
でも、ふと、新型MacBookでFireWire端子が廃止されたことが気になりました。
もしかしたらiPodも......という心配が頭をかすめたのです。残念ながら不安は的中。
詳しく調べてみると、現行のiPodシリーズは全機種、FireWire(IEEE1934)接続ができないのです!!
知らなかった。アップルが主体となって開発したFireWireですから、いつでも使えると信じていたのですが、FireWire接続が可能だったのは、第3、第4世代だけなんだそうです。
センセイの場合、USBだけだと音楽プレーヤーとしては使えるものの、外付けHDD──しかもそこから起動できる!! ──としては使えません。その代わり、所有する第3世代iPod(写真右上)用に、内蔵電池を2個購入しました。サードメーカー製を3,000円弱で入手できます。
iPodを解体するのは大変らしいのですが、この電池キットには解体の仕方を収録したCDビデオ──まだ見ていない──と、解体用のオープナーが入っています。傷がつくかもしれませんが、自分のものだし、Mac miniの解体で要領は分かったつもりなので、時間ができたら解体、交換し、iPodをずっと使いたいと考えています。
■11月27日(木) 「びっくりラーメン」が商品ラインナップを一新!! ──看板のラーメンは300円に──
お昼を食べなきゃととにかく研究室を出たけれど、もう学食は混雑しているはず。
行き先が定まらないまま大学の外に出て、コンビニが見えてくると、「この時間帯ならもう、センセイ向けの少な目のお弁当は売り切れているだろうなぁ」とちょっと躊躇してしまいます。
ふと気づくと、目の前に一杯189円(税込)で知られる「びっくりラーメン」。
もう数ヶ月間も利用したことがなく──そもそも年に数回くらいしかない──何となく入ってみる気分になりました。
ここならそんなに量も多くないし。何かどっか変わったような......と思いつつメニューを見ると、おぉ、商品が一新されています!!
びっくりラーメンは残っているものの、300円(税込)に値上げ。そして売れ筋に育てたいと推測される商品は400円〜500円くらい。
今回はその400円の醤油ラーメンをお願いしたのですが、麺もスープも(そしてどんぶりも)以前より格段に良くなっています。
それはそれで評価できます。でもこれじゃぁ、要するに普通のラーメン屋さん。東日本を中心店舗を展開し、工大近くにもお店がある幸楽苑と、客層がほとんど重なってしまいます。
メニューがいつ変更されたのかは知らないのですが、このラインナップ一新、吉と出るか、凶と出るか。
確かに、これだけ物価が上昇しているのですから、もう一杯189円ではやっていけないと思います。でも最近、このお店の前を通るたび、「お客が入っていないなぁー」と感じていたんですよね。
金沢工大は、センセイの母校である国際基督教大学(ICU)などと同様に、3学期制を採用しています。そのため、ちょっと中途半端なこの時期が、3学期(「冬学期」)の始まり。
写真は、冬学期のオリエンテーションがあり、そして学期の履修を修正できる昨日、事務室の前で撮影したもの。
事務的な手続きや相談のためにたくさんの学生が集まっています。写真ではよくわかりませんが、彼ら彼女らの表情はとても伸びやか。
だってまだ授業はないし、秋休みが実質的に2週間くらいあって、久しぶりに友達と再会したのですから。
何かを友人に伝えているのでしょう、左奥の女性は大きく手を広げています。センセイはというと、ご存じのように秋休み期間中もずっとツアーが続いていたので、休みはまったくありませんでした。
いつもなら少しは片づける前学期の資料もそのまま。でも今日から授業が始まったので、とにかく全力投球するしかありません。結果がどうだったのかは、こちらで確かめてください。
最初の授業を乗り切ると、週末は学会発表のため、再びツアーに出かけます。果たして気力、体力を維持できるのでしょうか......。
■11月25日(火) 新潟で児童二人だけの小学校が閉校になるそうなのですが、あ"...
西村センセイ、金沢では新聞を購読していないし、そもそも新潟県内のローカル記事は流れません。
そこで新潟や自宅のある柏崎のニュースは、ひとまずWeb上でざっと目を通しておき、週末、自宅に戻った際に1週間分をまとめて読みます。
今晩、中越地方の名勝、清津(きよつ)峡の近くにある清津峡小学校(十日町市角間)が、その134年の歴史を閉じることになったというニュースを読んでいていて、あ"......。((c)新潟日報社)
児童数わずか2名の小学校がさる23日に閉校記念式典を開いたそうですが、その清津峡小学校最後の校長となるK先生、センセイの教育学部時代の同級生なのです。
確かに、大学を出てすぐに先生になると、もう30年近いベテランということになります。西村センセイ、そんな古い友達の一人に頼まれて──だから忙しくても断ることができない──来月半ばに小、中学校の先生方にお話しすることになっています。
講演会の後は、同級生が集まって慰労会を開いてくれるそうなのですが、その多くが校長や教頭になっているとのこと。センセイはいつまでも若いつもりでいるのですが、どうも一般的にそうじゃないらしいし、実際、センセイもずいぶん変わっているんだろうなぁ。
■11月24日(月:休日) 昨年発生した、新潟県中越沖地震に関する報告書を購入しました
この連休中に、自宅近くの書店で、昨年発生した新潟県中越沖地震の報告書『柏崎・刈羽(かりわ)をおそった地震の被害と地盤 〜2007年新潟県中越沖地震〜』を見つけたので、購入しました。
「地学団体研究会新潟支部新潟県中越沖地震調査団」という組織がまとめ、「地学団体研究会」が発行したものです。((c)地学団体研究会)会員頒布(はんぷ)の限定品ですが、地震が発生した柏崎市のみ、一部の本屋さんで一般向けにも販売しているようです。
西村センセイ、地震の被災者ということもあって地震発生以来、各種研究機関が発表する報告にはできるだけ目を通していたつもりです。
でも、高校の先生を中心とした地団研新潟支部の研究結果には触れる機会がなかったのです。センセイの地学や地質学に関する知識は、必修だった高校時代の地学と、大学時代──専用のハンマーを持って、県内のあちこちへ地質調査に行った──に留まります。
他研究機関の報告がスケールの大きなものなのに対して、地団研のものはいろいろ制約があるものの、実際に現地に赴いて、現場を丹念に調査したものです。
平日は新潟を離れていることもあって、センセイもまだ地震後に再訪したことがない場所が多いのですが、あそこが、ここがそんな風になっていたんだと思い知らされることがたくさんありました。最初は凄いなぁーと単純に驚いていたのですが、ふと、あることに気づきました。
ごく最近、ある学会で、この件に関する別な最新報告を2回聴く機会がありました。
それによると、例えば断層は地表にそれが露出しているかどうかはあまり問題ではなく、地下に広範囲に広がる断層面の分布こそが問題なのだとのこと(当たり前ですね)。他の研究結果も勘案すると、最近の地震学はプレートテクトニクス理論を受けて、より大きな視点から、大局的に事態を捉えようとしているのですね。
もちろんだからといって、次の地震がいつ、どこで発生するかなんてわからないのですが。そういう話を聴いた後だと今回の報告書、どうしても「頑張っているつもりなのはよくわかるんだけど、もうちょっと大局的に...」と感じてしまう場面が多いのです。
あ、そうそう。
地団研新潟支部は、地震は発生直後の混乱した時期から現地調査を実施しています。あの大混乱の中、しかもまったくの手弁当ですから、頭が下がる思いです。
でも「(罹災(りさい)者は)・・・貴重品の管理にも神経をすり減らしているところであったが・・・(中略)・・・手書きの『新潟大学』の白ヘルメット[原文のママ]・・・(中略)・・・は、地域の方々に信頼していただける有効な手だてであった」(p.3)という記述に出くわすと、さすがにちょっと違和感を覚えます。
確かに、一部には新潟大学所属の方もいらっしゃったようですが、多くは、直接には大学と無関係なはず。緊急事態ですから止むを得ない面があることはわかるのですが......。
■11月23日(日:祝日) 柏崎市では、レギュラーガソリンが1Lあたり110円台に突入しました!!
明後日(25日)から冬学期が始まるので、明日中に金沢へ移動する必要があります。いろいろ考えたのですが、当初の予定を変更して、今回は車を使うことにしました。
ご存じのように、センセイはこのところ出張が続いています。
そのために、旅行用のパソコンや鞄といったものを新潟(柏崎)と金沢に分けて置いているのですが、先日移動する際にボケて、必要なものを自宅に残したままにしてしまったのです。かなりの量と重さを運ぶ必要があります。
宅配便で運んでもいいのですが、冬用品の運び忘れもあるので、車にしました。金沢まで往復するとなると、約460kmの距離を走ることになります。
それに今日、所用で新潟へ行かなくてはならないので、朝、出発前に近くのガソリンスタンドで給油しました。このところずっと石油類の価格が高かったのですが、ご覧のように今日はずいぶん下がって、レギュラーガソリンだと1Lあたり119円。
やっと110円台まで戻ってきました。センセイの車はハイオク指定なのでもうちょっと高いのですが、このスタンドの会員になっているので表示より数円安くなります。
これはレギュラーも同じですから、多くの利用者にとっては116円となります。ガソリンが安くなっても、景気がこれだけ冷え込んでいると「どこかへドライブ!!」なんて気分になりません。
実際、この日もガソリンスタンドはガラガラ。でも頭を冷やしてみると、原油価格の下落──7月のピーク時に1バレルあたり147.27ドルだった原油価格が今日は、その約1/3(!!)の、49.62ドル──と、輸入価格を下げる効果を持つ円高は、当面は個人中心に、そしてその後は企業にも明るい材料となるはず。
何かが起こると、ついついそれだけを、あるいはその目立つ面だけに注目しがちですが、ホントはもっと冷静沈着に考えてみる必要があるんでしょうね。