2009年8月29日更新(2009年9月7日ページ移動。2013年9月17日写真削除)
■8月29日(土) もちろん選挙権はあるけど、西村センセイ、投票できない...
......というのは、センセイは住民票を移してあるので、投票権は石川県(金沢市)にあります。
でも選挙(投票)が行われるのは日曜日。まず間違いなく新潟に戻っており、金沢へ到着するのは投票締め切り後になるので、そのままでは投票できないのです。石川県民であり金沢市民ですからきちんと納税しています。逆にセンセイは法律や生活の基盤──たとえばゴミの処理だとか──などの面で自治体のお世話になっています。
本当はとても深い関係にあるわけです。でもふだんはというと、大学とアパートを往復するだけで、正直なところ「金沢で生活している」という実感はあまりありません。
そのため、特に地方レベルの政治や選挙だと、なかなか関心を維持し続けることが難しい。
もちろんあまり良いことではないのですが。でも今回のように、国政レベルになると話は別。新潟/石川という投票する場所と、そして何よりも候補が違いますが。
というわけで、新潟へ戻る前に期日前投票へ行ってきました。
センセイの場合ちょっと不便なところにあるのですが、「混雑」というほどではないものの、ずいぶんたくさんの人が来ています。
案内の方も手慣れたもの。数年前とは大違いです。そうそう。
学生諸君の多くにとっては初めての選挙。どのようにするにせよ、きちんと考えて行動してほしいものです。
■8月28日(金) 花? 実? それとも虫の巣?! ──灌木の中で輝く「真珠」たち──
今日は見たままのお話。(実は、いつもそうなんだけど。)
緊急地震速報に驚かされて、いつもと違う行動パターンを取った火曜日の朝のこと。
コンビニへ行くためにキャンパスの外へ出ようとして、あれっ?!写真はキャンパス内から正門付近を見たもの。
どこでもそうですが、学校は、木々や草花を大切にします。木々の緑が子供達を育てるということを経験的に知っているからです。
もちろん金沢工大も緑を大切にしています。この場所には写真の灌木(かんぼく:低木のこと)が植えられ、また手入れされているのですが......。
ふと気づくと、その中心できらきら輝くものが!!近づいて撮影したのが次の写真。
枝の付け根に、ちょうど真珠大の、そしてまさしく真珠のように銀色を貴重にして複雑な輝きを放つ何かがあります。
縮小したこともあって、生気に溢れた感じがうまく伝わらない──要するに、撮影テクニックがない──のですが。
コンビニへ急いでいたし、そもそも片づけなければいけない仕事のことで焦っていたので触ったりすることはなかったのですが、これって何なんでしょう?
花? 実?もしかすると、寄生あるいは共生する虫の巣か何かなのかもしれません。
植物にやたら詳しく、また野菜の栽培が得意なセンセイの母親なら即答できると思います。
でも残念ながら西村センセイ、その才能に関するDNAは引き継がなかったようです。
やっとのことで仕事に一区切りをつけることができた西村センセイ、(覚えていたら)明日確かめてみようと思っています。
■8月27日(木) この会社のタクシーに乗っていて、万一、事故に遭ったら...
午前中に重要な案件でお偉方と打合せ。
ふだんなら決して表には出ない種類の情報が飛び交って、「ふーん、ホントはみんな、こう考えているのね」という感じ。みんなオトナなんですねぇ。
ひとまず結論──要するに、センセイの仕事がまた増えるってことなんだけど──が出たころには、もうお昼。行き先を決めずにとにかく外出し、結局、コンビニで300円もしない小さな弁当を買うことになりました。
特に食欲があるわけではないのです。大学に戻ろうとして出くわしたのが、写真のタクシー営業所。
う〜ん、万一事故に遭ったら、と妄想を逞(たくま)しくすると、何となく足が遠のいてしまいます。
そして実際、大学のすぐそばにあるにもかかわらず西村センセイ、この会社のタクシーを一度も利用したことがないのです。何だか味がよくわからないままお弁当を食べて、午後は明日締切の、ちょっと気を使う別な仕事。
あまり満足のいくものではなかったけど、ここで無理をしても結局、みんなが損をするだけなので、とにかく作成したファイルを送信。
本当はまだやらなければならないことがあるのだけど、ほぼ知的体力の限界なので、今日は早めに引き揚げることにします。一昨日締切(!!)の仕事は、明朝、早起きして片づけることにしましょう。(関係者の皆様、ゴメンナサイ。)
P.S. 昨日お伝えした新米収穫の件、報道によると今日27日、新潟県内のトップを切って、センセイの自宅のある柏崎市で品質を確かめる「新米検査」が行われたそうです。
収量──新聞には載っていない──はともかく、8月後半の天候が回復したこともあって、全量が1等米だったそうな。センセイは古いお米の在庫がなくなるまで新米を食べませんが、その気になれば今週末にも美味しい新米を味わうことができるんですね。
■8月26日(水) 冷夏や日照不足の影響はどうだろう... ──金沢でも稲刈りが始まりました──
今日は見たままのお話。
出勤途中、アパート近くで稲刈り作業に出くわしました。音は聞こえなかったのですが、すでに田圃一枚が刈り上げられていたので、朝早くから作業していたようです。
アパートのセンセイの部屋の前は田圃なので、稲穂が実り、垂れてきたことはよくわかっていたのですが、どうも今年は穂のに実が入っていないような感じを受けています。
もちろんこの夏の、特に7月から8月上旬の気温が低く、日照時間も不足気味だったからです。この期間が寒いと、受粉と成長がうまく行きません。実際、野菜など他の農作物はたいへんな不作になっています。
ただし稲の場合、まったく受粉しない場合──穂が青く、立ったまま──を除けば、実の入り方はちょっと見てわかるようなものではないので、脱穀してみるまでわからないのです。(脱穀すると実の入っていない部分は吹き飛ばされる。)
今年のように冷夏の年は、できるだけ刈り取りを遅らせて穂が熟すのを待ちます。
自宅のある新潟県柏崎市は全国的にも超早場米の産地で、例年よりは少し遅いものの、すでに先週末から早稲品種の刈り入れが始まっています。
でも金沢はそうではないので、もうちょっと先だろうなぁーと予想していたのです。現在は籾(もみ)を、時間のかかる自然乾燥ではなく、機械を使って短時間で乾燥させます。
だから、もう1週間もすれば新米を食べることができます。写真の農家の方はずいぶん嬉しそうに作業していたのですが、さて、今年の出来具合はどうでしょう。
■8月25日(火) 3週間不在だった間に、大学近辺ではここもあそこも...
最初に白状してしまうと昨晩は、知的拷問(?)に耐えた自分を慰めるべく(?)、深酒をしてしまいました。もちろんあまりほめられた行為ではないのですが。
おかげで今朝は、いつもの時間に目覚めるものの......起きられない。やがて外が明るくなって新聞配達が階段を上り下りし、ラジオの音が聞こえてきました。目の前の公園で、子供達の参加者は激減してはいるものの、とにかくラジオ体操が始まったのです。
起きようかどうしようかグダグダしていた西村センセイ。聞いたことのある、しかし不安定な感じを受ける音楽を確認した途端、飛び起きました。
お察しの通り、ラジオ体操の音楽が中断され、緊急地震速報──後に誤報と判明──の「ピロピロリィイ〜ン!!」という自動音声が聞こえてきたのです。このところ大きめの地震が続いていたので、ついに太平洋側で大地震発生か、と考えて、AV機器を起動した......はずが起きない。最近のデジタル放送受信機器はコンピュータそのものなので、システムの起動までにずいぶん時間がかかるのです。
P波(初期微動)そのものは見逃したらしいが、大きな揺れを伴うS波の到来に備えて......でも、揺れない。
「...ってことは、相当遠くの地域で発生したんだろうなぁー」と予想を立てたころに、やっとテレビが起動。
テレビの中では、みのもんたさんその他の出演者が不安そうに、まだ揺れていないことを確認しています(万一の事態に備えた対応としては、当該テレビ局の対応はあまり適切ではなかったと思います)。
どうやら誤報らしいと見極めをつけて、とにかくご出勤。もちろんまだ誰も出勤してはいません。
地震騒ぎで朝ご飯──コーヒーを飲みながらサンドウィッチというパターンが多い──を食べ損ねたので、近くのコンビニに向かって歩いていると、え"?!
「びっくりラーメン金沢工大前店」がもぬけの殻になっています。
入口ドア付近には、ドアの隙間から店内に差し入れた請求書が数通。ドアには「吉野家ホールディングスのラーメン事業からの撤退により...」との張り紙。
手書きの文字が、店長の無念さが溢れています。すでに予想されていたことではありますが、このお店の場合、7月26日に閉店したのだろうな。
もう1ヶ月も前のことなんですね。結果的に早起きすることになったので、雑用──大学にいるととにかく雑用が入ってくる──が少ない午前中に、気合を入れて重要な仕事を片づけます。
その反動で、午後はほとんど腑抜け状態......トホホ。所定の勤務時間を終えてひとまずアパートに戻り、夕食の惣菜を確保すべく自転車でスーパーへ向かおうとして、え"?!
閉店したはずの飲み屋に灯りが灯っています。最初は開店したばかりなのかな、と思ったのですが、どうもそうではないらしい。開店の花輪がありません。
暖簾が掛かっていなかったので、じゃぁ、開店準備中なのかな、と思ったのですが、入口の向こうで店長(?)がぼんやりとこちらを見ています。どうやら、センセイが金沢を離れていた3週間のうちに、店舗を改築して新規開業したらしい。
今回は店舗の大きな改造はなく、新店主としては比較的低リスク。しかし残念ながら、店長の不安そうなその表情に、すでに未来が看取(かんしゅ)されています。
こういう物件ってきっと、不動産屋さんの店頭で「即営業可。交差点に面した好立地。しかも格安」──実際に見たわけではないけど──などと張り出されているんでしょうね。
センセイがちょっといなかった間に、「変わった」とも言えるし、「でも何も変わらなかった」とも言える。そんな感じがします。
■8月24日(月) 今日の夕方、激しく消耗したセンセイが出くわしたもの
昨日お伝えした、今日中に片付けなくてはいけない「3つの仕事」の結果は、トホホ、1勝2敗。(皆さんの予想は当たってましたでしょうか。)
今朝は誰よりも早く出勤して最初の仕事に取りかかりました。間違いがあっては行けない種類の仕事──ほとんどの仕事はそうだけど──なので、気合を入れて片づけます。
おかげで、2時間ほどほぼ完璧に終了してしまいました。意外にあっさりと。いろいろな打合せもこなしてから、午後はまったく別な仕事。よそ様が書いた文章を綿密に読まなくてはなりません(最近増えているのはこんな仕事ばかりだ)。
中身の良いものは「へぇー、そうなんだぁー」と感心させられながらすいすい読めるのですが、問題は、中身の良くないもの。何を言いたいのか分からないし、そもそも日本語がおかしい。
それでも仕事ですから、何度も何度も......ほとんど拷問だぁ!!ヘロヘロになってもう仕事にならないので、今日はいつもより1時間ほど早く帰宅することにします。
教職員のほとんどはすでに帰宅しているので、駐車場はガラガラ。そんなセンセイの目に迫ってきたのは巨大なクレーン。
(撮影テクニックがないので)写真では良くわかりませんが、最も高い部分では左の5階建ての建物の倍くらいの高さがあります。
もちろん新厚生棟建設のためのクレーンです。別な位置から確かめると、仮設のクレーンを据え付けたのではなく、大きな、大きなクレーン車を置いているのでした。
朝も気づいてはいたのですが、仕事のことで頭が一杯で、良くわからなかったのですね。辺りはすっかり暗くなっていて、青色に少し紫が入った空がクレーンの向こうに広がっています。
何だか西村センセイ、ふだんは偉そうなことを言っておきながら、ついつい内側にだけ目が向いてしまったいたのかもしれません。残念ながら、今日はもう終わり。
でも、明日はまた早起きして、きっちりと為すべきことをなしましょう。P.S. というわけで、(重要な)メールをお待ちの皆様、もう少々お待ちを。明日のお昼ころまでには何とか......。
■8月23日(日) 人間は、あまり変わらない生き物のようです ──近くの福祉施設で納涼祭が開かれました──
センセイの自宅のそばには、柏崎市の福祉センターなど福祉関係の施設がいくつか存在しています。
その一つに障害福祉サービス事業所「たいようSOCIO(ソシオ)センター」というのがあって、昨晩、そこが利用者と保護者を招いて納涼会を開くというので、サンダル履きで行ってみました。
写真はスイカ割りをしているところです。このたいようSOCIOセンター、センセイがここに引っ越してきてから何回か施設を拡張しています。
今春も増築工事をしていたのですが、その竣工式を報道する地元紙の記事を読んでいて、びっくり。
センター長が、柏崎高校時代の同級生だったのです。(理事長は元市長)そういえばアイツは、当時としてはめずらしかったボランティアサークル──女子ばっかり──を運営していたっけ。
納涼祭には100人以上の人が集まって盛り上がっていたし、かなり暗かったので、彼を見つけることはできませんでした。
でも、ふだん自宅にいる家人によると「よく見かける」とのこと。彼は彼なりのやり方で、自分の人生を見つけたんですね。
最近の教育現場では、いわゆる「ゆとり教育」の反動で「教え込めばすぐ覚える」式の安易な発想、つまり人間は簡単に成長するという思いこみが強いのですが、実際には人間って、あんまり変わらない生き物のように思えます。
もちろん彼の場合は、良い意味でです。さて、金沢工大は先週後半から営業を再開──ただし、まだ講義はない──しているのですが、センセイはずっと出張していた関係で、ちょっと遅れて明日からのご出勤。
夕方、3週間ぶりに金沢へ到着しました。明日締切のもの3つなど、溜まっている仕事を早く片づけなくては。