2009年8月1日更新(2009年8月9日ページ移動。2013年9月17日一部写真削除)

──2009年7月第5週〜8月第1週のニュース──

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8月1日(土) せっかくの「中越沖地震復興イベント」も、雨の中...

 昨日は大荒れの天気の中を新潟の自宅へ戻ってきました。

 駅方向から自宅へ移動していて、自宅のすぐ前にある柏崎市福祉センター構内に、たくさんのテントが設営されていることに気づきました。

 まだテントが存在するだけで、その中身は空っぽ。
 ただし雨よけの透明なビニールシートで覆われています。すぐ近く、暗がりの中で数名の若者が休息していましたから、施設の設営を終えたばかりなのでしょう。

 センセイはよく知らなかったのですが、今日8月1日、2年前に発生した新潟県中越沖地震からの一区切りを確認するために「中越沖地震復興イベント」なるものが開かれるのだそうです。

 イベントは昼と夜の部に分かれています。
 昼間は災害ボランティアセンターの設立、運営を手伝ってくれた方をお招きしての「あの時をふりかえる会」だとか、仮設住宅への入居を強いられた方との「お別れ会・感謝の会」など。
 もちろん屋台も営業します。

 でも西村センセイ、今日1日は、あらかじめ新潟市へ行く予定を組んであったので、残念ながら昼の部を見ることができません。

 出発前に福祉センターの前を覗いてみたのですが、お客さんはまだほとんどいなかったものの、ご覧のように屋台が営業を始めていました。
 五泉市など県内はもちろん、地震の際に応援に来てくださった群馬県桐生市など、他県のブースもあります。

 メインのイベントも見てみたいのですが、残念ながら時間なので柏崎を離れます。

 自宅に戻ったのは午後5時半。

 6時から夜の部の盆踊り大会が始まることになっており、それには間に合ったはずなのですが......何だか殺風景。

 柏崎は今日の午後、雨がずっと降っていたようで、盆踊りそのものは開催するものの、設備が濡れてしまったため、福祉センター内で開催するとのこと。
 屋台村も覗いてみたのですが、もう、数店だけが営業しているだけでした。

 夜の8時半まで予定されていた盆踊り大会。
 センセイは自宅にいて、ちょっと疲れが溜まっていたので横になりながら盆踊りの「音」──室内なのであまりうるさくはなかった──を聴いました。
 でもそれも、ちょっと早めに終了。

 もう数日で梅雨明けするかもしれませんが、当地では残念ながら、その後もカラッとした天気は望めそうにありません。
 来週末はここで、地域婦人会主催の行事が開催されるので、せめてその時は......と願っているのですが。

 それにしても今日のイベント、「お別れ会・感謝の会」の案内に、「ゲストには、大物芸能人の出演も予定...」とあります。いったいどなただったのでしょうか。
 ちょっと気がかりです。



7月31日(金) 顔を上げようよ。夏なんだから

 今日も雨で気温が上がらなかったせいか、2日続けて季節ネタにしまいましたが、悪しからず。

 昨日ご紹介した公園の、道路を挟んだ反対側は畑になっていて、近所の小父さんが季節に応じてキャベツや豆などを育てています。

 数週間前、その一角で向日葵が数本育っていることに気づきました。写真手前のものです。

 その頃は暑い日が続いていたのでどんどん成長したし、花も「向日葵」の名前にふさわしく、太陽に向かって顔を上げていたのですが......最近はこんな感じ。

 センセイは通常、朝早くしか見ない──帰る時は真っ暗になっていて見えない──ので、もしかすると昼は上を向いているのかな、と一縷(いちる)の望みをつないでいました。
 でも今日の夕方確認すると、ご覧のように、やっぱりぐったりしたまま。

 これって気温が低く、日照不足だからなんでしょうか。

 実は写真右奥、家の塀に沿った場所にたくさんの向日葵が後から植えられていて、そちらはしっかりと顔を上げています。
 だから手前の向日葵、単に年老いて元気がなくなってしまったのでしょうか。

 北陸地方ももう数日で梅雨明けしそうなんだから、ちょっとがんばろうよ。センセイだって今日は早朝から驚異的に働いて、ひとまず仕事に区切りをつけたんだから。



7月30日(木) 本当に夏は、どこへ消えた?! ──最近はラジオ体操第一だけ...らしい──

 とにかく忙しすぎて、気がつけば明日で7月が終わってしまう!!(絶句)

 約束のメールはまだ送信できていないし、ましてや明日締切(!!)の仕事は手つかずのまま。しかもこんな状況なのに、飛び込みの仕事が公私ともに一つずつ......。
 センセイは明日の月末を無事に乗り切ることができるのでしょうか。

 唯一の救い(?)は涼しいこと。

 北陸地方でも例年なら7月末は「梅雨明け十日」──梅雨明け後、10日くらいは晴れて安定する──で酷暑が続きます。
 でも今年は、皆さんの場所もそうでしょうが、当地はまだ梅雨は明けておらず、ここ数日は大降りにならないものの、ずっと雨がちの日が続いています。

 センセイのアパートは小さな公園に面しているのですが、先週、小中学校が夏休みに入ってから、朝の6時15分くらいになると子供達が自転車で集まって来るようになりました。

 みんな出席を確認して貰うスタンプ帳を手にしています。もちろんラジオ体操に参加するためです。
 写真は今朝撮影したもの。

 暑くも寒くもなくて、それはそれで体を動かすにはいいのでしょうが、とにかく湿っているので、気分がスッキリしない。

 ところで、きちんとは確認していなかったのですが、どうも最近のラジオ体操は、よく知られている「ラジオ体操第一」だけで終わってしまい、「第二」はやらないようです。

 センセイが子供の時、実家の隣の家に、東京から戻って住んでいた老人(故人)が住んでいらっしゃいました。

 彼は「自分がラジオ体操第二を作ったんだ」──実際、そうだったようです──と仰りながら、率先してラジオ体操を「第二」の終わりまで指導していらっしゃいました。
 時代は変わり、今やセンセイがその老人の立場に近づいてみると、彼の、世の中が安易な方向に流れているのではないかという危惧が、ちょっとだけわかるような気がします。

 それにしても本当に、夏はどこへ行った?!



7月29日(水) すっかりデジャブ(“Deja vu”)な出来事

 いつもとちょっと違う経路でアパートに戻る途中、倒産したヤマチクの前の信号が青に変わるのを待っていて、交差点に面した飲食店の異変に気づきました。
 夜だというのに、角のの電灯は消えたまま。しかもよく見ると店内が空っぽ。潰れてしまったようです。やはり。

 センセイはこのお店の近くに住んでいるのですが、朝はこのお店の裏側を通りますし、帰宅する時は通常、一つ前の交差点で曲がります。
 この場所を通ることは少なく、これまで気がつかなかったのです。

 よく考えてみると、昨年末に前のお店が閉店となってから、遅くとも3月のヤマチクの倒産騒ぎの時には営業していたように思いますし、6月の、ヤマチク旧店舗解体工事の時には、良く思い出してみると、もう営業していなかったような気がします。
 いずれにせよ僅か数ヶ月、というわけです。

 以前もご紹介しましたがこの場所、センセイが金沢に来た時にはお弁当屋さんがあって、お客さんが少ないなぁーと思っていたら焼き肉屋になって、それがすぐに焼き鳥のお店になって......という具合。
 残念ながら、少なくとも客商売は長続きしない場所なのです。

 同じように、何回も何回もお店が替わる場所があります。
 経営者が何回替わってもうまくいかないということは、顧客の微視的な動線が予想と違ったり、駐車場の問題──最近のコンビニは、駐車場がとにかく広い──など、かなり本質的な理由があるんだと思います。

 お店の方には申し訳ないのですが、実は、開店準備をしている時にこのお店の前を通りかかって、目の前では開店のための工事をしているのに、センセイには閉店後のこの姿が、かなり強烈に二重写しになっていました。

 一種の「既視感(デジャブ:Deja vu”──フランス語なので、アクサン[アクセント]とアクサン・グラーブ[重いアクセント]が入ります」ですが、別に超能力でも何でもなくって、「あ、まただ...」と、誰もが心のどこかで感じてしまう、あの感覚です。

 でも、経営者の立場になると、やっと手頃な不動産物件を見つけて「やるぞぉ!!」と意気込んでいる時に──どこかで密かに感じてはいても──オツムが、つまり狭い意味での理性(“ratio”)が、かなり無理矢理にでも打ち消してしまう。
 きっとそんな感覚なんでしょうね。



7月28日(火) 「グァラ、グァラッ!!」 ──学期末にMacのトラブルで振り回される!! ──

 忙しい。とにかく忙しい。冗談抜きで、気絶するほど忙しい。「時々気絶している」という実(まこと)しやかな噂が流れる(?)ほど忙しい......。

 そもそも学期末なので採点を待っている解答用紙の山がドカンとあって、大学院生からはメールで宿題がどんどん送られてきて、授業の前後には気が重くなる会議が二つ(!!)もあって、絶対に金曜日中には送信しないと行けない仕事──現時点でまったく手つかず──が控えていて......。

 大学で集中して仕事ができるのは早朝だけなのですが、疲れが溜まりすぎていて眠れず、従って、朝も早く起きることができません。夜明け前には目覚めているのですが、体が重すぎて起きられないのです。

 それでも今朝は、7時にご出勤。学会関係の、ちょっと遅れている──関係者はイライラしてらっしゃるだろうなぁ──メールを送らないといけないのです。
 画に描いたようなサラリーマンだなぁー。

 さて、何回かご紹介しましたが、センセイは大学、アパートおよび新潟の自宅(+モバイル環境)と環境を切り替えながら生きているため、電子メールwp組織的に管理しています。

 まず古いMac OS 9上の“Outlook Express”を使って迷惑メールだけを選択してサーバー上から削除。
 その後、各パソコンでメールを受信します。これでどのマシンにも必要なメールが残されるので、その上で再びOutlook Expressでサーバーからメールを削除します。
 センセイの場合、メール管理のツボはOutlook Expressの使い方にあるのです。

 今朝も、本物コーヒーを入れながら研究室のG4 Cubeを起動して、Outlook Expressで状況を確認します。

 「迷惑メールが数通と、あ、院生から宿題が...」と進行状況を見ながら「プツッ」。

 Macはダウンしていないものの、Outlook Expressが異常終了してしまいました。
 他のマシン(自宅およびアパート)は絶好調なのに大学のG4 Cubeだけ、SSD化してから何だかおかしい

 再起動しても状況は変わらないので、SSD上のシステムファイルに問題があると判断して、写真の外部HDDから起動することにします。

 「こういう時、ホントFirewireは助かるなぁー」と目をウルウルさせながらケーブルを接続し、外部HDDの電源を入れると、「グァラ、グァラッ!!」
 ずいぶん派手な音を立てています。(実話)

 ......つい先日までは何ともなかったHDDが、物理的に壊れてしまったのに違いありません。

 何重にも守られたセンセイのMacのシステム──Windowsだったらこうは行かないと思う──ですから、最終的には別なPowerMac G4から起動して、被疑者であるG4 Cubeをチェック。
 すると、意外にも全然問題なしとのご託宣
(たくせん)。では、何がこのトラブルの原因なのでしょう?

 急いでいるので、とにかくまず迷惑メールを、と思ってPowerMac G4上のOutlook Expressでメールをチェックすると、何と、G4 Cubeの時と同じ場所でフリーズしてしまいました!!
 調子が悪いのは事実ですが、G4 CubeのSSDへの疑いは、少なくとも今回の件に関しては完全な濡れ衣だったようです。(疑ってゴメン)

 結局、Mac OS 9+Outlook Express+サーバー上の特定のメールという組み合わせでのみ発生するトラブルだったようなのですが、サーバー上からどうやって削除するかなど、ホントに大変でした。
 ひとまずの復旧作業を終えると、もう10時近く。

 学期末のこの忙しさの中、結局、今日も大事なメールを作成、送信できずに終わってしまったセンセイなのです。

 関係者の皆様、明日、8時前にはお届けしますので、もう少々お待ちを。(ペコリ)



7月27日(月) 柏崎駅前に大きな湖が出現!! ──西村センセイ、ぎおん柏崎まつりを見損ねる──

 自宅のある柏崎市では先週末、地域最大の夏祭り「ぎおん柏崎まつり」が開かれていました。

 初日、24日(金)の子供達によるマーチングから始まって、その夜は大民謡流し、25日(土)は地域総出の「たる仁和賀」、そして昨晩の「海の大花火大会」と続きます。

 今年はなかなか梅雨が明けず、日本海側もずっと雨が続いています。
 昨日も午後から大荒れの天気だったのですが、幸いなことに、花火の打ち上げ時刻には雨も綺麗に上がって、地震からの復興を願う花火大会は成功裏に終わったそうです(センセイはすでに柏崎を離れていたので見ていないのですが)。

 でもセンセイは金曜夜のお祭り終了後に柏崎へ戻り、週末の東京出張。

 ひとまず自宅に戻り、数時間滞在したものの、日曜日のうちに金沢へ移動しましたから、西村センセイ、今年はお祭りをまったく見ることができませんでした。
 う〜ん、残念。

 花火が始まる数時間前、1週間分の重い荷物を抱えながら柏崎駅へ向けて歩いていると......え"?!

 駅近く、日本石油産業発祥の地であるにもかかわらず、工場解体に至り、その後土壌汚染が発覚して、浄化作業が進められていた日本石油(現新日本石油)の石油精製工場跡地が、ご覧のように湖のようになっていました。
 つい先日までは多数のブルドーザーが往来し、何度も何度も敷地を掘り返していたのですが、その土壌浄化工事がやっと完了したようです。

 この場所には近い将来、地震で被災した市民会館の代替施設が新築されることになっています。
 周囲には公園と住宅地が整備され、JR信越本線を挟んで隣接する工場跡地には、来年、大規模なショッピングセンターができるはず。

 新潟県中越沖地震発生から2年。

 いろいろな問題を残しながらではありますが、この地域が「次の一歩」を踏み出そうとしていることを肌で感じます。



7月26日(日) 「ラジデパ」地下、Macのお店がなくなっていた ──センセイが秋葉原で見たもの──

 今日は見たままのお話。昨日の会議は午後からだったので、新幹線を上野駅で降りて、ちょっとだけ秋葉原に寄り道しました。

 自宅書斎のPowerMacintosh 8500、CDトレーのカバーがご覧のように壊れてしまったからです。
 センセイが酔っぱらって引っかけたか、家人が掃除する際に触ってしまって力がかかり、背後の爪の部分が壊れてしまったようです。

 別に動作に問題はないし、そもそも8500でCDを動かすことはもうないので実害はないのですが、やはり傷ついた姿を突きつけられるのは辛い。

 秋葉原なら、框体が手に入るんじゃないかなぁーと思って、秋葉原駅から「ラジデパ」こと「東京ラジオデパート」へ直行。

 狭い通路と天井の低いエスカレーターを降りると、そこには古いMacのことなら何でも揃うお店が......ない!!
 隣の小さなお店も、さらにその隣のジャンク屋もなくなってしまっています。

 古いMac OSのCDや古いメモリ、あるいは起動用の電池などをここで買っていたのですが。

 気を取り直して地上に出ると、そこはセンセイにはなじみのない、アニメとフィギュアとメイドさんの街。
 総理大臣がどうお感じかはわかりませんが。

 家電製品のたたき売り──人々の、物質面での生活水準向上と直結していた──はすっかり目にしなくなったし、高度成長を裏で支えてきたパーツショップも激減してしまいました。

 石丸電気の前、ふと、足下のタイルに気づきました。若い店員さんの訝(いぶか)る視線を感じながら撮影したのが右の写真。
 オープンリールのテープデッキです(「オープンリール」は和製英語)。

 その後デジタル化されて、さらにそれがiPodなどのように超小型化されて、音楽や映像のあり方を大きく変えます。

 センセイは古い人間なので、これら──オープンの「ツートラサンパチ」は今だに現役──を順々に体験、活用してきました。

 でももしかすると、若い人たちにはCDや、あるいはMDすら飛ばして、いきなりiPodかケータイなのかもしれない。
 タイルを貼り替えるべき時期に来ているのかもしれませんね。

 ところで、大きな呼び込みの声(手前の男性)と巨大な黄色で気づいいたことがあります。
 東日本のMacユーザーなら知らない人はいないはずの秋葉館の並びに、写真のゴーゴーカレーが出店していたのです

 看板には、『TRENDY』誌で「ルウ、カツ、ご飯」で「堂々三冠達成!!」とあります。
 「金沢から出てきて、何でここで金沢カレーを?」と思ったので、今回は入りませんでしたが、ちょうどお昼ということもあって、かなり混雑していました。

 金沢に関係のある身としてはやっぱり、ちょっとでも応援したくなってします。


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