2009年10月17日更新(2009年10月25日ページ移動。2013年9月17日一部写真削除)

──2009年10月第3週のニュース──

バックナンバーはこちら

10月17日(土) 大和新潟店は6月末、他店は4月末に閉店へ

 今日は午後、金沢市中心部で開かれた「大学コンソーシアム石川」の連携FD(ファカルティー・デベロップメント)事業の一つに参加してから新潟の自宅へ戻りました。

 会場は「石川県教育会館」とのことで、センセイにとっては初めての場所。

 センセイは大学とアパートを往復するだけなので、金沢市の中心部はバスで通るだけ。出歩くことはめったにないのです。
 白状すると、あの兼六園にも入ったことがない(!!)のですから。

 どこだろうとチラシを読んでみると何と、先日新潟県内からの全店舗撤退を発表した大和デパートの隣ではないですか!!
 駐車場がどうなっているかわからなかったので、バスに乗って会場へ移動。

 会場はかなり古めでしたが、2階には会議室があり、3階が中規模ホールとなっています。

 帰りもバスで戻ったのですが、「香林坊(こうりんぼう)」バス停は、まさに大和香林坊店(写真)の真ん前。
 この機会にお店の中に入ってみました。

 閉店が決まった大和新潟店は、昭和初期に別な会社のデパートとして建設され、1943年から大和として営業しています。だからよく言えば重厚。
 その反面、基本的な設計思想が古くて、複雑も複雑。

 それに比べると香林坊店は天井も高く照明も明るくて、ずいぶん印象が違います。「ふ〜ん」と思いながらも急いでいたのでそのまま何も買わずにバス停へ。
 悪い客だ。

 バスがなかなか来なかったのですが、その分、香林坊店に出入りするお客さんを観察する機会に恵まれました。

 新潟店のお客は近くの高齢者が主体。香林坊店はどうだろうと思いながら見ていると、若いお客もいることはいるのですが、やはりこちらも老人がメイン。
 服装や装身具、お化粧などはかなり気を使っています。

 でも中には、かなりだらしない格好をした初老の男性が、大和の包み紙の荷物をレジ袋に入れてダラーっと下げながら歩いていたりします。
 いずれにせよ「若くて、元気で、活気が...」という感じはあまりしません。

 新潟に戻ってから昨日、一昨日の新聞を読んだのですが、地元『新潟日報』紙が第1面に「緊急連載 大和が消える」を載せています。
 見出しには「衝撃」とか「空洞化」「強い憤り」など、刺激的な文字が並びます。

 経済面、社会面でも大きく扱われているのですが、基本的なトーンは「見捨てられた」という感覚。実際、平均的な新潟市民にしてみると、その通りだろうと思います。

 同紙の報道によると長岡および上越店は来年4月に、当初9月末と伝えられていた新潟店は6月末に閉店とのこと。新潟市中心部の急速な衰退が懸念されます。



10月16日(金) 「先生、マックをお使いですよねぇ?」 ──Macの株が学内で一時的に上昇?! ──

 今日の午後は延々と空虚な会議......。

 西村センセイ、日が暮れて研究室に戻った時にはもう完全にヘロヘロ状態。すぐに大学を離れたかったのですが、でも、激しく消耗したこの状態でも今日中に片づけておかなければならない仕事があります。
 サラリーマンはつらいよ。

 気を取り直してMacBook(White)でWindowsを立ち上げていると、電話が鳴りました。事務室からです。開口一番、「先生、マックをお使いですよねぇ?」

 最初は状況が良く分からなかったのですが、要するにセンセイの所で写真右側MOディスクを読めないか、ということなのです。
 写真の古いMOドライブが事務室にあるのですが、肝心のディスクがMacフォーマットなので読めないらしい。

 現場に駆けつけてみると、ドライブに何かがくっついています(写真左端)。
 何だろうと思ったら、MOドライブのIFはSCSIで、それをこのアダプターでUSBに変換しているのですね。

 これならもちろん物理的には繋がりますが、Macがこのドライブを認識するかどうかはわかりません。
 要するにドライバーソフトがどうなっているかわからないのです。

 とにかくマシンを外して研究室に戻り、G4 Cubeに接続してみると......おぉ、ホントは初対面なのに、まるで何年もつき合った相手のようにディスクを認識することができました!!
 もちろんデータを救出して、任務完了。これでWindowsだらけの工業大学で、Macの株がちょっとは上がったかな?

 ところで、作業を終えてから考え直したのですが、センセイはMacとWindowsの両方を使っています。
 そのためセンセイはWindowsマシンのすべてにMacDrive(こちらこちら)というソフトをインストールしており、そのままでMacフォーマットのディスクやUSBメモリを認識できます。

 だから今回も実は、センセイのWindowsマシンを使えば、おそらく何の問題もなくMOディスクの内容を読み書きできたんでしょうね。

 ところで、事務の方はなぜセンセイがMacユーザーだってことを知っていたのでしょう。

 ......謎だ。



10月15日(木) 無洗米も、やっぱりきちんと研ぐべき!? ──県産の新米を頂き始めました──

 お伝えしたように、センセイは今週、自動車で金沢に来ています。今週末の予定がちょっと変則的なのと、この機会に車で運んでおきたいものがあるのです。
 お察しの通り、それは新米。

 2kgのものなら無理して電車で運ぶこともできるのですが、それ以上は車を使うしかありません。

 今回、地元スーパーで買って金沢に持ってきたのは旧刈羽(かりわ)高柳町(現在は柏崎市)産のコシヒカリ
 両親が高齢になったため、現在センセイの実家では稲作をしていないのですが、実家の田圃に一番近い条件で育てられたお米です。

 高柳は山がちで、平野部は少なく、ほとんどが棚田。新潟県中越地震で有名になった旧山古志村をイメージしてください。
 それ故、水の管理など、本当に手間暇かけて作られたお米なのです。

 もっとも乾燥は機械による高温乾燥なので、実家の天然乾燥のお米に比べるともうちょっと......という感じ。
 それでもセンセイが知る限り、そして現在入手することができるお米としては一番美味しいと思います。

 コシヒカリは晩生(おくて)なので、10月にならないと新米を味わうことができません。
 そこでアパートのお米がなくなった西村センセイ、9月下旬に車で金沢へ往復した際に別な新米2kgを運びました。

 出発前にスーパーのお米コーナーへ寄ると、新米はやはり人気でほとんど在庫切れ。
 コシヒカリの次に美味しい「越いぶき」という早稲品種が1袋だけ残っていたので、それを購入しました。

 この越いぶき、「研がずに炊ける」という無洗米。自分で食べるために買ったのは初めてです。

 左側の写真は水に浸したばかりの状態──写真は再現したもの──で、袋に書いてある指示によるとこのまま炊きなさいとのこと。
 その通りにしたのですが、何だか味が寝ぼけています。新米特有のあの香りも感じられませんでした。

 そこで次に炊いた時、きちんと研いだ──右の写真──のですが、やっぱりこの方がはるかに美味しい。お米の味の輪郭(?)がはっきりしています。
 もっとも栄養学的には、貴重な成分を洗い流してしまっているのかもしれませんが。

 越いぶきを炊いて冷凍したものがあと1週間分くらいあるので、来週末にはコシヒカリの新米を味わうことができるんじゃないかと思っています。

 早く食べたいなぁー。



10月14日(水) ショック!! 新潟県を代表する百貨店「大和」が全店閉鎖に!!

 金沢の地元紙『北國新聞』の、朝刊1面を見て、我が目を疑いました。

 北陸地方を代表するデパート大和──「やまと」ではなく「だいわ」と読む──が新潟県内の全店舗と小松店を閉鎖するというのです。
 午後には全国ニュース(写真:共同通信)および、関係する新潟(『新潟日報』)、富山(『北日本新聞』)でも報道されています。
((c)共同通信)

 大和は金沢市に本社がある老舗百貨店で、新潟、富山、石川で店舗を経営してきました。 

古い歴史を誇っているだけでなく、本当に地域に密着しており、その地域の代表するデパートと位置づけられています。
 例えば新潟店の場合、新潟市旧市街を代表する繁華街「古町」に面しており、文字通り、新潟市の商業を象徴する「顔」であり続けました。

 そのお店がなくなってしまうのですから、新潟県民にとっては「激震」のはず。(センセイは金沢にいるのでよくわからないけど)

 センセイが子供の頃、小学5年生の修学旅行は新潟市に行くものだと決まっていました(なぜだろう?)。

 25人の同級生が揃って新潟市西部の寺尾公園から路線バスに乗って(!!)、この大和デパートに到着した時のことを良く覚えています。
 おっちょこちょいだった西村センセイ、はしゃぎすぎて友人とともに集合時間に遅れてしまい、呼び出しの館内アナウンスをかけられてしまいました。(情けないけど、実話)
 もう40年以上も前のことですが、それくらい人々を引きつける力があったのです。

 大和の斜向かいには、館内に映画館を備えた地元資本の「小林デパート」が。両者は良きライバルだったのですが、まず先に小林デパートが3代目の経営者の時に、店舗を三越に売り渡しました。
 さりとて大和も勝ったとは言えず、徐々にその地位を低下させます。

 両デパートの問題もさることながら、モータリゼーションの荒波の中で新潟市中心部が商業的に地盤沈下を起こしていたのですね。これに加えて昨今の不景気と消費者の低価格志向。
 大和デパートの殿様商売はもう続けられなくなった、というわけです。

 それはそれで理解できるつもりですが、自分の人生とちょうど重なり合う大和の歴史を見ていると、やはりやりきれない思いが残ります。



10月13日(火) BMWが楽しくない!? ──壊れる時は、やっぱり壊れます。はい──

 10日ほどの前のこと。娘の学校の文化祭へ行こうとして、あれっ? ......318iを運転しているのに、何故だかどこか楽しくない。

 実は以前にもこういうことがあって、その時はセンセイの体調不良が原因でした。
 一方、318iの方はまさしく質実剛健という感じで、どんな時もいつも同じ調子で走ってくれます。特に長距離を走った後などは、降りる時に「もっと運転していたい」と思わせる車です。ホントに。

 でも西村センセイ、かなり疲れているとはいえ、今回は「絶不調」というほどではありません。そこで「楽しくない」理由をいろいろ探っていたのですが、どうも微かな異音が原因だと考えるようになりました。
 出発時など、エンジンの低回転の時に、聞き慣れない「ブロロロ...」というような音がするように思えるのです。注意すると高速走行時や高回転時もわずかに聞こえているような。

 今週は車で金沢に来ることにしています。走行距離は往復約460kmになります。万一を考えてこの週末、ディーラーで点検してもらいました。

 訝りの様子を抑えているエンジニアの方を乗せてお店の近くを走行したのですが、最初は問題がなかなか再現されません。
 やっぱり思い過ごしかなぁーと思ったのですが、アクセルの踏み始めなどで、「微かですが、エンジンに負荷がかかった時など、確かに...」とのお言葉。

 下回りをチェックした結果、車体中央にある、マフラーを固定している部品が錆びて壊れていることがわかりました。
 ごく最近の出来事だそうです。

 写真は車体下部を左前方に向かって撮影したもの。

 中央部を左右に走るのがマフラーですが、中央付近の赤茶色の部品──たぶん制震ゴム──付近が問題の場所だと推測されます。

 話が逸れるようですが、新潟市などを走っていた車を、買い取ってもらったり下取りに出そうとするとずいぶん買い叩かれます。
 有名な話です。

 見える部分をどんなに手入れしていても、新潟市など海岸に近い地域では塩分で車台が傷んでしまうんですね。柏崎も海に面していますし、センセイは路面凍結防止のために塩が撒かれた冬の高速道路も利用するので、条件は過酷。
 BMWだって、壊れる時は壊れる、というわけです。

 もちろん部品を取り寄せて交換してもらうことにしたのですが、部品代は数百円。技術料を入れても数千円。

 前のプリメーラやファミリアの時と違ってほとんど故障しないし、点検の機会も激減してディーラーには滅多に来ることがないので、この機会に冬用のタイヤも購入することにしました。
 購入後5年経ったので、遅かれ早かれ交換しなくてはいけないのです。

 こちらは諸費用込みで約15万円。ちょっと高いかもしれないけど、安全確保のためなら全体としては仕方ないかなぁー、と思っています。



10月12日(月:祝日) ここまでご一緒したくはなかったのに... ──立山連峰が初冠雪!! ──

 初めてのホテルに泊まっている時、何故かよく眠れないことがあります。

 その一つの理由が低周波騒音。都内西部の、ある有名ホテルの上階に宿泊した時、窓から見える巨大な空調施設から発する音にまったく眠れないことがありました。
 昨年、その近くで学会が開かれたのですが、もちろん西村センセイ、そのホテルを利用しませんでした。

 この低周波騒音、意外なところでは「エコ」の代名詞ともなっている風力発電機でも発生するとのこと。しかも困ったことに、この低周波騒音は感じ方に個人差があって、問題だと思わない人にとっては何でもないそうな。
 「頼むから静かにしてよぉー」と寝返りを打ちながら、今朝のセンセイは早朝にお目覚め。

 お察しのように、例の大型バイクのイベントで、早朝から大型バイクが市内を走り回っていて、その音で目が覚めてしまったのです。
 センセイの家は遮音構造になっているし、幹線道路からある程度距離があるのですが、「バリバリッ」という刺激的な音はあまり聞こえないものの、低く、不安定でイライラさせられる重低音を遮ることはできないのですね。

 主催者はイベントの様子をほぼリアルタイムで伝えています。
 それによると本日現在、参加者は「10,000人を軽く超え」たそうな。「地元住民からも激励のお電話もたくさん頂戴し...」とのことですが、平均的な市民の反応はまるで違います。

 ネット上では猛烈な量の苦情が書き込まれており、苦情は主催者およびその地元実行委員会だけでなく、イベントを柏崎に招くきっかけとなったセンセイの自宅近くの飲食店に向けるよう書き込まれています。
 もうこうなると、明らかに本来の状態を逸脱しています。

 幸か不幸かセンセイは娘とお昼を食べてから、珍しく車で金沢へ移動。季節の変わり目なので、いろいろ運ぶものがあるのです。
 ずっと高速道路を走った──今日の燃費は17.7km/L(!!)──のですが......これが、変。

 北陸自動車道の新潟−富山県境は長短26本のトンネルが続くのですが、トンネルに入ると変な音がします。
 お察しの通り、イベントに参加した大型バイクが群れとなって走っているのです。

 こちらは走りにくいし、危険だし、もう、勘弁してよぉー。

 イライラを静めようと休憩に入った「有磯海S.A.」は、ご覧のようにバイク、バイク......。
 初めて気づいたのですが、大型バイクは燃費がずいぶん悪いようで、場内のガソリンスタンドにはバイクの長い列ができていました。

 あ、そうそう、ここに至るまでの間に、大型バイクの故障車を2回見かけましたし、情報によるとイベント会場近くで大型バイクが関連する大きな事故も起きたようです(詳細は未確認)。
 朝方の救急車はそのせいだったんですね。

 ちなみに上の写真の男女、おそらくご夫婦なのですが、とても良い雰囲気。

 イベントの参加者は実に千差万別で、このグループなんかはもっとも品が良い方です。
 確かにこういう価値観もありますよね。

 で、彼と彼女が見ている先にあるのは、霊峰立山。富山県民にとっての心の拠り所です。

 報道によると、立山は10日(土)に初冠雪したとのこと。
 写真中央奥、青い山々の向こうの雲の切れ間に、雪を迎えた立山の姿を見ることができるでしょうか。

 立山連峰は高い場所から紅葉が進んでいるそうです。その後を追いかけるのは雪、そして冬。

 北陸の短い秋を味わうために全国から集まっている──「久留米」ナンバーもありました──と思うと、まぁ、いっかー、と思ってしまう今日のセンセイなのでした。
 迷惑に程度の差こそあれ、センセイだって今日は車を運転しているんだし。



10月11日(日) 「うるさーいっ!!」 ──約7,000台の大型バイクが全国から柏崎に集結しています──

 週末に自宅のある柏崎に戻ってすぐに感じたのですが、何かが変。どこか騒々しい。

 駅を降りたばかりの時は、駅前にたむろする、どちらかというと勉強が苦手そうな高校生のせいかなぁー、なんて思ったのですが、すぐにそういう問題ではないことに気づきました。
 物理的にうるさいのです。大型バイクの騒音で。

 実家に用があったりして、この週末はかなり車を走らせたのですが、柏崎市内および付近の幹線国道を「これでもか」という数の大型バイクが集団で走行しています。
 ガソリンスタンドでも、コンビニでも、スーパーでもバイクの集団が我が物顔で集結。

 かといって彼ら、最近は数が少なくなった暴走族ではなく、映画「イージーライダー」に出てくるような感じのバイク乗り集団です。

 2輪車だけでなく、「ハマー」──車幅が路線バスより広いことをこの眼で確認しました!! ──など、この地域ではめったに見る機会のない車もたくさん集まっています。

 写真は海岸部で撮影したものですが、あまりのバイクの台数に激しい渋滞となっています。
 特に海岸部を迂回しようとしていた大型トラックはいい迷惑です。

 いったい何なんだぁー。とにかく静かにしてくれよ、と思っていたらその理由がわかりました。
 地元紙『新潟日報』によると、大型バイク愛好家向けの専門誌『VIVES(バイブズ)』を発行する会社が主催して、全国集会「バイブズミーティング」が、柏崎市の海岸部で開かれているというのです。

 参加するバイクは約7,000台。車での来場者を含めると参加者の総数は、10,000名を越える見込みとか。
 どうりで「北見」ナンバーなんかが走っているわけだ。

 意外だったのが、彼らの多くがキャンプをしていること。

 右の写真は、つい先日まで仮設住宅があった場所で撮影したものなのですが、そこを今度は大型バイクと小さなテント群が占拠しています。
 奥の松林の中にも多数のテントが設置されています。

 この場所は県有地なので、新潟県が使用を許可したことになります。
 また柏崎市およびおよび観光協会はこのイベントを歓迎しているようで、サイト「ぅわっと! どっと! 混む!」には、「バイブズ・ミーティングin 柏崎」として、イベントの紹介やボランティア──中には「ライダーに手を振る! 声をかける!」などというものも──の募集、そして「安全でかつ楽しいイベントにしたいと思います」というメッセージが掲載されています。

 ただし正直なところ、平均的な市民としてはお祝いするどころか「いい加減にして!!」というのが本音。
 とにかくバイクの音がうるさいし、しかもそれが次々と終わりなくやってくるのです。

 センセイの自宅は海岸から少し離れているし、壁や窓が防音仕様になっているのですが、それでも昼間のコンサート(?)がうるさくてたまりませんでした。
 柏崎市の旧市街は海岸部のすぐ内側に広がっているので、近くの人はホントに大変だったはず。ネット上でも、ものすごい量の苦情がリアルタイムで書き込まれていきます。
 センセイのホンネも「一般市民のことも考えろよ」。

 けれどもやはりこの問題は難しくって、要するに違った価値観の人々を、どこまで受容、受忍するのかということでしょう。

 彼らは別に犯罪を犯しているわけではない──大幅な改造車が目立つけど、それが違法かどうかはわからない──し、イベントは地震からの復興を祈念しているもののようです。
 通りをあるくおばあちゃんたちは爆音に顔をしかめながらも「まぁ、もう数日だから」という表情。(少なくとも地元民が手を振っている/声をかけている場面は見ませんでした。)

 ここはまぁ我慢するしかないのかなぁーと考えようとしたその目の前で、でも、明らかに「自分たちのことしか考えていない」連中に出くわすと、センセイの諦念も、プツッ! ときそうになるのでした。


「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る