2010年8月21日更新(2010年8月29日ページ移動。2014年5月25日一部写真削除)
■8月21日(土) 女川駅では「鈍足」キハ40がお出迎え!? ――鉄分過多の旅(3)――
東北大学での学会も2日目。今日までにセンセイが直接関連する発表は終わりましたが、最終日の明日まで学会に出席します。
東北大学へは何回も来ているのですが、川内キャンパスは初めて。市街地に近いのに敷地は広く、しかも施設が充実しています。こんなところで勉強できる学生さんは倖せだろうなぁー。
学会を手伝っている大学院生――たぶん――の様子を見ていても、そう思います。ところがいまだに大学や学会の写真を撮影していないので、今日も昨日の続き。石巻駅を出発後のお話です。
駅および近辺で1時間ほど待ってから、2両編成のディーゼルカーに乗車。
予想外にたくさんのお客さんが乗り込んでいます。もう一つ気づいたことがあって、石巻市市街地は広く、住宅地がどこまでも広がっています。田舎の小さな市、という印象だったのですが、ホテルに帰ってから調べると、現在でも人口は県内2位。
しかもかつては伊達藩の経済を支えていた、いわば「台所」だったんですね。センセイが不勉強でした。関係者の皆様、ごめんなさい。心の中でお詫びをしているうちに車窓右側に万石浦(まんごくうら)が迫ってきます。太平洋へと続く内海で、あちこちで牡蠣を養殖していることがわかります。
分水嶺のトンネルを越え、下り坂を惰性で下ると今回のツアーの目的地、女川(おながわ)駅に到着。時刻表から、乗ってきたディーゼルカーが1時間後に折返し運転をするんだろうと思っていたのですが、駅に近づくと意外にも、別なディーゼルカーが見えます。
しかもこの区間を走る列車とは別な塗装。ナシテ?不思議に思って近づくと、止まっているのはキハ40型ディーゼルカーです......が、その前に線路は、ない。
もう、「列車」ではないんですね。あちこちにある蒸気機関車のように記念に置いてあるのかと思ったら、「車内」では何人かの老人がくつろいでいます。
どうなっているの?!駅舎を出てから分ったのですが、隣接する町営温泉「女川温泉ゆぽっぽ」――写真中央奥の大きな屋根――の一部として用いられているそうです。
JRから寄付してもらったとのこと。ちなみに、前面最上部、本来ならば「鈍行」とか「快速」と表示されている部分には、「鈍足」(!!)と書かれていました。駅舎は古い造りのようでしたが、玄関付近と駅前は比較的最近整備し直したようです。
「柏崎→女川」の乗車券を示して外へ。潮の香りがするのです。匂いに誘われて歩き出すと、すぐに女川漁港に出ました。
良く見ると、新造の連絡船も見えます。帰ってから調べると、女川湾に浮かぶ出島および江島を結ぶ貨客船でした。
農の民の末裔であるセンセイにはなかなか実感できませんが、この地域は瀬戸内海に似て、海運や漁業の町なんだということを思い知らされます。連絡船が発着する場所に向かって、町の規模とは不釣合いとも思える施設がありました。
「マリンパル女川」とのことですが、後で調べると、こちらも女川町営。詳しくはホームページをご覧いただきたいのですが、「海と魚の世界を最新の映像システムで視覚体験できる水産観光センター」と海産物の販売所のようです。
直売所へ行ってみたのですが、訪れた時間のせいか、広い店内にお客はセンセイを含めて数組だけ。センセイ以外は車で来ているようで、たくさんのお土産を買っています。もう一つ気づいたことがあって、宅急便の出入りが多い。ここで商品を見極めても、自分で運ぶのではなく宅配業者に任せたりするようです。
運送業者の動きからすると、お店によってはネット上で注文を受けて、ここから発送しているのかもしれません。それにしても海産物が新鮮だし、とにかく安い。
しかしセンセイはというと、情けないことに列車での移動だし、この酷暑の中を、これから数日仙台に滞在するので、生物(なまもの)を持ち帰ることはできません。
それでも今回のツアーのお土産に、日持ちがして、なおかつ女川産であることがわかるものを数家族分購入しました。西村家の次期ご当主様としてはこれが当然なのです。駅に戻ろうとして、やや道に迷いながら市街中心部商店街に入ったのですが、こちらは「ゆぽっぽ」や「マリンパル」とは対照的に廃れています。
前二者はおそらく、町内にある東北電力女川原子力発電所のおかげで建設、運営しているのでしょうが、それとこの地域の実力が乖離してしまっています。ここでしか買えない物を購入したセンセイとしては偉そうなことを言えないのですが、同じように原子力発電所をかかえた地元柏崎市の実情と共通する悩みを感じます。
■8月20日(金) 宮城県第二の都市石巻市は、「萬画」ワールド ――鉄分過多の旅(2)――
今日から学会本番。
センセイの出番は朝イチ。気合を入れて発表したせいか、終わった途端、緊張が解けて半分呆けてしまいました。そういえば、学会の写真をまだ一枚も撮影していない......。
というわけで、学会前に東北南部の未乗JR線区間に乗車したご報告を。仙台そのものは前任校時代から何度も来ていますし、JR線も、夜行列車による通過を含めるなら数え切れないほど。でも実際は、まだ乗ったことのない路線が結構あるのです。
その一つが仙台(現在は「あおば通駅」まで延伸)と石巻を結ぶ仙石線。20年位前、まだ娘が生まれる前に、学会開催の機会に家人とともに東北大学勤務の友人を訪ねたことがあります。飲んだ翌日、当時の始発駅だった松島海岸駅まで乗車し、観光船に乗って周遊したことがあるのですが、その先はまだ未乗。
そこで今回、仙台到着後、まず「あおば通駅」まで乗車し、改めて仙山線完全乗車に向けて、出発進行!!仙石線は戦前の私鉄を国有化したものです。その関係で、以前は仙台駅かずいぶん離れて、しかも斜めに出発していました。まるで鉄道と、駅前から出発するバスのような、斜(はす)の関係。
でも2000年に地下化されてしまったので、トンネル区間では何が何だかさっぱり分りません。数駅乗ってやっと地上に出ました。乗ったのは快速列車。びゅんびゅん走ります。塩竃を過ぎると左から、とうに離れたはずの東北本線が不意に近づいてきて、両線が寄り添うような形になります。
東北本線の誘いを振り切るような形で、松島海岸駅到着。乗客の大半が下車します。観光客なんですね。窓の外には松島の絶景が広がります。仙石線はここから先は、急にローカル線っぽくなります。
ちなみに松島海岸駅を過ぎたところで、東北本線とのいわゆる「渡り線」があることを確認しました。
ただしこの地域の東北本線は交流。仙石線は直流なので、デッドセクションもない渡り線を電車だけで乗り入れるのは乗り入れは事実上不可能。
線路は赤錆びていましたから、どれくらい使用しているのかはわかりません。仙台駅近辺の仙石線が地下化されたため、車両の更新などに渡り線を使っているのかもしれませんが、それだけなら終点の石巻でも可能。
実際、石巻駅では、退避側線に仙石線の電車がディーゼルカーに牽引された状態で留置されていましたから。自衛隊の松島基地脇を過ぎながら、予定通りに石巻に到着。
予想外だったのは写真のお出迎えの様子です 仮面ライダーやサイボーグ009など。ナシテ?!
あちこちにこの種のモニュメントがあるので、この違和感に半ば麻痺した状態で駅を出ると、駅舎にも、ご覧のようにやはりサイボーグ!!
ここから市内中心部に向けたあちこちに同じようなモニュメントがあります。後から調べてみると、石巻市は県内出身の漫画家、石ノ森章太郎の協力を得て、「萬画」による街造りに取り組んでいるだそうです。
時間がなかったのでセンセイは訪問していませんが、市内には「石ノ森萬画館」もあるそうな。ジェット機の爆音が突然響いたしたので空を見上げると、音の方向よりも前に数機の小型ジェット機が見事な編隊飛行中。
航空自衛隊松島基地所属の「ブルーインパルス」です。最初は貴重な場面に出くわしてラッキー、と思ったのですが、しばらくするとフォーメーションを変えて何度も通過します。
そういえば途中の駅に「航空祭」のポスターが掲出されていたっけ。事前に下調べしてこなかったので、幸か不幸か、予想外の出来事に振り回されぎみの西村センセイ。
でも、まぁ、自分の仕事を無事に終えることができたのだから、ま、いっかー。
■8月19日(木) 熱中症予防には、水分、塩分、そして鉄分補給!?
というわけで、センセイは現在、東北大学のある宮城県仙台市に滞在中。実はすでに明日からの学会に関係する講演会が急に開かれることになったため、川内キャンパスを訪問し終えたところです。
少人数の講演会だったのですが、金沢工大の副学長がいらっしゃるので、びっくり。でも今日は、ここへ来るまでのお話。お伝えしたように、センセイは本来よりも1日早い昨日、自宅を出発しました。上越、東北新幹線を乗り継いでも全然面白くないので、実乗区間を含めて東北地方のローカル線に乗ってみようと思ったのです。
なお、このような場合、日程的にも金銭的にも公務出張とはまったく別。公私混同はありませんので、念のため。まずは炎天下を柏崎駅まで歩いて快速電車に乗車。途中、JR新津(にいつ)車両製作所で新造された首都圏向けの回送電車とすれ違いました。一目でわかりました。
それもあって、新津駅を通り過ぎる時に良く見ると、「以前よりずいぶん車両が増えたなぁー」という印象。ひとまず新潟駅まで出て、秋田行きの特急に乗り換えたのですが、今度は途中で側線に退避していたキハ110型ディーゼルカーを追い越します。
なぜだろう......。白新、羽越本線は完全電化で、ディーゼルカーを走らせる必然性はないのに。
先日走ったばかりの高速道路と、授業を終えた前任校を遠くに見ながら、米坂線への乗換駅、坂町駅に到着。
駅は以前よりも寂(さび)れていましたが、この時点で、センセイには先ほどのディーゼルカーの謎が完全に解けました。写真左側の建物はかつての坂町機関区の一部。現在は使用されていません。
以前はここで非電化の米坂線を走るディーゼルカーを点検、整備していたのですが、機関区が廃止されたらしく、それはもう、不可能。
必要に応じて最寄――といっても約60Km離れている――の新津駅から、わざわざ列車を回送しているんですね。案の定追い越したばかりのディーゼルカーはご覧のように到着。客扱いしない回送列車だけど、個人的にはこれに乗せてもらえたら、とても便利だったんだけどなぁ。
反対方向、新潟や首都圏へ向かう電車は大混雑でしたが、1両だけの米坂線は、それなりのお客を乗せて出発。前回の記憶を確認しながら今泉駅到着。山形鉄道の2両編成と待ち合わせたのですが、さすがに“Swing Girls.”のペイントはなくなっていました。
後から気づいたのですが、6分ほどの停車時間に、少なくとも駅前に出てみるべきだった......。
ここは鉄道紀行作家で有名な宮脇俊三(1926-2003)が代議士であった父とともにここで終戦の詔勅を聴いた場所なのです。
置賜(おきたま/おいたま)盆地に入ると乗客も増えて、米沢到着。駅舎内には越後(新潟県)から米沢に移封となった上杉藩の重臣直江兼継の巨大な像が。
去年の大河ドラマ「天地人」の名残でしょうね。ホームにある「米沢牛」――人間が近づくと「モー」と音を出す――の像に見送られながら、各駅停車で山形へ。
すぐに仙山線に乗り換えます。途中、山寺を通過するのですが、何度見ても「どうやったらこんな場所にお寺を...」という感じ。
山形か仙台に一泊すれば簡単に行くことができるんだそうですが、根性なしのセンセイはまだその機会がありません。というわけで、長旅の疲れでちょっとウトウトしているうちに、仙台到着。センセイの鉄分補給の旅は、まだきっと続きます......というよりむしろ、本来の仕事を残したまま、鉄分の摂り過ぎるの方が心配なのです。
■8月18日(水) お気に入りの地元スーパーで火災発生。競争激化の中、現店舗での営業継続断念の可能性も...
昨日お伝えした通り、センセイは仙台での学会のためにすでに移動中。本来ならばその様子をお伝えするつもりだったのですが、センセイにとってはショックなニュースが飛び込んできたので、今日はそちらを優先します。
自宅を離れる前から未確認情報が入っていたのですが、夕方の報道(『新潟日報』および『柏崎日報』)によると、今朝、柏崎市内のスーパーマルイ横山店から出火し、天井部分2,000平方メートルを焼いて、お昼頃にようやく鎮火したそうです。((c)新潟日報社)
この件に関して、現時点では会社のHP上でコメントは発表されていません。このスーパー、自宅から最寄というわけではないのですが、そんなに遠くもなく、気取らずにしかも品質が比較的良いので、センセイ一家は割とお気に入り。
実際、他のお店に良い品がなかったので、先週もここでビールのつまみのお刺身を購入しています。ニュースを読むと、どうやら漏電ではないかと推測されますが、消火の写真や「天井部分2,000平方メートル」となると、被害は甚大。
建物そのものに加えて、設備や商品の被害を考えると......というか、考えたくもない。コモタウン柏崎オープン後も、固定客に支えられて、あまり影響を受けていないように思えた横山店ですが、この厳しい競争的環境下では正直なところ、どうなるかわからない。
センセイとしては、商品管理が全然なっていないコモタウンには期待していないので、ぜひマルイに頑張ってもらいたいのです。試食の楽しみもあるし。
■8月17日(火) 窓口の駅員、パニックに陥る ──明日から夏のツアー後半戦開始!! ──
世の中は、夏休みと平日とが同居して、そこに酷暑が居座ったまま、という奇妙な状態。センセイも僅かの休暇のはずが、自宅で論文の査読と学会の仕事、そして先週の集中講義の採点と成績報告。
何だかリズムが崩れたままですが、今週の後半は東北大学で学会があるので、ちょっと早めに明日の午前中から出発します。特急券類はずっと前にインターネットから予約しておいたのですが、その発行と乗車券類の購入は窓口。しかし、ずっと金沢にいるか出張していたのでしばらく駅へ行っていなかったし、出張を終えて自宅に戻るとお盆で、とても駅に近づける状況ではありませんでした。
それでもUターンのピーク、15日を過ぎたので、窓口が空いている時間を見はからって柏崎駅へ行ってみました。幸い、先客はいなかったので、夏のツアー後半戦──センセイは9月中旬までに仙台、東京・神奈川、東京と3回出張することになっている──の発券をお願いすると、窓口の係員はパニック状態。
初めての駅員さんにしてみると、枚数が多いのと、最初の乗車券がちょっとややこしいのと、センセイは50歳を過ぎているので割引があるにもかかわらず、8月11日〜20日までのお盆期間はその割引が効かない、という完全に「この忙しいのに......困ったお客」。
センセイとしてはそれほど特別なことではないのですが。センセイの後ろにお客さんが並び始めたので、「お客さんがいるので、後でもいいですよ」と告げると、礼を告げられ、同じ駅舎内の「びゅうプラザ」の利用を勧められました。
JR東日本の旅行センターです。ここは日曜日がお休みなので、西村センセイ、ほとんど利用しなかったのです。店内では女性店員がディズニーランドの件で接客中(聡明な店員を散々振り回した末に、契約まで漕ぎ着けなかった!!)。もう一人、中年の男性店員に経緯を説明して、ゆっくりとながら、写真の乗車券類を発券していただきました。
やれやれ。学会は明後日からなのですが、なぜ1日早く出発するのか。続きは明日以降。(たぶん)
■8月16日(月) 「毒を以て毒を制す」?! ──10年ぶりに市内のラーメン店へ入ってみました──
西村センセイ、ここ数日間、特に実家でのお盆期間は、滅茶苦茶なビール漬け。
酒乱気味のの父とつきあわなくてはならない──こちらは次期ご当主様の「お仕事」──からなのですが、嬉しいことに、大学3年生の甥もビールの味を覚えたそうな。オトナになったねぇ。
こうなったらもう、飲むしかない!!(完璧に酒呑みの自己弁護ですね)というわけでさすがのセンセイもかなりダウン気味。もちろん家族と一緒に起床するのですが、今日の午前中はずっと横になっていました。
さてお昼になり、負担をかけ続けた肝臓に何か栄養になるものを、と考えたのですが、なぜかこういう時、センセイのオツムは「毒を以て毒を制す」という発想に陥ります。
ふだんは淡泊な食生活なのに、肝臓が疲れている時はガテン系の味噌ラーメンが食べたくなってしまうのです。センセイにも理由はわかりません。いろいろ考えた末に選んだのが、「ラースー」の通称で知られる「ラーメンスーパー 中華大陸」。
以前はちょっと離れた国道沿いの場所にあったのですが、その印象はとにかくパワフル。暖簾をくぐるとそこは、油で滑りそう(!!)な床、洗練さとはほど遠いテーブルや椅子。
そして恰幅のいい店主が、広い厨房で豪快に料理中。味に粗雑な面もあるのですが、「ここにしか存在しない」という不思議な魅力に惹かれて、市内に住んでいた頃のセンセイは、月に1回くらいの割合で来ていました。
でも老化が進んで濃い味は苦手になってきたし、お店が移転したこともあって、足が遠のきます。
この新しいお店に入るのは初めて。たぶん10年ぶりくらいだと思います。前は結構通るのですが。暖簾はかかっていなかったのですが、車も止まっているし、よく見ると店内に照明が見えたので、入ってみました。第一印象は「以前よりは綺麗」。
少なくとも油まみれの床ではありません。このお店は以前から食券式なのですが、味噌ラーメンを注文しようとすると説明書きがあって、チャーシューを残す人がトッピング扱いにしましたとのこと。
チャーシューというより肉の塊がボコボコ載っているのです。もちろんセンセイは食べられませんでした。程なくおばちゃんが届けてくれた味噌ラーメンは以前同様、見るからに濃厚な味。何もかも昔のまま......と思っていたのが、麺は少し細くなっています。
驚いたことに豪放さの背後に、以前は気づかなかった繊細さがあります。店主が変わったのか、それともセンセイの方が変わったのか、それは良くわからないのですが。次々と常連客と思しき人物が入ってくるのですが、皆が皆、店主に似た恰幅の持ち主か、すぐ隣の工科大学の痩せた学生。みんなに愛されているんだろうなぁー。
考えてみると、いくら年老いたとはいえセンセイの中にもこの「ラースー」的要素が残っているんだと思います。これからも年に一度くらいは来てみようかな。
■8月15日(日) 西村センセイ、(ほぼ)初めて、柏崎市内の飲み屋に入る
13日の殺気立った感じと違って、昨日のスーパーは幾分平穏さを取り戻していました。それでも普段の混雑の倍くらい。今日になるとそれが半減して、いつもとあまり違わないくらい。
今年は曜日まわりの関係で、帰省客が今日をピークに自宅に戻ったんでしょうね。10代目ご当主(予定)様は、お寺さんやあちこちのお客様の接待をして、やっと自宅に戻りました。
今日の夕方、高校の同級生と久しぶりに飲むことになっているのです。西村センセイ、飲み会などを除けば、外で一人で飲むことはほとんどありません。自宅やアパート、あるいは宿所で一人おとなしくしています。
だから自宅のある柏崎市も、昔々の同級会とか、引っ越したばかりに一人で夜を過ごした時を除くと、外に出たことがないのです。
呑み助のセンセイとしては信じられないかもしれませんが。だから「どこで会う?」という段になった時、お店を全然知らない!!(実話)結果的には先方にご縁があって、センセイもよくその前を通っていて看板だけは見ていたお店で会うことに。
市内では有名なお店──らしい──のですが、いざお店に入ろうとすると、どこが入口かわからないほど細い出入り口。
でもお店は二階もあって、かなりレベルが高い、という感じがします。4年ぶりで会った旧友との会話は、「今だから話せるけどぉ...」というオフレコの連発。センセイは知らなかったのですが、東京在住の同級生のネットワークがしっかり存在するんだそうです。
もちろんその方面の話も興味深いのですが、でも、料理も美味しい。ちょっと高かったし、競争原理がどこまで働いているんだろうかという感じもしないでもない──控えめの表現なのは、最近、その弊害が目立ちすぎるから──のですが、ここならまた来てもいいかな、という感じでした。
ところで、今日でセンセイの夏休みも終わり。明日からは二つの学会の難しい仕事をこなして、その後は出張となります。