2012年11月17日更新(2012年11月25日ページ移動。2016年3月22日一部写真削除)

──2012年11月第3週のニュース──

バックナンバーはこちら

11月17日(土) 東北大学では、先輩が後輩の勉強をとても自然にサポート。だからセンセイも、グルグル...

 仙台への出張を終えて、深夜、金沢に戻ってきました。週末なので通常は自宅へ戻るのですが、締切が迫った原稿を書き上げる必要があるのです。
 白状すると、まだ1文字も打っていない!!

 仙台から金沢へは直接移動したのではなく、都内で1人暮らしを始めた娘のところに立ち寄りました。お盆以来ですから、ちょっと久しぶりということになります。
 電話は全然しないし、メールもほぼ皆無。でも、まぁ、何とかやっているのでしょう。

 今朝の東京までの東北新幹線はたまたま、初めてのE5系「はやぶさ」車両でした。JR東日本の歴代新幹線と違って、車内はほとんどJR東海・西日本のN700(A)系のノリ。
 まぁ、これまでにない乗り心地で、それはそれで貴重な経験だったのですが。

 さて時間が遡ってしまうのですが、昨日の研究会は、川内キャンパスの「マルチメディア研究教育棟」の一室が会場でした。1階の大きな教室──ガラス張りなので、中の様子がよく見える──では、コンピューターの実習(?)中。
 素直な、そしてもちろん優秀な学生さん、という印象を受けます。

 西村センセイ、マルチメディア研究教育棟に入館するのは初めて。入ったばかりの場所はラウンジになっていました。
 学生さんがくつろぎながらも、しっかりと勉強してます。

 入口右側に受付があったので、外部の人間であるセンセイとしては用件を伝えようと......あれ?!

 働いているのは職員ではなく、学生さんです。それにそもそも、ここは受付ではありません。
 受付の機能も兼務しているのかもしれませんが。

 ここは、後輩が現況でちょっと困った時に、先輩がサポートしてあげる場所なのです。
 テーブルの手前の男女学生が指導される側。奥の4人が先輩。

 しばらくそのやりとりの様子を見学していたのですが、とても自然に助けてあげています。無理な感じがまったくありません。
 学生諸君がこのように、相互に助け合うシステムを「ピア・サポート」と言います。

 最近とても注目されているのですが、なかなかうまく行かないのが実情。

 ピア・サポートに関してそんなに多くの大学を見学したわけではありませんが、センセイがこれほど自然な印象を受けたのは、名桜大学以来です。
 とても感銘を受けました。

 「頂いた」からには「お返し」しなければなりません。

 研究会などではたいてい参加者が「今日は勉強しに...」とか「何かを学んで帰りたい...」などと自己紹介します。もちろん、事情はとてもよくわかります。
 でも良く考えてみると、これって「(自分は)頂きます!!」ってこと。下さった相手や、他の人にとってはどうなんでしょう。

 東北大学の学生さんから何かを頂いたからには、誰かにお返しをしなくてはなりません。決して損得の問題ではありません。

 誰かから頂いたものを、他の人──特に、与えてくれた人以外の人物──に自分なりのオマケ(?)をつけてプレゼント。それがグルグル回ることによって、みんなが何か新しいものを得るのです。
 昨今の、狭義の経済至上主義の辞書には絶対登場しない概念です。

 というわけで西村センセイ、昨日の研究会では貴重なものを頂いた──ずいぶん新しい発見がありました──ので、センセイもオマケを一杯くっつけて、別な人へと「グルグル」しました。
 いやー、面白かった。

 この勢いで原稿を明日からの4日間で......と目論(もくろ)んでいるのですが、さて、こちらはどうなることやら。



11月16日(金) 西村センセイ、雪化粧をした米山に見送られながら、冬のツアー(初回)に出発する

 というわけでセンセイは、今日から12月中旬にかけての週末、ほぼ毎回ツアーに出かけます。今日はその初回。すでに目的地の東北大学(仙台市)での研究会を終えて、市内のホテルに戻ったところです。
 東北大学では貴重な体験をしたのですが、それは明日のお楽しみ。

 北陸地方はこのところ不安定な天気が続いています。とりわけ北陸地方は、冬に入るこの時期でも珍しいほどの大荒れ。

 学生諸君の講義の感想にもこのところ、例外なしに雨と強風、そして寒さへの言及があります。
 受講生は3年生以上なので、たとえ太平洋側の出身だとしても、普通ならもう慣れているはずなのですが。

 でも、よく考えてみるとセンセイだって同じようなもの。

 昨晩は、iPhone 5で気象庁の雨雲レーダーで降雨の状況を確かめながら自宅へたどり着きました。
 おかげで、折り畳み傘を使うことは一度もありませんでした。

 持ち運ぶ荷物が多いので今朝の天気が心配だったのですが、起きてみるとご覧のような好天。(柏崎駅にて撮影)
 地域のシンボル米山
(よねやま:993m)には昨晩、それなりに雪が降ったようです。

 霰(あられ)や雹(ひょう)ではここまで白くはなりません。ただしその好天も今日が最後らしい。

 どうやら立場の弱いセンセイは当面、iPhone 5の画面と睨めっこする生活が続きそうです。



11月15日(木) キーボード、受難。これからも使い続けますけど

 2台のMac mini(Intel)のWindowsマシン化は、基本的には順調に進行しています。

 「基本的には」と言うからにはもちろん、残念ながら不具合も発生しています。お伝えしたソフトインストール時の64/32bitの制約は、その一例。
 意外なところでは、古いキーボードが対応しないという予想外の問題が発生しました。

 アップルの名誉のために急いで付け加えると、Mac側には何の問題もありません。少々説明が必要でしょう。

 MacをWindowsマシンとして使用する時には、キーボードの相違が問題になります。特に日本語入力の時に、日本語/外国語の入力切り替えがとても不便。
 そもそもMacのキーボードには「全角/半角」の切り替えキーが存在しないのですから。

 もちろんいくつかの解決策はあります。センセイは、トリニティーワークス有限会社が提供している、ハードウェアの違いを吸収するソフトを愛用しています。
 BootCamp用だけではなく、VMWare用など多数が用意されており、センセイは数種を使用中。

 これをインストールすると、OSの違いをまったく意識せずに操作できるようになるので、ホントに便利。だから今回も......と思ったのが、うまく行かない。

 ソフトをインストールする前に、対応状況をチェックする場面があるのですが、そこで止まってしまい、先に進めません。

 よく調べてみると、どうもセンセイが使っているキーボードは古すぎて、ドライバが対応しないらしい。
 センセイはしっかりしたタッチのキーボードを好みます。

 写真は今日、自宅書斎で撮影したもの。後方のメカニカル・キーボードは20年近く前のもの。
 今でもバリバリの現役、メインで使っています。

 自宅のMac mini(PowerPC)用には12年前のものを使っていて、それをそのまま使い続けようと思ったのです。
 どうしてもダメそうなので、金沢で写真のMac用キーボードを買い、今日、自宅に持ち運びました。

 センセイは明日から出張するので、勤務終了後、自宅へ移動したのです。

 もちろん何の問題もなくしっかり作動していますが......今までのキーボードとは全然違います。要するに、ノート機用のキーボードそのまんま、なんですね。
 でも、ま、いっかー。

 同じようなキーボードを目の前に複数置くと、すぐに間違えてしまう──実話──のですが、これだけ形状や色彩が対照的だと、その可能性は低いだろうし。
 使わなくなったキーボードについては、金沢へ運びます。

 同じモデルを他のマシンのために使っていたのですが、電子回路が損傷したらしく、正常に作動しなくなっているので。金沢では、PowerMac G4(最終モデル)に繋ぎます。
 そして最後まで、しっかりと使いたいと思っています。



11月14日(水) 先週末、新潟の話題を集めたのは...。 ──何と、母校がテレビドラマの舞台として登場!! ──

 すみません。今回は完全に地域限定、新潟ローカルな話題です。

 先週半ば、金沢にいる時に初めて知ったのですが、週末に新潟を舞台とし、県内各地でロケを敢行したテレビドラマが9日(金)に放送されるとのこと。

 伝え聞くところによると、新潟市内ではあちこちにポスターが張り出され、しかも「県内ロケ敢行」との手書き(!!)の張り紙が付いていたとか。(涙ぐましい......。)
 原作は、故松本清張氏の「疑惑」。何度か映画化、テレビドラマ化されています。

 原作の舞台は富山県内。旧家に後妻として入った女性が夫を自動車事故に見せかけて殺害し、保険金を手に入れようとしたのではないかと疑惑をめぐる、刑事裁判ものです。
 西村センセイ、急ぎの仕事があるのでその日は録画して、後日ざっと見てみたのですが...おぉ。

 新潟県内のあちこちで、しかもセンセイが直接関係する場所で撮影されているではありませんか!!
 まずは事件の発端となる「西新潟市」──架空の都市──にある港。
(以下、キャプチャ画面はいずれも(c)Fuji Television Network)

 激しい雨の晩に、尾野真千子さんが演ずる悪役がBMWの旧5シリーズを運転して、写真の場所から海へ車をダイブさせます。
 隣には柄本明さん演ずる老舗鍛冶屋の当主が乗っており、主人公のみが生き延びます。

 写真は翌日(?)、車を引き上げているところですが、実はここ、センセイが住む柏崎の、柏崎港なのです。
 その証拠に、ハイビジョン映像だと車とクレーンの間に、柏崎刈羽原子力発電所がはっきり見えます。

 後日、同じタイプのBMWを用意して再現実験を行うのですが、(当たり前でしょうが)それもこの場所で撮影されています。

 本題から外れますが、ドラマの中では「古い車なので水圧で窓ガラスが割れる」とか「(犯人が)車内にあったスパナでフロントガラスを割る」などの場面が出てくるのですが、それは不可能。

 BMW車の場合、金槌で叩いてもフロントガラスは割れません。だから助手席の下に、万一車内に閉じこめられた時の脱出用に、先端が尖った特殊な金槌を装備しているほどです。
 それはともかく、主人公(尾野真千子さん)は殺人鬼の疑いをかけられてしまいます。

 窮地に陥った彼女を守るのが、竜雷太さん演ずる弁護士の役目。ところが高齢なので裁判直前、自宅で転倒した際に骨折してしまいます。
 完治まで約半年。そこで弟子の女性弁護士(常盤貴子さん)の登場。

 この写真のシーン、窓の外の風景から、長岡市の長岡西病院で撮影されたものであることがわかります。
 合成ではありません。

 実はこの病院でセンセイの叔父が最後の時を迎えたのです。場面はおそらく夕方という設定。
 でも本当は画面奥が西なので、黄色い人工照明で夕方の雰囲気を出しています。

 その他にも、裁判員役の人の自宅がある──もちろん画面上の設定──場所は、JR信越本線来迎寺駅のすぐ北で撮影されています。有名な朝日酒造のあるあたり。
 廃止された越後交通の鉄道路線跡が正面に見えます。

 意外なところでは、弁護士が被告人に面接する「新潟中央拘置所」があります。もちろん架空の施設なのですが、これは何と、信濃川の管理施設。

 門や正面の建物は本物なのですがその背後にそびえる、いかにも拘置所らしい建物はCGによる合成(!!)。ちゃんと見ると割と簡単にわかりますが。
 全く予想外だったのが、裁判所でした。

 協力したにいがたロケネットのホームページでは「新潟地裁前」とされていまいますが、それは絶対に違います。
 だってこの建物、センセイの母校だもん。

 センセイは新潟大学を2回卒業(!!)しているのですが、最初に入ったのがここにあった教育学部でした。

 センセイらは学部がここにあった最後の学年。次からは五十嵐キャンパスへ移転してしまいました。
 現在でも新潟大学の医学部関連施設として使用されています(ドラマの最後には新潟大学の協力であることがクレジットされています)。

 ちなみに、上空のヘリもCGです。このヘリコプターはホバリングしているのですが、このような状況では危険防止のため、右回り(時計方向)で旋回飛行することになっています。
 上空から撮影した映像を思い出していただくと、例外はないはずです。それにそもそも、ヘリがいる場所は医学部付属病院の上。

 一番難しかったのは、先輩弁護士(竜雷太さん)の事務所がある場所です。日本海を一望できて、それなりの斜面で、田圃が広がっていて......。
 意外に思われるかもしれませんが、このような場所は新潟県にはほとんどないのです。

 新潟市付近から上越市付近までは、そもそもこのような地形がないし、仮にあったとしても海の向こうには佐渡島が見えてしまいます。映像にはまったくその気配がありません。
 だから可能性があるとしたら「県北」──概ね村上市付近──か、上越市以西。

 ところが県北にも、皆無とは断言できませんがこのような地形は少ないし、この地域からは粟島が画面に入ってしまいます。粟島はけっこう大きな島なのです。
 申し訳ないことに、訪れたことはありませんが。

 そうなるとおそらく県西部の名立〜糸魚川......と考えながら、画面を見ていたら、番組の最後で謎が解けてしまいました。

 直江津や名立の西、そして糸魚川からだと東にあたる筒石漁港の一部が見えたのです。それにセンセイがよく利用する国道8号線の一部も見えます。
 チャンスがあったら現地を確認してみましょう。

 ただしドラマの中では、極力違和感を感じさせないようにロケ地を変更しています。例えば番組前半で「越後警察署」なるものが登場します。
 しかし外観──おそらくどこかの学校を借用──と、内部はまったく別な場所で撮影されています。

 また先ほど触れた先輩弁護士事務所(という設定の建物)は、絶対に海岸部にはありません。敷地内に立派な杉の木が何本もあるのですが、杉は海岸近くでは育たないのです。
 かなり内陸で撮影されているはずです。

 ちなみに、ご紹介した各ロケ地はそれぞれ概ね100Kmほど離れており、常盤貴子さんが演ずる弁護士は古い自転車でその間を行ったり来たりします。(別に、いいんですけど。)

 またドラマの中で、「西新潟市」在住の被害者と加害者──どっちがどっちかは、原作を読むか番組を観るかしてください──は、月岡温泉で足湯を浴び、白山神社(新潟市)に立ち寄り、最後は片貝(長岡市)で花火を観て西新潟市の港へ向かいます。
 新潟県人としては絶対にあり得ない!!

 でも、もちろんいいんです。ドラマですから。

 ざっと観ただけですが正直なところ、尾野真千子さんに悪役を背負わせるのはやっぱり無理だと思います。良い俳優さんですし、個人的にはとても注目しているのです。
 でも、底抜けの悪人を演じさせるのは、やっぱり、無理。

 同様に、常盤貴子が知性を求められる女性弁護士を演ずるのもかなり辛かったです。恋愛ものだったら全然違うのでしょうが。

 でも、まぁ、ご縁のあった場所がたくさん写っているので、春の「終着駅 トワイライトエクスプレスの恋」と同様、ブルーレイに残しておこうかな、と思っているのです。
 白状するとあまりに忙しくて、「トワイライト」もまだ編集、ブルーレイ化していないのですが。



11月13日(火) 新しいMac OS Xでは、「ユーザー」フォルダから「ライブラリ」が消えていた!!

 お伝えしているように、センセイはこれまで金沢のアパートに置いていたMac miniを自宅書斎へ移動し、その代わりに登場したばかりの新Mac miniをアパート用に購入しました。
 いずれも、アップル純正のBootCamp機能を用いてMacintoshとWindowsの兼用機として使用します。

 すでにアパート用のものは一部ソフトを除いてインストールを完了し、実用に入っています。自宅のものはこれまで使ってきたMac環境をそのまま残して、現在はOS(Windows 7)をインストールした段階。
 この過程でいろいろ驚かされることがありました。ちょっと予想外でした。

 その一つがBootCampでインストール可能なWindowsのバージョン。と言っても、OSの種類──事実上Windows 7しか選択できない──ではなくて、そのbit数の違いなのです。

 新Mac miniのOSは10.8.2なのですが、今までと同じだろうと思い込んで新規に購入した32bit版をインストールしようとしたところ、64bit版でないと不可とのこと。
 幸いにも手持ちのもの──もちろんいずれも純正品──を用いて事なきを得たのですが。

 そもそもMac OSそのものが完全に64bitになっているようで、MacBook Proから移行させたソフトの中で、かなりのものが実行不可能になっていました。
 それらは32bit環境でしか動かないということなんだと思います。

 「見かけ以上にMac OSは変わっているんだなぁー」と感じながら、従来の環境を移行させていると、あれっ?!

 センセイはメインのブラウザにMac/Windows環境ともにアップルのSafariを使っているのですが、そのデータを移行させようとして、目的地がないことに気づいたのです。
 写真上段は現在メインとして使っているMacBook Proの内部状態。OSは10.6.8です。

 これまでのMac OS Xでは、アプリケーションその他に必要な情報はいくつかの「ライブラリ」というフォルダに収納されてきました。
 メインはボリューム直下にあります。

 でも最近のOSは複数のユーザーの使用を前提としているので、それぞれに応じた「ライブラリ」も用意されています。
 下線の部分がそれで、センセイ(=Administrator)固有の情報がここに収納されています。

 今回はこの中の「Safari」フォルダ中の「Bookmarks.plist」──これがSafariのブックマークそのもの──を新しい環境へコピーしようと思ったのです。
 ところが......ない。

 下の写真のように、「ライブラリ」フォルダが消えているのです。信じられない!!

 不可視フォルダにしている可能性もあったため、Windows環境からこの部分を見てみました。
 これだとデータが丸裸になるのです。

 だからちょっと危険なのですが、やはり“Library”フォルダ──Windowsからだと英語表記になる──は見えませんでした。
 いったいどうやって、ユーザーごとのデータを管理しているんでしょう。

 もちろんブックマークの読み込み/書き出しそのものは標準の機能を使っても可能なのですが、ブックマークデータ本体の更新ではありません。

 いままではUSBメモリか何かで「Bookmarks.plist」を保存、更新しておけば、全てのMacで、しかもMacintosh/Windows環境を問わずに利用できたのです。
 とても便利だったのですが......。



11月12日(月) 直江津駅構内に留置されていた205系電車は、改造後に関東地方で現役復帰へ

 先週末、鉄道ニュースを読んでいると、思わず「へぇー」と思う記事が掲載されていました。もちろん個人的な、そしてローカルな話題なのですが。

 ニュースによると長野駅近くにある「長野総合車両センター」に留め置かれていた電車が大宮車両センターおよび東京車両センターへ運ばれたとのこと。
 同所で改造後、関東地方で働くことになる見込みだそうです。

 実はこれらの車両、その一部が長野ではなく新潟県上越市の直江津駅構内、写真の場所に車両の種類ごとに再編成されて留置されていたのです。
 期間は1年くらいでしょうか。

 一番多い時は2編成約20両がここに置かれていました。夏休みなどに鉄道ファンがたまたまここを通るとびっくりしてカメラを構えていました。記憶に間違いなければ、少なくとも一部は長野で廃車になったはず。
 最近の電車は以前のものと違って、耐用年数が短くなっています。

 いわば消耗品扱い。だからこそ鉄道ファンは驚いたのです。

 ちょっと前にそのうちの1編成が搬出され、入れ替わりに写真の211系がやって来ました。しばらく前まで東海道本線などで主力として活躍していた車両です。
 ずいぶん立派な車両なのに廃車にするなんて、都会の人は贅沢だなぁーと思っていたら、どうも違うらしい。

 報道(こちらこちら)によると、JR東日本は首都圏の211系をあちこちの基地に分散留置させています。
 しかるべきタイミングで直流電化されているローカル線で再使用するようなのです。

 首都圏で運行されていた電車は長い編成なので、そのままでは田舎を走るわけにいきません(長すぎるので)。
 だから一部は改造されるのでしょう。

 それでも211系が長野や新潟、そして山梨県内を走ることになるんじゃないかと考えると、ちょっと楽しくなります。

 ちなみに写真は撮影後、映像が暗かったため、かなり明度を補正しています。右上の黒い部分は雨粒。
 昨日の北陸地方は大荒れの天気だったのです。

 幸いにもセンセイはうまいタイミングで糸魚川を通り抜けたものの、その後は強風で特急を含めて運休が相次ぎました。当地はすでに、冬本番モードに入っています。



11月11日(日) 「......そういうこと、だったのね。」 ──Windowsネットワークに確実に接続可能となりました──

 もちろん皆様良くご存知のように、センセイは歴代のMacをWindowsネットワークに参加させて仕事をしています。ところがWindows側のOSを7にバージョンアップさせると状況が一変。
 MacをWindows側で認識させるのがとても難しくなってしまいました。

 一度でも接続できれば「エイリアス」(Windowsの「ショートカット」に相当)を使えば確実に繋がるので、実害は少ないのですが、最初がとにかく大変。
 それにそもそも、繋がらない理由がわからない。

 XPまでは、「ワークグループ」を設定した上で、共有させるWindowsフォルダやボリュームのプロパティ欄で、接続させるMacのユーザー名を登録すれば、ほぼ確実にネットワークに参加できたのです。

 ところがWindows 7になってからセキュリティ管理が厳しくなったらしく、登録しようとしたユーザー名をなかなか認めてくれません。それでも幸いなことに、MacBook Proの時はいろいろやっているうちになぜか接続できたのですが。
 でも今回、Mac miniを購入して共有を設定していると、再び同じ事態が発生してしまいました。

 センセイの名前を登録しようとしても「そんな人は知りません」とのつれないお返事。このままではMac miniを導入し、Windowsマシン化した意義が半減してしまいます。

 改めて、なぜMacBook Proでは接続できてMac miniだと不可なのかを考えてみると、インストールの際に一つだけ違う点があったことに気づきました。

 MacBook Proを購入した時は、Windows OSのインストール時に「西村秀雄」という名前で登録しました。“Administrator”を決める最初の場面です。
 システム管理者名は後からいくらでも変更できますから、今回のMac miniでは英語の名前で登録し、その後管理者名を漢字に変えました。

 でもWindowsシステムの内部を調べてみると、存在するのは最初の、仮の英語の名前だけ。変更後の漢字のものは見当たりません。
 そこで最初の名前を共有フォルダの所定欄に入力すると、まるで何事もなかったかのようにあっさりと認識されました。

 ご覧のようにMac OS 9マシンからMacBook ProもMac mini──いずれもWindowsマシン──もしっかり見えています。
 もちろん読み書きは完全で、セキュリティー保護も強力です。

 そこでこの点を意識して、自宅に持ち帰ったMac miniにもこの週末、Windows 7システムをインストールしたのですが、とても安定して繋がっています。
 要するに、Windowsシステムにとっての本当の管理者は、インストール開始時に運命づけられるんですね。

 いわば「本名」のようなもので、その後いくら管理者権限を譲っても、システムからすると管理者のラベル(名札)が変わっているだけ。

 「わかりました。でも、私の真のご主人様は...」ということのようです。はい。

※以上は“DAVE”という専用ソフトを使って、旧Mac OS(Mac OS 9)からWindowsへアクセスしている時の状況です。新Mac OS(Mac OS X)については、同ソフトの最新版を使っているにもかかわらず、少なくともセンセイの環境ではMac OSの特定のバージョン以降、Windowsネットワークにまったく繋がらなくなったままです。状況が変化したらご報告します。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る