2016年10月15日更新(2016年10月23日ページ移動。2018年11月24日写真削除)
■10月15日(土) 大学の先生方も、コミュニケーション力にはずいぶん差があるらしい
実は昨晩、講演会関係者のご厚意により、秋田駅前で講演者囲む食事会に参加させていただきました。
要するに飲み会です。東北を訪れるたびに実感しますが、人々が本当に暖かい。時間があっと言う間に過ぎてしまいました。でも今朝は早起き。
始発の秋田新幹線に乗る必要があるのです。目覚まし時計はセットしなかったのですが、5時半、まだほぼ真っ暗な中で目が覚めました。秋田駅に隣接するホテルですが、大急ぎで支度を整えます。
今朝の秋田は霧が出ていて、もしかしたら列車が遅延するかもと心配したのですが、定時に運行。10時前に東京駅に到着し、そのまま東海道新幹線に乗り換えます。今日の目的地は大阪。
駅前のホールで講演会があるのです。会場に入ったのは13時過ぎ。プログラム前半は講演会で、もちろんそれはそれで参考になりました。後半はワークショップ。
9人ほどで写真のように円陣を組みます。全部で10チーム。全員が初対面。写真は休憩中に撮影したものですが、様子が変化してきました。写真右手前のチームはにこやかに談笑しています。
その奥では、数チームが名刺交換モードに入っています。休憩中なので、関係者の誰から指示したわけではありません。まったくの自然発生なのです。
ちなみにセンセイが割り当てられたチームは、この写真の中に入っていません。う〜ん、大学の先生方も、コミュニケーション力にはずいぶん差があるらしい。もちろん、それが不得意なセンセイを含めてです。
いろいろ考えながら、そしてビールを飲みながら深夜に金沢到着。本日の移動距離は約1,500kmでした。
■10月14日(金) 「全国的には良く晴れるでしょう...。」でも、センセイが訪れた秋田は例外だった
昨日は午後の講義を終えてから残務を片付け、大学を離れました。この週末は出張なのです。
アパートに戻り、荷物をまとめます。経路の関係で、今回は電車での出張。つまり車は金沢に残したまま。新潟との移動に関してはあまり好きになれない北陸新幹線と在来特急を使って、暗くなってから帰宅。
今朝は通常より早く起床し、僅かな荷物を持って最寄りの柏崎駅へ急ぎます。始発の快速列車に乗り、長岡で新幹線に乗り継ぎます。上越新幹線の長岡―新潟間に乗るのは本当に久しぶり。沿線の様子がずいぶん変わっています。
新潟駅に到着すると、白新線・羽越本線の特急「いなほ」に乗り換えます。これから目指すのは秋田。市内にある日本赤十字秋田看護大学/秋田短期大学の講演会に参加するのです。
羽越本線の列車は利用客の減少で極限まで削減されています。その関係でセンセイは、ずいぶん早く秋田に到着。
始発列車に乗るくらいですからね。そこで荷物をホテルに預けて、ちょっと市内に出かけようとした時、俄かに天気が怪しくなってきました。
「良く晴れるでしょう」と、昨晩の天気予報は伝えていたのに。すぐに激しい雨になったのでホテルへ戻り、預けた荷物の中から傘を取り出します。本当はもっと早くにすべきだった。
段取りが大幅に狂いましたが、所定の時刻より早く、日本赤十字秋田看護大学到着。日赤病院の、道路を挟んだ反対側に校舎が位置しています。ロータリーの中央には看護師/看護学生の銅像。
短大を含めて学生数は学年約170名とのこと。学生さんのセンセイへの挨拶、あるいは立ち居振る舞いを見ていると、人数に見合った丁寧な教育が行われているんだろうなぁと思います。センセイは会場へ。
講演会の様子と、それに続く出来事については、次の機会に。必ずしも次回とは限りませんので、悪しからず。
■10月13日(木) 「気温が低下したから」だけではないと思う ──足環を付けた鳩を見つけました──
どうも疲れが取れない。
昨晩は、日中の失敗は真摯に受けとめるとして、割と早めに就寝。だからといって、スッキリと目覚めることができる、というわけにはいかないらしい。
無理をせずゆっくり休むことにして、教職員や学生と一緒にご出勤。今日は午後に講義があるので、基本的にはそれに向けて注力したのですが、同時に、昨日の(失敗した)講義の後始末も。と言っても、お詫びの文章を書いたり、というわけではありません。
提示した資料を、著作権に配慮しながら加工し、学生諸君が利用できるようにするのです。他の仕事もあったので、1時間以上かけて作業し、出来上がった教材をアップロード。所用で外へ出ます。
道路の脇に鳩がいることに気づきました。最初は「普通の鳩」だったのです。でも、何だか様子がおかしい。不審に思って近づいても、位置こそ多少は変えるものの、逃げるそぶりはない。次に気づいたのは両足の足輪。
さらに近づきますが......そもそも飛ぼうとしない。もしかして、飛翔することができないのかも。
いじめるつもりは毛頭ないので、iPhone 5でその姿を撮影し、その場を去りました。約1時間後、お弁当を買いに行く時間になって、ふと、彼/彼女のことが気になりました。
そこで、あの鳩がいた場所の先にある弁当店へ行くことに。「さすがに、もういないだろうなぁー」と思って玄関を出ると、何と、先ほどから少し離れた場所にその鳩が。やはり飛べないんだろうと思います。
近づいても、ゆっくりと両足で歩いて逃げるだけ。帰宅してから確認すると、今日の金沢は、最高気温が今シーズン最低だったそうです。晴れていたけど、寒い。先日、センセイは就寝中にあまりに寒くて目が覚め、冬用の布団を引っ張り出しました。
さすがに今度は暑過ぎたのですが。残念ながら彼/彼女の不調はおそらく、その寒さのせいだけではないと思う。
■10月12日(水) 晴れの日があれば、雨の日も... ──西村センセイ、ついにヤキがまわる?!
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もともと水曜日はヘビーな日。しかも締切を過ぎてしまったもの(!!)を含めて、仕事がどんどん溜まっています。そこで今日は早朝から出勤することに。
窓の外を確認すると、多少の雲はあるものの晴れています。でも天気予報によると今日の日中は雨とのこと。気象庁の雨雲レーダーを見ると、確かに細い雨雲が迫ってきています。明らかに寒冷前線によるもの。
そこで今日は自動車でご出勤。講義の最終準備をしていると、急に会議の連絡。まだ始業前の時間なのに。二つの立場上の会議が続きます。もっと早く終わるだろうと思っていたのですが、終了したのは12時ちょうど。
1時間後には大きなホールで講義開始。30分前には到着して、解錠する必要があります。時間がないので、会議の資料を持ったまま弁当屋へ行こうとすると、外は雨。予報通りのかなり強い雨です。
傘を持参していない学生もいて、びしょ濡れになって走っていきます。ひとまず研究室に戻り、アパートから持参した大きめの傘で再度弁当店を目指します。されど今度は、棚に商品がない。こういう日もあるんですねぇ。
売店に戻り、学生向けの大きなお弁当を、並んで購入します。冷たいお弁当を急いで食べてホールへ。幸いにもTAのお嬢さんが気を利かせて所定の場所から鍵を持ってきてくださりました。
本当は今日、彼女に鍵の在処を教えるつもりだったのです。10人以上の学生が外で待っていたので、とにかく中に入れて、お互い講義の準備。180名近くが集まって13時に講義開始。
最初は次週提出の課題の説明や、資料、要点の確認。前回は討議の途中で終わったので、そこから再開しようとした瞬間、室内の雰囲気が一変しました。それは認識したのですが、なぜそうなったのかがわからない。
グループで討議するよう指示して、机間巡視を始めると「○○までは先週終えたから」との声......あ"っ。お察しの通り、誤って、すでに議論を終えた部分から再開するように指示してしまったのです。西村センセイもついに、ヤキがまわったのかも。
もちろんお詫びをして、本来の場所から議論したのですが、やはり、一度掛け違えたボタンはなかなか直らない。写真は昨日正午ころに撮影したキャンパス。見るからに秋の空です。右側には飛行機雲が、左側にはさらに上空の別な飛行機雲の陰が写っています。
晴れの日があれば、雨の日もある、ということです。トホホ。
■10月11日(火) ご主人が1年前に交通事故死した理容院を訪問させていただこうか迷っていたら...
ここ2ヶ月ほど、迷っていたことがあります。
1年前、センセイが24年間、毎月通っていた新潟市内の床屋さんが、趣味の大型オートバイで山形県内をツーリング中、交通事故に遭って亡くなられました。
数日後に知ったので、1週間後にお宅を弔問させていただきました。もともとはお母様が理髪店を営んでいたようです。センセイより7歳若いご主人がお店を継いでからは、カットはご主人、お母様が顔剃りという分担。
地域の人に愛され、常連客の絶えないお店でした。「その後」がずっと気になっていたのですが、100kmほど離れているし、無理に押し掛けるわけにもいきません。
1年後の節目に訪れようか、逆に迷惑にならないだろうか......。今月後半、新潟市内と県の北部に用がある──絶対行かなければならないほどではない──ので、この機会を利用して、ひとまずお宅を訪問させていただこうと考えました。
別な目的地への経路を確認していて、ふと、床屋さんの様子をストリートビューで確認すると......あれ?!
お店の様子が変わっています。駐車場に白線はなかった。つまりこの線に沿って駐車してくださいということです。撮影日を確認すると今年7月。
比較的最近です。((c)Google)写真中央から右側が住宅部分なのですが、左側の店舗部分には見たことのない張り紙が。拡大してみると、特定の曜日のみ営業しているらしい。誰かにお店を貸しているのなら毎日営業するはず。
高齢のお母様が、一人でお店を再開させたのでしょうか。いずれにせよ、これは訪問させていただくしかありません。
■10月10日(月:祝日) 季節の替わり目 ──実家の、樹齢百年の松の木が枯れてしまった──
昨日の夜の、修正後の天気予報は「ただし、雨は降らない見込みです」。
目を覚ますと、外は雨。昨日に引き続き、予報は悪い方に外れてしまいました。雨が降っていなければ朝、ざっと洗車してから金沢へ移動するつもり。
先日の颱風で、いつもとは違う、妙な汚れ方をしてしまったのです。洗車は諦めて自宅を出発し、富山市付近のごく一部だけ高速道路を使って無事に金沢へ到着。帰宅時とは対照的に燃費計はぐんぐん伸びて、全区間平均で20.7km/Lを記録しました。
沿道の、富山市内の小学校では体育祭も開かれていました。今日は祝日なんだ。昨日は所用で何度か出入りしたのですが、その一つが実家の用。電話機の子機が不調とのこと。実はセンセイが金沢へ移った時に購入したFAXを使い回しています。
だぶん電池を交換すれば何とかなる。ただし自分用に購入したので、カタカナだけの、小さな相手先表示。しかもイザという時のための緊急連絡ボタンもありません。高齢の両親のこれからのことを考えて、表示の大きな電話機を購入し、自宅で連絡先をざっとセットしました。
実家へ移動して、セットアップを完了。日曜と今日の休日を利用して新潟市(旧豊栄市)へ婿入りした弟一家がやってくるというので、近くのスーパーへ食糧を買い出しに出ることに。
実家の前は用水路になっているのですが、そこに架かる橋を渡ると父は、「写真を撮って欲しい」とのこと。最初は何のことがわからなかったのですが、良く聴くと写真中央、敷地に入ったばかりのところにある松の木が枯れてしまったというのです。
確かに、半年前とは全然違います。近日中に伐採するそうな。父親によると樹齢100年。満86歳の父が生まれる前から存在していることになりますから、どこまで正確かはわかりませんが。
計算してみると明治23年生まれの祖母(父の母)が26歳の時ですから、もうここに嫁いでいるはず。
父は、その父あるいは母から松の木について聞かされたものと推測されます。先日は祖母の33回忌を執り行い、彼女の息子である父は、新しく購入した電動アシスト式のユニバーサル自転車(3輪)に喜んで乗っています。
“memento mori.”密かに覚悟はしていたものの、秋は、急にやって来ました。
■10月9日(日) 秋庭歌一具 ──自宅庭の手入れは今年から、シルバー人材センターに──
今日は、午前中は雨が降るものの午後からは晴れとの予報。
少なくとも当地では、大降りこそせず、また時々は止むことはあったものの基本的には一日中、雨。貴重になった青空を期待していた分、ちょっと損した感じ。
今日は所用で何回か外出。雨が降り続いているので、自動車でです。自宅と棟続きの車庫へ。2面が壁なので、車の脇を通って自宅裏、南側の庭に出ることができます。
設計したのはセンセイの母親。植物を育てるのが好き、かつ非常に上手──センセイ、この点は遺伝しなかった──なのに、「家(=センセイの実家)の庭は触らせてもらえない」という理由で設計しました。
江戸の敵を長崎で...という気がしないでもないのですが。というわけで雪が融けると雪囲いを解きに、秋は伸びた枝葉の手入れに、そして冬になる前は枯れ葉の整理と雪囲い。
20年前にこの自宅を新築してから、これらの作業は両親(+手伝いの甥)が担当。でも今年の秋は、手入れを市内のシルバー人材センターに依頼しました。先々週、センセイの不在中に作業は完了。
改めて見渡すと、すっきりした、というよりむしろ寒いくらい。降り続く雨のせい、あるいは少し前までの暑さの記憶への反動からかもしれませんが。