2015年10月31日更新(2015年11月8日ページ移動。2018年1月6日写真削除)

──2015年10月第5週のニュース──

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10月31日(土) 僅かな差、しかし確実な違い ──新しい理容院に入ってみました──

 今朝はいつも通り起床したのですが、朝食は食べません。午前中に同級生の医院で内視鏡(胃カメラ)による検査を受けることになっているのです。
 指定された時刻に自宅近くの病院へ。

 胃の動きを一時的に抑える薬の注射や、麻酔の投与など準備を終えて、いよいよ検査開始。今回は初めて鼻から内視鏡を入れたのですが、経口に比べると内視鏡がかなり細いのと、舌に触れず吐き気がない分、格段に楽でした。
 ま、もともと同級生は内視鏡検査が上手い──技量の差が大きい──のですが。

 結果的に大きな問題はなかったのですが、胃ガンに結び付くピロリ菌特有の症状が確認されたので、抗体検査で確認した後、菌を除去することにしました。
 う〜ん、これならバリウムを飲むより早くて確実かも。

 昼食を済ませると実家へ向かい、用を済ませます。帰路、いろいろ考えます。散髪の件です。
 できれば今日中に片付けたい。

 胃カメラ検査を終えた後、同級生にお勧めの理容院を尋ねたのですが、「どこでもいいんじゃないのぉ」。
 ただし、彼も自分が行くのは隣の長岡市の理容院とのこと。何だ、同じじゃん。

 でも現在の西村センセイ、約35km離れた長岡で毎月散髪する気にはなれそうにない。
 100kmの新潟へは平気で通っていたのに。

 というわけで、金沢などでも見かけるようになり、しかも最近近所にオープンした道路沿いの“cut-A”へ。
 株式会社カットツインの経営です。

 入店時のお客さんはセンセイだけ。最後は1人待ってましたが。店舗急拡大のせいでしょうか、センセイの相手をしてくださった方は他店からの応援でした。
 他には店長さん一人。いずれも男性でした。

 結果はというと従来比、費用(1,500円)は約1/3。新潟までの往復費用を考えると1/4くらいになります。時間はちょうど半分。そして出来映えはというと、約3/4くらいでしょうか。
 もちろんちゃんと仕事をしてくださったので、それ自体は感謝しています。

 実は、まだお伝えしていませんでしたが愛車BMW 318iの傷みが進行しているため、残念ながら半年以内に更新することになると思います。

 定年までの年数や勤務形態──要するに新潟─金沢間の移動──などを考えて、今回はBMWの新型(こちらこちら〔いずれも販売を完了した前期型〕)にするつもり。
 お金の問題ではないのです。要するに、センセイにとって必要だから。

 でも、約10年後の「その次」は別。

 アクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込みたくはないので、現在と同じMT車にするはずですが、その頃のセンセイは退職しているか、目前に迫ってる状態。
 本質的にはお金の問題ではないのですが、それでも現在とは判断基準が異なるため、10年後は国産車にすると思います。

 今回の理髪店の選択の件は要するに、散髪に関する10年後が新潟の理髪店のご主人の頓死により、突然、現実となったようなものなのです。



10月30日(金) 巨石群はどこへ行った!? ──新駐輪場用地がその姿を現しました──

 今週の学部の講義は、ビデオ視聴に続いて学生諸君はグループ討議。

 ディスカッションは始まったばかりですが、熱心に取り組んでいます。金沢工大、こういうところは凄い。で、この状況を言い換えると、センセイの出番はない。
 スライドやビデオを上映するために降ろしていたブラインドを上げると、外は曇り空。

 日本海側はこれから半年、このどんよりとした空が続きます。「太平洋側から来た1年生にはこの天気、きついんだよなぁー...」などと思いながら窓へ近づくと、あれ?
 地鎮祭を終え、建設が始まった駐輪場用地が眼下に広がっています。

 写真中央、滑走路か何かのようにアスファルト部分が存在しますが、その手前、樹木(伐採済)に囲まれた場所に、とても大きな庭石がゴロゴロしていたのです。
 かつてこの石を使った日本庭園が存在したとか、作ろうとしたという話を聞いたことがあるような、ないような......。

 現在も巨大な石──自転車の男子学生と、重さを比較してください──が2個だけ残っています。
 あれだけの石は、いったいどこへ消えたんだろう。

 金沢工大では、今晩の前夜祭を皮切りに、工大祭が始まります。センセイは外せない用があるので、前半は新潟の自宅にいて、後半からの参加。
 そこで巨石の行方を追ってみたいと考えています。

 ちなみに、写真は講義終了後にiPhone 5で撮影しました。デジカメを持っていなかったので。



10月29日(木) 変化し続けるお店 ──大学近くのラーメン店「テラ」へ、数年ぶりに入ってみました──

 昨日の金沢工大は、水曜日だったのに金曜日の授業。曜日回数の調整のためです。

 センセイは金曜日に講義はありません。だからずっと立場上の仕事をしていたのですが、お昼を食べなきゃならない。午後、難しい件でお偉方と交渉する予定。
 センセイに最も向いていない仕事です。ふぅ。

 その時は晴れていた──やがてにわか雨に変わった──ので、何となくキャンパスの外へ出たのですが、行く先が決まりません。講義がある時は有無を言わさずに弁当屋ということになるのですが。
 大学周辺を一周するような格好になったところで至ったのは、ラーメン店「テラ」の前。

 考えてみると、4年ほど来ることがありませんでした。ちゃんとした商品を作っていることはよく知っているのです。でもセンセイにとって「テラ」は、塩ラーメンのお店
 センセイは塩味派ではなくお醤油系なので、しばらくご無沙汰してしまいました。

 入る時から出る時まで、お客はセンセイひとり。店内はほぼ昔のままだったので、まるでつい先日も来たかのような錯覚に陥ります。
 でも、メニューを見ると、全然違います。

 塩ラーメンはなく、センセイが理解した限りではお醤油系ばかり。一番上にあった「中華 SOBA」(750円)をお願いしました。
 改めて店内を見渡します。

 かなり長い間来ていないので、お店の方が以前と同じなのか、ちょっと自信がありません。身のこなし方と、奥様(?)には微かに記憶があるような......。
 でも、少なくとも男性1人はまったく存じ上げません。

 程なく届いたのが、写真。一瞥しただけで丁寧に作られていることがわかりますし、味もそうだろうという予想が立ちます。
 まずスープを頂きます。

 ベースは鶏ガラで、少し魚粉が入っています。ただし流行の「これでもか」と言うほどではありません。
 そして店内の説明によると野菜のエキスが入っているとのこと。

 魚粉のためだと思いますが、以前、限定で提供されていた醤油ラーメン──正式な名称は忘れました──程には澄んでいないものの、比較的あっさりとしたスープです。

 醤油の個性が際立つのですが、店内の掲示によると「香川の老舗醤油メーカー『かめびし屋』の古醤油を二種類ブレンドして使用」とのこと。初めて知ったお醤油屋さんです。
 若竹のようなしなちくを頂いてから、麺へ。

 記憶に間違いがなければ、以前は肌理(きめ)の細かい小麦粉を使った、割とペタッとした麺だったのですが、今回は粒子がある程度大きく、蕎麦っぽい感じ。
 歯触りがかなり違います。

 相変わらず量は少な目。高齢のセンセイには問題ないのですが、若い人にはちょっと向かないかも。それに彼らはもっとメリハリのある味の方が好みだろうし。
 チャーシューは、ちゃんと作られているのはわかったのですが、ちょっと肉っぽかったので、少ししか食べることができませんでした。

 というわけで、お店を後にしたのですが、センセイがご無沙汰していた間、このお店はずっと「テラならではの味」を探求していたんだろうなぁー。

 唯一、変わらないものがあるとすれば、それはその探求心だと思います。



10月28日(水) 長く空き店舗になっていた大学脇の「びっくりラーメン」跡が、無料のカフェになるらしい

 今日は金沢工大周辺見たままシリーズ。要するに、忙しすぎて首が回らないということなのですが。

 金沢で日中、大学を離れて出かける行き先といえば、まず2軒の弁当店とパン屋さん。他は、まれに郵便局とドラッグストアくらい。そもそも、理由なしに職場を離れたら職務専念義務違反になりますし。
 写真は先週ほっかほっか亭(左手やや奥)へ行く途中に撮影したもの。

 左側、交通整理の人が立っている場所にはかつて、「アールドリーム」というお店が存在していました。
 その閉店・解体から始った道路工事(写真左側へ延びている)本体はすでに完了しています。

 引き続いて行われているのが自転車通行帯の新設工事。車道は一見すると片側二車線に見えますが、普通の自動車が走行可能なのは、右側だけ。
 左側は自転車通行帯なのです。

 ご覧のように、少なくともこの場所では、自転車通行帯の方が自動車の車線よりも広くなっています。
 先週、夜間に自動車でこの場所を走行したのですが、かなり気を使いました。

 現在見ている方向の工事は完了し、続いて反対側の工事を行っています。道路を広げるといっても、一部の民家は庭を削っています。
 他にも側溝や、写真のように電柱や電線の移設などが必要。

 物事を円滑に進めるための難しさを思い知らされます。

 お弁当を手にした帰り道は、道路の反対側へ渡ります。状況を確かめたい場所があるのです。それは写真右側、軽自動車の右手にあるビルの1階。
 ここにはかつて、「びっくりラーメン 工大前店」がありました。

 センセイは前任校時代、出張先の大阪で初めて「びっくりラーメン」を知ったのですが、センセイが金沢工大に赴任した後、まるでセンセイを追いかけるかのように工大前店がオープン。
 月に1回程度は利用していたと思います。

 しかし数年後、当時運営していた吉野家HDが、そのラーメン部門を整理することになり、やがて工大前店も閉店
 その後はずっと、空室になったままだったのですが、先週、店内で改装工事が始まりました。

 昨日撮影したのが写真。内部の工事はまだ続いていましたが、お店の姿が徐々に明らかになってきました。
 お店の名前は「
0 ZERO CAFE(ゼロカフェ) 大学生限定応援カフェ」。

 「学生と企業をつなげるコミュニティカフェ」で、ドリンクや勉強、ミーティング、セミナー、WiFi、NAIL──なぜネイル?──が「基本無料」とのこと。
 ここは「金沢工大前店」だそうで、金沢大学前店はすでに営業中。

 う〜ん、どういうお店なんだろう。



10月27日(火) 今日は午後から雨との予報。徒歩で出勤したセンセイが途中で出くわしたのは...

 今日は見たままのお話。

 センセイは昨晩遅く、北陸新幹線で金沢へ移動しました。つまり金沢に愛車318iは存在しません。このような場合センセイは基本的に、自転車で大学へ出勤します。
 ところが当地の天気予報は午後から雨とのこと。

 ちゃんとした雨具を持っていないので、今日は自転車を使えません。そこで久しぶりに徒歩で出勤しました。

 電車で新潟ー金沢間を移動していた時は、徒歩での通勤はごく普通のことだったのです。
 でも、自動車がメインになってからは、晴れの日は自転車、雨の日は自動車。

 皆さんもそうだと思いますが、徒歩と自転車と自動車では、利用する経路が微妙に違います。帰りにスーパーへ立ち寄る必要があるので、往路と復路も少し異なります。
 で、ひまわり保育園の裏を歩いていると......まさか。

 近づいてみるとご覧の通り、やはり「妖怪ウォッチ」です。(すみませんが、正式なキャラクター名称を知りません)
 ここはドラえもんサンタさんバージョン)やばいきんまんがいた場所。

 久しく人形を見ることができず寂しい思いをしていたのですが、あのおばあちゃんは再び、すっかりその気になられたようです。
 達者で何より。

 個人的には、ドラえもんやばいきんまんの方が特徴を掴んでいるように思えるのですが、それはここだけの話ということで。



10月26日(月) 都心からは案外、富士山がよく見えます。今日はダメでしたが

 昨日、新潟と長岡──後日ご報告できると思います──で深手を負った西村センセイ。

 もちろん立ち直ってなんかいないのですが、仕事は仕事。今日は予定通り都内で開かれた研究会に参加しました。ご覧のように少数の、相当ヘビーな会議。

 一昨日に引き続き内容は省略させていただきますが、例によってこちらからご挨拶したり、あちらから声をかけられたり。
 日程的にはきつかったのですが、来ただけの甲斐がありました。

 今日の会場は「アルカディア市ヶ谷」。大学を含めて、私立学校関係者には「私学会館」の方が通じやすいと思います。
 個人的にはいろいろな思い出がある場所。

 今回もそうですが、私学会館では大学関係の会議など、いろいろなイベントが開かれます。
 センセイも国際基督教大学の助手だった時に、ここで「魔境」“
The Magic Mirror”に関するシンポジウムを開催しました。

 そしてもう一つ。私学会館は宿泊施設を兼ねているのですが、客室によっては靖国通りの向こうに富士山を見ることができるのです。
 というか、そもそも富士山は都心から案外良く見えるのです。各地に残る「富士見・・・」という地名がその証拠。

 新潟の大学へ勤務していた時に文部省(当時)の会議があって、たまたま私学会館に宿泊したのですが、起床すると窓の向こうに大きな富士山が。
 センセイは都内西部に数年間住んでいたので、富士山そのものはよく見ていたのです。

 でもその時は都心でこんなにはっきりと見えるとは思っていなかったので、ホントにびっくりしました。思わず別室に宿泊していた同僚を呼んだほど。今日の会場は6階。
 窓の方向など、条件は比較的整っていたのですが、残念ながら湿度が高かったためか、富士山を見ることはできませんでした。

 センセイに残された時間を考えるとどうやら、個人的には、あの日、あの時だけの奇跡的な出来事ということになりそうです。



10月25日(日) 西村センセイ、訳あって「かしわざき食の地産地消イベント ぱくもぐフェア」に遅れる

 昨日の朝、東京出張のために自宅から徒歩で柏崎駅に向かう途中、びっくりする光景に出くわしました。

 ほぼ無人の駅前公園に多数のテント群が出現しているのです。まるで工大祭の屋台のように、列に並べられています。
 ここでこんなものを見るのは初めて。

 帰宅してから調べてみるとこれは、今日開かれる「かしわざき食の地産地消イベント ぱくもぐフェア」のもの。
 というわけ、新潟での所用を終えてから、傷心を慰めるべく訪れることに。

 でも新潟での用と、オマケで入った長岡での打ち合わせが長引いて、会場に戻ったのは閉会20分前。日中はたくさんの人でにぎわったんだろうなぁ。
 ブースの売れ残り──というより「売り切れ」──状況を見ていて、そう実感しました。

 西村センセイは最低でも月に1回、自宅から新潟市へ通っていました。義理の伯母や叔母の用を兼ねていたのですが、最大の理由は理髪。
 要するに、床屋さんへ通っていたのです。

 センセイは1991年、新潟県内の前任校に赴任するため、新潟市内に一軒家を借りました。理容院とはその時からのお付き合い。24年前のことです。
 でもセンセイは数年後、約100km離れた実家近くへ自宅を新築。

 通常ならここでご縁が切れるのでしょうが、センセイより7歳若いご主人と、そのお母様お二人の魅力に惹かれて、再びその理容院へ通い直すことに。この間、まずご主人がご結婚し、我が家には娘が。
 まるでそれを追いかけるかのように、理容院では2人の娘さんに恵まれます。

 先月末もいつものように散髪していただき、約1ヶ月後の今日を予約してお別れました。それがご主人と話した最後。数日前に確認の電話を入れると、応対したお母様の様子が明らかにおかしい。
 かろうじて聴き取れたのは「......亡くなったんです」。

 ご主人は3年前に初めて中型二輪の免許を取得し、イタリア製の大型バイクを購入。休日に仲間とツーリングを楽しまれていたのですが、10月18日(日)、山形県内でツーリング中、カーブを曲がりきれずに転倒して対向車と衝突。
 1時間半後に死亡が確認されました。

 今日は弔問させていただきました。センセイにはこれくらいしかできなかったのです。ご家族はまだ事態を受け入れることができていない状態でした。
 当たり前のことです。

 ご冥福をお祈りします。

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