2016年10月8日更新(2016年10月16日ページ移動。2018年11月24日写真削除)

──2016年10月第2週のニュース──

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10月8日(土) 4等賞は大当たりより偉い?! ──金沢のセルフ給油機に、なぜかスロットマシンが──

 週末なので新潟の自宅へ戻りました。

 昨年春の北陸新幹線開業で一変したセンセイの新潟─金沢間の移動も、車をF30に更新したこともあってかなり安定してきました。購入直後はエンジンブレーキの違いコンピュータ制御に戸惑いましたが。
 そしてもちろん、安全最優先。

 センセイは根が単純なので、行動パターンは安定しています。F30は燃料消費量も安定しているので、計画的に給油することができます。路面の状況にもよりますが、自宅─アパート間約240km移動時の燃費は20.5km/L程度。
 それに燃費が著しく低下する金沢市内の移動と、新潟での実家通い。

 距離を合計すると約260km。無理を承知で全部を平均すると燃費は、余裕を見て19.0km/Lくらい。ガソリンは現在、金沢の方が安いので自宅近くで補給し、新潟まで一往復するというパターン。
 25L給油だと少し足りなくなるので、30Lと交互に補給します。つまり平均27.5L。

 今日もそのセルフ給油店へ行ったのですが、そのお店はここ数ヶ月、ハイオクガソリンは122円/Lで変わりません。
 ある程度の量を定期的に使用する人間には有り難い。

 そして、有り難いことがもう一つ。何故かこのお店、支払の時点でスロットをするのです。
 もちろんその結果に応じて支払価格を値引きしてもらえます。

 たぶん10年くらいこのお店を利用していると思うのですが、ハズレはなし。ほぼ確実に4等の2円引き。
 派手な電子音のファンファーレが高らかに響き、「おめでとうございます!!」

 「それなら最初から2円引きにして、その価格を看板に...」と考えてしまいますが、それはちょっと微妙。
 他店は対抗して価格を引き下げるだろうし、「私だけが知っている」という満足感にも影響を与えるだろうし...。

 その「当たり前」が当たり前になっていたセンセイに最近、変化が。先日と今日、大当たりの1等を取ってしまったのです。こちらは1L当たり、何と7円もの値引き。
 つまり115円/L。もう一つ意外だったことが。

 2等以下と違って、電子音が告げるのは「会心の一撃」のみ。効果音は鳴りません。ナシテ?!

 他の人に知られないように......じゃ、ないですよね。祝福メッセージを聞いた周囲の人は「今度は自分も」と考えて、このお店に足繁(あししげ)く通うでしょうから。
 ......良く分からないけど、ま、いっかー。

 ちなみに今日は、全区間一般道を使用。石川県内は調子が良く20.3km/Lだったのですが、富山、新潟県内はストップ・アンド・ゴーの繰り返し。
 しかもかなり雨が降って路面状況が悪かったので、最終的な燃費は19.0km/Lに留まりました。



10月7日(金) 二度、顔つきが変わる ──3年生対象の、大学院進学学内ガイダンスが開かれました──

 晴れていたので、今日は自転車でご出勤。

 基本的には研究室でずっと仕事をしていたのですが、夕方、学部学生を対象とした大学院進学説明会(ガイダンス)が開かれたので、それに出席しました。
 開始時刻直前まで、困った/困っている3人の学生と、計3時間ほど面談していたので、少々遅れて現場に到着。

 大きな教室が会場なのですが、教壇の上にはご覧のように教務部長や若手の先生方が登壇。
 その反対側には、現役大学院生や修了生が着席しています。

 最初にびっくりしたのは、説明を聞いている学生諸君の顔が引き締まっていること。

 春の説明会は4年生、つまり受験を目前に控えた学生のためのもの。でも今日は、これから進学や就職の方針を決める3年生が対象です。
 つまりセンセイが現在教えている学生諸君ですが、授業の時とは全然違う顔です。

 受験、進学はまだ少し先なので、質問も4年生の時とは違います。中には「修士、博士って何なんですか」というものも。
 基本的な仕組みが十分理解されているとは限らないんですね。3年生だから無理ないか。

 説明と質疑応答が盛り上がったので、予定時刻を20分過ぎて終了......え"!?

 センセイは再び驚かされます。彼ら彼女らの顔が、一瞬で変わったのです。授業の時よりも柔らかな、くつろいでいる時の表情に。



10月6日(木) 何? この、細い直線状のものは... ──金沢では昨晩、最大瞬間風速43.4m/sを記録しました──

 今日は見たままのお話。

 そして昨晩の続きでもあります。昨日は午後6時頃に帰宅したのですが、お伝えしたようにその頃から風が強くなってきました。「強い」というより「暴れる」という感じ。
 センセイは新潟県の、海岸に割と近い地域で育ちました。

 だから冬は日本海から猛烈な北風が吹き付けます。今でも良く覚えていますが、中学生の時のこと。学校は実家から4km離れていたため、冬場も自転車で通学していました。
 同級生と2人で帰宅する途中、風があまりに強いので自転車から降りてその脇に立ち、風が収まるのを待っていると......あれっ?!

 次の瞬間、センセイは道路脇の用水路の中。自転車ごと吹き飛ばされたのです。もちろん実話です。また第二室戸颱風で神社やお寺の大木が根こそぎ倒されたことも覚えています。
 ずっとそんな環境の中で育ったので、西村センセイ、強風には慣れているのです。

 でも今回は久しぶりに、何かのはずみで窓ガラスが割れてしまうかもと、本当に心配しました。颱風は9時ころ金沢に最接近。
 その前後から徐々に穏やかになっていきます。

 10時頃、南側の窓を開けて外を確認すると、青黒い上空では雲がどんどん流れ、地上でもつむじ風が吹いています。
 でもやはり、数時間前のあの危ない感じとは違う......あれっ?!(再び)

 窓に下に、細い棒のようなものが転がっています。その形状からして、人工物と思われます。
 でも周囲が暗いこともあって、それが何なのか、よくわからない......。

 早朝、まだ細い雨が降る中、外へ出ると「それ」はそのまま同じ場所に転がっていました。
 実はこれ、屋根の上に設置するテレビアンテナの一部(素子)。

 一瞬、アパートのアンテナが強風で飛ばされたのかなぁ、と考えたのですが、その可能性は皆無。

 アパートの上には現在、地上デジタル放送用のUHFアンテナ──もっと小型──しか存在しません。
 転がっているのは、その長さからアナログ放送で使用されていたVHF帯のアンテナ。

 屋根の上のアンテナが壊れたわけではないのです。では、どこからやって来たのでしょう?
 それに答えられないまま、センセイはご出勤。

 途中、目立った被害は確認できませんでしたが、あちこちで木々の、割と太い枝が痛々しく折れていたり、落ち葉がうず高く集まっていたり。
 写真はお弁当を買いに出た時に撮影したもの。

 構内の一角に、強風で折れた枝が集められていました。柿でしょうか、割れて、無惨な姿の実をつけたままのものも。
 午後は学部の講義。

 講義後の反応を読んでいると、その中には「昨日の台風はすごかったです」と、「台風のせいで、犀川のサイクリングロードの木が何本か折れていた」というものもが。
 そりゃそうでしょう。

 気象庁の記録によると、昨日の金沢における最大瞬間風速は、午後9時9分に記録した43.4m/s。とんでもない記録です。

 当地に大きな被害がなかっただけでも、僥倖(ぎょうこう)と考えるべきなのです。



10月5日(水) 颱風の強風で、アパートが揺れる... ──学生および教職員に帰宅指示が出されました──

 予定を変更してお伝えします。もちろん颱風18号の接近によるためです。

 今日は水曜日。そもそも会議と講義で忙しい日なのですが、今日はさらにその前にヘビーな会議が4つと、飛び込みの打合せが2件。困ったことに授業にも問題が。
 大学院科目の受講生が予定数を完全にオーバーしたので、今日から金沢工大で一番大きなホールで講義をするのです。

 昨晩は夜遅くまで、サッポロビールの助けを受けながら講義の準備に勤(いそ)しみ、今朝は暗いうちにご出勤。僅かな時間しか寝ていません。資料の印刷など、大学でしかできない準備もあるのです。
 時間配分を考えながら仕事を進めていると、緊急の電話。それに対応した後、会議を乗り切ります。

 センセイが仕切ったのは最初の2つ。続く大きな会議で「疲れたなぁー」と感じていたら、颱風18号の接近により、学生は4限の講義終了後帰宅させることにしたとのお達しが。
 教職員も18時までに退散せよとのこと。

 ヘロヘロになりながら研究室に戻り、朝のうちに購入しておいたおにぎりをお腹に入れているとアポなしで学生が来室。対応した後、講義が行われるホールへ移動します。
 最大600人くらい収容できるホール。

 講演などで何度も使ったし、それが満杯になってもその前で話すのは平気。でもそれが授業となると、不思議な気分になります。
 もちろん内容的には問題なく終了しましたが。

 続くのは、特別クラスの講義。明らかに疲れ果てていたし、初めて対面する学生も多かったので、基本的にはチームビルディングと割り切ります。
 センセイを含めたこのメンバーで、16回の講義を乗り切らなければなりません。

 しかもできるだけ多くの受講生に、きちんと単位を修得してもらう必要があるのです(成績の値引きはしないので、念のため)。
 こちらが腹を割って話すと、学生もちゃんと応えてくれます。

 最後にもう一つの会議に参加して、いつもより1時間半ほど早く大学を離れます。写真は帰宅時にスーパーで撮影したもの。
 雨は降っていませんが、颱風の影響で南東の風が強くなってきました。

 帰宅すると風はどんどん強くなり、しかも南西から西の風へと、風向きが変わります。もちろん颱風の移動に伴うもの。窓から外を見ると、近くの公園のポプラが激しく揺れています。
 あれだけ太い幹なのに。

 やがてアパートも揺れ始めました。金沢では冬季に強い北西の風が吹き付けます。でもセンセイのアパートは周辺の住宅配置の関係で、大した風は吹かないのです。
 でも南側は別。

 アパートの前にはずっと田圃が広がっているので、南からの風は木造の、そして安普請のアパート──アパートはどれも安普請──を直撃するのです。

 前任校に就職後、新潟市内で借りていた一軒家は海岸沿いの砂丘の上にありました。冬はとても冷え込み、しかもかなり揺れました。ガラスが割れそうになることも。
 でも金沢のアパートで揺れを経験するのは初めて。

 センセイの部屋は1階で、それでこれだけ揺れるのですから、2階は凄いことになっていたんだろうなぁ。



10月4日(火) 日本の中で、地震から逃れられる場所なんて存在しないんです ──これが、名立崩れ──

 自宅に11時間滞在し、最低限の所用を済ませて金沢へ移動しました。

 右の写真はその道中で撮影したもの。正確に言うとドライブレコーダーが記録したものを切り出しています。左手には山。右手には日本海。海岸沿いに街並みが見えます。
 よぉーく見ると、車は現在、急な坂を下っています。

 九十九折り(/葛折り/つづら折り)というほどではありませんが、急カーブを繰り返して、右の名立(なだち)に降りるところです。
 改めて注目していただきたいのが、左手から正面にかけての山。

 おわかりいただけるでしょうか、写真中央部分がほぼ平面になっているのが......。

 この地域は、写真左端の高さの海岸段丘面が広がり、それが写真右の日本海に落ち込んでいます。
 山と海に挟まれた狭い場所を道路と鉄道──現在は廃線──が走っています。

 で、中央部分は今から265年前、10km弱離れた高田(現在の新潟県上越市)を震源として発生した「高田地震」によって、左側の高台がそのまま崩れてできたものなのです。
 そう言われてみれば、左手の崖の様子が......。

 崩れた先端部はそのまま土石流となって海に流れ込み、小さな集落であるにもかかわらず、犠牲者は数百人にも及んだとのこと。これが「名立崩れ」。
 Wikipediaステレオグラムが紹介されています。うまく行けば、立体映像でその壮絶さを理解していただけるかもしれません。

 この日本、地震から逃れられる場所なんて、存在しないんです。



10月3日(月) 停止したセンセイの車に、乗用車が追突... ──新潟の自宅に帰宅しました──

 「帰宅しました」というより、「一時帰宅しました」の方が適切なのです。半日も滞在しないのですから。

 今回の入試の仕事は午後に終了したので、いつもならそのまま新潟の自宅に戻って代わりの休暇を取るところ。でも昨日はそのまま金沢に留まりました。
 今日の午前と午後に会議があったからです。

 午後の部を終えるとひとまずアパートに戻り、すぐに自宅へ向けて出発します。安全最優先加齢に伴い視力が落ちているので、運転はできるだけ明るい間にしたい。
 特に薄暮はそもそも対象物を見分けにくく、しかも帰宅ラッシュと重なるので非常に危険。

 その時間帯を過ぎると意外と見通しが利くし、交通量も少なくなるのですが。

 でも残念ながら、途中の糸魚川(いといがわ)市手前で日が暮れ、しかも帰宅する車がどんどん集まってきます。姫川に架かる姫川大橋の上で、信号で停止してしまいました。
 たまたまルームミラーを見ていたら、旧青海町からセンセイに続いていた銀色の乗用車が急速に接近してきます...え"?!

 覚悟を決めて身構え、「ああなるんだろうなぁ...」と考えます。それがセンセイの数m後方で急ブレーキをかけたかと思うと、画に描いたように前のめりになって急停車。
 車の後部がドスン──音は聞こえなかった──と下に落ちます。

 センセイはブレーキを踏んでいたので、その車が直後に迫ると、ブレーキランプの明るい光で運転手の顔が照らし出されます。会社の制服を着た30歳前後の男性。

 それが、これまた画に描いたように──繰り返しですね──衝突の寸前、目を瞑り、停止直後に目を見開いて「ふぅ、ホントに危なかったぁ」という顔。
 こちらも実際には、ブレーキの音以外、何も聞こえなかったのですが。

 ガタガタと震えていたのでしょう、その後はセンセイの車と数十mの距離を取って走行。すぐに道路脇から車が入ったほど。
 彼を批判あるいは笑うのはたやすいこと。

 でも薄暮の運転はそれだけ危険が伴うということです。

 予定外でしたが、センセイも交通量が増加する上越市付近はリスクを考えて、一般道から高速道路に乗りました。4時間半かけて無事に自宅到着。
 写真は会議の合間、お弁当屋さんに行く途中で見かけたもの。

 新設された駐輪場と、写真右側の門との間の僅かな土地に、畝(うね)が作られ、野菜(?)が植えられていました。
 金沢工大には珍しい光景。

 これが土を使わない野菜工場なら、あるいはメカを使って書かれた看板なら何も感じなかったのです。
 個人的には、隣接する工業高専の外国人教師によるものじゃないかと考えているのですが。

 ちなみに今回の燃費は全行程を通して22.2km/Lでした。22.3km/Lの前回より一般道の走行距離が長いので、実質的には新記録達成です。



10月2日(日) Retina、大丈夫か? ──320GBのSSDを整理すると、容量が10倍以上の4TB増加!? ──

 先週末、そしてこの土日と、計4日間の仕事も無事終了。

 留守番をしてお弁当を食べるだけが仕事なのですがやはり、かなり疲れてしまいました。
 というわけで、今日は見たまま──それを信じてもらえないかも──の話題。

 先日、Windows 10対応のために購入したMacBook Pro(Retina)具合が良くないことをお伝えしました。
 右はその際に撮影したスクリーンショット。

 ご存じのようにWindows 10は自動的に、しかも頻繁にアップデートを行います。使用者に選択の余地はほとんど与えられていません。
 好き嫌いは別として、それ自体は、わからないではない。

 でもその結果、インストールに伴う一時的なファイルがどんどん溜まっていきます。

 そこでディスクを選択し、右クリックで「プロパティ」→「ディスクのクリーンアップ」と進みます......あれっ?
 正確に言うと、さらに「システムファイルのクリーンアップ」を実行した場面。

 クリーンアップを実行することでSSDの容量が増加するとのこと。しかも4TB(テラ)バイト。
 喜ぶわけにはいきません。

 だって、MacBook Pro(Retina)のSSDは全体で1TB。BootCamp上のWindows 10用ボリュームには320GBしか与えていないのです。
 それが1ケタ大きくなるんですよ。

 右の写真を見ると、やはりファイル管理が滅茶苦茶になっているようです。

 で、そのMacBook Pro(Retina)、売却も悲しいので全体をフォーマットし直した上でネット上から再起動し、まずMac側を再フォーマット。そしてシステムをインストール。
 続いてパーティションを切ってBootCampを用いてWindows 10をインストールし直しました。認証も無事終了。

 少なくとも現在のところ、Mac、Widowsともに問題なく稼働しているのですが......じゃぁ、あれは何だったんだ。

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