2017年1月28日更新(2017年2月5日ページ移動。2019年1月4日写真削除)
■1月28日(土) 印象が、見上げる場所によってずいぶん違う... ──雪の立山連峰を愛でながら帰宅しました──
昨日は朝の北陸新幹線で上京したのですが、訳あって──理由は後日──進行方向左側、つまり日本海側窓際の席を予約しました。
射水(いみず)市から富山市に入り、新呉羽山トンネルを抜けた瞬間、A席の窓には富山市中心部が飛び込んできました。そしてその奥に向こうには立山連峰。
ものすごい迫力で迫ってくる立山連峰ですが、気象条件によって見えたり見えなかったり。正直なところ、うまく見えないことの方が多い。今日は予想より早く仕事が終わったので、アパートに戻って荷物をまとめてから車で移動。
例によって一般道を使います。富山市(旧婦中町)の千里(ちさと)トンネルの出口では、列車で新旧呉羽山トンネルを抜けた時と同じような経験をします。
これらの立山連峰はまるで、立ちはだかる壁か屏風のよう。写真はもう少し走行し、熊野川にかかる橋の上から撮影したも。交差点が見えますが、左右に走っているのは国道41号線。
富山と飛騨高山、そして名古屋を結ぶ幹線道路です。あくまで個人的には、という断り付きでですが、センセイはこの辺りから望む立山連峰のバランスが一番良いように思います。
単なる屏風ではなく、人々が普通の、そしてとても大切な生活を送る場所と、神々が住む場。そしてそれを繋ぐ手前の山々。センセイはこの後、立山連峰に迫り、山懐(やまふところ)の手前で左折して北へ向かいます。もちろんこれらの場所から見上げる立山連峰も美しい。
しかし手前の尾根が存在感を主張して、神々が住まう場所の存在感が薄れがち。いずれにせよ、最初に立山連峰をちゃんと見た時に感じたことですが、この場所で生まれ育った人にはきっとこの光景がDNAとして書き込まれているんだろうと思います。
だから、もし富山の人を集めたら「○○から見た立山こそが...」となることは必定。......などと考えながらBMW 320i M Sportをゆっくりと走らせていたら、え"っ!! (続く)
■1月27日(金) 「8人の侍」 ――久しぶりに上京して、東京医科歯科大学での会議に参加しました――
自動車の話題が続いたから、というわけではないのですが、今日は北陸新幹線に乗って上京しました。東京医科歯科大学で開かれた会議への日帰り出張です。
大学から割り当てられた今年度の研究旅費が尽きているので、久しぶりの上京。予算がないのになぜ出張できるかというと、今日はセンセイが担当する大学院科目に関する会議だから。つまり、お財布(費用の出所)が違うのです。
「STAP細胞」や「ディオバン」という言葉を覚えている方も多いと思います。研究者や企業が、本当は存在しない研究成果を「発見した」と主張したり、研究成果を改竄(かいざん)して違うデータに書き換えたり。研究者の間では「研究不正」と言うのですが、センセイはそれを防止する科目を担当しているのです。
文部科学省も最近は、そのような「研究不正」や「疑わしい研究行為」の防止に本腰を入れるようになっています。その際にしばしば使われるのが“CITI Japan”というe-ラーニング教材。
もともとはアメリカで医学生を対象として制作されたソフトですが、現在ではほぼ世界標準として使用されています。もちろん日本語版も。
金沢工大では教職員と、大学院生を対象としたセンセイのクラスで使用しています。この教材、ここ数年は文部科学省の補助金を得ることができたため、無料で利用できたのですが、年度末で補助金が終了します。
そこで新たに受け皿となる団体を組織して、今後は民間で引き継ぎ、運営することになったのです。今日はいくつかの会議が連続して行われたのですが、写真は新旧の組織で事業継承に関する覚書を交し、センセイの後ろにいる公式カメラマンのために、関係者でポーズをとっているところ。
まるで、8人の侍。関係者からいろいろな挨拶やお話があったのですが、やはり優秀な人は、見ているものも、考え方も違う。というか、その前段の着眼点や、物事に取り組む姿勢が違う。
以前から存じ上げている方もいらっしゃいましたが、大半は初めてお目にかかる方。勉強になりました。
■1月26日(木) 出会い頭の衝突事故はこうやって起こる!? ──ドライブレコーダーは、再び見た──
北陸新幹線開業以降、鉄道ネタが激減しているこのページ。
代わりに増加しているのが自動車の話題です。実は昨晩、車をぶつけられそうになりました。写真はその時のドライブレコーダーの映像を切り出したもの。
実際は相当暗いのですが、かなり明るく補正して肉眼で見た時と同じような状況にしています。今日の金沢は朝方は冷え込んだものの、日中は晴れて気温も上昇。道路脇を除き、路面にはほとんど雪は残っていません。でも昨日は幹線道路以外の一般道は終日、真っ白。
写真の左右に道路が走っています。手前がアパートの駐車場で、左隣にアパートの別な住人が車を駐車しています。センセイはその脇に車をバックで入れました。
車が少し斜めになったので、写真の奥まで進んで再び交替している最中に突然、なぜか左側から若いアベックが乗った青い車が。
運転席の男性が急ブレーキを踏み、車体が前のめりになって停車した瞬間です。青い車がこのまま直進すると、センセイの車とぶつかるという、危機一髪の状況。僥倖(ぎょうこう)としか言いようがありません。
なぜこんなことになったのでしょう。実はこの時、左隣の車とは別に、左側の道路上に黒い車が停車していました。つまり左側から走行してくる車にとって、道路の右側に2台の車。
その奥にセンセイの車が出入りしているので、見通しが悪い状況。センセイは写真の奥まで進んでからバックさせたのですが、青い車はセンセイの前部ドア付近にめがけて(!!)真横から突っ込んで来ました。センセイの車は白色、そして道路も背景も白。
通常の状況ならともかく、昨晩はやはり見えにくかったのでしょう。センセイが車を後退させたので、BMWの前照灯が青い車の正面に移動します。ここで初めて運転手はセンセイの車に気づいたのです。写真をよく見ると、この位置からでは青い車のライトがそれほど輝いているようには見えません。
文字通り前方を照らすようには作られており、脇にはあまり光が漏れない構造になっているんですね。もちろん最大の理由は、こんなに道路状況が悪い中を、ある程度スピードを出して、前方を十分確認せずに突っ込んできた彼が悪い。彼も助手席の女性も呆然としていました。
ホントに見えていなかったんでしょうね。でも、出会い頭の衝突事故って、こうやって起こるんだろうなぁ。センセイも注意しなくては。
■1月25日(水) 体育系の課外活動に取り組む学生のための安全講習会に顔を出しました
何度もお伝えしているように、センセイにとって水曜日は一番忙しい日。
でも金沢工大では、通常の授業は今週月曜日で終了。昨日からは授業を振り返り、成績その他を相互に確認する週に入っています......ということは、先生方は今週の授業までに採点を終えなければならない。
例によってセンセイはたくさんの仕事を抱えており、午後にある二つの講義の採点を完了できていません。というわけで、早朝からご出勤。採点に目処をつけ、立場上のヘビーな会議に出席。まぁ、今日は大した議案ではなかったのですが。
お弁当を買って研究室に戻り、最終調整。午後の講義では受講生に成績を伝えるだけでなく、良い点や改善すべき点を伝えます。基本的には問題なく終了。
部屋での採点作業に戻ります。夕方、チャイムの音に気づいて、写真の多目的ホールへ向かいます。体育系の課外活動に取り組む学生のために、救命処置法の講習会が開かれるのです。
学生対象なのになぜセンセイかというと、センセイは部活動(少林寺拳法部)の顧問なのです。いつもは練習に顔を出すことができないので、こんな時に様子を見ようと思ったのです。
部活動単位だろうと思っていたのですが、センセイの読みは甘かった。ランダムにチームを組んだので、部の学生がどこにいるのかさっぱりわかりません。それはともかく、心臓マッサージから人工呼吸、そして写真のAEDの使用までを学びました。
体育系だからか、学生諸君は積極的に取り組んでいます。もちろんセンセイも何年か前に訓練を受けているのですが、音声指示に従えば何とかなるAEDはともかく、心臓マッサージや人工呼吸の要領をすっかり忘れてしまっています。
う〜ん、反省。
■1月24日(火) オバさん!! いくら何でも、それはないよぉ ──ドライブレコーダーは、見た──
今日はタイトル通り、「ドライブレコーダーは、見た」シリーズ。
たまたま偶然なのでしょうが、金沢はこのところ夜になると寒気が入り込み、非常に気温が下がります。昨晩も、帰宅する時に車外気温計は-2℃を指していました。
北陸地方の平野部では珍しい低温。雪が少し融けてから凍結するため、車のドアを開ける時は「バキバキッ」と音がします。この調子だと、明朝はどこまで冷え込むんだろうと心配になったほど。
年明け前から日脚が長くなっています。今朝も外が少し明るくなったのを確かめてから起床。身支度を整えて車に乗り込むと、意外にも-0.5℃。
そんなに冷えてはいません。しかしこれくらいの気温だと道路に積もった雪が溶け始めるので、非常に滑りやすい。徒歩でも車でも危険です。
注意深く運転し、写真の交差点で停車。ちょうど赤信号に変わったのです。少し待つとこちらが青信号になったので、それを確認してから発車させたその時、な、何と、左側から濃い紫色の自動車が突っ込んできました。
運転しているのは50歳くらいのオバさん。後でドライブレコーラーの動画を確認したところ、例の車は進行方向の信号が赤に変わってから4秒後に写真の場所まで移動。
こちら側からだと、目の前が青信号になってから2秒後です。交差点の右側には横断歩道があります。ご覧のように、歩行者用の信号機も青色。たまたま歩行者がいなかったから良かったようなものの、もうすぐ小学生がここを渡って登校する時間帯。
一体何を考えているだろう。......というか間違いなく、何も考えていないんだろうなぁ。
■1月23日(月) メインストリートを突っ走れ!! ──柏崎市旧市街地、大丈夫かなぁ...──
本当は昨日お伝えするつもりだった話題。
お伝えしたように先週末の土曜日は基本的に、新潟の自宅に留まっていました。ただし何回か外出しました。その一つが、所用で上越市まで往復した家人の送迎。
JR柏崎駅まで送り迎えしたのですが、日曜日だというのに、旧市街地を行き交う車は少ない。車で出たついでにスーパーなどに立ち寄ったのですが、そちらは買い物客でそれなりに賑わっているのです。
写真は夕方の柏崎駅前。写真奥の見えない場所に旧市街地中心部があり、その先が海になっています。
背後にある駅は、旧市街地には入らせてもらえず、少し離れた田圃の中に建設されました。でもその後は、市街地と駅を結ぶこの道路脇にはたくさんのお店ができました。一時期は右手に映画館も存在。
高校生の時に入ったことがあります。でも人々の移動手段が電車と路線バスから自動車に移行すると、この駅前通を含めた旧市街地は急速に寂れました。
この日、この前まで営業していたお店がいくつか廃業していることに気づきました。このガラガラさだったら、車、バイク、自転車あるいは走ってこの通りの真ん中を突っ走ることができそう。
もちろん法令違反なので、そんなことしませんが。ふと気づくと男性の観光客が2人、道路の、横断歩道ではない場所を悠々と横断していきます。渡っている方も、車を運転している人も、そしてその様子を見ているセンセイも何ら危険性を感じない。
実は全国各地の駅前商店街が、程度の差こそあれ同じような状況。長閑(のどか)とも言えるけど、う〜ん、大丈夫かなぁ。
■1月22日(日) 重く、湿った雪がズンドコ降る中を走っていたら、右前輪の空気圧低下を警告されてしまった...
今日は予定を変更してお伝えします。結果的に2日続けての自動車ネタとなりますが、悪しからず。
ゆっくり休んだ今日は基本的に移動日。夜の運転や夕方の金沢市街の混雑は回避したいけれど、それ以外は自由。明日は始業時前から打合せ(!!)なので、今日中に到着すればいいのです。
でも週末、関係者の家族にご不幸が。今晩のお通夜には参列したい。というわけで、いつもの時刻に起床して朝食を済ませると、そのまま新潟の自宅を離れます。金沢への移動に関しては、これが最近のパターン。
今日は日曜日。いつもなら多い大型トラックや上越市に出勤する軽自動車が、なぜか今日は少ない。車をスイスイ走らせることができます。
洗車してもらって嬉しかったのか、Bmw 320i M Sportも上機嫌。(ホントに)雨や雪が舞っていたため路面の状況は必ずしも良くなかったのですが、それでも順調に走行します。
ところが富山−金沢県境の中山峠で状況が一変。まず、気温が低下して0℃付近になり、続いて重く、湿った雪がズンドコ降ってきました。冗談抜きで音を立てて降る、という感じ。
フロントガラスの雪を取り除くために、強い温風を当てます。と、その時、空気圧低下の警告が。最初は前回同様、4輪すべてに警告が点灯したのです。でもここで停車しても対処のしようがありません。
それに現在装着しているのは、パンクしてもある程度走行できるランフラットタイヤ。もちろん金沢に着いたらディーラーで点検してもらうことにして、それまでは抑制しながら運転を続けようとしていたら、今度はもっとはっきりしたメッセージが。
タイヤ全般ではなく、右前輪を名指しして空気圧が低下しているとのこと。初めて見ました。気のせいか、右前方がへにゃへにゃしているような......。繰り返しになりますが、ここは県境の峠。そのまま進むしかありません。雪は急に深くなって、積雪は10cm程度。
本当に注意しながら運転し、ひとまずアパートへ。平野部はほとんど無雪でした。すぐに、その先にあるディーラーへと向かい、事情を説明します。かなり待たされてから技術の方が説明にいらっしゃいました。意外にも空気圧は正常。
パンクなんてしていない、ということです。考えられる要因としては雪道で片方の車輪のみが回転したため、パンクと判断したのではないかということ。パンクを直接検出するのは難しいため、センサーで左右の回転数の差異を検出しているのです。
つまり前回に続くセンサーの誤作動。それを責めるのは簡単ですが、冬用のスタッドレスタイヤはとても柔らかくできているため、左右で回転の差も大きくなりやすいんだろうと思います。
ここはやはり、結果的に何事もなかったということをラッキーだと考えることにしましょう。