2016年11月12日更新(2016年11月20日ページ移動。2018年11月24日一部写真削除)
■11月12日(土) 母校ICUを離れて以来だなぁ...と思ったら ──西村センセイ、2日連続で研究会に参加する──
金沢へ戻った西村センセイ、今日も研究会に参加。
金沢大学のある部局が、昨日の明治大学での会合に近いテーマでセミナーを開催したのです。
会場は金沢市中心部にある金沢市文化ホール。市の施設なので、エレベーターの内側などあちこちに金沢市のシンボルマークが描かれています。
お金がかかっただろうなぁ。会場は3階の大会議室。普通の会議室だろうと思っていたら、ご覧の通り二重の円形テーブルがひな壇を囲む本格的な造り。椅子は革張りです。
国際会議にも対応しています。やっぱり、お金が...。専門的なセミナーなので、参加者は多くなく20名。ただし全国からお越しになっています。
いよいよ基調講演開始。講演は東京工業大学の教育改革に関するものだったのですが、実務面を担う方が、理想を頭に置きながらお話しされました。
心に染み入るものがあります。最後はセンセイもよく知っている方が、アメリカの現状とそれが意味するものについてお話しされたのですが、まさに昨日の明治大学での最後の講演と瓜二つ。(お互いに独立したもので、決して剽窃等ではありません)
再び、「この感覚......」と書きかけて、思い出したことが。最後の講演者、ICUの卒業生だったのです。
■11月11日(金) 西村センセイ、明治大学で開かれた研究会に参加する
というわけで西村センセイ、今日は明治大学駿河台キャンパスで開かれた研究会に参加しました。
会は9時30分から開場。早朝の新幹線に乗れば日帰りできるし、書類の上ではそのように申請してるのですが、このところかなり疲れ気味なので昨晩のうちに都内へ移動。
余分な支出は自己負担ですので、念のため。会そのものは昨年度、明治大学の別な会場で開かれたものに続く2度目の参加。しかも講師のお一人は、1ヶ月前に日本赤十字秋田看護大学での研修会で講演され、しかも食事会までご一緒させていただいた方。
だから知った顔が多いんだろうなぁと思っていたら意外にも、参加者は初対面の方々ばかり。詳細は省略しますが、IRというこの分野が着目を浴びており、しかも特に国立大学はそれを推進するように特別な予算が出ているため、職務で参加している方が多いようです。
午前中のプログラムは、主催者のあいさつに続き、文部科学省高官の基調講演。お昼を挟んで午後は、もっと実務的な会合が続きました。研究会全体も興味深かったのですが、一番印象に残ったのが、最近採用された方の講演。
その方は4ヵ月前までアメリカの大学でこの業務に6年間従事されていたのです。この分野では、例によってアメリカが先行し、残念ながら日本はその後塵を拝するという格好。
ただし発表は単純な先進/後進という観点ではなく、それぞれの国情の違いを踏まえながら、しかし建設的に現状を正確に把握し、今後を予想してそれに適切に対応しようというもの。
もう一つ。研究会はすべて日本語で行われたのですが、最後の方の発表はセンセイですら、そのまま英語モードで考えられるんじゃないかと思えるほど、論理的で、しかも他文化、他言語を意識したもの。
この感覚は母校であるICUを離れて以来、久しぶりに感じるもの。非常に勉強になりました。
■11月10日(木) トホホな、そしていろいろ考えさせられた日 ――西村センセイ、連続して忘れ物をする――
西村センセイ、今学期は講義や会議が水曜と木曜に集中しています。
昨日あh誰よりも早く出勤して会議と講義の準備。午前中の会議は少人数のヘビーなもの。予定時刻になっても結論に至らなかったので、日を改めて――何と、土曜日に!! ――議論を続けることになりました。
正午過ぎに散会。午後は講義が連続するので、何か食べる必要があります。実は朝から何も食べていないのです。でも午後の講義を受講するために、学生諸君が会場であるホールに集まり始めているはず。
この講義のみ、センセイかアシスタントの大学院生が所定の場所から鍵を持ってこないとを解錠できないのです。つまり、時間がない。そこで昨日は珍しく、出勤途中にコンビニでおにぎりを購入しておきました。それを急い頬張り、2コマ分の講義の機材を持ってホールへ。
優秀な大学院生が相手なので、講義そのものはさほど問題なく終了。ただし猛烈に疲れました。最後の、学生のプレゼンテーションが長引いたので、所定時刻をややオーバーして講義は終了。提出課題を受け取り、機材を片付けるのでバタバタした状態でホールを後にします。
急いで別棟に移動して、特別クラスの講義。個人的には愛着のあるクラスなのですが、手がかかることに間違いはない。別な疲れ方をして、講義を終えます。本当は研究室に戻ってから、急ぎの仕事をするつもりだったのです。
が、とてもそんな状態ではなかったので、帰宅して早めに就寝。今朝も昨日と同じ時刻にご出勤。木曜日は午後から講義なので、早めにお昼を食べ、気合いを入れて12時半に研究室を出ます。ところが......講義棟の手前で気づいたことが。
筆記用具を忘れてきました。実際にはたぶん使用しないのですが、念のため、ひとまず研究室に戻り、改めて教室へ。20分以上前に講義の準備を終えます......あれ?!
何か、変。(再び)写真の一番右は、今まで使ってきたワイヤレスのパソコンコントローラー兼レーザーポインタです。
ただしこれはスクリーンにレーザー光を照射する方法なので、見えにくいし、複数画面には対応していません。そこで最近はコクヨ製の「エアビーム」(中央)を使用しています。これはパソコンが出力する画面の信号に、ポインタの映像を書き加えるという方法。
私費で購入しましたが、慣れるとこちらの方がはるかに使いやすい。こちらも無線式なので、左端の機材をパソコンのUSB端子に差し込むのですが、これが見当たらないのです。講義は10分後に迫っています。
機器類を納めたかばんの中を何度か確認しましたが、見つかりません。昨日最後の講義で使った記憶――正確に言うと「操作したけど、うまく使えなかった記憶」――があります。大急ぎで別な建物へ移動して教室の中を捜しますが、見当たらない。
建物を管理している担当者に尋ねましたが、該当するものはないとのこと。講義開始のチャイムが鳴り終わる、まさにその瞬間、講義室へ戻りました。講義の冒頭は学生諸君によるグループディスカッションなので、事情を説明して講義と活動を開始。
急いでホールへ向かいます。そもそもここからトラブルが始まっていたのかも。まず施設課を訪れ、事情を説明して鍵を借用します。ビルの3階に相当する高さまで階段を歩き、真っ暗なホールを解錠します。まだ照明がうまく点かない中、ステージに移動して周囲を探すと......ありました!!
演台の隅に、目立たない形で転がっていました。照明を落とし、鍵を返却して教室に戻るまで約15分。その間、本来ならば監督義務があったのですが、受講生諸君に関与できずにいたわけです。
その点については、本当に申し訳ない。お詫び、というわけではないのですが、その分、それ以降の全体討議については、学生諸君へのお詫びと感謝の気持ちを込めて、ふだん以上に真摯に接しました。それがうまくいったかどうかは、こちらから。
昨日の最後の講義では左端の機材(受信機)を装着していなかったため、機器は正常に作動しなかったのです。「正常に作動していない」ことは認識していたのですが、あまり知識がないユーザーでも論理的に考えれば確認できる原因を見逃していたことになります。
う〜ん、いよいよセンセイ、ヤキがまわり始めているのかも。
■11月9日(水) う〜ん、これが3セット... ──衝撃が世界を駆けめぐった日に、センセイは再び涙する──
もちろん、実際に涙を流したわけではありません。
7月に導入したMacBook Pro(Retina)、高価でしたがこれから数年使用するメインマシンとして購入しました。残念ながら売却する結果になりましたけど。
センセイがメインマシンを導入する時は通常、付属品も同時に購入します。しかも複数。
研究室、アパート、自宅そしてモバイル環境で使用するからです。MacBook Pro(Retina)はEthernet端子を装備していないため、「Apple Thunderbolt - ギガビットEthernetアダプタ」(左上)と「MagSafe - MagSafe 2コンバータ」を3個ずつ買い求めました。
端子の形が異なるとACアダプターを複数個購入するのですが、今回は写真のアダプターを介することで、各所に置いてある一つ前の世代のものを使い続けることができたのです。アップルストアのアクセサリコーナーで確かめると前者は3,200円、後者は1,200円(いずれも税別)。
これが3セットなので、合計13,200円。今回購入したモデルはで従来のACアダプターを使用するので、う〜ん、これがすべて無駄になってしまった。
今週末にお茶の水へ出張するので、近くにある秋葉館で買い取ってもらおうかしら。
■11月8日(火) 泣いたり、笑ったり... ──旧型MacBook Proの新品(!!)を購入しました──
今日はタイトル通りの話題。
新型MacBook Proが発表される数日前に、アップルストアの最下段に残っていた旧型MacBook Proを購入しました。外観は現在使用中のもの(左)とまったく同一。
というわけで記念に、2台並べて写真撮影。従来のものは2011年モデル、今回購入したのは2012年モデルですから、その差はわずか1年。
しかし違いは大きい。OSの制限もあって、前者はBootCampだとWindows 7まで、Fusionを利用してもWindows 8までしかインストールできないのです。
センセイの場合、ネットワーク接続の関係でFusionをメインにすることはできません。4年前の古いモデルを新品──中国で組み立ててもらった──で購入したのにはもう一つ訳があります。
現在のところ、Mac/Windowsのキーボードの差異を解消するソフトを使えるのが、このモデルまでなのです。このモデル、例えば学生諸君が購入する製品という位置づけなので、価格は抑えられています。しかしスペックアップが難しい。
特にSSDだと容量は512Gが上限。CPUとメモリも上限にして購入しました。価格は20万円ちょっと。ご縁がなかった薄型MacBook Proの価格が約30万円、売却価格が14万円弱──ハードオフのほぼ倍で査定された──だったので、差し引き36万円強でこの旧型モデルを購入したことになります。
現在はまだ実使用には至っていませんが、キーボードのソフトも動作しますし、写真のようにWindows 10も問題なく起動。「勉強代は高くついたけど、でも、まぁ...」と慰めようとして、ふと、最新のモデルを購入するといくらになるんだろうとアップルストアを再訪してみました。
性能は大幅アップで、価格はまぁ、控え目。でもご縁がなかったんだから......あれっ?!何と、最下段に引き続き旧型MacBook Proが掲載されているではありませんか。CPUの性能も向上し、メモリ容量(上限16G)SSDの容量(同1T)も引き上げられています。
しかも大幅に値下げ......。旧型モデルは廃止になるという情報だったのですが、考えてみると価格を抑えた学生用モデルも需要はあるし、あるいはセンセイのようにUSB-Aや有線イーサネットなどが必要な人も多いんですね。
完全に判断を誤ってしまいました。ここ数日仕事の傍らでずっと起動させて様子を見ているのですが、Mac、Windowsともに安定して稼働しています(Windows側が1回だけフリーズ、自動再起動した)。
たとえ美人じゃなくても、毎日安心して使えるのが一番なので、ここはまぁ、これが運命だと考えることにしましょう。
■11月7日(月) 泣く子と地頭、そして猫には敵わない ──立冬の日にセンセイが見つけたもの──
今日は見たままのお話を、手短に。
年末調整の書類を提出しなければならなかったので、午前中、法人事務室のある別棟へ。建物は道路の反対側にあります。
少し離れた場所まで来た時に青信号になったので、急いで渡ります。結果的には走るほどではなかったのですが。
道路に面した建物に入ろうとして、あれっ?!駐車場と建物の基礎との間に、僅かな広がりのコンクリート部分があります。左上から右下に流れる線は、コンクリートを流し込んだ際に人為的に引いたもの。
お分かりでしょうか。足跡です。たぶん、猫のそれ。よぉーく見ると、乾いていないコンクリートに降ろした足が安定しなかったようで、ほぼ同じ場所にもう一度足を降ろしています。
その結果、足跡がぶれたような格好になっています。そんなに来る場所ではないのですが、来ないわけでもない。でも今まで全然気づきませんでした。
なぜだろう。今日は立冬。暦の上では冬に入りました。晴れているのですが、日本海側からの風も吹いているため、かなり寒く感じます。もちろん先日までいた北海道ほどではありませんが。
それだけではありません。太陽の高度が低くなっているので、影が長く、目立つようになっています。そのため、今まで見落としていた存在を気づかされた、ということでしょう。
季節は確実に進んでいます。
■11月6日(日) “Anantan”/“Anantani”どっちが正しいの? ──富山の難読、しかも不一致地名──
今日は見たままのお話。
週末なので昨日の午後、新潟の自宅へ戻りました。途中、富山─新潟県境の北陸自動車道に熊が居座り、5時間に渡って下り線が閉鎖されるという、前代未聞の事件が発生(熊はその後射殺)。
センセイはその親不知子不知の区間は一般道を走行するので大きな影響はなかったのですが。いくつかの所用を済ませて今朝、金沢へ車で移動。自宅にいたのは僅かな時間なので、気分的には日帰り感覚。
その分、運転には気をつけます。今日は天気も良かったし特に急いでいたわけでもないので、基本的には一般道を走行し、富山市付近のみ高速道路を利用しました。
2枚の写真は富山市の手前に位置する上市町内で撮影した道路標識です。近くに霊水で知られる「穴の谷」(富山県公式サイト/上市町公式サイト)という場所があるとのこと。
最初は勝手に「あなのたに」と読んでいたのですが、どうもそうではないらしい。最初の標識では「あなんたん」。なるほどなぁ。たぶん地元の方の読み方なのでしょう......あれっ?!
その次に出くわす交差点の標識は「あなんたに」。似たような事例は他にもあって、県民公園頼成の森で知られる富山市頼成、一般的には「らんじょ」と読むらしい。
ただし頼成の森の公式標識やメールアドレスは「らんじょう」。以上は不一致の問題ですが、そもそも難読の地名が多いし、新潟なら「○○新田」とするところを富山では「○○新」とするなど、地名の付け方もかなり違う。
地名ではありませんが、富山の神社はなぜか大半が「神明社」。いろいろ発見できる富山です。