2016年12月24日更新(2017年1月1日ページ移動。2018年11月24日一部写真削除)

──2016年12月第4週のニュース──

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12月24日(土) 幸いにもS先生のお宅は被災しなかったのだけど... ──糸魚川大火をめぐって──

 もう1日だけ糸魚川大火のお話を。

 写真は今回の被災地域付近の地図。右下がJRおよびえちごトキめき鉄道糸魚川駅で、上の青い部分は日本海。海岸部の黄色の線は国道8号線。センセイが毎週通っている場所です。
 今回の火災は図の中央下部で発生し、北側、つまり図の上の方向に向かって海岸部にまで及びました。
((c)Google)

 この件に関して気づいたことがあります。図はかなり広い部分を示しており、拡大すると、商店などの名称がより詳しく表示されます。

 「ラーメン店」あるいは「中華/中国料理店」が、発生当初は「火元の疑い」と、昨日からは「火元」として伝えられています。
 地元の方ならよくご存じのお店。

 実は出火当時、このお店の名前はしっかりと表示されていたのですが、昨日の午前中から、グーグルマップでは店名が表示されなくなりました。
 隣の精肉店については表示されたままなのに。

 なぜ表示させなくなったのでしょうか。火災発生当初から現在に至るまで、地元の複数の報道(一例)でお店の名前は公表されています。
 ネット上での過剰で不適切な反応への対策だとしたら、むしろそれを助長することになると思うのですが......。

 ちなみに、ヤフーの地図では引き続き店名が表示されています。

 さて昨日ご紹介したS先生のお宅ですが、やはり図の範囲内にあることがわかりました。しかし幸いにも延焼範囲からは僅かに外れていました。被害はなかったと思われます。
 しかしこれで問題解決......ではなく、被災者のことを考えるとむしろ心苦しさは増すばかり。

 国道8号線は昨朝通行止めが解除され、今夕には被災地域への立ち入りもできるようになりました。復興はこれからです。



12月23日(金:祝日) 受験生は本番直前。西村センセイは別な意味で、落ち着かない...

 今日はクリスマスイブイブ。そして祝日。

 センセイはというと、月曜日まで金沢に留まるつもり。アパートにいても仕事にならないので、いつものようにご出勤。雨との予報だったので車で出かけたのですが、大学キャンパスの前に交通整理の人が。
 最初は大学生や社会人を対象とした資格試験かな、と思ったのです。

 業者にとって大学は試験を実施するのに向いており、しかも借りやすい。ただしその場合、大学の駐車場は部外者には使用させません。そのための交通整理。
 でも今日は車を構内へどんどん誘導しています。資格試験ではないらしい。

 信号を渡ってくる集団が目に入ったのでよく見ると、制服姿の高校生です。背中に「東進衛星予備校」と書かれた防寒具の男性が、生徒を誘導しています。
 3週間後に迫った大学入試センター試験直前の模擬試験が行われるんですね。

 最終的な結果はともかく、努力をきちんと形にしてもらいたいものです。でもセンセイは別なことでちょっと落ち着かない。

 昨日お伝えした糸魚川市の大火、もしかしたら皆さんは一般論でお読みになっていたかもしれません。
 でも西村センセイ、実はちょっとした知り合いが被害を受けたのではないかと思っているのです。

 センセイは前任校でも入学試験や学生募集を担当していたのですが、その時に、新潟県の高等学校長協会ともお仕事をしました。
 その時に、何度かお世話になったのがS先生。

 しかもその後、自宅のある柏崎市内の校長先生として赴任され、さらにその付属幼稚園(現在は閉園)の園長先生を兼務。
 センセイの娘は、その幼稚園の最後の児童の一人。

 従って数年間、いろいろな意味でお世話になった方なのですが、S先生は定年退職後、自宅のある糸魚川に戻られ、町内会長その他の仕事をされていました。
 正確な住所は知らない──年賀ハガキのやりとり等はない──のですが、いろいろ考えると今回の現場の可能性が......。

 昨日からずっと報道に注意しているのですが、今日、ある新聞報道の中でS先生のお名前が出ました。インタビューに答えていらっしゃったのです。
 取材の段階では住民であっても規制線の中に入ることはできず、ご自宅がどうなっているかはわからなかったはず。

 しかし今日報道された焼け跡の様子からすると、残念ながら状況は非常に厳しい。被災された方々には、クリスマスも年末もありません。

 さて、どうしたものか...。



12月22日(木) とても嫌な、感じ ──年内最後の講義を終えました──

 講義が嫌、あるいは講義がうまく行かず嫌な感じだった、というわけではありませんので、誤解なきよう。

 西村センセイ、ここ2ヶ月ほど本調子ではなかったので、意識して休むようにしました。朝も重役出勤。といっても、普通の時刻には研究室に入っていたのですが。
 でも今日はそういうわけにはいきません。

 大学は年内ほぼ最終営業日──ただし明後日は月曜の授業──なので、今日はあっちとこっちとそっちからの仕事の締切。しかも出勤したら、別な仕事も求められる羽目に。
 まぁ、そちらは先方が必要な書類を用意してくださったので、結果的にはサインと押印だけで住んだのですが。(深謝)

 というわけで、今朝は真っ暗な中をご出勤。写真はその時に撮影したもの。今日は天気が悪化するとのこと。
 しかし未明はまだ風もなく、厚い雲の向こうに晴れ間も見えたのです。

 書類を作成し、メールを認(したた)めるだけでなく、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。おかげで何とか当面の仕事にメドがつきました。
 後は午後の講義の準備。

 優秀なクラスなので、講義そのものについては何も心配はないのです。でも、とても、いやぁーな感じ。
 それは天気。

 低気圧の南側に入ったので南からの生暖かく強い風が吹き込んできます。気温は短時間のうちに10℃以上も上昇。
 室内より戸外の方が暖かいのです。

 しかも安定していないので、体調を崩しそう。数時間後には寒冷前線が通過するので強い雨が降り、気温もある程度低下するはず。
 それまで何もなければいいのだけど......。

 受講生に助けられて無事講義を終え、研究室で夕方の大きな会合に向けて仕事をし始めたセンセイが知ったのは、糸魚川市の大火。残念ながら、現在もまだ延焼中。
 通行止めになっている現場脇の道路は、センセイが毎週車を走らせている場所。

 火元付近は在来線および北陸新幹線から良く見えます。また歩いたこともありますが、住宅や店舗が密集している場所。あそこで、そしてこの強風下で火災が起きたら......。
 大きな木造家屋が燃えている様子が見えますが、あそこには有名な造り酒屋があったはず......。

 ゲームではないので、起きてしまったことを取り消すことは不可能。できるだけ被害が拡大しないことを願うしかできないのです。



12月21日(水) 西村センセイ、冬至の日に「体育の先生は何故恐いのか」について考える

 誤解されないように「恐い」について補足する必要があります。

 体育の先生に大声で怒鳴られたわけでもないし、ましてや、力ずくで何か迫られたわけでもありません。まぁ、万一そうなったら、根性のないセンセイはすぐに服従するに違いありませんが...。
 もともと教養系の部署には体育の先生方がいらっしゃいます。

 一般的には立派な体躯(たいく)で動きも俊敏。普通の教員は50歳を過ぎると体力がガクンと落ちるのに、体育の先生方は一定レベルを維持したまま。
 何しろ鍛え方が違う。

 もちろんずっと仲良くさせていただいていたのですが最近、センセイの認識がちょっと変わりました。
 体育の先生方は人間を静かに、そして深く観察していらっしゃるのです。

 数年前から行政の仕事が増え、体育の先生方と議論したり一緒に時間を過ごす機会が増えました。

 そこで感じたのは、表面的なことに惑わされずに、(本能的に?)人の本質を見抜く能力に長(た)けているということ。
 何故だろうとずっと考えていたのですが、最近、あることに思い至りました。

 体育の先生は、現代に生きる武士なのです。戦国時代をイメージするとして、平時でも対峙する人の本音を見抜かなければなりません。
 そして戦場なら、相手の僅かな動きや視線に次の動きを先読みする必要があります。それができなければ生き延びられないので。

 いずれにせよ敵に回してはいけないタイプだということはよくわかりました。幸いにもそうならずに、今日に至っています。言い方を替えると、彼ら彼女らの審査にパスしたらしい。
 写真は、授業の合間の移動時に撮影した図書館棟。

 最上階まで組まれていた足場が低くなっています。工事内容はよく知らないのですが、年内に終えるということなんでしょう。



12月20日(火) 何もおかしくないんだけど、どこか、変... ──センセイが有磯海SAで出くわしたもの──

 もう1日だけ、一昨日の続きを。見たままの話題です。

 お伝えしたように、富山県朝日町でタイヤ空気圧低下の警告を受けたセンセイ、慎重な運転を続けてディーラーで点検していただくことができました。
 問題はその途中。

 ランフラットタイヤではない、と信じ込んでいたので、いつタイヤがペシャンコになってしまうか、ハラハラドキドキ。
 普通のタイヤは、穴が空くと空気が一気に抜けてしまうんだそうです。

 途中から高速道路に乗ったのですが、途中にSAおよびPAが1カ所ずつあるので、そこで様子を確認することにします。まず有磯海(ありそうみ)SA(上り)
 割と大きなサービスエリアです。

 敷地は、高速道路側から見て手前が大型車用、奥が小型車用の駐車場になっています。ごく普通の構成です。
 車体の様子を確認するのが目的なので、ガラガラだった手前の大型車用に停めて、2回ほど車のまわりをぐるぐる。

 少し離れた場所には銀色のクラウン。SAに入った時から見えており、この車が止まっていたから大型車用に停めたというところもあります。
 ......何もおかしくないんだけど、でも、違和感。

 人の出入りがないので、最初はてっきり無人だと思っていたのです。でも、よく見てみると車内に人影。それも、二人。その二人が、お互いの足元を見るような格好で、顔を伏せたまま何かゴソゴソやっています。
 やっぱり、変。

 よぉーく見ると、二人が着ているのは鮮やかな青い服。そしてバックミラーは2個。覆面パトカーです。

 センセイは現在、高速道路を80km/hで走行する──軽自動車にどんどん抜かれる──ので、少なくとも速度違反でお世話になることはないのですが......。



12月19日(月) 美味しいものには出逢えなかったけど、富山で、あのお店に再会することができました

 昨日の続き。

 ほぼ初めての富山市中心部を、しかも日曜の午後で交通量が多い状況下で運転したので、BMWのディーラーに到着した時はかなり疲れていました。
 さらに車の状態も心配。

 お伝えしたように、幸いにも事なきを得たのですが、ここから金沢まで慣れない道を運転しなくてはならない。
 正直なところ、少々気が重い。

 幹線道路を走っていると、予想通り、道路の左側に「オレンジマート」(パピ店)が見えてきました。買い物兼、休憩することにします。
 駐車場に入ろうとしたのですが、駐車スペースの狭いこと。先が思いやられます。

 ここは旧婦中町にある「婦中ショッピングセンターパピ店」。「オレンジマート」本社もここにあるはず......あれ?!
 初めての場所なのに、建物の右側に見慣れた看板が。黄色地に赤文字で「カレーのチャンピオン」。

 後でしらべたら、直営の婦中店だそうです。富山県内に何店舗かあるのは知っていましたが、出くわしたのは初めてです。
 チャンカレに興味はあったのですが、疲れていたのでオレンジマート店内へ。

 割と大きなお店なのですが、店内は二昔前の雰囲気。かなり雑然としています。地元資本の小売店が共同で出店、経営しているようです。奥にあるオレンジマートまで少し歩きます。売り場は宮野店より一回り狭い。
 そのため品揃えがあまり良くないようです。

 というわけで結果的には何も買わずにお店を後にしたのですが、良くも悪くも婦中の方々が地元に根ざして商売をしている、という感じを受けました。
 移動経路から外れているので、このお店に来ることは滅多にないだろうと思いますが、出店している他のお店を含めて、これkらも頑張ってもらいたいものです。



12月18日(日) 後悔、先に立たず ──タイヤは再びパンク(?)し、美味しいものには出逢えず... ──

 このところちゃんと帰宅していなかったので、自宅にいた昨日は1日中家族や実家、そして伯母のお世話。

 冷たい雨の中、車であっちへ行ったり、こっちへ行ったり。でもまぁ、それも昨日で片づきました。今日は早めに金沢へ移動して、溜まっている仕事に取り組む予定。でも出発前に洗車しておきたい。
 しばらく週末に自宅へ戻らなかったり、自宅にいても雨が降っていたりして、1ヶ月近く洗車していません。

 金沢との移動には海岸沿いの国道を使うので、車体を錆びさせる塩分を含んだしぶきを浴びます。運転していると波打ち際でそれが霧のようになっているのを確認できますし、何よりフロントガラスなどにそれが付着して白くなります。塩分そのものです。
 洗浄液をかけなければ、ワイパーを作動させても取れません。

 内陸部でも埃や落ち葉の破片が車体にこびりついてしまうので最低限、水洗いしたいところ。
 幸いにも雨は降っていなかったので、ざっと洗車することにしました。

 以前お伝えしたように、設計ミスでボンネットとワイパーが接触するので、精密器具などを包装している緩衝材を小さく切って、折って挟みます。
 以前は消しゴムを挟んでいたのですが、かなり強い力がかかるため切れてしまうので、最近はこの方法を使っています。準備を整え、自宅を出発します。

 雨も降らず、新潟県内は順調に走行。富山県に入ると国道8号線を離れて、山側のスーパー農道へ入ります。
 アップダウンが続き燃費が低下するので、ここまでの燃費を確認すると21.4km/L。

 いつもより少し良い値だなと思ったその時、警告の音と表示。その瞬間は、何を警告されたのかわかりませんでした。
 改めて表示を読むと、ご覧のようにタイヤの空気圧が低下しているとのこと。

 安全確保のため、前後や周囲の様子を確かめてから、道路脇に停車させます。最も可能性が高いのはパンク

 ただし警告後も特に違和感なく走行できたので、空気がほとんど抜けてタイヤがペチャンコというわけではありません。
 外へ出て4輪を確認しましたが、「そう言われれば、1本のタイヤの扁平率が高くなっているかな」という程度。

 ......困った。現在装着している冬用タイヤは、パンク時にもある程度の距離走行できるランフラットタイヤではないのです。
 後悔先に立たずとはこのこと。

 現在のBMW車には衝突などの緊急時にボタン一つで救援を要請できる仕組みが装備されています。
 しかしこの状況ではそこまでではない。

 そこで金沢に本社があり、富山と福井をエリアとするディーラーEPM社)に電話連絡して、事情を説明しました。
 すると車体の状況を大ざっぱに確認した上で、「最寄りのガソリンスタンドで空気圧を見てください」とのこと。う〜ん、微妙な対応。

 気を取り直して、数km先にある農協のガソリンスタンドまでたどり着いたのですが、何と、閉店。まぁ、今日は日曜日だ。ここまで来るとかなり冷めてきたので、もうちょっと先にあるやはり農協のガソリンスタンドを目指します。
 ところどころで停車し、タイヤの様子を確認したのですが、何とかなりそうです。

 そこで目的地だったガソリンスタンドを通過し、さらには途中から高速道路に乗って富山市中心部のディーラーへ辿り着くことができました。やれやれ。
 電話で対応してくださった方に、お礼を述べるとともに改めて状況を説明します。

 点検の結果はというと、異常なし。パンクもしてませんでしたし、空気圧も正常だったそうです。要するにセンサーの誤動作です。そしてもう一つ。
 何と、センセイが装着してる冬用タイヤは、ランフラットタイヤだった(!!)んだそうです。何てこった......。

 改めてお礼を伝えてから、慣れない道を走ります。途中、先日貴重な体験をしたお店の別店舗があったので、夕食の材料を求めて入ったのですが......適当なものが、ない。
 (今日何度目か)気を取り直してもう少し走行し、別なお店を訪れたのですが......ない。

 地元資本の小さなスーパーは、珍しいものや貴重なものもある(時もある)けど、品揃えが安定しているわけではありません。今日はその不安定な面ばかりに出くわしたわけです。
 仕方ないので解凍もののお刺身を購入したのですが、後で食べてみると、これがとても水っぽく、美味しくない。

 まぁ、こういう日もあるんですねぇ。今日は特別な日だというのに......。

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