2019年11月9日更新(2019年11月17日ページ移動)

──2019年11月第2週のニュース──

バックナンバーはこちら


11月9日(土) 「あれ」が、「こう」なります ──学生諸君の助けを借りて、学会初日を乗り切りました──

 今日はタイトル通り、そして見たままのお話。

 昨晩の就寝は午前2時過ぎ。だから「未明」と書くべきか...。夜更かしするつもりはなかったし、この歳になると「明日のことで緊張して」などということもない。結果的に、なぜかそうなってしまったのです。
 あまりに疲れていたため、帰宅後少し休んだ──眠ったわけではない──からかもしれません。

 夜中に何回か目覚めましたが、最終的には6時過ぎに起床。寝不足感はあまりない。そのまま起床して、早めに出勤します。もちろん学会準備のため。学生諸君のシフト表を、今だに全く作成していないのです。

 個々の学生の顔を頭に描きながら、30分ほどでひとまずシフト表を作成。必要部数を印刷します。実は後から、2カ所ほど細かいミスが見つかるのですが...。8時過ぎに会場へ移動。準備を開始します。
 学生の集合時刻9時前になると学生だけでなく、何と、参加者も続々と到着。バスその他交通機関の関係です。

 学会の開始は10時。でも、最初のグループの発表者などは機器その他の確認をするため、かなり早く到着することがあるのです。しかもバスの便は限られている。
 これは織り込み済。

 参加者に事情を説明して詫び、受付を待っていただきます。その代わりに各会場へ案内し、機器の接続その他を確認。この間に、受付の学生へ手順の詳細を指示します。
 他方、男子学生を中心としたグループはすでに、校舎外数カ所に散って、来客を誘導中。

 15分ほどの説明後、いよいよ受付開始。写真はその直後の様子ですが、昨日の「あれ」が今日は、「こう」なります。忙しさはピークなのですが、学生諸君の適応能力が素晴らしい。ここにいない男子学生を含めてです。
 大きなトラブルなしに10時を迎えました。

 ここから先は学生諸君を含めて、可能な限り休みます。イベントは、もちろん働く時は働いていただく必要があるのですが、もう一つ積極的に「働く」べきことが。
 いざという時のために、知力と体力を温存する必要があるのです。

 おかげで、小さなトラブルはあったものの、今日のプログラムを大過なく終了することができました。

 学会は明日も続きます。



11月8日(金) いよいよ明日から学会。学生諸君に手伝ってもらい、会場の準備をひとまず終えました

 風邪をひいてしまった...。

 2週間くらい前から「他の人はずいぶん厚着をしているなぁ」と感じていたのです。季節が進んでいるので、朝晩はもちろん寒い。でも日中、特に天気が良い日の昼間は快適なので、講義をする時はほぼワイシャツ姿。
 でも一昨日、急に寒気を覚えました。悪寒
(おかん)というほどではないのですが。

 安普請のアパート。慌ててガスストーブを取り出したのですが、事すでに遅し。お伝えしたように昨日は新潟の自宅へ戻ったのですが、高速道路の運転が楽しくなかった理由の一つは、風邪に罹(かか)ったからだと思う。
 でも明日から学会

 昨晩はサッポロビールすら美味しくなく、少し残したほど。体温は37.9℃。でも、何としてでも金沢へ移動しなければならない。早めに起床し、自宅を発ちます。昨日とほぼ逆のコースを走ります。昨日の反省を踏まえて今日はやはり、80km/hで走行することに。
 昨晩と違って周囲の様子も良く見えるし(ただし、トンネルだけはつまらない)。

 時間に余裕があったので、少し手前の富山I.C.で降ります。途中、雨が降っていた区間もあって、今日の燃費(高速道路)は23.9km/L。
 ただし所要時間から速度を計算すると、実際は75km/h程度で走っていたらしい。

 自動車の速度はタイヤの回転数で算出するので、本来の値よりも径が小さくなると、表示よりも速度と燃費は低くなる。冬用タイヤの燃費が「良い」のは主に、これが理由のようです。
 お昼過ぎに無事金沢到着。

 すぐに出勤して学会の準備に取りかかります。積み残している作業がたくさんあるのですが、夕方、手伝ってくださる学生諸君の一部に集まってもらい、会場設営を行うことになっています。だから今日は、そのために必要な作業に限定して注力します。
 5時過ぎから、学内外の学会関係者と6名の学生に手伝っていただき、作業開始。

 本当はその時の現場の様子をお伝えするつもりだったのですが、指揮する側にまったく余裕がなく、写真は解散後に撮影した受付付近の様子。

 いろいろな条件を考慮してセンセイが作成した原案を基本としていますが、学会側、そして学内関係者の意見を受け容れてアレンジを変更しています。小さいことはともかく、全体としてはこの方がより良い。
 いよいよ、明日から学会本番です。

 ただし、まだ学生のシフト表を作成していないのですが...。(トホホ)



11月7日(木) 高速道路を可能な限り100km/hで定速走行して、燃費は20.9km/L ──新潟の自宅へ一晩だけ戻りました──

 お伝えしているように、最近のセンセイはとにかく忙しい。

 冗談抜きで、記憶が吹っ飛びそうなほど。特に、これから来月中旬にかけては、非常に変則的な日程が続きます。今週末にセンセイらが金沢工大で開催する学会に続き、来週末から学部の入学試験が三つ。
 それに、あまり知られていませんが、大学院の入学試験が二つ。(いずれも公開されている事実)

 要するに、普通に自宅に戻ることはできない。講義と各種行事の合間を見て、平日に帰宅することになります。というわけで今日は、午後の大学院の講義──とても面白かった──を終えてから自宅へ戻りました。
 アパートを出発した時点で、すでに暗くなり始めています。

 基幹郵便局に立ち寄って、不在通知に気づかなかった郵便物を受け取ります。帰宅ラッシュと重なることは避けたいので、早々に退出して金沢の、通称「山側環状」に乗ります。さて、これから、どのルートにしよう。
 家人には帰宅予定時刻を伝えてあり、今回は、あまり好きではない高速道路をかなりの距離利用する必要があります。

 直江津(上越市)を迂回する関係で、高速道路から降りる場所は限定されるのですが、乗る場所は自由度が高い。早めに高速に入って先日のように比較的ゆっくり走るか。
 あるいは、富山市内まで一般道を走行してから高速に乗り入れるか。

 BMW 320i M Sport(F30、MT)は今日を含めて、購入直後から絶好調。不調だった日はないんじゃないだろうか。相談した(?)結果、後者を選択することに。
 ただし今日は、可能な限り100km/Lで定速走行することにします。

 富山市西部から上越市東部まで約140km、北陸自動車道に乗ります。本当は脇を走る国道8号線をゆっくり走りたいのだけど、今日はかなわない。
 高速に入ったころには、かなり暗くなりました。

 アナログ速度計(写真左上)の表示に従い、できるだけ100km/Lを保持します。実はBMW、MT車でも設定に従い定速走行する機能があります。
 今日も試してみたのですが、つまらないので、すぐに解除。

 そもそも100km/hで走っても、そんなに面白くない。ドイツのアウトバーンの経験からして、メーターの限界である260km/h近くで走ったら印象は全然違うんだろうけど、そんなことできるわけはない。
 1時間30分、つまり90分ちょうどで目的地到着。

 大規模修繕工事による対面交通区間や、県境付近の速度制限があるため、メーター読みでは96km/h程度で北陸自動車道を走行したはず。で、今日の高速道路上の燃費はご覧のように、20.9km/L。これまでの最高記録である26.8km/lや先日の25.1km/Lにはかないません。
 概ね同じような条件で走行した約1ヶ月前の21.6km/Lよりも悪い。

 しかし3シリーズの排気量や質量を考えると、驚異的な低燃費であることには違いありません。帰宅してから調べてみると、ちょっと不思議なことが。

 車載速度計は誤差が大きいことが知られています。今日の場合、インター間の距離と所要時間はかなり厳密に測定されています。で、除算すると今日の平均速度は91.8km/h。車載デジタルメーターとかなり差があります。
 いろいろ考えたのですが、現在履いているノーマルタイヤがかなり摩耗し、直径が小さくなっているじゃないでしょうか...。

 それならノーマルの方が相対的に低燃費であることも理解できる。というか、そもそも燃費計ってどれだけ信頼できるんだろう。

 明朝は、ほぼ逆のコースでお昼までに大学へ戻ります。



11月6日(水) 手前に延びた、長い影 ──美しい田圃が、また一つ埋め立てられてしまった──

 写真は今朝、自転車で出勤途中に撮影したもの。

 最近このパターンが続いていますが、要するに、あまりに忙しくて、「それ以外」がほぼ全く存在しない。通勤と帰路の食材購入。大学でも研究室と教室その他を行き来するだけ。弁当店を含めて、近辺の飲食店を1ヶ月程、まったく利用していないと思う。
 「かつや」の、1ヶ月有効の割引券も、期限切れになってしまいました。

 たぶん、これで「かつや」とのご縁は切れたな。多忙に加えて、血圧管理と消費税増税が影響しているので...。

 それはともかく先日、仕事を終えて暗い中、自転車を走らせていると、アパート近くの道路に大型のトレーラーが駐車していることを強く意識しました。走行の邪魔だったのです。
 その荷台には、やや小型の重機。写真のユンボです。

 真っ暗になってから帰宅するので、その後は状況が良くわからなかったのですが、今朝その場所を通りかかると、左側には土止めのコンクリートブロック。
 そして土砂が運び込まれ、かなりの部分が埋め立てられています。

 土地だけの販売なのか、建売かはわかりませんが、田圃を埋めて住宅地にするようです。右側を奥に走るのは、昨シーズンの大雪の際に通行止めになった道路。
 この場所を含めて周囲は美田。とても良く管理されていました。

 もちろんいろいろな事情があってこの田圃を手放す等されることになったのでしょう。でも、祖先の期待に応えず、農地をちゃんと引き継ぐことができなかった次期ご当主様のセンセイとしては、グッと来るものがある。
 ごく一部の人にしか理解していただけないことは承知しています。

 それに、このような土地活用ができる地域だということは、それだけで大変恵まれた状況にあることを示しています。それはそれで、正当に言祝(ことほ)ぐべきこと。

 手前に長く延びた重機の影は、センセイ自身の存在理由(レゾン・デートル)を問うているように感じられます。



11月5日(火) いったい、何のためのものなんだろう... ──出勤途中でセンセイが出くわしたもの──

 今日は見たままのお話。

 写真は今朝早く、出勤途中に気づいて撮影したもの。正確に言うと以前から頭のどこかに、ちょっと引っかかっていたのです。たまたま今日、はっきりとその存在を認識したのです。太陽高度はまだ低い。
 だから奥は薄日が当たっており、手前は住宅の日陰。道路上に夜露が残っています。

 早朝の撮影なので、全体として赤っぽい。しかもセンセイは南を向いているので、浮かぶ雲の右側(=東側)など、日光が当たる側で赤みが特に強い。現場は交差点。金沢はこのところ割と良い天気が続いているので、センセイは毎日自転車で通勤しているのです。
 ...あれ?!

 奥からやって来たセンセイが気づいたのは、右やや奥の「止まれ」の交通標識。対角線上、手前にも一時停止の標識があります。センセイが不思議に感じたのは、その支柱。
 ポールの中程、小学生の目の高さくらいの位置に、黄色いテープが巻き付けられています。

 反対側も同様。しかも同じ高さ。左隣に立てられているのは消火栓の存在を示す標識ですが、同じような場所に、やはり黄色いテープが。
 写真では一つに見えますが、実際には二重です。

 最初は冬期の、除雪のためかなぁと思ったのです。金沢市内でこの高さまで雪が積もることはありません。ただし、除雪した雪の山は容易に、これ以上の高さ。
 だから道路の端を示しているんだとか、「標識に除雪車をぶつけないでね」という意味だとか。

 でもそれなら、誰がこのテープを巻いたんだろう。こちらも最初は、地域の有志が貼り付けたのかなぁと思ったのです。まず、実物はご覧のように、しっかりとした反射仕様の特殊なテープ。
 その辺で販売しているものではありません。

 しかも、少なくとも交通標識は県の公安委員会が管理しているはずなので、地域住民が勝手に何かして良いものではない。もちろん実際には、不動産会社が物件の看板をビニール紐で括(くく)り付けていたりします。
 でも、それとこれとは全然違う。

 いったい、誰が何のために設置したものなんだろう...。



11月4日(月:休日) この地域で育てられた野菜なら、きっと... ──「村の駅 きたかんだの郷」──

 写真は昨日、金沢への移動の際に撮影したもの。

 特徴のある大きな屋根でおわかりかと思いますが、ここはかつて、ガソリンスタンドだった建物。自宅との行き来のため、センセイが手前の道路を利用するようになったころはまだ、農協のガススタンドとして使用していたと思います。
 閉店は10年前くらいじゃないかしら。

 ここは富山県西部、石川県と接している小矢部市の北蟹谷地域。「蟹谷」と書いて「かんだ」と読みます。かつての富山県西礪波(となみ)郡北蟹谷村。
 ここはその中心部で、道路の反対側には農協や郵便局があります。

 ガソリンスタンド廃止後しばらくして、土日祝日に地元産の野菜を販売するようになりました。現在は「村の駅 きたかんだの郷」として用いられています。
 
土地と建物を所有しているであろう農協との関係はわかりませんが。

 野菜販売だけではありません。徐々にいろいろな地域の行事を、しかも頻繁に開催するようになりました。現在、昼間はカフェ、夜は居酒屋も。
 夏はビヤガーデンになります。

 それだけなら強い印象を受けなかったと思うのですが、注意深く周囲を観察していると、近くの公民館などあちこちで、同じデザインの「蟹」と施設の解説を目にすることができます。
 しかも2年くらい前から、この地域の取り組みをインターネット上のニュースで目にするようになりました。

 明らかに誰か、あるいはグループが、この北蟹谷地域の存在とその魅力をトータルでアピールしているのです。その目的は間違いなく、地域の活性化。適(かな)うことなら、北蟹谷地域へのUターン、Jターン、そしてIターンへ繋げたい。
 ここは県境の山々が砺波平野に接する場所。過疎化が進み、目を凝らすと空き家が目立ちます。

 調べてみたところ、「北蟹谷だより」というホームページを見つけました。「きたかんだの郷」も、「ビヤガーデン」も、さらにはこの地域に古くから伝わるという巨蟹伝説も紹介されています。

 この場所で、地域の人に愛されながら育った野菜は、きっと美味しいんだろうなぁ...。



11月3日(日:祝日) 思いのほか、高校3年生と1、2年生は顔つきが違う... ──秋のオープンキャンパスが開催されました──

 というわけで、今朝は早めに起床し、金沢へ移動。

 いつもは安全第一──居眠り運転が怖い──ということもあって、ほとんどの区間で一般道を利用するのですが、今日は時間優先。行程の最初と最後を除き、北陸自動車道を可能な限り80.0km/hで走行しました。
 カッコイイ車はもちろん、軽自動車や、80kmでリミッターがかかるはずの大型トラックに追い抜かれても、気にしない。

 途中、富山県内2カ所で大規模修繕工事が行われており、その区間は対面通行になったため、若干スピードを落としましたが、概ね80km/hを保持。
 高速道路上での燃費は最終的に、25.1km/Lでした。

 これまでのレコードである26.8km/Lには及ばなかったものの、今回はその時の3倍くらいの距離を走行し、しかも燃費がやや劣るノーマルタイヤでの記録。
 信じられない...。

 オープンキャンパスの際、関係者の自動車乗り入れは制限がかかる──駐車場が指定される──し、予報よりも天気が良く、薄曇りだったので、自転車でご出勤。
 参加者数の報告はまだ届いていませんが、個人的には多くの方にお越し頂くことができたなぁーと感じています。

 最初の写真は、入試説明会の様子。

 ただし別室で同時開催されている受験生(≒高校3年生)向けのものや、少し早い時間帯に実施された保護者向け説明会──こちらは大教室がほぼ満席だった──ではなく、こちらは高校1、2年生向対象。
 まさに、英語の民間学力試験利用見送りで大きなニュースになっている学年です。

 本学は公開(予告)している通り、基本的には影響を受けないのです。しかしながら、1、2年生とその保護者の大学受験に対する関心の高さに驚かされました。
 もう一つ気づいたことが。

 彼ら彼女らの顔つきです。一人ひとりを見ている時は、当たり前ですが千差万別。ところが(ほぼ)同じ学年が一室に集うと、様子が一変。
 多感な高校時代、僅か1、2年の違いでこんなにも差が出るのかとびっくりさせられました。

 右の写真は、配布された昼食券で参加者がお昼を頂いているところ。ここでも少し気づいたことが。「匂い」です。いつもの大学食堂と、かなり違う。
 ふだんはあまり特定の香りはしないのです。

 でも、今日、最初に感じたのはカレー。定食よりも、カツカレーやコロッケカレーが多い。いつもなら最も多い定食や麺類は少な目。ただし、ラーメン定食は一定数出ていたようです。
 小さなお子さんを含めて、参加者はバーチャルながらも、学生生活を楽しんでいらっしゃいました。

 今回のオープンキャンパスは、良い点、改善すべき点を含めて、現在の金沢工業大学がどのように認識されているかを確認する貴重な機会となりました。

 金沢工業大学では間もなく、推薦系の入学試験が実施されます。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る