2016年2月13日更新(2016年2月21日ページ移動。2018年5月27日一部写真削除)
■2月13日(土) 運転しているんだか、させられているんだか... ──燃費20.6km/Lをあっさりと記録しました──
週末なので、新潟の自宅へ戻ってきました。もちろん1週間前から使い始めたBMW 320i M Sport(F30、MT)に乗ってです。
320i M Sportについてはまだまだ分からないことだらけなのですが、それでも日常使用する範囲内の機能については、概ね問題ないくらいまで理解しました。
「とにかく、軽い」に続いて感じたのは、何から何までコンピュータで管理されていること。写真は運転席前のメーターパネル。左側はタコメーターで、右側はエンジンオイルの温度計です。
お伝えしたように320iは運転モードとして、標準モードに加えてスポーツモード(2種類)と省エネモードを選択できます。
タコメーター下部に表示されているように、省エネモード“ECO PRO”で走行しています。センセイが購入したのはMT(マニュアル・トランスミッション)車。センセイにとっては、320iは4台目の車となります。
もちろんいずれもMT。だから自由にギヤの段数を選べると思ったのですが、これが甘かった。写真はギヤは4段、エンジン毎分約2,000回転で走行中の時に撮影したものなのですが、メーター下部に「△5」と表示されています。
これは「回転数が高すぎる。ギヤは5段が適切」というメッセージ。無視して運転していると写真のように、メーター右下に青色のギヤシフトレバーされます。「ギヤを変えなさい!!」
もちろん、MT車なので勝手に段数が変わるようなことはないのですが。ちなみに、それすら無視してアクセルを踏み込む──しかし実際にはあまり加速しない──と、アクセルを戻すようにという指示されます。ギヤの切り替え指示が、とにかく細かい。
毎分1,000〜1,500回転と、コンピュータは従来の車より格段に回転数を低めに抑えようとします。もちろん良い面もあって、それが右の写真。今回は金沢から新潟の自宅まで約240kmを走行しました。
高速道路走行──100km/h厳守──が半分くらいです。県境の峠を除いたほとんどの区間が省エネモードだったのですが、その結果、自宅車庫に駐車させた時点での燃費(実測)が20.6km/L!!
......信じられない。19.3km/Lを記録した往路は、新潟県内で、どうしてもタイヤが空転する積雪の上を走行するなど、悪い条件だったのです。
車を替えたからといって、運転の仕方が変わるわけではありません。センセイの場合、車を替えるたびに約20%燃費が向上しているのですが、これまでは車両本体の改良によるもの。
320iの場合は、改良によるものが約10%。これに加えて、省エネモード──これも広い意味では車両の改良──の貢献が約10%という感じ。
省エネモードに入ると、標準モードとの走行距離の差が表示されるのですが、その向上分が10%〜15%。(写真では燃費を表示させてるため、差異は表示されていません)ちなみに、金沢市内で通勤に使っていると、燃費は約8km/Lまで低下します。この数値は前のE46とほぼ同じ。通勤距離は約1.5kmなので、燃費もへったくれもない、というわけです。
トータルで考えると、燃費の改善については期待以上の320iです。
■2月12日(金) 西村センセイ、大学のバス停で古代ギリシア神殿を思い出す(実物はまだ見てないけど)
今日は見たままのお話を手短に。
午前と午後に結構気を使う会議があるので、今朝は大学へ一番乗り。メールを確認し、コーヒーをセットしてから、大学前のパン屋さんへ。
開店したばかりなので、こちらも一番乗り。いつものサンドウィッチを手に、交差点で信号が切り替わるのを待っていて、気づいたことがあります。
でもその時はまだ朝の赤っぽい太陽光だったので、撮影を見送りました。
少し経ってから別棟の事務室へ書類を届ける途中、改めて撮影したのが写真。大学前のバス亭です。
風情(ふぜい)があり、周囲にすっかり溶け込んだ建物ですが、よぉーく見ると、壁面の一部が青緑色に塗装されています。
もしかすると建設当時はかなり鮮やかな色だったのかもしれません。最初に入学した大学で、ギリシア語と哲学を講じていた老教授──何とその後、センセイと同僚になった──が教えて下さったことを思い出しました。
白亜のイメージが焼き付いた古代ギリシア神殿、建設当時は何と、真紅(しんく)などの極彩色に塗装されていたんだそうです。世の中、知っているようで知らないことばかりだ。
■2月11日(木:祝日) iPhone 5との連繋元を、MacからWindows 7に変更しました
今日は祝日。でも平日に挟まれているので、センセイは金沢に留まっています。
講義はないのですが、行く場所もないので大学へ。正式な勤務ではないのですが、片づけものをしたかったのです。でも一昨日、昨日とそれなりに気を使って働いたので、効率が上がりません。
そこでこの機会に、懸案事項を片づけることにしました。何度もお伝えしているように、センセイは“BootCamp”MacをWindowsマシンとしても使用しています。
仕事はほぼwindows 7。ただし動画や音声の加工と管理はすべてMac側で行っています。再生に限ればWindowsも使いますが。
従って、iPhone 5との連繋はMac上のiTunesで行ってきました。でもセンセイは互換性を重視するので、Mac OSのバージョンを上げずにいます。MacBook Proの場合だと10.6.8。
かなり古いバージョンになります。これまではさほど問題はなかったのですが、最近、このOSに対応するiTunesのサポートが打ち切られてしまいました。
困った......。そこで、加工は従来通りMac側で行うものの、管理、特にiPhone 5との同期はWindows側で行うことにしたのです。
まず数十MBの音声データをMac側からWindows側へコピーしま......あ"。Windows側で作業していたのですが、ブルースクリーンになってしまいました。見たくない画面だ。
もちろん再起動したのですが、Macボリュームとデータをやり取りしていた最中だったので、ファイルシステムを一部損傷してしまいました。Mac側から起動すると何と、写真の画面に。
それでも、購入してあった専用ソフトを用いてシステムを修復したので、最悪の事態は免れました。システムを点検後、慣れないWindows側のiTunesで作業します。Mac版/Windows版どちらもですが、正直なところiTunesは「痒いところに手が届かない」ソフトだと思います。
夜までかかって作業完了。今回の作業には、もう一つポイントが。
従来は行事予定をMac側で管理していたのですが、それもWindowsに切り替えました。iTunesが認識しないので、Mac側では同期が取れなくなっていたのです。
こちらも問題なく動いています。もっと早めに切り替えるべきだったかな。
■2月10日(水) 西村センセイ、働く ──本当に久しぶりに、「工学の曙文庫」を訪れました──
昨日もお伝えしましたが、昨日からセンセイらが関係するイベントが学内で開かれました。
オランダからお二人の研究者を招いて、仕事の打合せと研究会を開いたのです。現在は打合せを兼ねた夕食会から戻ったところ。
このページでは、授業関連で気づいたことを除き、原則としてこの仕事のご紹介はしないことにしています。
でも今日はその例外。お昼休みにお客様とともに学内探検に出かけたのです。立場上の仕事があったので、最初の部分だけご一緒しました。
それが写真の「工学の曙文庫」と呼ばれる稀覯(きこう)本の書庫。今日はたまたま、その一部を図書館の入り口付近で一部を公開していたので、そこに立ち寄ってから入りました。
この特別室に入るのは何と、14年ぶり。お忙しいところを、館長自らがご説明してくださりました。ありがたや、ありがたや。
ここには貴重な本がたくさん、しかも体系的に収集、管理されています。一番古い本は15世紀のものとのこと。センセイの専門分野の本もありますが、センセイが所有するのはコピー(それでも数万円する)。こちらは初版本を含むオリジナル。
研究者にとっては夢のような環境です。しかも関係者の努力のおかげで、温度や湿度がしっかり管理されています。もちろん本にとっての大敵である虫なんか絶対いません。
この部屋で、静かにコペルニクスの初版本を読んだりできたら、最高なんだけどなぁ。
■2月9日(火) 雪が降っているというのに、車のワイパーを立てることができない!!
今日は見たままのお話。
今学期の講義は終了しているのですが、今日と明日はセンセイらが関係するイベントがあります。その準備もあって今朝は真っ暗な中をご出勤。今日の天気予報は雨。
ところがアパートの外へ出てみると、車の屋根の上にうっすらと雪が積もっています。しまった......。近づいてみると、幸いにも雪は明け方に降ったばかりのようです。しかもそれほど冷え込んでいなかったため、窓ガラスの凍結は避けられました。とにかくご出勤。
大学に近づくと雪が降り始めたので、今度こそワイパーを立て......できない!!以前と違って、ワイパーがボンネットの内側にあり、そのままだと干渉して持ち上げることができないのです。
でもこのままではとても困ったことになってしまいます。ワイパーが凍結した状態で無理に作動させると、ゴムがちぎれてしまいますし、最悪の場合、駆動メカニズムを破損してしまいます。
マニュアルのどこかに言及があったことを思い出しました。結局、駐車後に所定の操作をすると、ワイパーを直立させ、その状態で固定できることが判明しました。
その上で、手動で引き起こしたのが写真。そもそも、寒い地方でなくてもワイパーを立てることができなかったら、ワイパーブレードを交換できなくなってしまいますからね。
ちなみに今朝、フロントガラスに薄く積もった雪を取り除くためワイパーを動かそうとしたところ、突然ウインカーが作動しました。
お察しの通り、左右の操作を間違えたのです。ついにやってしまいました。帰宅時にも大学の駐車場で同じことを繰り返しました。運転中はかなり注意しているつもりなのですが、駐車している時は気持ちが緩んでしまうようです。
気をつけなければ。
■2月8日(月) BMW 320i M(MT)、いきなり19.3km/Lの省エネ運転を達成。ただしエンジンブレーキは...
自宅のある柏崎市は今朝、最低気温-9.9℃を記録しました。新潟の平野部はあまり冷えず、-3℃でも大騒ぎになるくらいですから、信じられない低温です。
上空に寒気が残っているところに晴れ上がったため、放射冷却現象が起きたのです。お伝えしたように今朝は、その状況の中でまだ慣れないBMW 320i M Sport(F30、MT)で金沢へ移動しなければなりません。凍結した道路の上でABSなどの具合を確かめながら出発。
幸いにも路面にはほとんど雪がなかったので、比較的順調に運転することができました。昨日から運転し始めた最初の感想は、「軽い」。何よりもハンドルが軽い──ただし最小回転半径はやはり長い──のですが、発進させると、意外と車体も軽く感じるのです。
実際にはこれまでの318iより200kgも重いのですが。BMW 320i MはMTですがAT車と同じように、標準モードに加えて、バリバリのスポーツモード2種類──まだ試していない──と省エネモードを選択できるようになっています。
安全運転が最優先ということもあり、今回はほぼ全区間を省エネモードで走行しました。西村センセイ、318iとその前の日産プリメーラ(P11、MT)はたいてい、セカンドギヤで発進させていました。318iの場合、ローからだと加速が良すぎて、どのギヤにも繋ぎにくくなってしまうからです。
でも少なくとも320iの省エネモードの場合、セカンド発進は実用的ではなく、きちんと、まずローで発進させる必要があります。ギヤダウンも同様で、今までのようにギヤを飛ばしてシフトダウンするのはほぼ無理。
マニュアルにもそのような高回転を避けるよう書かれています。それに、無理に低いギヤに繋いでもエンジンブレーキがかかりません。特に、今まではセカンドを多用しほぼ停車まで使っていたのですが、そんなの絶対無理。
サードは少し効きますし、4速も長い坂道などでは有用ですが。実はこのシリーズから排気量を控え目にして、高出力が必要な時──こちらも試していない──にはターボを使う設計になっています。
320iの場合、車体は従来の3Lモデル以上の質量があるのですが、排気量は2L。だからエンジンブレーキが効かないのです。その反面、燃費は無茶苦茶良くて、燃費が低下する高速道路をいつもより長い区間利用したにもかかわらず、実燃費で19.3km/L(!!)を達成しました。
もちろん負荷のかかるエアコンを入れてです。運転の仕方に気をつければ、318iでエアコンを使わずに達成した20km/L台の記録も容易に更新できそうな感じです。
昨日から80kmくらい運転して、やっと適切なシートポジションを得られるようになりました。ウィンカーとワイパーを混乱させることはありませんでしたが、それでもやはり少し考えてしまう瞬間があります。
とにかく安全運転最優先ですね。
■2月7日(日) BMW 318i、最後は愚図ることもなく... ──320i M Sport(MT)が納車されました──
今日はできるだけ短めに。さすがにかなり疲れているので。
昨日は京都に存在していたセンセイですが、金沢で一泊して、今朝新潟の自宅へ移動しました。BMW 320i M Sport(F30、MT)(写真右)を受領するためです。
1週間前、あれだけ愚図った318i(E46、MT)。先週月曜日に金沢へ移動した際も、お伝えしたように左前輪から微かな異音を発するようになりました。
さて、今日はどうなる。走り始めて50kmくらいは何ともなかったのですが、少しずつ例の音が。どうやらブレーキ板が熱で膨張し、車輪の角度の具合で擦っているようです。
でもどうやら、愚図りもここまで。318iのためにも、できるだけいつもの経路で走りたかったのですが、富山県東部はかなりの積雪。少し長く高速道路を乗り、新潟県内へ入ります。
お昼前、無事に自宅へ到着しました。急いで荷物をまとめて、隣の長岡市へ。かなり急いでいたため、後でいくつかのミスが判明することになるのですが。
2時間ほどかけて各種手続きを終わらせ、新車の説明を受けました。敷地内を低速で走って最低限の機能を確認した後、担当に見送られていよいよ一般道へ乗り入れます。
何とか無事に帰宅しました。320i M Sport(MT)、考えていた以上にコンピュータ制御が進んでいて、ATとの違いはギヤの切り替えだけのようなもの。各種表示などは国産車に近くなっています。
詳細については順次ご報告させていただきたいと思います。ちなみに、国産車から外車に乗り換えた際、ウィンカーを出すつもりで右手でワイパーを動かしてしまうという有名な話、今のところ起こしていません。
イギリスでMT車を運転していると思うようにしているからかでしょうか。