2023年1月28日更新(2023年2月5日ページ移動)
■1月28日(土) センセイは明日、金沢へ移動できるのか? ──自宅付近は相当冷え込んでいます──
昨日の心配事が尾を引いて、昨晩は非常に浅い眠り。
3時頃に目が覚めてしまい、このまま自宅へ帰ろうかと思ったほど。ただしこの状況下では、交通量こそ少ないものの除雪されているはずもなく、異状を察知することも困難。また先日のような非常事態への対応も難しい。
というわけで正気に戻って二度寝。ただし睡眠不足であることには変わりなく、今朝の最高血圧は137mmHg。前日より20mmHgも高い。トホホ。
結局いつもの時刻に起床し、積雪および交通に関する情報を収集。自宅付近および富山、石川両県内の積雪は40〜50cm程度で走行は可能。国道および高速道路通行止の可能性が予告されていますが、日中に通行止めとなる可能性は低い。
今日中に──ただし到着時刻は未定──帰宅する旨、自宅と実家に連絡します。母親には反対されましたが、ここは強行突破。センセイのマザコン度は、かなり低い。
まずは雪掘り。車に積もった雪は毎日落としていたのですが、今朝は新たに15cmくらい積もっています。エンジンを掛けて暖機してから雪を落とし、周囲を除雪。途中からアパートの住人の方と一緒に作業。
それでも30分くらいかかりました。荷物を積み込み、アパートを発ちます。前の道路は除雪されていないのですが、スタックせずに通過。幹線道路は完全に除雪されています。しかも交通量は少ない。さて、経路をどうしよう。
いつも通り、一般道だけを走行しても辿り着けることはほぼ確実。問題は、北陸の平野部には珍しい今日の寒さ。車外気温計は最低-3℃を表示しています。標高の高い石川─富山県境の気温はおそらく-4〜-5℃。
西村センセイ、この地域独特の湿った雪道にはある程度慣れていますが、このような低温下での経験は少ない。昨年は富山県内で、完全に凍結した道路でのスリップも経験。体感的にはブレーキが全く効かないという絶望的な状況でしたが、4輪独立のABS(アンチロック・ブレーキ・システム)のおかげでかろうじて難を逃れました。
雪道は、ホントに怖い。いつものルートを諦め、何年ぶりかで高速道路で石川県から富山県に抜けることにしました。皆様よくご存じの通り、センセイは高速道路を好みません。
でも今日だけは、冬の高速道路のありがたさを実感しました。富山市を過ぎたところで一般道へ降り、いつもの道、しかし今日は雪でガタガタになった道を走って無事に帰宅。荷物を降ろすとそのまま実家へ向かい、両親の安否確認と食料調達。
実家の水道凍結は翌日には解決したそうです。母親から野菜を貰って自宅へ戻ります。血圧測定と入浴の時刻が迫っている──自宅においてセンセイの自由選択の余地は少ない──ので、あまり品揃えは良くないのですが、最寄りのスーパーで晩酌のおつまみを買い求めることにします。
その途中で撮影したのが写真。自宅近く、数年前に建設されたアパートの水道受水槽で何かの作業をしています。
具体的な作業内容はわかりませんが、おそらくこの冷え込み──能登地方では大規模な断水が発生──と関係しているものと推測されます。繰り返しになりますが、北陸地方は今週前半ほどではないものの、この地域にしては珍しい冷え込み。
新潟市でも今晩、一部地域での断水が予告されたほどです。(ただしその後、回避と発表)...やれやれ、と思っていたら、何と、今度は19時から国道8号線と北陸自動車道が通行止めに。常識的に考えれば、この措置によってセンセイは、自動車による金沢への移動方法を断たれてしまったということになります。
繰り返しですが、その可能性は予告されていました。西村センセイ、週明けに講義があるので明日は午前中に金沢へ向けて移動を開始するつもりだったのです。どんなに遅くなったとしても、月曜日の午後には最後の講義を実施すべく、教室に存在していなければなりません。
冗談抜きで、どうなる?!
■1月27日(金) 相合い傘を遮るものはない ──センセイがこの寒波から切り替えたもの──
今朝は暗いうちに目覚めました。さて、どうなる...。
週末なので、できれば今日中に新潟の自宅へ戻りたいところ。でもそれが可能かどうかは降雪と道路状況次第です。昨晩は、それなりに降るとの予報だったのです。窓から外を見ると、微妙な状況。
除雪したBMWの上には雪が新たに積もっています。ただし道路の様子はというと、走行できないわけではない。判断を後回しにして、ひとまずいつも通りにご出勤。外へ出ると、積雪は20cmくらい。今までだったら割と大変だったのですが、センセイは割とスイスイと歩きます。
今回の寒波を機に、冬用の丈の深い防水靴からゴム長靴に切り替えたのです。この年齢になったら、体裁より実用性優先。
幹線道路は写真のように融雪装置が作動しており、路面に雪はまったくありません。ただし生活道路はまったく別。スタックするほどではないのですが、やっとで走行しています。
職員の出勤も遅れ気味。情報を総合すると、日本海側は一晩でそれなりに雪が積もりました。雪雲の掛かり具合によって積雪は大きく異なるのですが、富山市付近はかなりの雪。
そして自宅付近では20cmくらいの新雪が降り、積雪は約30cm。金沢の積雪はそれほどでもないのですが各地とも、通勤時間帯の道路は相当混乱したようです。家人と相談した結果、今日の帰宅は見送ることにします。
いろいろ仕事をした夕方、公共料金を払うべく近くのコンビニへ。正門前に来た時、道路の反対側のガードパイプに氷柱(つらら)が下がっていることに気づきました。ここは融雪道路。溜まった水が車に飛ばされてガードパイプに付着。
それがそのまま凍結してしまったものです。今日は割と暖かかったのに...と思ったのですが、寒波が強力すぎたためにそう感じているだけのようで、実際にはまだかなり寒いらしい。カメラを準備していたら、帰宅する学生が歩いてきました。
男子学生だと思ったら、おぉ、相合い傘。氷柱も相合い傘を遮ることはできない...というか、二人の眼中に氷柱は入っていないと思う。絶対に。
さて西村センセイ、明日中の帰宅は適(かな)うか?
■1月26日(木) し、知らなかった。教室のネットワーク環境が、ここまで高速化されていたなんて...
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
午後の学部講義を無事に終えたので、残る講義は来週月曜日の1コマのみ。なお、その講義終了後、皆様に重要なお知らせをするつもりです。でも今日の話題は、1回前の期末試験の際に気づいたこと。
試験は、ごく普通の筆記試験です。学生諸君は成績がかかっていますから必死。でも担当教員は答案用紙を配っていくつか注意し、問題が起きていないことを確認するだけ。簡単に言うと、割と時間があります。続いて採点という修行がめぐってくるのですが。
教室内で受験者を確認してシステムに登録したりしていたのですが、ふと、気づいたことが。実は先日からあちこちで、セレクトラ・ジャパン株式会社の回線速度・通信速度測定サイトを試してみているのです。要するにネットワークの速度を測るサイト。
自宅および研究室では上限約100Mbps。大きなデータのダウンロードなどでは「もっと速くならないかなぁ」と感じることはありますが、それ以外に大きな不満はありません。
教室も同じようなものだろうと思ったら、数値はどんどん上昇。写真はその途中で撮影したものですが、何と700Mbps近くを記録。アップロードも同程度でした。過去の実例から「教室内は遅い」と思い込んでいたのですが、いつの間にか高速化されていたんですね。
ただしこれは回線をセンセイ1人が独占していた時のデータ。50人〜60人くらいの学生が同時にアクセスすれば、速度はざっと人数分で割った値まで低下します。だからデータピーク時を考えれば特別に速いというわけではないのかもしれません。
でも、これだけの速度を経験して、ちょっとびっくりしたのでした。ご紹介したサイト、アプリケーションのダウンロードなどは不要で、ただスイッチをクリックするだけです。
興味を持たれた方は、ぜひお試しを。
■1月25日(水) 今回の寒波はやはり相当強力。何と、高橋川が部分的に凍結してしまいました!!
まだ暗いうちに除雪の音で目覚めました。
田圃を挟んだ隣のお宅の方が、スノーダンプを使って道路の除雪を始められたのです。確かめる必要はないし、そもそも簡単に様子を見る手段がありません。理由は簡単。バキバキに凍結した窓を開けられないから。
今回の寒波は非常に強力。雪は大したことないのです。昨晩も現在も積雪は10cm程度。強風は昨日の帰宅時頃がピークだったようで、夜半には音がしなくなりました。されど気温は当地には珍しいくらい低下。寝室とキッチンの窓がみるみる凍ってしまいました。
料理を作る間、換気扇を最強で作動。すると開けた網戸側の窓から、非常に細かい雪がたくさん入り込んできて窓付近が真っ白になりました。さすがにこれは初体験。
今朝は寒くて──アパートはどこも安普請──起きられなかったのですが、いつも通りにご出勤。でも外の様子はふだんとまったく違います。
人影も、車もまばらなのです。石川県内の公立学校は珠洲市を除き臨時休校。だから子供たちの姿が見えないのですが、大人の姿も見当たりません。出勤時間帯なのに自動車も少ない。
押しボタン式の横断歩道を渡ろうとして困ったことに。押しボタンのある部分が氷の塊と化しており、スイッチを押せないのです。でもそもそも車が来ないので、今日だけは信号を無視して渡りました。
ちなみに帰宅時には無事スイッチが作動しました。裏口からキャンパスに入ろうとした時、高橋川に架かる御所橋の上で、職員がスマートフォンで何かを撮影しているのに気づきました。
...あ"っ。橋の上から上流を見ているのですが、左岸側(西側=写真右側)から中央にかけて凍結しています。排雪された雪がプカプカ流れてくるのはよくあること。でも今朝の高橋川、少なくとも水面は完全に静止。
右岸側の、岸に近い部分のみが凍結していないようででした。さすがにこれは初めて。やはり今朝の冷え込みは凄いなぁー...と思って歩き始めたら、ツルッ!!
転倒はしなかったのですが、かなり危ないところでした。後から確かめると金沢の今朝の最低は0時過ぎに記録した-5.1℃。正午前後にかろうじて頃に0℃台になったようですが、すぐにまた氷点下に戻りました。
通院の代理予約の関係で実家に電話したところ、台所側の水道が凍結したとのこと。今回の寒気、やはり格が違います。
■1月24日(火) 気温の低下による雪質の変化と強風により、自動車の上に雪庇が形成されてしまった
「雪庇」と書いて「せっぴ」と読みます。「庇」は屋根の「ひさし」の意味。
今日の当地の天気は予報通りの展開。出勤する時はまだ曇っていたのですが、西方には黒雲が掛かり、雷の音が微かに聞こえます。間もなく雨。センセイは濡れずに出勤したのですが、学生諸君はかなりやられたはず。
風も出てきました。午前の最初の講義を終える頃には雨から霙(みぞれ)に。正午前には大粒のベタついた大粒の雪になりました。気温が0℃前後で、相対的にまだ高いことを示しています。それが午後には細かい雪に変化。
気温がどんどん低下しているのです。午後は-数℃。当地でも低い気温そのものを記録することはあるのです。でも今日のような急激な低下は初めての経験。今日5限の講義は中止になり、明日の講義は遠隔実施に。
教職員には帰宅命令が出されました。この頃になるとあちこちの交通機関に影響が、まず気づいたのはセンセイがいつも利用するルートが富山─石川県境で通行止めに。カメラで見る限り積雪は数cmなのですが...。
新潟も同じような状況。まず自宅付近のJR信越本線が海岸沿いの強風のため運転見合わせに。標高の高い部分はすでに、夕方からの運行中止が決定されています。
続いてもっとびっくりする情報が。何と、新潟県内中上越の幹線国道と高速道路が高域で通行止めになりました。金沢同様、まだ積雪は僅か。予告はされていたのですが、帰宅時間帯に止めるとは...。
迂回路がないルートもありますし、あったとしても生活道路に車が集中して、大混乱に到ることは必至。先月の不適切な対応に懲りたのはわかりますが、通行止めにすることによって新たに、猛烈な批判を浴びることは必定。
といっても金沢からでは何もできないので、指示に従い帰宅することにします。とにかく冷え込んで風が強い。帰宅時は向かい風になるのですが、傘を差しなが歩いていて、飛ばされそうになる場面がありました。
それでも無事に帰宅。衣類に雪が付着していますが、温度は低いので払えば問題ありません。つまり長野県の高地や東北北部、北海道のような雪なのです。暖房を入れ、着替えてから再び外へ。積雪は10cm程度ですが、アパートの住人のために除雪します。
自動車に積もった雪が、いつもとちょっと違う。風は写真の左側から吹いているのですが、自動車の風下側の角にまさに「庇」のような雪の突出部分が形成されています。これが雪庇。山地で雪崩(なだれ)や、この部分を踏んでしまうことによる転落、遭難の原因。
当地では通常、ほとんど見られない現象。されど寒さは、これからが本番。さて明日、明後日はどうなる?!
■1月23日(月) ついに降り始めてしまった... ──嵐の前の青空──
今日は見たままのお話。
何度もお伝えしているように今週はこれから悪天候が予想されています。一方で最終週の講義があるので、なかなかキャンパスの外へ出るのは難しそう。というわけで今日は、最寄りスーパーでお昼を購入することにしました。
渡り廊下を歩いていると、あれっ?!大きなガラス窓越しに中庭が見えるのですが、その中央で男子学生がくつろいでいます。少し戻り、通用口から中に出たところで撮影したのが写真。
今日の日中はかように、信じられないほど天気が良かったのです。南からの風が吹き込んだため、気温も上昇。アメダスの記録によると、金沢では最高気温10.7℃を記録しました。どんどん下り坂に...と思ったのですが、意外と長持ち。
それでも午後のテストを終える頃にはかなり曇ってきました。退勤する頃にはもうほぼ真っ暗。今晩の食材は確保済なのですが、明日からの分を考える必要があります。母親からもらった野菜との組み合わせを考えて、スーパー、ドラッグストアと梯子。
27日までの材料を購入しました。後は帰るだけ...と思ったら、ポツポツと雨が。まだそんなに寒くないので雪ではありません。すぐに止むかなと期待したら、ちょっと甘かった。
もちろん大きな傘を持っている──金沢は「弁当忘れても傘忘れるな」──ので、さほど問題はなかったのですが。“Windy”によると当地は明日のお昼から山雪型の天気に。それが過ぎると今度はJPCZによる里雪型に。
今週末の帰宅は、無理っぽいなぁ...。
■1月22日(日) 「このあたりには、ここしかない」繁盛コンビニが突然閉店した、意外なその理由
日曜日なので、金沢へ移動しました。ただし少しいつもと違う点も。
各大学は今が学期末。日程の違いは多少あるでしょうが、期末試験を終えてから2月の入学試験を実施します。金沢工大の場合、明日が試験最終日で、明後日から仮の成績を通知して、お互いに確認。
つまりそれまでに成績の概要を確定しておく必要があります。でも皆様良くご存じのように、センセイは締切が来ないと仕事をしないタイプ。というわけで成績評価に関する山のような仕事が溜まっています。そこで今日は、富山県内の一部区間のみ高速道路を走行。
高速に乗ってすぐに飛び石の被害に遭うというアクシデントがありましたが、無事に到着しています。写真は富山県西部で高速を降り、国道359号線を移動している際に撮影したもの。小矢部市平桜(ひらざくら)にある平桜交差点(右奥の横断歩道がある場所)です。
東から西の富山─石川県境方面を見ています。交差点を左(+南)へ曲がるとすぐに北陸自動車道小矢部I.C.、右へ向かうと小矢部市中心部の石動(いするぎ)に至ります。
かつてこの交差点に面して「ファミリーマート小矢部IC店」(前身は「サークルKサンクス」)が存在していました(奥の白いフェンスの場所)。「このあたりには、ここしかない」お店だし、幹線道路に面しています。
だからお店を建て替えて拡大するほどの繁盛ぶり。ところが一昨年夏に突如、それが閉店してしまいました。まったく思い当たる理由がありません。程なく建物を解体して、割と大きなプレハブの工事事務所を建設。
最初は、工事業者が空き地を一時的に利用させていただくのかな、と考えたのです。その後始まったのは、交差点のこちら側(=富山側)の道路拡張工事。写真左端のお宅はもっと道路側にあったのですが、解体して少し離れた場所に新築。どうやら交差点前後を拡幅して、右左折用のレーンを設置するらしい。
...と、思ったら、工事がある程度進んだ段階で元の車線に戻してしまいました。ナシテ?!すると今度は、交差点の向こう側(=石川県側)で工事が始まりました。オツムの弱い西村センセイもここでやっと理解しました。交差点付近の東西を拡幅しようというのです。もちろんレーン新設が目的。
そのためにコンビニの敷地を買い上げた──もしかすると一時的に借り上げているのかも──というわけです。もっと早く気づくべきでした。でもコンビニがなくなったことも事実。工事完了後に戻ってくるのだろうか...。
ちなみに拙宅付近では昨晩、少し雪が降りました。車外気温計によると出発時の気温は最低-1.5℃。風は西風で、雪も舞っていました。ところが隣の上越市に入ると風が南風に変わり、気温も5℃まで上昇。
富山県、石川県内はご覧のように薄曇りあるいは晴れで、気温は6℃くらい。繰り返し報道されているように、明日からこれが一変。大荒れの天気が予想されています。
今週末は帰ることができるのかなぁ。