2023年1月21日更新(2023年1月29日ページ移動)
■1月21日(土) 時計を「直し」て、ケーブルを引き直し... ──センセイの家族サービスな1日──
今日は土曜日。つまりセンセイにとっては家族サービスの日。
事前に母親に電話すると「いろいろお願いしたいことがある」とのこと。「おじいちゃんが、お風呂の時計が壊れて...」。オイオイ、時計を直すことなんてできませんよ。でも、ま、とにかく要望を承ります。
後述するケーブルを用意できたか、とのダメ出し確認も。2週間前に実家を訪れた際、父親がテレビを指して「おかしぃんだっやっ!!」。最初は何のことかわからなかったのですが、地上デジタル波の一部チャンネルの映像がおかしいので直して欲しいという意味と判明。
写真は今日の作業前に、テレビ画像の一部を撮影したもの。背後は放送画面。上部に写っているのは女性の横顔。それがモザイク処理を施したような映像になっています。通常、入力信号の強度が足りない場合、データを正常にデコードできずにこのような画面になります。
ここに至るまでには、固有の事情が。実家のある地域は、1980年の北陸自動車開通に先立って、当時アナログだったテレビ放送波の電波障害防止のため、道路公団によりCATVが開局されました。
「局」といっても、受信波をそのままケーブルで流し出すための簡易なもの。ところがそれから40年以上が経過し、局を運営する経費が尽きたため、運営していた組合を解散したのです。つまり各家庭は放送波を個別に受信することに。
先日その工事が実施されたようで、実家にも2階の屋根に多素子のUHFアンテナが設置されていました。実家は丘の南側にあり、新潟県内に放送波を発信している弥彦山山頂からはその陰になります。地上デジタル波はUHF(Ultra High Frequency:極超短波)帯を使用しており、波長が短く、直進性が強い。
正直なところ、ちゃんと受信できるのかなぁと心配だったのです。案の定、地元業者はいい加減な工事をしたらしい。ケーブルを辿ってみると、信号はこれまでのケーブルをそのまま利用して建物内へ。
そこで分岐しているのですが、こちらも配線はそのまま。しかし1系統は使用しているケーブル──よく混合しているBS波が入ったなと思う──が非常に細いため信号が減衰し、必要な信号強度に達しなかったという次第。これまでのCATVは信号が強かったため、問題にならなかったのです。
工事を請け負った電器店、確認をしていない。「また電器屋に頼めばいいのか」と尋ねられたのですが、ぼられるだけなので必要なケーブルの長さを測定し、減衰が少なく、端末のF型接栓加工済のものを発注。それを今日持ち込みました。
仮接続で問題解消を確認。本配線をする前に、「時計」について状況を確認します。壊れた「お風呂の時計」は、先日停電が発生して給湯器の時間設定がリセットされた、という意味であることが判明。ついでに、「冬の間だけお湯の温度を1℃上げて...」という父親の要望にも応えます。
おっとここで、母親からは腕時計の時刻調整の依頼...オイオイ。それを済ませてから、母親とスーパーへ買い出し。
お伝えしているように、来週の北陸地方は記録的な悪天候が不可避。最悪の場合、センセイも週末に戻ることができなくなる可能性もあるので、多めに食料を購入します。実家に戻ると、ケーブルを本格的に敷き直し。
さすがに、客間の畳の上にケーブルを蛇のように這わせるわけにもいかないので。最後の宿題は、税金関係。先日、「書類が読めないから」と課税の書類を預かって処理したのですが、県のその部局から封書が届いていました。こちらの対応に問題があったのかと思ったら、県側のミスを詫びるもの。
ただし郵送した書類を受領したか、そしてこちら側の問題はなかったかどうかへの言及はありませんでした。皆さんが「家族サービス」をどのように理解していらっしゃるかはわかりません。もっと理想的なものをイメージしていらっしゃったかもしれませんが、西村家の場合、実態はこんなもの。でも、誰かがやらなければならない。
だから、ま、いっかー。ちなみに拙宅における各AV機器への入力信号強度は、写真のざっと倍。
まったく問題のないレベルです。
■1月20日(金) お日様の力は、実に偉大だ ──日本海側はこれから約2週間、大荒れの天気に──
写真は昨日の出勤時に気がついて撮影したもの。冬の当地には珍しく、空は綺麗に晴れ上がっています。
一昨日は宵まで雨だったのです。でもそれも深夜に止み、その後は晴れたようです。その結果、地表では放射冷却現象が発生。センセイの車を含め、外に止めた車のフロントガラスは皆、凍りついていました。
出勤途中、お湯をかけて融かす光景も目撃。ガラスを破損させる可能性があるので、あまりお勧めできないと聞いています。歩みを進め、あちこちの車を観察しているとあることに気づきました。直射日光に当たっている車のガラスは、綺麗に融けているのです。
それを示すのがこの写真。まずセンセイは公道上から北西方向を見ています。冬の朝8時前なので、太陽は背中の低い位置にあります。ここはマンションの駐車場。
そこに太陽光が当たり始めています。センセイの背後には建物があり、左の車は天井部分の一部を除いて、まだ日陰。フロントガラスはもちろん、ボンネットや天井も凍っています。
で、右奥の軽自動車はというと、実に興味深い状況。フロントガラスでそれがはっきりわかるのですが、右上(運転席から見て左上)から太陽光に当たり始めており、しばらく当たっていた部分はすでに氷が融けています。でも左下(同、右下)は凍ったまま。
車体右側(運転席側)のガラスも融けています。お日様の力は、実に偉大だ...。
ご存じのように、日本海側は今晩そして来週の前半、大荒れの天気が予想されています。特に来週は10年に1度クラスの大寒波が日本列島を襲います。太平洋側も気温が低下するだけでなく、場所によっては降雪の可能性も。
基本的には気圧勾配が激しい「山雪型」。でも上空の風の動きを見ると、来週後半にはまさに自宅付近に「日本海寒帯気団収束帯」(Japan sea Polar air mass Convergence Zone: JPCZ)がかかりそう。つまり、1ヶ月前のような「ドカ雪」の可能性が。
しかも、この傾向はその先1週間程度続く予想。そういえば今日はまさに「大寒」。つまり1年の中で最も寒さが厳しいとされる時期です。
はたして、どうなる。
■1月19日(木) これはびっくり。「勝助商店」がゴーゴーカレーとのコラボ店として来週再オープン!!
一言で表せば、アパートのすぐ近くに「ゴーゴーカレー」のお店ができる、というお話。
時系列的には昨日の続き。マーチを運転していらっしゃった方のことを考えながらぼんやり歩き、いつもとは違う交差点へ。ここには押しボタン式の横断歩道があるのです。でも...何だか様子が変。
交差点に面した「勝助商店 横川店」に大きな花環が。それだけではありません。目に飛び込んできたのはゴリラのイラストと「ゴーゴーカレー」の文字。ただしその左側には「から揚げ専門 勝助商店」と書かれています。
いったいどうなっているのでしょう。近づいて看板をよく読むと「ゴーゴーカレー×勝助商店 コラボ横川店 1/25(水)AM 10:55 OPEN)。さらに、入口の上には「プレオープン」。
つまり、ひとまずもう営業を始めたらしい。お伝えしたように、テイクアウト専門店「勝助商店」に1回だけ入ったことがあります。でも今回、ガラス越しに店内をちょっと見たところ、丸椅子が多数配置されていました。
カウンターもあるのでしょうから、かなり大規模に改装したようです。後から調べてみたのですが、株式会社レガシーホールディングスが運営するこの「勝助商店」、少なくとも横川店はあまり上手くいっていなかったらしい。
あれだけ塩っぱかったからなぁ。そこで全国的に知名度の高い「ゴーゴーカレー」と契約して、コラボ店を立ち上げたようです。金沢で「金沢カレー」というとまず浮かぶのは「チャンカレ」こと「カレーのチャンピオン」。でも全国的には、「ゴーゴーカレー」の方が有名。
すでに「勝助商店小松店」を、同様のお店に業態変更したようです。個人的にはあまりご縁がなさそうだけど、アパートのすぐ近くなので、1回くらいは(から揚げ抜きの)ゴーゴーカレーを頂くかもしれない。
以下は個人的な感想ですが、「勝助商店」と「ゴーゴーカレー」の表記順などがかなり揺れています。商売の進め方として、詰めがかなり甘いという印象。その意味でも、これからが気になります。
■1月18日(水) 吉報か、あるいは... ──マーチに代わるこの軽自動車、どう解釈すべき?
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写真は先日撮影したもの。
アパートから大学へ向かったのですが、その途中、ドラッグストア「ゲンキー」に立ち寄って食べ物を買うことに。経路が少し変わります。いつもの1本あるいは2本隣の道路を歩き、別な信号機を渡ります。
1本脇の道路に入ってすぐ、変化に気づきました。止められていた自動車の姿が見当たらないのです。その代わりにご覧の軽自動車が。ここに収められていたのは、青い日産マーチ。
ただしとても長い間──少なくとも数年──使われていない。塗装は剥がれ、タイヤはぺっちゃんこ。ボンネットと屋根の上には厚い埃が積もっています。その際にも述べましたが、運転していた方に何かが起きたのかも。
残念ながらずっとこのままだろうと思っていたので、かなり驚きました。いったい何が起きたのでしょう。
マーチを使っていらっしゃったのが高齢のご主人だとして、病気その他、運転を妨げていた原因がなくなり、新しい車に乗り換えた。
それなら吉報ですが正直なところ、ちょっと考えにくい。あるいはご主人の状況は変わらないものの、奥様が買い物などの必要に迫られてマーチを処分し、ご自分用の車を購入された。あるいは代替わりで、お子様の車をここに収めた、などなど。
もちろん、明確な答を得ることができるとは思っていません。でも、ずっと変化しないはずと思い込んでいたセンセイの思い込みが、いとも簡単に否定されたわけです。ある意味で知的な快感。まさに「万物は流転す」(“panta rei”)。世の中はどんどん変わり、流れているんですねぇ。
...と思ったら、何と。(続く)
■1月17日(火) コロナ禍には勝てず? ──「大衆ホルモン・やきにく 煙力」、敢えなく閉店──
写真は昨日撮影したもの。
お伝えしたように昨日は、少し疲れた状態でアパート到着。遅いお昼を作って頂いた後に「出勤」しようかと思ったのですが、あいにく少し天気が悪い。それにこちらから休暇を申請しておきながら出勤というのも、ちょっと...。
というわけで、大学へは行かず、こんな日にしかできないことをすることにしました。片付け等を終えた後、まずは近くの不動産屋へ。用件を済ませてから、大学とは反対方向にある「MEGAドン・キホーテ ラパーク金沢店」を訪れることにしました。目的は鍋料理の材料購入。
いつも行くスーパーが、2、3年くらい前からなぜか鍋用の鮮魚をほとんど取り扱わなくなったのです。不動産屋脇にある横断歩道を渡り、ドンキへと続く道を歩き始めました。昔はよく自転車で通ったのですが、最近は徒歩での移動なので、ドンキに入るのは実に3年半ぶり。
せっかくなので、沿道の様子を確かめ...あれっ?交差点近くの「大衆ホルモン・やきにく 煙力(けむりき)」の様子が変。営業している雰囲気がないし、よく見ると看板が真っ白に塗り固められています。
鱈の切り身を買って帰る途中、建物に近づいてみました。店内は、つい先ほどまで営業していたような雰囲気。ビールサーバーやジョッキなどがそのまま残されています。でも入口には手書きの貼り紙が。
「閉店のお知らせ 当店は11月30日をもちまして閉店しました 長らくのご愛顧 誠にありがとうございました 煙力」。「煙力」は4月中旬のオープンなので、8カ月弱しか持たなかったことになります。やはりコロナ禍には勝てなかったということなのでしょうか。
なお「大衆ホルモン・やきにく 煙力」のサイト上では、現在もなお「煙力 金沢横川FC店」としてまだ掲載されています。ただし予約等はできなくなっています。確かに閉店そのものは仕方ないかもしれない。
でも、運営側が加盟店の情報をきちんと管理できていないという印象を受けます。大丈夫かなぁ...。
■1月16日(月) 「消毒ポイント」と書かれた看板 ──誰にとっても何にとっても悲しい場所──
今日は月曜日、つまり平日ですが、センセイは移動日。
ご存じのようにセンセイは通常、日曜日の朝に金沢へ向けて移動します。でも昨日の私的行事の関係で、なぜか大学から「特別休暇」なるものを頂戴しました。たまたま今日は曜日読み替えの日で、センセイの講義はありません。
そこでしっかりお休みを頂きました。日曜と同じ時刻に出発すると上越市内で通勤ラッシュとぶつかります。そこで今朝はわざと30分遅く出発。されど残念ながら平日の混雑具合は予想と少し違っており、速度も遅く、しかもかなり疲労しながら上越市市街地を抜けました。
ずっと雨が続いており、視界が悪かった影響もあります。富山県に入ると天気もやや回復。金沢市内は交通量が少なかったので結局、いつもとほぼ同じ所要時間でアパートに到着することができました。
写真はその途中、上越市内で撮影したもの。先週末、自宅へ戻る際に上越市内の2カ所で「消毒ポイント」の看板を確認しました。何の消毒だと思いますか?
実はこれ、全国的に蔓延している鳥インフルエンザの殺処分に従事する車両を消毒するためのものなのです。新潟県内でもこれまでに数カ所で発生。
先週後半に、上越市内でも発生が確認されました。センセイがその情報を知った時点では高病原性ウイルスかどうか未確認だったのです。でもセンセイの移動中に高病原性であることを確認。
直ちにその養鶏場で飼育している数万羽の鶏の殺処分が24時間態勢で開始されました。報道によると、処分は昨日完了したとのこと。
現場となった養鶏場は国道沿いの少し離れた場所にあります。養鶏場へ通じる道路は完全閉鎖。建物はすべてシートで覆われていました。ちなみにそこでは数年前にも鳥インフルエンザが発生。
今回同様、全羽が殺処分されました。養鶏場関係者の心中を察するにあまりあるものがあります。殺処分は農協その他も協力して実施するのですが、発病していない鶏もすべてが対象。身体的な疲労を強(し)いるだけでなく、相当な精神的苦痛を伴うそうです。
消費者も無縁ではありません。すでに鶏肉や鶏卵の供給量が低下し、価格も上昇しています。そして何より、処分される鶏が可哀想。
つまり誰にとっても、何にとっても悲しい場所なのです。
■1月15日(日) 3年間貼られたままのシール、もう不要だと感じられる日がいつ来るのだろうか...
今朝はいつもより30分早く起床。天気は雨。この季節には珍しく、雪の心配をする必要はありません。
まず実家へ向かい、両親を乗せてすぐ近くのインターチェンジから北陸自動車道に乗ります。朝なので高速はガラガラ。予定よりも早く行動しているので比較的ゆっくり走行。ただし期待したほどには燃費が向上ない...。
高速道路走行における、これまでの最高記録は27.0km/L。今回は高速のみの燃費測定をしていないのですが、おそらく20km/L程度。なぜだろうと考えたのですが、一つは燃費が低下する冬用タイヤを装着していること。特に今日は雨なので、乾燥時との差がかなり出ます。
道路が乾いている時はそんなでもないのですが...。そしてもう一つ。いつもは1人なのに今日は4人も乗車しています。170kg程度重いはずで、いつもの“ECO PRO”(省エネ)モードだと力不足。アクセルペダルを踏み込む際に「重いなぁ...」と感じます。
用を終えて実家で両親を降ろした後、予定を変更して、急遽自宅近くでガソリンを少量補給しました。燃費計算のために、いつもぎりぎりの量しか入れておらず、今週の金沢往復には少し不足すると判断したのです。
写真は昨日、お伝えした外出の際に、自宅近くの貸家駐車場で撮影したもの(敷地外から撮影)。トヨタ・ノアの後部にシールが貼付されています。
そこにはご覧のように、「新潟県内在住者です」。お察しの通り3年前、新型コロナウイルスの流行が始まった時から貼られています。当時、ウイルスへの恐怖心から、他県ナンバーの車への嫌がらせが全国規模で発生しました。
この車のナンバーも他県のものなのです。センセイも石川県では同じ立場ですが、実感としては、そのような気配を感じたことはありません。まぁ、もしかすると鈍感だから感じないのかもしれませんが。
もう20年くらいアパート駐車場の同じ位置に長岡ナンバー(新潟県中西部のナンバー)が止まっています。しかも週末および夏期冬期にはきちんと不在になります。そもそも近所には、会えば挨拶するような顔見知りも多い。先日、生ゴミを捨てようとしたところ、挨拶した近所の方に「一緒に捨てておくから」と声を掛けられました。
僅かに逡巡(しゅんじゅん)した後、お言葉に甘えることに。だからこの方も、さすがにもうシールを剥がしてかまわないと思うんだけど...。
う〜ん、考えようによっては、シール貼付の要否は周囲の問題ではなく、車のオーナー側の心のありようなのかもしれない。