2022年12月31日更新(2023年1月8日ページ移動)

──2022年12月第5週のニュース──

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12月31日(土) 今年1年、大変お世話になりました。皆様、良いお年をお迎えください

 というわけで、やっと世の中に追いついた──たぶん──西村センセイ。

 今日はふだんできない仕事を、ということで、まず取り組んだのは年賀状書き。「今ごろ?」とお感じの方もいらっしゃると思います。センセイもほとんどの年賀状は元旦に配達して頂くべく、1週間ほど前に投函済。
 ただし例外も少々。

 今年お世話になった大学関係者には大学に宛てて送ります。大学の業務再開は早くても来週後半なので、今日投函してもまだ十分間に合うはず...と考えたのです。この他にも、老齢年金(!!)関係の書類作成。
 センセイも先日、支給対象の年齢になりました。はい。

 センセイに社会的な常識がないからかもしれませんが、これがなかなか難しい。挙げ句の果てに、まず加入している組合(いわゆる「私共済」)宛に手続きをする必要があることが判明。つまり本日中の書類作成は無理。
 お昼も近づいていたので、徒歩で外出します。

 当地はずっと雨なのですが、風がそれほど強くなかっため、少し離れた郵便局まで歩いてそこで投函することにします。局脇の角を曲がろうとした時に撮影したのが写真。
 斜向かいにある「そばよし」という、地域の人間で知らない人はいない超人気ラーメン店です。

 時刻は正午前ですが、ご覧のように行列ができています。地元の方は早めに、特に勝手を良く知る高齢者は11時前(!!)に訪れるので、今並んでいらっしゃる方は、帰省客(+地元の家族)が主ではないかと思われます。
 かように今日の飲食店は書き入れ時。

 別なお店で低塩分の定食を頂こうかと思ったのですが、従業員は出社しているものの、駐車場にお客さんの車が見当たりません。不思議に思って正面に回ってみると、扉には「本日はオードブルのみ」との貼り紙。
 初めて見ました。

 地元資本の、ただし県内では最大手に入る最寄りスーパーを目指します。お昼はどうにかするとしても、晩酌のおつまみを確保する必要があります。
 各店とも、大晦日は営業時間を切り上げるので、お昼に買っておこうというのです。

 入店してびっくり。全レジを稼働させているのは当然として、その前に長い長い列ができているのです。もう正午を過ぎたのに...。遅めのお昼、兼、帰省客をもてなすべく今晩のご馳走を買い求めようということらしい。
 さすがに混雑し過ぎ。

 ここを諦めて、自宅付近を通過するような格好で、反対側にある地元密着型のお店へ。先ほどとは対照的にこちらはガラガラ。理由はちょっとはっきりしません。倖いにも個食用のお刺身が一皿だけ残っていました。
 もちろん購入して帰宅。

 というわけで何とか大晦日の晩を過ごすことができそう。

 改めて今年1年、皆様には大変お世話になりました。来年もぜひよろしくお願いいたします。



12月30日(金) 昨日と明日の狭間で ──市内中心部にあった土蔵が完全に解体されました──

 自宅滞在──考えてみれば、おかしな表現だ──2日目。

 正直なところ金沢にいる間、少なくとも私事に関しては万事自分のペースで進めることができます。そのためもあってか、血圧は朝晩とも金沢の方が低め。安普請なので夏は暑く、冬は寒いのに。
 しかし自宅だとそうはいきません。

 あれこれ気を使うので、昨晩も浅い眠り。だから今朝、「高いだろうなぁー」と覚悟しながら血圧を測定すると、昨朝と同レベルの119mmHg。う〜ん、正直なところ、血圧には良くわからない部分がある。
 今日は娘の里帰りその他が予定されています。

 ただしセンセイ自身は、お伝えしたような事情でまだ年末モードではありません。さすがに明日は大晦日(みそか/つごもり)。そんなことは言っていられないでしょうが。用を済ませた後、晩酌のつまみを買い求めるべく旧市街にある地元スーパーへ。
 往路は北風が強かったので、家の陰に入ってそれを避けるべく、小路を進みました。

 ...あ"っ。

 建物の解体工事現場です。忘れていました。ここは旧市街地の中心部近く。2007年の新潟県中越沖地震で一部被災(11枚目の写真)し、3年後には修復が完了した「閻魔堂」の隣。
 6月に開かれる地域最大のイベント「えんま市」の中心となる場所
(2枚目の写真)です。

 手前の、現在は駐車場になっている場所にはかつて「柏盛座」という映画館がありました。センセイも何回か入ったことがあります。
 問題はその奥に存在した解体現場。

 記憶が曖昧だったのでGoogleマップで確かめてみましたが、やはりここには以前、さらに奥の茶色の建物とほぼ同規模の工場あるいは倉庫のような建物がありました。
 ところが数週間前、その解体工事が始まっていたのです。

 驚いたことに重機が存在する場所に何と、記憶の建物より一回り小さな、しかし立派な土蔵が出現。つまり建物は、土蔵を覆うような形で建てられていたことになります。しかも現場を見ると、土蔵と中央やや左の建物は棟続き。
 知らなかった...。

 何度かお伝えしていますが、当地の旧市街地は『吾妻鏡』(/『東鏡』)に「比角(ひすみ)の庄」登場する歴史ある場所。江戸時代は桑名藩の飛び地でした。だから旧市街地の商家が土蔵を有していても不思議ではありません。
 センセイの関心事は、その解体方法。

 お伝えしたように、前回センセイが見た時は土蔵だけが取り残された状態。どうやらその後に建設された建物の解体と、土蔵のそれとでは方法が違うようなのです。でもセンセイには金沢での仕事があります。
 その後を見守るわけにはいきません。

 この間、どうやって土蔵を解体したんだろう。もちろん、写真の重機を使って情け容赦なく壊したのでしょうけど。

 センセイの先祖は庄屋だったので、実家にも家紋の付いた土蔵があります。センセイが元気な間は守り抜く覚悟ですが、さすがに未来永劫というわけにはいきません。いつかは、誰かが何とかしなければならない。
 しかもこの土蔵、写真では良くわかりませんが、基礎の構造からして実家のものより若いらしい。

 さて、どうする。 

 世の中からやや取り残された感のある西村センセイ、昨日と明日との狭間(はざま)で、現実的かつやや非現実的な妄想を巡らせていたのでした。



12月29日(木) 亀の背中に乗って竜宮城から戻ってきたら、世の中は完全な年末モードだった

 もちろん浦島太郎ではなく、センセイが、です。

 まったく想定しない事態に陥ったこの2日間。この間、かなりのストレスを強いられたようで、センセイの血圧は正常値の上限をクリアできない状態が続いていました。それでも昨晩はやっとで127mmHg。
 う〜ん、見方を変えれば西村センセイ、結構ストレス耐性があるかも。

 今日は悪天候が予想されています。それでも未明に金沢を発つ可能性があったため、昨晩は早めに就寝しました。されど結局、いつもの時刻に起床。画に描いたようなサラリーマンだなぁ。
 洗濯物など、いつもより多めの荷物を積み込み、今度こそ金沢を発ちます。

 準備している時から気づいていたのですが、街の様子が昨日までと一変しています。子供たちはもちろん、行き交う人が少ない。雨もその理由の一つですが。幹線道路に出るとそれが顕著に。
 車は土日や休日よりも少ない。

 世の中、完全な年末モードなのです。

 もちろん知識としては知っていたのです。昨晩のローカルニュースは、県幹部職員を労(ねぎら)う馳石川県知事の様子とともに、官公庁や企業の大半が仕事納めだったことを伝えていました。
 センセイだって冬休みの真っ最中。

 人にはそれぞれのリズムがあるものの、ほぼ毎年同じようなパターンを送っています。ただしセンセイにとって、今回のトラブルは全くの例外。
 楽しいかどうかはともかく、ちょうど竜宮城という異世界へ行っていたようなもの。

 それがいきなり現実の世界に引き戻されたのですから...まぁ、わからないではない。時差ボケ感満載なので、見落としがあるかもしれません。
 そもそも強い雨で視界が悪いこともあり、慎重に運転します。

 移動の途中、信号で一時停止時に撮影したのが写真。

 富山市から東隣の立山町に入った時、前方にずんぐりむっくりした白い車が走行していることに気づきました。車体下部がいやに幅広。対照的に、上部はやたら狭く感じます。
 安定性は高いかもしれないけど、居住性はどうだろう。

 信号の関係で接近し、追いつくとトヨタのプリウスであることに気づきました。されどおわかりのように、タイヤはとんでもなく幅広。後付けのフェンダーでそれを覆っています。
 こんな車、初めて見ました。

 道路交通法上はどうなんだろうと思って帰宅後に調べたところ、制限はあるものの、幅広タイヤを写真のような固定されたオーバーフェンダーで覆い、陸運局に申請すれば車検をパスできるんだそうです。
 知らなかった。

 ちなみに、写真では判然としてませんが、このオーバーフェンダーキットは“LB-WORKS”というブランドもののようです。

 新潟県内に入ると霙(みぞれ)や霰(あられ)に遭いましたが、それでも何とか無事に帰宅。荷物だけ降ろして、まず実家へ。ドカ雪と近所で発生した事故の話を聞き、年末年始の行動を打ち合わせます。
 続いて97歳(!!)の伯母宅へ。

 彼女の面倒を看ている従姉妹が育てた野菜を頂きます。帰宅後はバタン、キュー。やはりかなり疲れていたらしい。ちなみに今朝の血圧(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は118mmHg。夜は予想外に低く、114mmHg。
 いずれもまったく問題ないレベルです。

 これでセンセイもやっと、先を行く年末に追いつけるかも。



12月28日(水) 幸いにも修理は早期に完了。これで無事に帰宅し、問題なく年末年始を過ごせる...か?

 現在、タイトル通りの状況です。センセイはまだ金沢に留まっています。

 昨日はタクシーで帰宅後、大学へご出勤。玉葱以外の食材はないので、最寄りスーパーで1晩分の材料を買って帰宅しました。昨日の判断と行動にはいろいろ反省点が多かったため、血圧は130mmHgの基準を僅かにクリアできず。
 その後も待ったのですが、昨日は結局、ディーラーおよび保険会社から連絡はありませんでした。

 とにかく心身を休めるべく、昨晩は早めに就寝。そのため3時前と5時に目が覚めてしまいました。やはり反省点が気になります。お伝えしたように昨日は、車両運搬車の手配をするとともに、ちょっと無理をしてでもディーラーまで移動しようかと考えたのです。
 でも、もしそうしていたらエンジンを損壊したかもしれない。

 前の318i(E46)もそうだったのですが、現在のBMWのエンジンブロックはアルミ製。それ以前の鉄よりも熱に弱いため、排熱できない状態で10分間経過すると溶けてしまうとの説明を受けています。
 まぁ、エンジン内部の油温計は正常値だったので、大丈夫だろうと思いますが。(ほぼ願望)

 そんなことを考えていると血圧はどんどん上昇。結局今朝の血圧は、基準を上回る136mmHg。昨朝は110mmHg未満だったのに。

 保険会社は24時間対応ですが、変な時間は可哀想なので9時になってから各所に連絡。昨日の最初の連絡先となったBMWのサービスは、既に業務を引き継ぐ保険会社に連絡済とのこと。
 その後の対応が保険会社内で止まっているらしく、「こちらから催促します」とのこと。

 しばらくして保険の窓口となる新潟の保険会社から申し訳なさそうな声で連絡があり、昨日対応した金沢の支店から連絡がなかったと、詫びがありました。
 その後の対応は極めて誠実。

 どうしても今日、明日中に帰りたいので、台車の確保をお願いします。お察しの通り、ここでネックになるのが、センセイがMT車しか運転できないこと。
 商用車でも、どうしてもなければ軽自動車でも良いので...とお伝えして、とにかく探していただきます。

 営業開始時刻の10時になってからディーラーに連絡。実際にはその15分くらい前に連絡を頂いていたのですが、センセイが気づかず対応していませんでした。
 すみません。

 担当者の説明によると、予想通りエンジンルーム左前方にある冷却パイプからクーラント(冷却液)が漏れ出しており、いくら水を補給してもダメ。幸いにも部品の在庫があるので、問題がなければ午後4時半頃に作業を完了できそうだとのこと。
 不幸中の倖いです。

 再び保険会社に連絡し、台車の手配は不要になりそうだとお伝えします。ちなみに、その後、台車の確保はどうなったか尋ねたところ、新潟県内では雪による事故が多発し、貸し出し可能なレンタカーは払底(ふってい)
 金沢でも探したそうですが、連絡した5社すべてがMT車を扱っていないとのこと。

 「こうなるとディーラーでしか...」とのお話だったのですが、MT車なんてほとんど存在していないでしょうねぇ。お礼を言って電話を切りました。

 夕方を待っていたところ、午後1時半ころにディーラーから2時には修理が完了するとの電話がありました。仕事をしていたのですが急いで切り上げて徒歩で移動し、愛車とご対面。ちょっと病み上がりですが、ひとまず元気そう。
 店内で説明を受け、代金を支払います。

 問題の部品は樹脂製。車検を済ませたばかりですが、今回の場合、目視では問題を見つけることはできないとのこと。そうでしょうねぇ。こちらも決して苦情を言っているわけではないのです。
 お礼を言って、お店を後にします。

 高速に乗れば今日中に帰ることができるのですが、連絡した家人、母親ともに「明日の明るい日中に」とのこと。と言うわけでセンセイはもう一晩、金沢に留まります。今回の故障そのものはとても残念なこと。
 でも経年劣化による不可抗力ですし、比較的時間に余裕がある状況下での、しかもディーラーに近い場所での発生ですから、まさに僥倖
(ぎょうこう)と理解すべき。

 これがもし移動経路の半ば──近くにディーラーがない──だったり、年末年始だったり、そして年明け後の重要行事の最中の起きたらとんでもないことになっていました。さてこれで明日無事に帰宅し、問題なく年末年始を過ごせる...のか?!
 え"っ、写真は何だって?

 写真は今日のお昼に撮影した、センセイらの研究室がある建物の正面玄関。業者の方が朝から門松を設置していらっしゃいました。もうすぐ完成するところです。大学では新年を迎える準備が着実に進められています。



12月27日(火) 新潟への帰宅途中、BMWに緊急事態発生。車両運搬車で金沢のディーラーへ出戻りに

 今日はタイトル通りのお話。帰宅はキャンセルになりました。

 金沢工大は今日から冬休み。センセイも昨日の最後の時限で年内の講義を終えています。他方、お伝えしたようにBMWは先週日曜に車検に。今日はそれを受け取って新潟へ移動するだけ。明日は通院を予約済。
 実家へ行って両親の食料を確保する必要もあります。

 アパートと金沢のディーラーは5kmくらい離れています。ある程度バスを利用できるのですが、雨が降っていなかったので徒歩で移動することにします。新しい道を含めて45分歩いて無事到着。まさに開店の時刻。
 なぜか先客がいらっしゃいましたが。

 説明を受けて代金を支払い、ひとまずアパートに戻ります。荷物をまとめて11時過ぎに出発。その前にガスの元栓その他を再確認します。走行は順調...だったのですが、途中から何だか元気がない。
 それでもたぶん大丈夫だろうと思って15kmほど走行したところで警告が。

 冬なので気温が3.0℃まで低下し、路面凍結注意の警告が出たんだろうと思ってパネルを見ると。何とオーバーヒートの警告。初めて目にしました。センセイがまず疑ったのは、センサーの誤作動。
 エンジンオイルの油温計は正常値だったのです。(現在のBMW車は冷却水の温度を表示しない)

 それでもその時はスピードを落とせというメッセージだったのです。指示に従いゆっくり走ったのですが、今度は上り坂でアクセルを踏み込んでも加速しません。
 エンジン温度の異常を検出したコンピュータが、ガソリンを制限しているのです。

 再度の警告に続いて、今度は「安全な場所に停止せよ」との表示。道路脇に停車し、少し冷ましてから走行を再開したのですがもやは「停止せよ」ばかり。
 金沢のディーラーに電話すると、開口一番「すみません」。

 車検と今回の故障は(たぶん)無関係。謝る必要はないと伝えて対処方法を教えていただきます。保険会社を通じて車両運搬車で運ぶしかないとのこと。
 本当は少し無理をしてでも自走させようかと思ったのですが、指示に従うことにします。

 保険会社に連絡するとともに、少しだけ走って車両運搬車に積載できる場所へ移動しました。よく見ると、ボンネットの左側からうっすらと湯気のようなものが!!(実話)
 臭い等はありません。配管類が一部破損し、高温の冷却水が漏れ出しているようです。

 1時間近く待って──ただし予定時刻ぴったり──到着したのが写真の車。説明を受け、係の方が積載してくださりました。ここは石川─富山県境付近で非常に不便な場所。適当な移動手段はありません。
 そこで係の方に頼んで、ディーラーまで人間も運んでいただきました。ありがたや、ありがたや。

 というわけでBMWは今日の出発地点へ出戻り。係の方によると、配管の破裂等なら明日か明後日中に直せるかもしれないが、それ以外の部分の問題なら年越しになるだろうとのこと。もちろんその通りでしょう。
 というわけでセンセイは積んであった洗濯物──センセイは洗濯が苦手なので衣類はすべて持ち帰る──その他を積み直してタクシーでアパートへ。

 さて、明日以降はどうなる。

 現在のところ、ディーラーからの連絡はありません。



12月26日(月) パトカーに警察官、そして2台の車。すわ、事件か事故かと思ったら...

 まずはご報告から。

 一昨日に接種した新型コロナウイルスワクチン(5回目)。お伝えしたように、センセイにとっては初めてのファイザー社製。だから正直なところ、副反応が心配です。前回は今までで最も副反応が強かったし。
 土曜日に接種したのもこれが理由。

 万一の場合、翌日曜日はずっと寝ていようと思ったのです。で、昨朝目覚めると、確かに接種部分は痛い。でもそれほどではなく、これまでで最も軽微。接種3日目の今日は、もうほとんど痛みを意識しないほどに収まりました。
 そこで昨日は午前中からご出勤。

 研究室で年末の片付けものをしていたのですが、問題はお昼、当然学食は営業していないので、外食するかどこかで食料を確保する必要があります。道路状況も良くないので、今回はスーパーで何かを買うことにしました。
 本当はもっと早く出るつもりだったのです。

 でも雨雲レーダーを確認したところ、割と強い雨雲が迫っています。それが通り抜けた午後1時頃、校舎を出て最寄スーパー(写真左奥)を目指しました。
 ...あれっ?!

 最初に目に飛び込んできたのはパトカーの赤色回転灯。何だろうと思って進むと、白い乗用車が1台立ち往生し、その脇に警官が2名立っています。
 右側の「かつや」駐車場から出てきたマツダ車に何か指示しています。

 もしかすると衝突事故?

 ところがマツダ車は予想外にバック。駐車場の右側にある幹線道路に出ていってしまいました。どうやら「事故」の当事者ではないようです。
 しかも2台に衝突したような跡はありません。

 さらに接近すると、警官が運転手に電話を掛けさせています。ドライバーは高齢の女性。80歳くらいだろうと思います。電話の相手はどうやら保険会社。ご覧のように左前輪が脱輪しています。
 最初は衝突によって押し出された...と考えたのですが、要するに運転ミスによる単独事故らしい。

 事故は事故。でも今回は警察に電話するような内容ではなかったのです。彼女はおそらく、脱輪にびっくしていパニック状態に。バックさせようとしてもFF車なので脱出は不可。そこで警察に電話...という次第。
 偉いなぁーと思ったのは両名の警官。

 決して怒るようなことはなく、老女が理解できるように、一つひとつ具体的に指示していました。対向車がやって来ると、拡声器で状況を説明して元の道にバックさせます。ホントにご苦労様です。
 で、たどり着いたスーパー。

 もうお昼を過ぎているというのに、店内はやたらと混雑しています(今まで雪で買い物ができなかったからかも)。適当なものもなかったので、ここは諦めて「かつや」駐車場へ戻ります。そもそもお店に入るつもりはなかったのです。
 塩分が多めなので。

 ただし書き入れ時だというのになぜか閉店。ドアには「メンテナンスのため閉店」と書かれた紙が張り出されていました。仕方がないので業務スーパー、ドラッグストアと梯子をして、結局、後者であんパンとメロンパンを購入。
 というわけで昨日は、かなり寂しい昼食となってしまったのでした。

 トホホ。



12月25日(日) 惚れた側は、弱い... ──こちらは正真正銘のクリスマスプレゼントです──

 ...まぁ、クリスマスになったのは偶然なのですが。

 先日突然、起動時に警告が表示され、その後メモリの一部が機能していないことが判明した“PowerBook G4(Titan)”の続報です。センセイの性格をご存じの方々には、完璧に予想通りの展開。
 お伝えしたように、そのままでも警告が表示されるだけ。

 それが嫌なら、該当メモリを取り外してしまえばいいのです。Mac OS 9はモダンなOSと比較してはるかに軽い。しかも現在、重い作業はWindows 10かMac OS Xが担当。故障前の半分、すなわち512MBでもまったく問題ありません。
 でもそこで必ずしも合理的に行動できないのが人間。

 “PowerBook G4(Titan)”に惚れ込んだのはセンセイ。何より20年も使っているくらいですから。惚れた側の弱みです。

 いつまで稼働できるかはわかりませんが、その時までできるだけベストの状態を保ちたいので、適合するメモリを購入することにしました。
 調べたところ、メモリは割と一般的なタイプ。

 ただし相性の問題もあるので、これまで何回もお世話になっており、信頼性も高いアメリカ(カリフォルニア)“Vintage Computer”社から購入することにしました。
 価格は約2,500円。その他に送料約1,500円がかかりました。

 無事に届いたのは良かったのですが、さて、どうやって分解するんだっけなぁ...。

 “PowerBook G4(Titan)”はこれまで何度か分解しており、内蔵HDDをSSDに換装しています。でもその際、メモリボードなんて見えたっけなぁ。
 写真を確認しても、該当するようなものは見当たりません。

 で、ちょっと調べてみると、すぐにメモリの所在がわかりました。底面ではなく表面から交換するのです。それも工具類を一切使わずに。
 “PowerBook G4(Titan)”を格納場所から取り出し、液晶画面を開いたのが1枚目。

 キーボード上部、黄色の円内に「ラッチ」(かんぬき)が2カ所あるので、それを手前に引きさえすればキーボードを外すことができる(右の写真)のです。
 目指すメモリは裏返しに置かれたキーボードの上。

 “TOP”に不具合が発生しているので、それを交換し、キーボードを元に戻します。キーボードは本体に磁石で止められているので、戻すと「パチッ!!」と音がして固定されます。
 実に便利ですが、う〜んこれだと、その気になれば展示機などから簡単にメモリを盗むことができてしまう...。

 “PowerBook G4(Titan)”を元の位置に戻して配線を繋ぎます。PRAM(パラメータRAM)をクリアしながら再起動すると...最初の「ハッピー・マック」アイコンが表示されません。
 もしかすると深刻な問題が発生?

 しかしその後、起動画面が途中から表示されるようになり、結果的には無事起動。もちろん警告も表示されません。「アップル・メニュー」からシステムの情報表示させても、「Apple システム・プロフィール」を見てもまったく問題なし。
 “PowerBook G4(Titan)”、無事完全復活です。

 それにしても惚れた側は、実に弱い...。 


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