2021年7月10日更新(2021年7月18日ページ移動)

──2021年7月第2週のニュース──

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7月10日(土) かつて割と訪れていたラーメン店が、とても残念な理由で閉店してしまいました

 今日はセンセイの自宅がある新潟県柏崎市のお話。以前から気になっていたことがあったのです。

 調べてみたところ、とても悲しく、残念な事態が起きていたことがわかりました。写真がその舞台。地域の小学校の真向かいにあるラーメン店「あじっ子」です。自宅新築後、それを追いかけるような格好でオープン。
 申し訳ありませんが、これ以降、ラーメン店の名前が複数登場します。

 当地にも昔から有名な中華料理店あるいはラーメン店がありました。たぶん一番有名なのは、駅前通にある「盛来軒」。戦前からのお店が母体です。
 63年前、閻魔堂裏に旧「そばよし」(現「うれっ子」)が颯爽と登場。本当に、衝撃的でした。

 旧「そばよし」はをご夫婦が経営していらっしゃったのですが、そこに奥様の弟さんが手伝いに入り、やがて駅前に「そばよし 駅前店」として新たにお店を構えます。
 センセイが当地を離れていた間に暖簾を引き継ぎ、またホテルの新築に伴い移転して、新「そばよし」としてオープン。

 当地を代表するラーメン店として有名になります。他方、暖簾を譲った旧店は「うれっ子」を名乗るようになります。正直なところ、新「そばよし」のような派手さはありません。
 されど固定客はしっかりと掴んだまま。

 注目すべきは「うれっ子」のご主人が弟子を育てたこと。市内の少し離れた場所にある「三宝」とともに、この「あじっ子」は系列店なのです。最初はどのお店もかなり共通した味でした。
 しかし徐々にその差が広がります。

 まず、新「そばよし」は麺の味が変化して粉っぽい感じになります。「うれっ子」(旧「そばよし」)とこの「あじっ子」は、スープに締まりがなくなり、また塩味が濃くなります。オリジナルに近い味を継承するのは、やはり「三宝」。
 センセイはキンエン生活に入り、三宝も数年訪れていないので断定的なことは言えませんが。

 自宅に近いということもあり、センセイは娘を連れて、割とこの「あじっ子」を訪れていました。基本的にはご夫婦とどちらかのお母様が切り盛りして、パートの女性が配膳に加わるという態勢。
 ただしセンセイはその後、仕事場を金沢へ移します。

 訪れるチャンスも減少したし、「あじっ子」の味も緩んできたし、そして何よりキンエン生活でラーメン類を一切口にしなくなったので、自然と足が遠のいてしまいました。でも数ヶ月前から、お店に明らかな変化が。
 良く考えると、数年前から様子が変だったのです。

 調べてみると何と、数年前に奥様が逝去。まったく想定外でした。しかも今度はご主人が病気で亡くなられたとのこと。玄関引き戸の前には貼り紙等は一切なく、お店の裏にはアサヒビールの空瓶とケースがそのまま残されています。
 まるで突然、すべてを断ち切られたかのように。

 こちらの事情で訪れることがなくなってしまいましたが、しかし、ご縁があったことも事実。

 ご夫妻のご冥福をお祈りします。



7月9日(金) お互いたぶん、初めての体験 ──今日はモリアオガエルとドライブ?! ──

 昨日の金沢は雨がちだったものの、止む時間帯も。だから徒歩で出勤。

 でも帰宅後に雨が強くなり、今日はずっと雨。というわけで今日は自動車にします。荷物があるので助手席のドアを開けると、何故か席の前に小さなモリアオガエル。開けた時に入り込んだようです。
 ひとまず席に荷物を置きます。

 中に入り込まれても困るのでモリアオガエルを追い出そうとしたのですが、ちょっと目を離した隙にその姿が消えてしまいました。腰を下げて席の周辺を探したのですが、見えない。春の一時期を除き、センセイは除湿(とこの時期は冷房)のために常にエアコンを入れています。
 ドイツ車にとって日本は熱帯の気候なのです。

 カエルは両生類なので、冷たく乾いた環境には弱いはず。だからどこに隠れていても、いずれ音を上げて出てくるだろうと考えて、車を出します。
 200mくらい走った時にふと、ボンネットの上に小さな緑色の物体が存在することに気づきました。

 同一個体と思われるモリアオガエルがちょこんと座っているのです。写真は信号で停車した時に運転席から撮影したもの。赤い円形の光は前の車両のストップランプです。
 どうするんだろうと思っていたら、そのまま。数百m進んでも...そのまま。

 されど1kmちょっと走って交差点で停止すると、モリアオガエルは車両最先端部へ移動。しばらくそこに留まっていたのですが、やがて姿が消えてしまいました。
 今日のドライブ、彼/彼女にはどのようなものだったのだろう。

 市街地の走行だったのでスピードはそんなに出していません。強い風が吹く日もあるので、風雨については割と問題は少なかったんじゃないかしら。
 でも、(彼/彼女にとって)視界全体が高速で連続変化するのは初体験だと思う。

 う〜ん、そもそも彼/彼女は、それをちゃんと認識していないのかも。

 節足動物と哺乳類を比較した場合、DNAの相当部分が共通だ──地球上の生物は皆、兄弟のようなもの──と聞いたことがあるので、意外に環境の認識は割と似ているのかもしれない...などと考えた今日のセンセイなのでした。
 彼/彼女は、どうたったのでしょう。

 何も考えていなかったのかもしれないし、逆に、こちらの頭の中をすべてお見通しなのかも。



7月8日(木) 図書館棟前の人工池を「泳ぐ」のは... ──西村センセイ、ほぼ燃え尽きる──

 「燃え尽きた」と言っても、健康を害したわけではありませんので、ご安心を。

 木曜日は、お昼を挟んで講義が2つがあります。今週は対面授業なので、これだけでもかなり体力を使うことは確実。しかも今日は、締切の仕事が二つ。こちらは何としても帰宅前に片づける必要があります。
 困ったことに、センセイはここ2週間ほどゆっくり眠ることができていません。

 センセイは生まれつき、胃の食道に繋がる「噴門」が緩い。このタイプの人間は、就寝時に胃液が食道を逆流する「逆流性食道炎」になりやすいのです。高校の同級生による内視鏡(胃カメラ)検査で毎年その痕跡を見せてもらっています。
 不思議なことに胃液は逆流する時期と、そうでない時期──こちらの期間が長い──があるのです。

 個人的にはいつも通りに生活しているつもりなのですが、体内細菌の都合なのか、最近2週間は就寝直後に激しい胃液の逆流が。直ちに起きて薬を服用します。横になると再発するので、すぐに眠るわけにはいきません。
 だからどうしても睡眠不足になり頭が冴えないし、疲れが溜まるので血圧も高くなりがち。

 というわけでセンセイはこのところ、ちょっと踏んだり蹴ったり状態。でも授業などの仕事はしなければならないし、別枠の原稿の締切は微動だにしません。覚悟を決めて雨の中、徒歩で出勤して、まず学会関係の仕事。
 それを片づけると準備を整え、教室へ移動。

 今日は、やむを得ない事情で遠隔地にいる学生に同時送信しなければならないのですが、なぜかネットワークに繋がらない。結果的に、遠隔の方は音声なしでの授業。ゴメンね。対面の方は問題なく講義終了。
 朝から何も食べていないこともあり、午後の講義に備えて今日は、学食でアジフライ定食をいただきました。定食は約半年ぶりのはず。

 研究室に戻り、午後の準備。少し早めに出て、まず、写真手前の図書館棟へ向かいます...あれっ?!

 センセイは写真奥から手前に歩いてきたのですが、図書館棟前の人工池のところに男子学生が2名。その奥にはテーブルが置かれています。
 そう言えば、先週もこの状態だったよなぁ。

 その時は遠くから見ただけだったので、詳細はわかりませんでしたが。講義棟は写真左側にあります。図書館棟での本来の用を片付けてからこの場所に差しかかると、左側の学生の手にはスマートフォン。
 右側の学生はリモコンのようなものを持っています。

 彼らの視線の先には何もない....ではなく水中に長さ40cmほどの黄緑色の物体(写真中央付近)が。良く見る太いケーブルが伸びています。水中で動くロボットです。
 ただし自律制御ではなく、手動での制御。どちらの学生がコントロールしているのかはわかりません。

 ロボットは想像以上に俊敏。水中ですから、耐水、浸水防止などを考えると、有線とはいえ、かなり高レベルの内容を求められるはず。それをクリアしているわけです。素晴らしい。
 いかにも大学工学部だなぁ。

 本当はちょっと質問したかったのですが、講義があるので教室へ。講義そのものは順調に終了。問題があるとすれば、センセイが身体的に疲労の極地に達しているということ。寄る年波には勝てない。
 でも今日中に、もう一つだけ仕事を片づけなければならない。

 4月に投稿した学術論文が高評価で採択されたのですが、それでも一部修正の必要が生じました。事実上、今日中に再提出する必要があります。燃え尽きかけている老体に鞭打ち、何度も修正を加え、今度こそ脱稿。
 学会からの追加の仕事も片づけます。

 ヘロヘロになって帰宅したのですが、やはり血圧は高め。このところどんな悪条件でも夜の「最高」(「収縮期血圧」)は130mmHg以下だったのですが、今日は130ちょうど。でもこれも事実なので、そのまま記録します。

 う〜ん、健康維持のためにはやっぱり、早く引退した方が良いのかも。



7月7日(水) 大学近くのガソリンスタンド跡地に、「ジョリーパスタ」がオープンするようです

 今日は見たままのお話。ただし、せっかくの七夕の夜に相応しいネタかどうかは別です。

 写真は昨日撮影したもの。お伝えしたように火曜日は朝イチに1年生の講義。一部準備が終わっていなかったので早朝に出勤して作業した──だからミスが発生した──後に、対面授業。体力を使います。
 バタバタしていたので、実は何も口にしていません。

 午後の講義を考えると、何か食べないといけないのですが、さて、何にしよう。名案は浮かばないのですが、なぜかご飯を食べたい気分。
 昨晩はお焼き魚と野菜(ナスのおひたし)だけにして、ご飯を食べなかったことも関係しているようです。

 いろいろ考えた末、近くの松屋で朝限定の「ソーセージエッグ定食」をいただくことにしました。これなら高タンパク、低塩分。脂肪も少ない。
 ...あれっ!?

 裏側からお店のドアに回ろうとした時、道路の反対側の建物に看板が設置されていることに気づきました。ここは閉店したガソリンスタンド跡地
 実は少し前から跡地の一角で建設工事が始まっていたのです。

 でも1ヶ月近くここを歩かなかったので、その後がどうなったのか知りませんでした。前回は基礎工事だったのが、昨日はもう、ご覧の状態。
 看板には「ジョリーパスタ」。

 後から調べたところ、ゼンショーホールディングスの一員。「パスタ」と名乗っているものの、要するにファミリーレストランのようです。それならば2年半前に閉店した「サイゼリヤ」以来ということになります。
 価格を含めた商品構成や、ターゲットとする客層は異なるのでしょうが。

 何度もお店の前を通りながら「サイゼリヤ」に一度も入らなかった西村センセイ、果たして今度はご縁があるのか?



7月6日(火) 名は体を表す? ──富山市の神棚工具店が閉店するそうです──

 今日は火曜日。まず朝イチに学部1年生の講義があります。

 以前の対面授業の際に、みんなが見ている前でパソコンを操作して要点を実演したのですが、理解している人とそうでない人の差が激しく、全体としては出来が良くありませんでした。問題点は概ね共通。
 そこでひとまず全員に添削済の課題を返却し、講義内で自分のファイルを修正、再提出してもらうことにしました。

 ただしこのところ疲れていて、講義前の準備にミスが。課題や成績を管理しているマシンから、講義用のMacに一部データを移し忘れてしまったのです。だから演示してみせるファイルがない。
 困った。

 講義開始前から返却に取りかかったので、研究室に戻る時間がありません。そこで講義開始後、受講生から課題のファイルを借り受けることにしました。
 1人の学生が手を挙げてくれたので、ファイルを借りてコピー。

 みんなが見ている前でそのWordファイルを開いたのですが、おぉ、一目見ただけで出来が良いことがわかります。

 「名は体(たい)を表す」と言いますが、それに似て、きれいなファイルは内容も良いことが多いのです。これは、字のきれいな答案が良い点を獲得する傾向があることに似ています。
 誤解なきように申しますが、決して「字がきれいだから良い点をつける」わけではありません。

 きれいな字──というより「丁寧な字」──を書く人は、書き始める前に思考を整理整頓する傾向が見られるので、結果的に内容も良くなるのです。
 写真はセンセイの移動ルート脇にあるお店。

 富山市上栄、県道68号線(通称「富山外郭環状線」)沿いにある「山村神棚工芸店」です。ちなみに左側の建物は製造工場。神具はもちろん、家具も製造販売していらっしゃるようです。
 センセイはお店の前を通るだけ。

 実家には約60年前の新築の際に一緒に造ったと思われる神棚があるので、個人的にはご縁がなさそう。でも以前からこのお店のことが気になっていました。お気づきかと思いますが、お店の外観はシンプル。
 看板の類もきちんと統一されていますし、車庫内も整理。

 外観に似て、きっと丁寧な仕事をされる方なんだろうなぁ...と思っていたら、半年くらい前に予想外の看板が。「店じまいセール 国産銘木50%引」。どうやらその通りらしい。

 ご縁を、もっと積極的に考えるべきだったかなぁ。



7月5日(月) 「このあたりには、ここしかない」コンビニが、突然閉店していた

 で、ワクチン接種の副反応と考えられる痛みはというと、今日になると接種部の痛みは和らぎ、夕方現在はほぼ消失しています。

 左腕も徐々に持ち上げられるようになり、朝は苦労して靴下を履いたものの、お昼過ぎにはほぼ問題のないレベルに。今朝は強い雨だったので自動車で出勤したのですが、ちょっと頑張ると左手だけで着用することができました。
 その代わり、右のこめかみが少し痛い。

 子供の頃はともかく、オトナになってからは病気の時以外は頭痛とご縁が切れていたので、やはりこれも副反応と思われます。以前貰った鎮痛剤を服用しようかしら。出勤後に同僚数人と情報を交換したところ皆、副反応が多少出たようです。
 発熱だったり頭痛だったり。出現した時刻もバラバラです。

 どうやらセンセイは割と大変な方だったらしい。

 それでも幸いなことに今回の第1回接種はかように、大きな問題なく乗り越えられそうです。2回目の方が副反応は出やすいようなので、ちょっと気がかりですが。
 写真は突然閉店したコンビニ。

 グーグルマップの上では「閉業」と記述されています。場所は小矢部市平桜、ファミリーマート小矢部IC店だったお店です。店名の通り、北陸自動車道小矢部I.C.を降りてすぐの場所。交差点に面しています。
 実は、このあたりにはコンビニが「ここしかない」のです。

 国道359号線を金沢方向へ進む場合は富山県内最後となるお店です。逆方向、つまり砺波市や富山市へ向かう時は、もちろんこの先にいくつものお店が。
 ただし最寄りのファミリーマート小矢部箕輪店も約2km先。

 I.C.を降りた地理に不慣れな人や、地域の自動車を使えない高齢者などにとっては、代わりとなるお店がありません。そして実際、かなり繁盛していたのです。
 センセイがこの道路を利用するようになった時には、すでにこのお店は存在していました。

 しかも3年半前には旧店の隣接地に新築、移転。お店はもちろん、駐車場が格段に広くなりました。359号線は長距離トラック──センセイも似たような存在──が多数走行するなので、彼らにとっても有難かったはず。
 だから突然の閉店でびっくりしたのです。

 う〜ん、いったい何があったんだろうか。



7月4日(日) 接種部が痛い。左腕が上がらず、シートベルトを引き寄せることができない!!

 ...い、痛い!!

 もちろんワクチン接種部です。夜中の2時頃、痛さで目が覚めました。トイレへも行きたかった──センセイはビール派なので、トイレが近い──ので布団から出ようとしても、身体が思うように動きません。
 接種した左腕が不自由なのです。

 身体を右側に半回転させ、まったく問題のない右手を使って敷布団から落ちるような格好で抜け出します。結局、3時半頃と5時半頃にも。もちろん、残念ながらゆっくり休むことはできませんでした。
 起床後改めて、身体の状況をチェックします。(これは老人に良く見られる行動)

 まず発熱や接種部の腫れ等はまったくありません。赤変もしていません。かゆみその他はなし。要するにただひたすら、痛い。

 左腕全体はというと、二の腕を約45°以上持ち上げることができません。水平にすることすらできない。ただし指先その他には、正常に力が入ります。
 その結果として、トイレでズボンその他を持ち上げることができない...。

 朝食後に着替えたのですが、これがもう大変。シャツを着るのが難しいし、靴下も履けない。そしてズボンも。あれこれ工夫して何とか身支度を整えます。
 所用で自動車に乗ったのですが、ここでも予想外の困難が。

 たぶん国産のAT車なら左手をあまり使わないため問題は少ないと思います。でもセンセイはMT車。左手でギヤ・シフトレバーを操作して変速します。ところが、冗談抜きでレバーに手が届かない!!(実話)
 最初は右手を使って手を移動させました。

 ウインカーも左手で操作します。右手がシフトレバーの上にあれば何とか届くので、今日は結局、シフトレバーの上に左手をずっと置きっぱなし。
 もともとMT車は頻繁に変速するので、割とこのパターンなのですが。

 一番困ったのが運転席でシートベルトを右側から引き寄せること。これはもう左手では無理なので、右手で所定の位置近くまで引き寄せます。またバックもかなり大変でした。MT車は誤操作防止の観点から、後進用の"R"ポジションがわざと離れた位置にあります。
 さらに、強く意識し、力を入れて操作しないとリバースに入りません。

 お察しの通り、左手だけでは無理。位置関係の問題で右手を添えるわけにもいかないので、ギヤを入れる際は覚悟を決めて、「棒」のようになった左手に身体全体を使って力を込め、レバーを押し込みます。
 ハンドル操作にも影響はあったのですが、こちらは右手でカバー。

 北陸地方は今日、それなりに雨が降りました。明日未明から午前中は水害が懸念されるほどの大雨になりそうです。締切のある仕事が溜まっているので、センセイはどうしても朝から研究室へ行かなくてはならない。
 そうなったら、いくら健康のためとはいえ、徒歩での通勤は無理。自動車にせざるを得ません。

 下手をすると、ワクチン接種ネタが3日続くことになるかも。

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