2004年5月22日更新(2004年5月31日ページ移動。7月4日写真削除)
■5月22日(土) おや、こんな所でパワーブックG4に...
昨日のお話の続き。
目的地である郵便局でいくつかの用を片付けていると、ふと、何故か1枚のポスターに目がとまりました。
あれ、と思うと、お察しの通り。
郵政公社の電子サービスをPRしたものなのですが、そこで用いられているパソコンがAppleのPowerBook G4(先代)なのです。
センセイが愛用している機種です。以前も郵政公社の別なポスターでPowerBook G4を見たことがあるのですが、その時(こちら)のように、画面をWindowsに差し替えるようなことはしておりませんでした。
やはりAppleのPowerBook G4、特に薄型の先代は、テレビやポスターなど、デザインを重視した場面では絵にしやすいんでしょうね。
これくらい「あれじゃないと」というアイデンティティーを持ちたいものですよね。
金沢はずっと雨がちの日が続いていたのですが、颱風一過、朝こそ多少曇っていたもの、お昼にはずいぶん晴れ間が広がりました。
こんな日は、ついつい、外へ出たくなります。今日は金曜日。つまりセンセイにとっては移動日なので、一区切りつけるべく早朝からのご出勤。その甲斐あってか、ほぼ予定通りに仕事は終了。
で、雑用を片付けて、研究室へ戻るべく構内を歩いていると、おや?
金沢工大生はご存じだと思いますが、工大のキャンパスは広く、あちこちに分散しているので、かなりの数の門があります。
いつもは開いたまま──時間によって閉まる──なので、通常、それらの門を意識することはあまりありません。
で、その一つを通って郵便局へ行こうとして、門に「金沢工大学生通用門」と記された立派な銘板があることに気づきました。
植物が育っているせいで、その陰になり、目立たなくなっていたのですね。でも、何で「学生」通用門なんだろう?
ま、毎日のように通っていながら、見落としていたということだけは確かですね。
このところ金沢ではずっと雨がちの寒い日が続いています。でも時々のぞく晴れ間には、初夏の日差しを感じたりします。
こういう時、台所で密かに活躍し始めているのが、そう、カビ。同じ気温でも、秋よりも5〜6月の方が活動が活発になるような気がします。
特に梅雨の時期は最悪です。センセイのアパートは1日8時間ほど除湿器をかけているので、水回りを含めて、普通の部分は大丈夫なのですが、調味料類を収めた所までは効きません。
昨晩、よぉーく調べてみると、封を切って補完してあった醤油瓶に微かにカビが生えていました。やはり。
で、み〜んな、冷蔵庫の中へお引っ越し。
こうなることが分かっていれば、大きな冷蔵庫を買ったのですが、学生時代の感覚で小さなものを買ってしまったので、ご覧のように一部は横にして収めています。
酢に、醤油に、みりんに、焼き肉のタレに、調理酒......。
秋まで冷蔵庫はずいぶん窮屈。
まっ、いっかー。
オマケ:
タイトルは後藤悦治郎作詞、浦野直作曲、そして「紙ふうせん」が歌った「冬が来る前に」から頂きました。この歌を知っている人は......40歳以上?
■5月19日(水) 「ニュートンのりんごの木」はここにありますよ
すみません。今日は金沢工大の内輪ネタです。
先日の講義で「ニュートンのりんごの木が、金沢工大のキャンパスにも3本植えられている」とお伝えしました。
すぐに分かるだろうと思ったのですが、かなり経ったのに「よく分かりませんでした」(たとえばこちら)という声が寄せられます。
で、その中の1本を、今日撮影してきました。
無事に育っていて、改めて安心しました。同時期に植えたものの中には、もう花を咲かせたもの(こちら)もあるのですが、工大のりんごの木は堅実派タイプなのか、まだのようです。
写真の背景には庭が広がっていますし、右上隅には横断歩道のマークが見えます。
さらにその奥には、何やら校舎のようなものが......。もう、どこだかお分かりですよね。
西村センセイ、待機するバスの音がうるさいので、長居をせずに研究室へ戻ってきました。
あそこですよ、あそこ。
■5月18日(火) DVDの製作は、レコーダーの利用が早くて、きれい!!
西村センセイ、主に金沢のアパートで、ヒマを見つけては古いビデオやレーザーディスクをDVD化しようとしている(たとえばこちらやこちら)のですが、その過程で、いろんなことがわかってきました。
まず、iMovieやiDVDなど、ソフトのみを使ってDVD化するのは、短編ものでもない限り、あまり実用的ではないということです。
QuickTimeムービーをMpeg2ファイルに変換するのに、とんでもない時間がかかるのです。この間、PowerBook G4は使用できません。しかも──というか、むしろこちらの方が重大なのですが──ソフトだけでMpeg化すると、画像が綺麗ではないのです。専用のDVDレコーダーと比べると、はっきりと差が出ます。画面がザラザラしているのです。
この問題は業務用のソフトDVD Studio Proなどを使えばかなり改善するのですが、さらに時間がかかる上に、DVD Studio Proは操作が直感的ではありません。一方、最近爆発的に売れているDVDレコーダーは、普通のテレビ番組などを録画するには便利なのですが、番組の編集などといった小回りはききません。
いろいろ考えて試してみたのですが、最終的に、現時点で画質が最も良く、しかも作成が楽なのは、iMovieで綺麗に編集した後、Mpeg化することなく、DVDレコーダーに直接繋げて「録画」することである、という結論に至りました。
右の写真はその様子の一部なのですが、iMovieで編集したムービーを──QuickTimeムービーにもMpeg2にも変換せずに──DVテープに戻す要領で、DVDレコーダーに記録します。
センセイはアナログ化することなく、PowerBook G4あるいはG4 CubeのDV出力を、PioneerのDVDレコーダーのDV入力に繋いでいます(内部でDV-Mpeg変換する)。
センセイのシステムの場合、これが一番きれいでした。右の写真は、それを10番組分録画したもののトップメニュー画面です。
これですと、Mpegへの変換はリアルタイムで行われますので、かかる手間は1/10くらいですみます。
画像はとても綺麗です。特に1時間(V1)モードなら、ビデオテープからの録画ならまったく問題ありません。
2時間(V2)モードだと、画面の水平移動(パン)などではかなり苦しくなります。難点は二つ。
Pioneerだけかもしれませんが、DVD-Rの録画は30秒単位です。番組が終わっても、たいてい何秒か待つことになります。
そこでセンセイは、iMovieで最後に全面ブラックかホワイトの静止画を入れておき、そこで終了させるようにしています。これで違和感はほとんどなくなります。もう一つの問題点は、写真のようにメニュー画面の自由がきかないことと、リモコンで行う文字入力が大変なことです。
で、西村センセイ、最終的には(1)時間が比較的短く、メニューに凝る必要があるものはiMovie+iDVD(DVD Studio Pro)という完全ソフト処理、(2)数分〜30分くらいの番組を複数、1枚のDVD-Rに残す場合は今回ご紹介した方法(タイトルに文字はあまり入れない)、(3)テレビ番組の録画などはDVDレコーダーのみ、という三つの方法を使い分けています。
現在は今回ご紹介した(2)の方法が多くなっています。この方法、かなり使えると思いますよ。
■5月17日(月) センセイの家の工務店はやはり倒産していた(らしい)
今日は中間試験なので、授業のご連絡(こちら)はお休みです。で、申し訳ありませんが、週末の新潟の話題を。
先日、代々西村家がお世話になり、センセイ自身も自宅を建ててもらった工務店が、大変な状態になっているらしいことをお伝えしました(こちら)。
センセイ一家にとっては大問題なので、この週末、本社と、まだ行ったことがなかった──比較的最近建てられた──モデルハウスへ行ってみました。
どちらも電話が通じないか、「お客様のご都合により...」という状態だったのです。モデルハウスはすぐに見つかりました。人の気配は全くなく、電気も水道も止まっていました。
ここは事務所としても使っていたようで、パソコンなどの機器類が放り出されたままです。本社──と言っても、田舎の大きな家なのですが──は静まりかえっています。看板はすべて外されています。
けれどこちらには微かに生活の匂いが感じられます。
どうやら年老いた社長夫婦が、声を潜めてでしょうが、とにかく暮らしていらっしゃるようです。風の便りに、建築中の依頼主や、業者が泣いているという話は聞きましたが、やはり社長への扱いは専務(長男)らと少しは違うのでしょうか。
公務員だったセンセイの両親にいくら説明しても、倒産の悲惨さはなかなか伝わりません。高齢ということも加わり、理解できる範囲を越えているようです。まぁ、無理だろうなぁー。
痛みがわかる人でありたいものですね。
■5月16日(日) やっぱり普通のスーパーじゃないとダメ?!
西村センセイ、今週末はいつものように新潟の自宅にいました。
自宅でゆっくり......といきたいところなのですが、自宅は自宅で、家族や実家の雑用に追われます。
オトナになると、いろいろ大変なのです。で、その一つ。
今朝は、近くのスーパーが改装のためにいったん閉店するというので、行ってみました。
興味本位というより、家人は車を運転できず、他のスーパーは利用しづらいので、このスーパーが新装開店するまでの一週間、買いだめできるものは買っておく必要があるのです。開店の9時過ぎに到着したのですが、雨の中、それも開店して数分しか経っていないというのに、ショッピング・カートを押して多くのお客が出てきます。
皆、箱入りの缶コーヒーを山積み。10箱くらいも運んでいる人がいます。どうやら特売品目当てのようです。実は今回の改装、ただの改装とはちょっと違うのです。
このお店は新潟県内(見附市)に本拠を置く、原信(はらしん)というスーパー。
でも他の店舗と違って、倉庫のような棚に、限られた種類の商品を無造作に置き、その分、安価で提供するという、原信にとっては新しい業態の店舗なのです。
しかもそれらは、「一物三価」と称して、1個より2個、2個より5個というように、多く買えば買うほど単価が下がる仕組み。原信は数年前、車で週に1回くらいまとめて買い出しに来るお客をターゲットに、この「ビッグハウス」という店舗を県内3カ所に展開しました。
けれど、どうも思ったようにお客が動かなかったのと、スーパー間の競争が激化している──柏崎地域には近々、福井の「PLANT」も進出する──ので、通常の業態に変更して、体勢を立て直したいということのようです。
新潟県以外の方には直接関係ないことではありますが、この原信というお店、今回は確かに失敗(?)かもしれないのですが、商売は堅実で、しかもこのお店のように、新しいことにもチャレンジしています。
その精神は高く買いたいものですね。